2024年 試合速報

明治安田J1 第33節 vs. サンフレッチェ広島

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

8 勝
8 分
16 敗
37 得点
53 失点
勝点 32

1
  • 0
  • 1

  • 1
  • 1

2
sanfrecce
sanfrecce

18 勝
11 分
4 敗
65 得点
33 失点
勝点 65

前半
レオ ゴメス
40分
41分
佐々木 翔
43分
佐々木 翔
ハーフタイム 後半
1分
ゴンサロ パシエンシア
新井 直人
松原 后
7分
伊藤 槙人
西久保 駿介
ジョルディ クルークス
渡邉 りょう
25分
トルガイ アルスラン
ピエロス ソティリウ
33分
加藤 陸次樹
34分
塩谷 司
満田 誠
ジャーメイン 良
35分
中村 駿
ブルーノ ジョゼ
高畑 奎汰
マテウス ペイショット
37分
植村 洋斗
山田 大記
43分
49分
加藤 陸次樹
ドウグラス ヴィエイラ
52分
松尾 喜文
1
川島 永嗣
4
松原 后
6
伊藤 槙人
15
鈴木 海音
18
高畑 奎汰
36
リカルド グラッサ
16
レオ ゴメス
23
ジョルディ クルークス
25
中村 駿
50
植村 洋斗
11
ジャーメイン 良
SUB
21
三浦 龍輝
26
西久保 駿介
10
山田 大記
14
松本 昌也
19
ブルーノ ジョゼ
55
渡邉 りょう
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展
1
大迫 敬介
4
荒木 隼人
19
佐々木 翔
33
塩谷 司
14
松本 泰志
15
中野 就斗
24
東 俊希
66
川辺 駿
30
トルガイ アルスラン
51
加藤 陸次樹
99
ゴンサロ パシエンシア
SUB
22
川浪 吾郎
10
マルコス ジュニオール
13
新井 直人
18
柏 好文
9
ドウグラス ヴィエイラ
11
満田 誠
20
ピエロス ソティリウ
監督
ミヒャエル スキッベ

12,099
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 10/6(日) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 岡本 知之 上村 篤史
天候 試合時間 副審 副審
曇り 90分 塩津 祐介 眞鍋 久大
気温 湿度 第4の審判員 記録員
25.2度 79% 上原 直人 鈴木 良規
4 シュート 18
12 ゴールキック 6
2 コーナーキック 11
12 直接FK 18
0 間接FK 0
0 オフサイド 0
0 PK 0

ヤマハスタジアムに首位サンフレッチェ広島を迎える今日の一戦。1日でも早く残留圏内へと浮上するためにも、ジュビロとしてはここ3試合同様にまずは失点をしないという守備を安定させる戦い方を継続しつつ、チャンスの場面で確実にゴールを仕留め、先制点を奪うことが重要だ。決して前方向への矢印を失うことなく戦い、ホームで勝利を手にしたい。

スターティングイレブンは、GK川島永嗣、DF松原后、伊藤槙人、鈴木海音、高畑奎汰、リカルド グラッサ、MFレオ ゴメス、ジョルディ クルークス、中村駿、植村洋斗、FWジャーメイン良。前節からは3人が変更。どのような布陣で広島に挑むのか、指揮官の采配にも注目だ。

広島はマンツーマンの守備をベースに、どの位置からでもハイプレスを仕掛けてくる。そのタイトなプレスをジュビロがいかに剥がしていくことができるかは、試合を左右する大きなポイントの一つだ。なるべく時間を掛けることなく、ときにはダイレクトでパスを繋いでいくなど、テンポの速い攻撃を展開することで相手の守備をかわし、ゴール前へと侵入していきたい。
また、リーグトップの得点数を誇る広島だが、特に警戒したいのが、トルガイ アルスランやゴンサロ パシエンシアといったこの夏の補強で加入した選手たち。ジュビロとしては、1対1の局面で一人ひとりが負けないことが大前提だが、高いシュート決定率を誇る彼らに仕事をさせない組織的な守備を集中力高く続けることで、最後までゴールを死守したい。

