2008年 試合速報
2008 J1リーグ 17節 VS.名古屋グランパス
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小川 佳純
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村井 慎二
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茶野 隆行
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成岡 翔
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杉本 恵太
巻 佑樹
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中村 直志
花井 聖
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村井 慎二
犬塚 友輔
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竹内 彬
津田 知宏
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ジウシーニョ
松浦 拓弥
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成岡 翔
大井 健太郎
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 7/17(木) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 澤田 嘉男 | 山西 博文 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 間島 宗一 | 長谷 忠志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
28.0度 | 81% | 野田 祐樹 | 大石 裕樹 |
17 | シュート | 11 |
19 | ゴールキック | 15 |
7 | コーナーキック | 8 |
10 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
大宮戦の勝利から中4日で行われる今節は、3位の名古屋グランパスを迎える。前節の勝利を無駄にしないためにも、今日は上位相手に大事な一戦になる。
GKは川口能活。ディフェンス陣は加賀健一が大宮戦で4枚目のイエローカードをもらってしまい、今節は出場できない。素早いプレッシングで何度もチームの危機を救っていただけにジュビロとしては痛いが、練習から常に好調をキープしている鈴木秀人が入り、田中誠・茶野隆行と3バックを形成していく。その他のポジションの先発メンバーは前節と変更なく、大宮戦の勢いを継続していきたい。
ベンチには、GK松井謙弥ではなく八田直樹、ナビスコカップでアピールした松浦拓弥らが入った。暑さと疲労との勝負もあるため、後半のベンチワークも注目が集まる。
前田遼一の復帰により、前線でためができ攻め手の幅が広がった攻撃陣。カレン ロバートとのコンビは今季初にも関わらず、前節は開始わずか10分で結果を出した。両サイドも前線にターゲットマンとして前田がいることで左右からの精度の高いクロスが生き、高さの利もでてくる。やはり彼がいるのといないのとでは前線の躍動感が違ってくる。
今はまだとにかく勝ち点3を積み重ねていかなければならない大事な時期である。
「ここで連勝しないと意味がない」と各選手が口にしたようにヤマハスタジアムで連勝を決めてこそ、勢いをつける最高の結果となるに違いない。良い雰囲気を継続し、少しでも上を目指していきたい。
開始早々、名古屋が左サイドから攻め込んでくるが鈴木・駒野・成岡が冷静にカバーしペナルティエリア内も突破させない。
1分、名古屋のFK、ロングフィードにニアで小川がそらしてくるがGK川口が慌てずにキャッチ。
