2023年 試合速報

明治安田J2 第32節 vs. ジェフユナイテッド千葉

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ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

16 勝
9 分
7 敗
57 得点
36 失点
勝点 57

2
  • 0
  • 3

  • 2
  • 0

3
jef
jef

12 勝
9 分
11 敗
42 得点
43 失点
勝点 45

前半
1分
風間 宏矢
17分
ドゥドゥ
36分
見木 友哉
44分
日高 大
ハーフタイム 後半
松本 昌也
後藤 啓介
遠藤 保仁
古川 陽介
1分
後藤 啓介
16分
19分
ドゥドゥ
米倉 恒貴
31分
小森 飛絢
藤川 虎太朗
大森 晃太郎
鹿沼 直生
山本 康裕
32分
後藤 啓介
34分
37分
田中 和樹
高木 俊幸
風間 宏矢
福満 隆貴
佐々木 翔悟
新井 一耀
金子 翔太
小川 大貴
45分
47分
小森 飛絢
呉屋 大翔
50分
鈴木 椋大
松原 后
55分
新井 一耀
21
三浦 龍輝
4
松原 后
6
伊藤 槙人
17
鈴木 雄斗
36
リカルド グラッサ
14
松本 昌也
28
鹿沼 直生
33
ドゥドゥ
40
金子 翔太
50
遠藤 保仁
13
藤川 虎太朗
SUB
81
梶川 裕嗣
5
小川 大貴
15
鈴木 海音
8
大森 晃太郎
23
山本 康裕
31
古川 陽介
42
後藤 啓介
監督
横内 昭展
23
鈴木 椋大
2
髙橋 壱晟
13
鈴木 大輔
22
佐々木 翔悟
67
日高 大
4
田口 泰士
8
風間 宏矢
10
見木 友哉
16
田中 和樹
41
小森 飛絢
77
ドゥドゥ
SUB
1
新井 章太
6
新井 一耀
5
小林 祐介
11
米倉 恒貴
17
福満 隆貴
9
呉屋 大翔
20
高木 俊幸
監督
小林 慶行

11,413
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 8/26(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 臼井 郁夫 佐藤 誠和
天候 試合時間 副審 副審
曇りのち雨 90分 堀越 雅弘 長谷川 雅
気温 湿度 第4の審判員 記録員
24.4度 72% 数原 武志 鈴木 良規
20 シュート 8
7 ゴールキック 10
8 コーナーキック 2
10 直接FK 9
1 間接FK 2
1 オフサイド 2
0 PK 0

8月最後のホームゲームは、ジェフユナイテッド千葉を迎えての一戦。リーグ戦もいよいよ残り11試合と終盤戦に突入していくが、ジュビロは一戦一戦全員の力を結集させて戦い抜くことで3ポイントを積み上げていく。

スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに鹿沼直生、遠藤保仁、松本昌也、金子翔太、ドゥドゥ、FWに藤川虎太朗が入る。
今日はここまでチームトップの9得点をマークしているジャーメイン良を累積警告による出場停止で欠くが、今は「誰が出ても良いパフォーマンスを出せる状態」と指揮官。1トップでの起用が予想される藤川も、前々節のFC町田ゼルビア戦で途中出場すると持ち前のアグレッシブな姿勢を貫きゴールへと迫った。全ての選手が日々良い準備を続けてきており、今日もその成果をピッチで体現してくれるはずだ。

前節のヴァンフォーレ甲府戦は、久しぶりにスタートからピッチに立った選手たちが躍動した。GKの梶川裕嗣はチームを救うビッグセーブを連発し、完封勝利に貢献。ボランチの遠藤と鹿沼も持ち味を存分に発揮し、遠藤はセットプレーでも何度もチャンスを作りジャーメイン良のゴールをアシストした。また、最終ラインを務めた伊藤も安定感溢れるディフェンスを最後まで披露。ジュビロは、横内監督のもと作り上げてきたチーム力の高さを示して見せた。試合後指揮官は、「粘り強く戦い完封で手にしたこの勝利を自信にしていきたい。自信にするためにも、これを続けていこう」と選手たちを鼓舞。チームは今日も前節同様に、攻守で築いてきたジュビロのサッカーを体現するつもりだ。

対する千葉は、直近のリーグ戦10試合で5勝3分2敗と勝ち越している。順位もプレーオフ圏内まで勝点5差の11位。今日も勢いを持ってヤマハスタジアムに乗り込んで来るはずだ。

キックオフはこのあと19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。夏らしい陽気に包まれている。ジュビロ広場は試合前から盛り上がりを見せており、今日もサポーターも心強い応援を背に必ず3ポイントを掴み取る。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
我々の勝利を信じて今日もたくさんのサポーターに来ていただきました。まずは、そのサポーターに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。まず立ち上がり早々失点をして苦しい状況でしたが、立て続けに前半で3失点したと。この時点で、勝点3を現実的に奪いに行くということがなかなか難しい状況になったと思います。ただ、前半が終わってハーフタイムに戻って来て、今日は中断もありましたので、選手間や我々スタッフとも話をしてとにかく次1点を取りに行くぞと。ただし、取りに行くためには、それぞれが100パーセントじゃ足りないという話をしました。選手もそれに納得して後半ピッチに立ってくれました。選手は本当に一滴のエネルギーも残らず走り切って、2点返してくれたと思っています。もちろんそれで良しではないですが、そういう最後の意地みたいなものは見せることができたかなとは思っています。

