2023年 試合速報

明治安田J2 第5節 vs. 清水エスパルス

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
2 分
2 敗
7 得点
8 失点
勝点 5

2
  • 1
  • 1

  • 1
  • 1

2
spuls
spuls

5 分
3 得点
3 失点
勝点 5

前半
後藤 啓介
2分
42分
チアゴ サンタナ
ハーフタイム 後半
松本 昌也
21分
針谷 岳晃
上原 力也
22分
北川 航也
中山 克広
後藤 啓介
30分
後藤 啓介
大津 祐樹
32分
山原 怜音
吉田 豊
ディサロ 燦シルヴァーノ
オ セフン
西澤 健太
乾 貴士
38分
ホナウド
ジャーメイン 良
吉長 真優
金子 翔太
藤川 虎太朗
遠藤 保仁
鹿沼 直生
40分
ホナウド
宮本 航汰
42分
チアゴ サンタナ
チアゴ サンタナ
50分
ゼ リカルド
81
梶川 裕嗣
4
松原 后
15
鈴木 海音
17
鈴木 雄斗
36
リカルド グラッサ
14
松本 昌也
18
ジャーメイン 良
34
針谷 岳晃
40
金子 翔太
50
遠藤 保仁
42
後藤 啓介
SUB
21
三浦 龍輝
7
上原 力也
13
藤川 虎太朗
27
吉長 真優
28
鹿沼 直生
31
古川 陽介
77
大津 祐樹
監督
横内 昭展
57
権田 修一
2
山原 怜音
4
高橋 祐治
15
岸本 武流
50
鈴木 義宜
3
ホナウド
14
白崎 凌兵
16
西澤 健太
45
北川 航也
9
チアゴ サンタナ
29
ディサロ 燦シルヴァーノ
SUB
1
大久保 択生
28
吉田 豊
38
井林 章
11
中山 克広
13
宮本 航汰
33
乾 貴士
20
オ セフン
監督
ゼ リカルド

22,937
スタジアム名 試合日 キックオフ
エコパ 3/18(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 馬渕 剛行 大坪 博和
天候 試合時間 副審 副審
90分 道山 悟至 中澤 涼
気温 湿度 第4の審判員 記録員
15.0度 53% 大橋 侑祐 植田 哲仁
6 シュート 19
9 ゴールキック 6
3 コーナーキック 8
6 直接FK 12
1 間接FK 1
1 オフサイド 1
0 PK 0

リーグ戦第5節は、清水エスパルスとの“静岡ダービー”。J2での対戦は初となるが、「勝った方が軌道に乗れる」と選手たちが口を揃えるように、今後の戦いに向けて重要な一戦となることは間違いない。エコパスタジアムで勝点3を奪取し、ここから勢いに乗っていきたい。

スターティングイレブンには、GKに梶川裕嗣、DFに鈴木雄斗、鈴木海音、リカルド グラッサ、松原后、MFに針谷岳晃、遠藤保仁、ジャーメイン良、金子翔太、松本昌也、FWに後藤啓介が入る。
注目は、先日U-22日本代表に選出された鈴木海。リーグ戦は今季初出場となるが、ルヴァンカップの横浜F・マリノス戦では相手の強力な攻撃陣にも臆することなく持ち味を存分に発揮するなど、日頃から準備してきたものをピッチで表現した。今日も積極的なディフェンスを見せて、清水の攻撃を封じてくれるはずだ。また、ルーキーの後藤はリーグ戦初先発。プロデビューの開幕戦でいきなり2ゴールを挙げたFWのさらなる活躍にも期待が集まっている。藤川虎太朗、吉長真優、鹿沼直生は今季リーグ戦初のベンチ入りとなった。チームの総力を尽くして、必ず勝利を掴み取る。

リーグ戦4試合を終えて、ジュビロは1勝1分2敗の15位。対する清水は4戦4分の14位と、両チームスタートダッシュを切ることはできなかった。だが、ジュビロは試合を重ねるごとに一歩ずつ成長を続けている。前節の大宮アルディージャ戦も、前半から決定的なシーンを何度も生み出すなど、チャンスの数や攻撃のバリエーションは増えてきているだけに、今日はその手応えを結果に結び付けたい。

