ジュビロ磐田公式ブログ「JubiLOG」
ジュビロ裏方日記>

大久保探検記 第2回

クラブハウスの選手ロッカーの隣に、選手の練習着が置かれている部屋があります。選手ごとに整然と並べられたこの練習着。C契約の若手選手はクラブハウスのロッカールームもお風呂も使用できず、自分の練習着は自分で洗濯するのが決まり。しかしA契約になると、ロッカールーム内に自分のロッカーをもらえ、さらにこのように練習着の洗濯もしてもらえるようになるのです。 今回はこの大量の洗濯物がここに来るまでを紹介します。

練習が終わった選手たちは、このカートの中に洗濯物を入れます。 「タオル」「ソックス・サッカーパンツ」「練習着(シャツ類)」「ジャージ・ウインドブレーカー」の4分類。さらに冬になると、ネックウォーマーや手袋などの小物があるため、さらに分類が増えます。「ジャージのズボンと一緒に靴下まで脱げてしまった場合」も、それらを一緒に入れることは決して許されません。 そしてもう一つの鉄のルール「必ず表に返す」。 「裏返しのまま入れたら罰金」(尾畑マネージャー)。 夏に汗でびっしょりのシャツを脱げば、必ず裏返しになってしまいますよね。しかし必ず表に返す。ソックスも必ず表に返す。これがサッカー選手の基本です。 ところで「裏返しのまま入れたら罰金」は、練習着だけのルールで、試合時のユニフォームには適用されません。 ところが、日頃からこのオキテを叩き込まれているせいか、公式戦のハーフタイムにユニフォームを着替える際、試合に集中しながらも、無意識のうちにちゃんと表に返している選手もいて、尾畑マネージャーはそれを微笑ましく見ているとか。

ここからは洗濯担当のおばさんの登場。 大量の洗濯物を、右側の業務用大型洗濯機で一気に洗い、タオル、ソックスなどは、左側の大型乾燥機で乾燥。 午前・午後の2部練習の時には、この大型2台がフル稼働!おかげでこの部屋は冬でもホカホカ。逆に夏は強烈な暑さの中での作業になります。

洗いあがった洗濯物のうち、練習着やジャージなどはこちらの大型乾燥機で乾燥します。ハンガーにかけて乾燥させるのでシワになりにくく、温風乾燥なので、ロゴがはがれたりすることも少ないとか。 乾いた洗濯物は、洗濯担当のおばさんの手作業で一つ一つきれいにたたまれ、選手ごとに分別されて、一番最初の写真の棚に片付けられるのです。 これはシーズン中、ほぼ毎日続くかなりの重労働。だから選手たちも洗濯をしてくれるおばさんたちには、本当に感謝しています。毎日毎日、本当にありがとうございます!

最新記事

更新月別