――ハーフタイムの指示について
メンバー交代があるので、それが全てを物語っていると思いますし、多少マンツーマン気味にはなると思いますが、プレッシャーには行かなくてはいけません。ただ、プレッシャーに行ったとしても、剥がされたあとはスプリントでやはり戻らなくてはいけない。千葉はそういうところが上手いですが、それを両方やるぞと。そういう意味でも100パーセントじゃなくて、120くらい出さないと1点取ることは難しいですし、さらに失点するリスクもあると。そういうことも理解して、選手には僕も伝えましたし、選手もそれをピッチで表現してくれたと思っています。

――残り10試合ですが、前半戦に勝てなかった相手との試合も多いと思います。どのように臨んでいきたいですか?
前半勝てなかった相手と戦うので我々には油断もありませんし、そういう相手にやはり借りを返さなくてはいけないので、僕としては非常に高いモチベーションで臨めるなと思っています。

――前半、攻守両面で上手くいかなかったのはどのようなところでしたか?
千葉に関しては、攻撃になったときに少し可変してくるということは選手たちも理解していました。ただ、1点目も相手が何かを変えてきて難しいとかではなくて、単純にボールのところにプレッシャーに行けなかったと。そこでクオリティのある選手がシュートを打てば失点になると。それだけのところであり、次の失点も我々がしっかりボールを動かすことができればあの失点もなかったと思います。そういう意味では、攻守のまだまだ甘さ、緩さが出た失点だったと思っています。もちろん3失点目も、笛が鳴るまでしっかりプレーを切らずにやらなきゃいけないという、良い勉強になったと言いますか、そういうことも含めて我々にはまだまだやらなくてはいけないことがありますし、緩い部分があったということだと思います。

――後半チャレンジする意識が変わった印象でした。ミスが起きてもボールを奪い返すことができていたと思います
まさにおっしゃる通りで、僕は切り替えの部分、トランジションの部分が勝負の分かれ目になる試合になるということは今日選手にも伝えました。そういう意味では前半は、少し相手の方が速かったということかもしれません。ただ後半は、自分たちが目指す切り替えのところというのは十分出してくれたかなと思っています。

――後藤選手のゴールで2点を返したことについて
もちろん(後藤)啓介はスタメンで出ようが途中から出ようが、常に良い準備をしてくれています。今日は途中からでしたが、彼はしっかり準備して試合に入ってくれたと思っています。プレーを見ていただければそれは分かると思いますが、そういう意味でも彼が得点したこと、そしてそれに至るまでしっかりチームが連動してやれていました。最後のところは彼が決めてくれて、一番難しいところですが、そこで結果を出せたというのはこれからのチームの力になりますし、彼自身の自信にもなると思います。

藤川 虎太朗 選手

藤川 虎太朗 ――まずは前半を振り返って
早い時間帯に失点してしまって、前半はその流れのまま進んでしまって、誰も納得しないというか、反省するところばかりの内容になってしまいました。

――千葉のハイプレスは、戦いながらどのように感じていましたか?
選手一人ひとりが正しいポジションを取って、味方のために距離感を近くしてやっていけば問題ないかなというくらいだったので、失うことを恐れずに一人ひとりが自信を持ってプレーすることが大事だったのかなと思います。

――ハーフタイム含めて中断していた時間は選手同士でどんなことを話していましたか?
このままでは終われないということはみんな分かっていましたし、監督がそのようなことを言ってくれたので、まずは1点ずつ返していこうと。3点決められても誰一人諦めていなかったですし、やれると思っていたので、それが後半に繋がったと思います。あれが最初からできていればもっとよかったのかなと思います。

――後半、攻撃がスムーズになった要因は?
みんながビビらずにプレーするというか、前に行くしかないという状況だったので、そこにフレッシュな選手が入って来て、闘争心むき出しというか、点を取ることしか考えていなかったので、そこから吹っ切れたプレーができたのかなと思います

――逆転してもおかしくないほど多くのチャンスを作り出しました
ゴール前に入って行く人数が多かったと思いますし、それを前半からやっていかないといけないなと思いました。明らかにシュート本数も増えました。シュートを打たないと点が入らないですし、もっと話したりすることによって選手間の連係が深くなっていくと思うので、負けたときこそしっかり話し合うことが大事かなと思います。