エコパスタジアム周辺の天候は雨。予報によると、徐々に天気は回復に向かう見込み。選手たちはジュビロサポーターの大声援を力に変えて、最後まで全力を尽くすつもりだ。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まずは雨の中、たくさんのサポーターの方に来ていただき、本当に雰囲気の良い中で我々はプレーをさせてもらいました。なので本当に、前回もそうですが勝点3を取れなかったというのは非常に申し訳なく思いますし、我々も非常に残念だと思っています。ゲーム自体も2度勝ち越したのですが、前後半の終盤に失点をして追い付かれたというところで、良い部分は出せますが、最後踏ん張り切れないということがここ数試合続いているので、そこは課題だと感じています。

――今日は杉本選手とドゥドゥ選手ではなく、後藤選手と松本選手を先発で起用しました
二人に関してはコンディションが少し間に合わなかったということでメンバー外になりました。ただ、いる選手たちで十分戦えると私はいつも思っているので、今日のベストで臨みました。

――先制したあとの戦い方について
早い時間に先制し、そのあと相手がボランチを一人下ろして3枚でボールを動かすところに対して我々は2枚で上手く対応しながら、スライドしながらというところで、多少相手に持たれた時間は長かったのですが、選手たちは上手く対応してくれていました。ただ、前半の最後の失点のところについては、そこで穴を開けてしまったなと思います。

――この一戦の中で得られた収穫はありますか?
新しい選手も今回入って、十分戦える、戦力としてリーグ戦でもやれるというところは見せてくれましたし、今日のゲームによってまたさらに選手層と言いますか、そのクオリティが上がったと思っています。

――試合開始直後に決まった後藤選手のゴールについて
あの得点シーンというのは、清水への対策の中で考えていたところでした。そのシーンが最初に出て、それを決め切った(後藤)啓介は本当に良いプレーをしたなと思っています。ただ彼は練習でもそういうシーンを何度も見せてくれています。だからこそこの大事な試合でもスタメンで出ているということですし、彼が勝ち取った今日のポジションなので、驚きはなかったですが、嬉しかったですね。

――後藤選手は気持ちも全面に出していた印象です
元々気持ちは全面に出る選手ですし、今日はさらにそれを全面的にピッチで表現していたと思います。ただ、プレーに関しては非常に冷静にやってくれていたと思います。

――先制ゴールの場面について、清水に対してどのような分析をしていたのでしょうか
清水はボールを握るときにかなりサイドバックが高い位置に来ますので、奪った瞬間は必ずスペースがあるということは選手にも伝えていましたし、選手自身もトレーニングの中で確認をしていました。上手く最初のワンプレーでそれが出たと言いますか、それを得点にできたということは非常に大きかったなと感じています。

――最後に同点に追い付かれた場面について
今はまだあまり鮮明な映像を確認できていないのですが、長いボールを入れられた中で、最初はおそらく(鈴木)海音がサンタナ選手に身体を当てられて。そのあとのボールを二人が重なって競ってしまって、そのボールがサンタナ選手に落ちたのかなと思います。重なってしまったのはもったいなかったなと。ただ、誰も競りに行かないよりは、そのボールに対して食らい付いていく姿勢を出してくれたことを僕は評価したいなと思います。失点シーンに関しては、またしっかり映像でチェックしたいと思っています。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――ゴールシーンを振り返って
ジャメ(ジャーメイン良)が仕掛けてペナルティエリアに入って、ファウルっぽくなってみんな1回足が止まったのですが、(鈴木)雄斗君がしっかり反応して中に良いボールが入って来たので、あとは合わせるだけでした。

――逆サイドから中に入っていく意識について
雄斗君ともコミュニケーションをとっていましたし、チャンスがあるならニアにも入って行くということや、常に動き出すというのは心がけていたので、そのイメージ通りでしたし、あとは良いボールを上げてくれたおかげです。前半に1本、あそこで決めていればというシーンがありましたし、もう1点取らなくてはいけなかったなと思います。