キックオフはこのあと16:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。どんなときも大きな声援をピッチまで届けてくれるジュビロサポーターと今日こそ歓喜の瞬間を分かち合うべく、選手たちは勝利を目指して最後まで走り抜く覚悟だ。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
今日もスタジアム全体から熱い応援をいただき感謝しかないのですが、その思いに応えられず非常に申し訳なく思っております。試合に関しては、首位の広島というところで、この1週間しっかりと準備してきました。色々やれたこと、もう少しやれたんじゃないかなというところと両方ありますが、試合の入り、そして前半の失点するまで、もちろん決定機も作られましたが、概ねプラン通りいけたかなというところはあります。ただ、セットプレーで失点してしまいました。後半に入って我々もセットプレーから点を奪い、これから勝点3を取りに行くという思いで臨みましたが、先に取られてまた追いかける状況になってしまいました。ただその後、同点、逆転には至りませんでしたが、選手は今日のゲームを通してしっかり魂を込めて戦ってくれました。これに関しては本当に選手に感謝しています。もちろん、今は結果が求められている状況で、選手、クラブ、スタッフ全員が今悔しい思いを持っています。ただ、これをエネルギーに変えて次のゲームに繋げたいと思っています。

――スタートから3バックの布陣で臨んだ意図と評価を
広島相手にアウェイで前回対戦したときもそうですが、どうしても幅を使われて相手に時間を与える、スペースを与えるというところが広島は本当に上手いので、どうスペースを消していくかというところで3バックで臨みました。守備時には5バックにはなりますけど、上手くその幅を埋める、相手にスペースを与えないために少し形を変えてやりました。サイドチェンジの場面はそんなには作らせず、されたとしても上手く対応できていたと思います。マークのところもしっかり限定してプレッシャーをかけに行くというところはできたかなと。相手は何度かボランチが下りていくというところも分かっていましたが、概ねそこもケアできていたかなと。ただ、後半少しオープンになって相手にもスペースを与えて、実際2失点目は振られて寄せきれませんでした。あそこは早いタイミングでクロスが上がってくるというのは分かっていましたし、そのときには中でしっかり捕まえるというところで、あの場面は捕まえきれなかった、それが失点には繋がりましたが、その一瞬のところを逃さないというのが今首位にいるチームだなと思いました。

――選手たちの頑張りが結果に繋がらなかった悔しさは大きいと思うのですが、今日のパフォーマンスで次に繋がる部分、繋げていきたい部分は?
今シーズン、途中からはありますがスタートから3バックというのは初めてだったと思います。準備期間は1週間ありましたが、その中で選手がトレーニングでやったことをすごく出してくれたと。今後のオプションとして、スタートから3枚でいったり、もちろん前節まで戦った4バックでやるという二つが計算できるかなと。対戦相手によってチョイスができるようになったかなというのは手応えとしてあります。

――その中で、伊藤選手や鈴木選手ら直近のリーグ戦では少し出番が無かった選手も出場しました
本当に集中して戦ってくれたと思います。(伊藤)槙人に関しても、今シーズン怪我もあって、なかなか試合に出る機会が少なかったですが、ずっと準備してきていて。久々のゲームになりましたが、本当に安定したプレーを見せてくれていました。最後少し足が吊って交代しましたが、そこまで本当に身体を張ってやってくれたと思っています。

――試合後は感情的な部分も見られましたが、改めてどのような心境でしたか?
まず、サポーターの思いというのは僕らにも届いています。悔しい思いをしているということもすごく理解しています。試合後、あるサポーターの方から(僕の)「声が聞きたい」と。「しっかり戦ってくれよ」という言葉がありましたが、今日のゲームに関して、選手たちは本当に戦ってくれたと思ったので、非があるとすれば僕にあると思います。なので、「その言葉は、僕に向けて欲しい」と伝えました。僕らも微塵も諦めていないですし、これからも信じて戦い続けるので、続けて応援してくださいと話しました。

――ロッカールームの選手たちの様子は?
選手はしっかり顔を上げてくれていました。「全く今日の試合に対して下を向く必要は無いし、選手たちが魂を込めてプレーしてくれたのは、ピッチの外で見ても感じた。絶対次に繋がるゲームだったと思う」という話をしました。選手たちも誰一人諦めている表情はしていないし、メンバーに入っていない選手の練習も今日ありましたが、その選手たちも本当にハードな練習をやっていて、試合後は顔を上げてくれていたので、我々は絶対やれるなと思っています。