――雨の中、サポーターが声援を送り続けてくれました
こんな悪天候の中でも応援してくれたことに感謝しています。なかなかチャンスがない選手が試合に出て、一戦一戦に懸ける想いというのは人それぞれだと思いますけど、みんなが何かしら持っていると思いますし、こういうときだからこそ負けてから次の試合にどう向かうかが大事だと思います。あと10試合あるので死に物狂いでやっていくことは当たり前だと思っています。負けたから落ち込んで反省することも大事ですけど、上を向いてやるしかないので、今後も応援よろしくお願いします。

古川 陽介 選手

古川 陽介 ――後半からの出場でしたが、惜しいシーンを何度も作り出していました
負けている状況や劣勢の状況というのは、自分からすると得意でもあるので、凄く入りやすかったということはありますが、結果的に負けてしまいました。追い付けるチャンスもあったので悔しいです。

――後藤選手と同じタイミングでピッチに立ちましたが、何か話していたことはありますか?
あいつと自分が入れば勢いが凄く上がりますし、僕がクロスを上げるときは、(後藤)啓介も動き出しが武器なので相手のスペースに入り込む動きは常にしてくれていました。そこはアイコンタクトで上手くやれたら良かったかなと思います。

――今日の試合を今後にどう活かしていきたいですか?
やっぱり自分のゴールでチームを勝たせたかったというのが一番です。今日もカットインが上手くミートできなかったりというシーンがありました。それは先週の練習試合でもあった場面なので今の課題です。自分がゴールに、最後のところで絡む動きというのが、今後さらに増えればもっと評価されるのかなと思います。

――残り10試合に向けて
1試合1試合負けられないですし、本当に痛い敗戦だったと思います。ただ後半は今後に繋がる試合ができたと思います。チーム一丸となってまた前を向いてやるしかないと思うので、また1週間しっかり準備して次の秋田戦に向けて、フィジカルコンタクトが多い試合になると思うので、しっかりそこは気持ちの準備と身体の準備を両方しながらやっていきたいと思います。

後藤 啓介 選手

後藤 啓介 ――2得点を振り返って
1点目は本当にラッキーで、でもあそこにいたからこそ入ったゴールですし、FWとしてあそこにいることが良かったと思います。2点目は(三浦)龍輝君から良いボールが来て、相手が2枚いることが分かっていたので、前向きでしたし、(味方を)使わずに行こうと決めていて、上手く敵をかわして思い切り振り抜いたらああいう形で入ったので、凄い良いゴールだったと思います。

――後半からピッチに立ちましたが、意識していたことは?
後半頭からいくと言われていましたけど、中断して、あのまま始まっていたら、相手の流れのまま後半もスタートしていましたし、良い中断になったと自分の中では思っていました。絶対に後半の最初から俺が勢い付けてやると決めていましたし、流れ的に開幕戦に似ていたので、今日は「俺行けるな」と思っていました。シュート練習も全部入っていましたし、フィーリングが良かったので負けはしましたけど、ゴールという形を見せられたのは一つ良かったかなと思います。

――後半が始まるまでの期間のチームの雰囲気は?
後半が始まる前に選手同士でどうするという話をしていましたし、そういうのはベテランの選手がやってくれたので、僕たちは聞いて、負けている状況だったのでとにかく追っていこうという話はしていました。あの時間で一人ひとりがバラバラになることなく、逆に一体となって話し合えてピッチに出られたことがああいう結果になったのかなと思います。

――後半はチームとして積極的な姿勢が見られました
負けていたので、守備も攻撃も前に行くしかなくて、そうすることで相手も下がりますし、相手も蹴ることしかできなかったと思うので、(セカンドボールを)全部拾えて、自分たちが優位に戦えたかなと思います。あれが前半からできたらより良かったかなと思います。

――個人として久しぶりの得点ですが、精神的にも大きかったのでは?
当たっただけのゴールですけど、あの1点で凄く心が明るくなったというか、肩の荷が下りたので、ここからあと10試合、いま7点ですけど、2桁いけるようにと思っています。

――2点取ったあと、相手GKと1対1の決定機がありました
本当のエースならあそこで決めてチームを勢い付かせられると思うのですが、僕はまだ本当のエースになれていないというか、このクラブを引っ張っていくエースになれていないと、あのシュートを外したシーンを振り返って思いました。でも逆にあそこを決められれば、このチームを引っ張っていける存在になれるかなと思ったので、そういうヒーローになるチャンスを、次は決められるようにしていきたいです。

ジェフユナイテッド千葉 小林 慶行監督
 

――試合の総括
前半は自分たちのやりたい形をしっかりと表現できたと思います。一方で中断があって後半、もちろん相手が圧力を出してくるというようなことは自分たちの前節と同じような形です。そういったところでは、前節の反省というところも自分たちで成長を見せようというような形で選手たちを送り出しましたけども、後半また結果としては同じような形で苦しいゲームになってしまったなと思っています。ただ、ジュビロさんの質だったり元々持っている力というのを考えたときには、前半からああいう形になってもおかしくない相手だと思っていますし、そういった中では前半の自分たちの3点というのは、凄く大きな意味をもたらしてくれました。その中でしっかり勝点3を取って帰れるというのは凄くポジティブなことだと思っています。