3分、名古屋から前線からポゼッション高く押し上げてくる。左に抜けた小川に対応しようと成岡と鈴木がいったところお見合い。その一瞬のスキをフリーでゴール中央にたたき込まれ失点。【0-1】連携ミスからの失点でGK川口も怒鳴り気を引き締める。
6分、ジュビロも反撃にでる。押し上げCKを得ると、左CKに駒野がダイレクトで右足シュート!枠を外れてしまうが、立ち上がりの失点をできるだけ早く返したい。
8分にも、ジウシーニョが粘ってから駒野・上田が繋ぎ前田がヘッドで飛び込むがシュートまではいけない。
10分、右コーナー付近でFKを得ると駒野が右足で中央へ。ジウシーニョがヘッドで合わすがゴール上へ越えていく。しかし、ジュビロがポゼッション高くボールを奪えている。
12分、内山篤監督がベンチから飛び出し大声で指示を飛ばしている。
13分、前田が中央でボールを受けると前を向き自分でドリブル、一旦ためてから右の上田へはたく。上田・駒野とクロスを上げるが名古屋DFの好守備に詰まる。
15分にも中央でボールを受けた前田が自らでシュート!DFにカットされてしまうが、積極的な姿勢が目立つ。
18分、ルーズボールに上田がミドルレンジからシュートを放ち、さらにジュビロが押し上げる。
19分、左サイドで駒野の右足FK。ファーで田中がヘッドで合わすもシュートならず。
20分、ジウシーニョの粘り強い献身的な守備で、前からボールを奪いFWの前田・カレン・ジウシーニョの3人でフィニッシュまでの形を作れている。この時間に1点がほしい。
23分、名古屋が左サイドから攻めてくる。CKでGK川口が前に出るがヨンセンが当たったプレーがファウルとなりゴールキックに。
25分、ジウシーニョが前から守備に行き、駒野も懸命なプレーで気持ちを全面に出していく。
27分、名古屋の右サイドの突破に村井が止めにいく。名古屋ボールのため流されたがプレーが途切れたのちに先程の村井のプレーイエローカード。
29分、名古屋のヨンセンが鈴木を振りきり強烈なシュートを放ってくるがゴール上へ。
33分、ジウシーニョが前線からボールを奪うとそのままゴールへ向かう。前田も併走していたが、ジウシーニョとGK楢崎と1対1。ジウシーニョが顔を上げて豪快にシュートを放つも楢崎にセーブされ絶好のチャンスを阻止される。プレーが止まると給水にいく場面も見られ、ナイトゲームだが湿度も非常に蒸し暑い。
35分、前から奪いに行った成岡が相手と交錯し、倒れ込み足を押さえるがタンカには乗らず起きあがる。
37分、村井が奪ったボールを前田が持ち込むシュート!クリアされるがもう一度中に合わせるがDFが戻りクリアされてしまう。
39分、いつ得点が入ってもおかしくない展開。ジウシーニョが3人に囲まれながらもボールを奪われず、カレンへ。カレン・ジウシーニョと繋ぐとたまらず中村がファウルで止める。
40分、バックラインから成岡がロングボールで前田を狙う。前田の落としをジウシーニョがシュートに行くがゴールキックになる。
41分にもジウシーニョが奪ったボールをカレン ロバートがドリブルでシュート!ジュビロの怒濤の攻めが続く。前半のうちに1点返し同点にしたい。
43分、上田のCKからジウシーニョが上げたセンタリングに、ファーで茶野が飛び込むも楢崎がキャッチ。
ロスタイムは1分。ほとんどなく前半終了。開始早々に失点されてしまったが、幾度もシュートで押し込んでいいるのはジュビロ。この流れを止めることなく後半に向かいたい。
1分、右の駒野のクロスに中央ゴール前でカレンが詰めるもカットされCKへ。
2分、CKを上田が蹴ると、ペナルティエリア外から茶野が全速力で走り込み、勢いのまま頭で合わしきれいにゴールネットを揺らす。早い時間に1点返し勢いに乗る。【1-1】
4分、ジウシーニョが中盤で体勢を崩しながらも繋ぎ上田へ。そこへ上がってきた成岡が中央遠目からミドルシュート!そのシュートがGK楢崎の頭上を越え、ゴールネットに吸い込まれ最高に時間に追加点を奪い逆転。【2-1】
6分にも村井の絶妙のクロスにカレンが抜け出すが、頭ではなく足で行ってしまい届かずにシュートが打てない。
9分、前田も諦めずにGK楢崎を追い込み、ポゼンションをあげる。この流れで、前田の復活弾がほしいところ。
13分、茶野とヨンセンが交錯し、倒れるが大事には至らず起きあがる。球際でのプレーが激しくなっている。累積警告も3枚たまっているため、気をつけたい。