――今日はジョルディ クルークス選手を先発起用しました。何度もスプリントしてチームを引っ張ったと思います
ジョルディに関しては、今週だけじゃないですが、本当にトレーニングから真摯に取り組んでいる、全員そういうふうに取り組んでいるのですが、さらにその上をいくくらいのものを常に出そうとしてくれています。実際に、今週ゲーム形式をやったときも本当に良いプレーをしていたので、しっかりやってくれるな、彼のストロングが広島戦でも活きるなと確信できたので起用しました。(試合に関しては)本当にストロングを出してくれたと思っています。インスイングからのクロスもありましたし、何より苦しいときに相手の背後をスプリントで走ってフリーランニングしてくれました。守備のタスクもしっかり彼にはやってもらうというところも含め、本当にハードワークしてくれたなと思っています。

川島 永嗣 選手

川島 永嗣 ――今日の試合を振り返って
夏が終わってから自分たち自身も良い時間帯を作れるシーンが増えてきましたし、そういった意味では内容としては悲観しなくてもいい部分はあると思います。でも、結果は結果です。もうあとが無いので、自分たちとしてはそれを受け止めて進んでいくしかありません。

――前半から良いプレーが多くみられましたが、結果がなかなか付いてこない現状をどう見ていますか?
自分たちが色々な面で足りないからこういった結果になるということは、間違いないと思います。もちろん全員が全力でやっていますし、自分たちが準備できることは100%やっています。ただ、結果的にこうなっているということは自分たちがしっかり受け止めないといけないし、やはり1%でも2%でもプラスしていかなければ結果に繋がりません。ちょっとしたところですけど、詰めていかないといけないと思います。

――2失点はしましたが、川島選手もビッグセーブや鼓舞する姿が印象的でした。仲間に一番伝えたのはどんなことですか?
1点自分たちが返して、2点目を取られたときには時間も残り多くなかったですし、「2点で抑えていれば最後絶対にチャンスが来るから」ということは声を掛けていました。最後のチャンスを決め切れなかったですが、ああいったシーンは必ず来るので、残り6試合の中でもやはり自分たちが少しでも気持ちを落としてしまえば結果は付いてこないですし、自分たちには後ろに歩く道は無いので、どんなことが起こっても最後の最後まで前を向いて出し切らないといけないなと思います。

――残り6試合で大事にしなければいけないことは?
内容面についても、自分たちがどう良い時間帯を作っていくかということは必要ですが、とにかく自分たちは結果が出ていないので、結果にこだわらないといけないですし、とにかくそこにフォーカスすることが大事です。ちょっとしたことで結果は変わってくるので、残された時間の中でそういうところを詰めてやっていきたいと思います。

松原 后 選手

松原 后 ――試合を振り返って
厳しい状況の中で、首位相手の一戦で自分たちも負けられないし、広島相手でも自分たちが勝点3を取るんだ、という自信を持ってこの試合に臨めたと思っています。ただ、結果的には0ポイントということで非常に悔しい結果となりました。

――後半立ち上がりのゴールシーンを振り返って
自分が点を取れるところに、ということはセットプレーのときは常に意識しています。あの場面は、ボールが自分を越えたときに折り返しが来るなと思って上手く反応できて、足を伸ばして触れました。あの時間帯で同点に追い付けたことは非常に良かったですし、良いタイミングでの同点ゴールだったと思います。

――今日は3バックにフォーメーションを変えて臨みました
5バックになって、相手のストロングを消すといった部分では、90分通して相手のストロングを出させることは少なかったと思います。そこは自分たちが準備してきたことができていた部分ですが、それは相手も同じです。その中で点を取りに行く部分では、相手の方がクロスの質なども含めて、試合巧者だったと思います。自分たちが一瞬でも隙を見せてしまったら、得点を奪われてしまう質の高さを感じました。

――残り6試合の意気込みを
誰一人として諦めている選手はいないです。ここでこのクラブを疑ったりとか、今まで積み上げてきたものをダメなんじゃないかと不安に思ったりということが無いように、自分自身クラブを引っ張っていく身として、残り6試合自分たちを信じて、全員で同じ方向を向いて自信を持って戦いたいです。そうすれば必ず勝点を拾って、まだまだ分からない結果になると思っています。厳しい状況なのは確かですが、まだ6試合あるので自分たちが本質的に何が足りていないのかということを、その重みを、ゲームに向かう中で毎日毎日全員が意識して練習から取り組まないといけないと思います。