18分、左の村井が上がりクロスを入れると中でルーズボールになる。ジウシーニョが外へ出し、上田が左足で浮かせたシュートを狙うがゴール上へ越えていく。
19分、2点目と同じような展開で成岡がボールを受け、左足でミドルを狙う。ここは楢崎にキャッチされる。
23分、バックラインからボールを回し、落ち着いて形を作っていく。最後は角度のないところからジウシーニョが曲げたシュートを狙うが、ゴール上ネットにおさまる。確実にシュートで終える。
24分、押し込まれる時間、FKを川口のパンチングで防ぐと2度CKに持ち込まれるがシュートを打たせず守りきる。
26分、今日1枚イエローをもらっていた村井慎二に代えて犬塚友輔が入る、そのまま左サイドに入る。
29分、正面から名古屋のFK。壁を修正し、時間を使って丁寧に狙ってきたがマギヌンのキックは大きく、ゴール上へ越える。
ジュビロとしては畳み掛けるもう1点がほしい。
33分、名古屋も1点返そうとサイドを展開し、阿部が強烈なシュートを放ってくるもゴール左に逸れ救われる。
ラインを割ったボールが名古屋ベンチの前に転がり、ストイコビッチがピッチ内に蹴るとスタジアムがざわめく。
36分、ここで選手交代。ここまで前線から全力でボールを追ってきたジウシーニョに代えて、Jデビュー松浦拓弥が入る。
37分、流れが名古屋に傾きかけていたが前田が遠目から強烈なミドルを放ち攻撃の姿勢を崩さない。
39分、名古屋のCKから、1人前線で待っていた松浦へ。松浦が左サイドを駆け上がり、DFに奪われそうになるも懸命にキープし中へセンタリング。前田・カレンがいたがDFの足に当たりずれる。
41分、ここで大井健太郎を入れて4バックにする。犬塚がボランチへ行き、松浦が左サイドへ入る。のこり5分、なんとか1点リードも守りきりたい。
ロスタイム3分。名古屋も上位の粘りで猛攻を仕掛けてくるが、シュートが枠に飛ばない。川口が大きくゴールキックを蹴ったところで長いホイッスル。ヤマハスタジアムでの快勝、そして大きな大きな連勝で勝ち点3を手にする。MOMは先制点を叩き出した茶野隆行選手。
立ち上がりミスから失点して、後半逆に5分くらいで2点得点できた。逆転勝利は今シーズン初めて。今まで何度か逆転されていたので、選手も気持ちも乗って立ち上がりから非常にいいパフォーマンスを見せてくれた。それがすべて。
この2試合、攻撃の距離感がよくなっている。バランスの部分でボールを失った後、サポートが早い分、お互いのボールへのアタックの距離がよくなってきているので、シュートまで早くまわれる。意識も含めて、攻守のスタートのポジションをずっといい続けてやってきて、それがだんだん選手の中で、お互いの距離という点が高まっている。特にボールサイド。
後半になるとどうしてもバタバタするが、連戦で疲れもあるので仕方がない。相手の高さもあるので、今日は大井健太郎を入れたりした。3点目が取れていれば違う形にはなったと思うが、今日は選手がしっかり意識して対応できた。相手の上がってくる枚数に対して対応できたし、ゴール前でも体を張れた。この間の大宮戦もそうだったが、3点目を取るチャンスもあるので、もうひとつとっていけると、ゲームの展開が変わっていくし、その辺が課題。今日は前半のミスを、チーム全体でカバーでき、勝利に結びついたのは、次につながる結果。
今日は守備的でした。
相手は左からの攻めが特徴的ということで、ジウが真ん中で前田さんが頂点で、自分が少し右にいて敵の攻撃をケアして、ボールを奪ったら前田さんに渡してすぐにサポートをするという意図でした。守備では右サイドのマークのような感じで、いつもとは違う仕事でした。もちろん攻撃にも積極的に行ったけど、途中から行けなくなったので、まだ体力的な課題があると感じました。
相手のDFの前にスペースがあったというのもあるけど、今日はボールをうまく運べました。前の3人の距離感も、自然とうまくとれたと思います。
暑い中厳しい戦いでした。
一番やってはいけない失点を自分のミスからやってしまったことを反省して、今までああいう流れで崩れていくパターンが多いので、それを跳ね返す勢いが今あると思う。前線からいいタイミングで中盤とDFラインの間で動いてくれるので縦パスが入って、前で起点が作れてサイド攻撃や中央突破ができたので、非常によかった。