ジョルディ クルークス 選手

ジョルディ クルークス ――試合開始直後から献身的なプレスを見せました
自分は走ることが得意ですし、自分のスプリントを活かして相手にプレッシャーをかけようと試合前から考えていました。今日先発で出られたことは自分にとってポジティブなことで、なかなか最近はチャンスが得られていなかったのですが、自分の良さを出してチームに貢献できれば結果も付いてくると思います。今日は自分の良さを出しつつ70分間走り切りましたが、今後の試合では90分間継続できるように、これからもハードワークしてコンディションを上げていきたいです。

――仲間にファイティングスピリットを与えるという意味でも効果的なプレスだったのでは?
そうですね。自分のプレスで味方にスイッチを入れることもできますし、そこで奪い切って攻撃に繋げることもできます。自分がいかにアグレッシブにチームを引っ張っていくか、ということも考えてプレスをかけました。

――相手も嫌がっていた印象です
自分は個人で打開するよりも、チームのために戦う中で自分の良さを出すということを考えています。何度も言っていることですが、練習の中で自分のコンディションを上げて、試合で100%を出すということにフォーカスしています。自分の得意な形はみんなが知っていると思いますが、その形が出るようにチームのために献身的に働く。そこをベースにしながらこれからも相手がどこであろうと、自分の良いところを出していきたいと思います。

――次節以降の戦いに向けて大事なことは?
残り6試合の中で一番大事なことはやはり気持ちです。気持ちを切らさないで最後まで戦い続けて、倒れるまでやり続ける。最後は気持ちの部分での勝負になってくると思うので、気持ちをずっと強く持ち続けて、一つになって戦い続ければ結果は付いてくると思いますし、それを信じて戦っていきたいと思います。

リカルド グラッサ 選手

リカルド グラッサ ――試合を振り返って
広島は、シーズンの序盤からJリーグの中でも強いチームだという印象がありました。今は首位に立っていますし、実際に戦ってみてもクオリティの高いチームだと感じました。その中でも今日は良い試合ができましたし、先制されましたが追い付いて、良い流れのまま逆転するチャンスもありました。ですがチャンスを決め切ることができず、勝ち越しを許し、残念ながら勝点は取れませんでした。ただ、首位相手に良い試合ができましたし、あと6試合あるので前を向いて、今日の試合以上にフルパワーを出して戦い抜きたいと思います。

――監督が「プラン通りに戦えた部分もある」と話していましたが、相手の攻撃の良さを抑えられた要因は?
私も監督の言葉に同感です。相手のストロングは切り替えの速さとインテンシティが高いことであり、自分達も相手以上の切り替えの速さを意識してピッチに入り、それを表現できていたと思います。ただ前半の35分くらいまでは上手く戦えていたのですが、相手の質が高く、徐々に試合の流れを持って行かれてしまいました。ただ、逆転のチャンスもあり、どちらに転んでもおかしくない試合でした。

――見事なヘディングで同点ゴールを演出しました
あのゴールはコーチングスタッフのおかげだと思います。相手を分析して、今週準備してきた練習通りの形でしたし、(中村)駿が良いボールを入れてくれて、自分も役割を果たすことができました。結果は非常に残念ですが、次の6試合に向けてまたしっかり準備していきたいと思います。

サンフレッチェ広島 ミヒャエル スキッベ監督
 

――試合の総括
最後のシーンで(大迫)敬介が止めてくれたこと、非常に感謝しています。あれが無ければ、同点で終わっていたと思っています。ただ、ゲームに関しては自分たちが支配したと思います。非常に厳しい戦いだったとは感じていますが、自分たちの方がより相手ゴールに近付くシーンが多くありました。もっと早い段階で3-1という形にできたならば、もう少し楽にゲームを進められたと思うのですが、2-1のままだとこういう最後の最後まで緊迫感のある展開になるなと。磐田に関しても素晴らしかったと思います。非常に苦しめられる時間も多かったです。ただ、それに対してしっかり立ち向かって時間が経つにつれて良いサッカーができた自分たちのチームもまた、素晴らしかったと思います。ここから少し時間があるので、少し休んでしっかり回復して次の湘南とのアウェイゲームに臨んでいきたいと思っています。現時点では、自分たちが見せたパフォーマンスについて非常に満足しています。