シュートはまぐれです。前半に足首を痛めて、ハーフタイムにテーピングで足首を固めたので、それでうまくミートしました。勝ちたかったし、最後は気持ちの部分が大きかった。
チームとして雰囲気もよく、試合の内容も非常にいいのでこの勢いを切らさずに次に繋げていきたい。
連勝をしないと順位も上がらないし、自分たちも満足できない。
連勝すれば、一人ひとりの自信にもつながるし、今日は絶対に勝ちたいという気持ちがありました。立ち上がりに失点してしまったけど、下を向かずにやり続けたことが、この結果につながったと思う。こういうサッカーを継続すれば、自分たちの本当の力になっていくと思うので、そうなれるようにやっていきたい。
今日は、駒野をちょっと下げて4バック気味にして、慎ちゃん(村井選手)を上げて相手のサイドバックにいかせるという狙いでしたが、最初はちょっと慎ちゃんが低くて、相手サイドバックがフリーで入ってきてしまっていました。途中から慎ちゃんを押し出して相手右サイドバックにアプローチすることで、名古屋は困っていた。そこはウチの狙い通りの展開になりました。駒野が少し引いたところを、ボビー(カレン)がよく守ってくれたと思います。
名古屋は4-4-2でサイドが2枚なので、数字的に考えて、1対2をつくられることが多くなってしまうところだけど、ボランチがすごくサポートをしてくれたし、自分が高い位置に行くことでそこを機能させないようにやろうとしていました。名古屋の前線はワイドなシステムでくるというのは試合前に監督からも言われたし、予想していたので、自分が少し下がって守備をして、ボールを奪ったらタイミングよく攻め上がるというのは、スムースにできたと思います。
ただ、カウンターで上がったところをつかれることがあったので、もっと(攻守の)切り替えを早くしてケアしたいと思います。
前半は点が取れていなかったので、ハーフタイムは指示もあって後半に向けてもっと工夫をしていこうと。
もっと積極的にプレスに行くことと、パスがいい感じで繋げていたのでさらにシンプルに回していこうと意識しました。これまではあんなに回せなかったけど、今日はパスをうまく回せたと思います。
前でジウシーニョとカレンと前田くんが、すごくキープしてくれたので攻め上がりやすかった。後半は相手の両サイドが張ってきたので守備にまわる場面があったけど、それでも前田くんとか前線がキープしてくれたので、上がることができました。
相手のDFラインには高さがあるので、クロスはいろいろ工夫して出していたけど、真ん中でけっこう跳ね返されたので、もっと工夫していかないといけないと思います。
チームが上向いているのは間違いないと思います。連勝で自信も深まったので、次のアウェイ戦も勝って帰ってきたい。
先制されたけど、今は攻撃の形がいいので、1点くらい取られてもいけるという気持ちでした。ミーティングでも、先に失点しまうことがあったとしても、積極的にいこうと言われています。プレスは相手にもよるけど、今日は相手DFにうまくプレスがかけられるなと思ったので、どんどんいきました。でも、後ろの守備もすごくよかったと思います。今日のプレーは、内山監督がシーズン最初からやろうとしてきているもの。いま、目指しているサッカーが出来つつあると思います。
(リーグ戦デビューで)少し緊張した感じがありました。相手が前がかりに来ていたので、その後ろをついていけばと思っていました。チャンスが2本3本あったのでそこは確実にして、もっと楽に逃げ切れるようにしたかった。ピッチに入るときは、監督が求めるプレーをしっかりやろうと思いました。押されていた時間帯だったのでとくに守備をしっかりやろうと。ピッチでは、案外監督の指示の声が聞こえないものだなと思いました(苦笑)。
Q.ドリブル突破からのシュートもありましたね。
あそこをモノにできれば、また次への道が広がったと思います。
次に向けていい課題が見つかりました。
今日の試合は2つのパートに分かれていた。前半は我々がうまくプレーしたが、後半はジュビロがうまくプレーした。そして最終的にああいう結果になってしまった。もちろん結果には満足していないが、でも人生はこれからも続く。