――勝点1という結果についてはどう受け止めていますか?
正直なところは悔しいですし勝ちたかったです。ただ、相手に持たれる時間も多かった中で、ああやって何とか最低限勝点1を取れたという部分もあります。次の試合に勝つことでこの1がプラスになると思うので、また良い準備をしていきたいです。

鈴木 海音 選手

鈴木 海音 ――勝点1という結果について
入りで先制点を奪えたことは凄く良かったのですが、失点が前半の終盤と後半の終盤でした。全体的にずっと相手にボールを握られていて苦しい展開だったのですが、あれだけラインを下げられて守っていたら、なかなか攻撃するというのは難しいことだと思います。だからこそ自分たちが耐えて0に抑えなければいけない試合だったので、そこは本当に悔しいです。

――周りの選手たちとはどのようなコミュニケーションをとっていましたか?
サイドで崩されてクロスというシーンが多かったですし、相手はそれが特徴でもあったので、クロスのマークを徹底することと、背後も狙ってきていたので、そこを一発でやられないということはずっと声を出してやっていました。

――勝ち切る力を付けていくために
チームとして最後セーフティにという話だったのですが、それでも失点してしまうところはまだまだ、個人としてもチームとしても課題が非常に大きい課題かなと感じています。

――相手の攻撃陣とマッチアップして感じたことは?
やっていて身体も強かったですし、シュートも上手いですし、常にゴールを狙ってくるFWたちだったので、そこでボールを奪い切ることだったり、空中戦で競り負けないことだったり、もっともっとやらなくてはいけないことはたくさんあるなと思った1試合でした。

――その中で、身体を投げ出してシュートブロックするなど、随所に持ち味を発揮していたと思います。今日の試合をどう次に活かしたいですか?
今日出た課題はたくさんありますが、守備のところでできた部分もたくさんあります。そこを自分の自信にして、相手は変わっていきますが、自分たちがやることをしっかり練習からやって、次は絶対に0で抑えたいなと思います。

鈴木 雄斗 選手

鈴木 雄斗 ――まずは2-2という結果を振り返って
勝ちたかったです。でも、お互いに良い試合をしたのではないかなと思います。

――先制後は相手にボールを持たれる時間が続きました
あの展開自体は悪くなかったのですが、僕たちが良くなかったのは取ったあとのボールに対して、タイミング良くサポートできなかったことだと思います。守備に追われてきつかったのもあるのですが、そこで一歩頑張ってポジションを取ってパスコースを作って、相手は取られたあとの切り替えが速いというスカウティングもしていたので、そこで一個打開できていたらもっとスペースもありましたし、もっと行けるシーンもあったなと。そこが良くなかったと思います。

――反省と手応えはどちらが多い試合になりましたか?
反省の方が多いですね。一人だけのミスじゃないですけど、サポートの角度やタイミング、出し手の視野だったり、色々なものがまだまだ足りないなということが明確に出たかなと感じています。

――松本選手のゴールをクロスからアシストしたシーンについて
あれはたまたま上手くいったというのもあるのですが、クロスに関してはずっと求められていたことでもありますし、これからも求めていかなくてはいけないところです。ああやって良いボールが上がれば1点入りますし、僕はサイドの選手なのでもっと丁寧にやっていく必要があるなと改めて感じました。

――松本選手らしいゴールでしたね
(松本)昌也はちゃんと逆から入って来るんですよね。この前の練習でも「逆サイドの方からニアに入って行くので見ていてください」と言われて。今日とはちょっと違う形でしたが、そういうのがあったのでしっかりああやって入って来る、そして僕も昌也を見つけるというのはそういうコミュニケーションがあったからだと思いますし、大事なことだと思います。

後藤 啓介 選手

後藤 啓介 ――エスパルスから決めたゴールを振り返って
ジャメ(ジャーメイン良)くんが前を向いた瞬間絶対来ると思って走り出したら、めちゃくちゃ良いボールが来たのであとは振り抜くだけでした。思い切り振り抜いた結果が、自分でもどこに行くか分からなかったですが良いところに行って入ったので良かったです。

――リーグ戦は初先発でしたが、気負うことなく試合に臨めましたか?
ムードはいつもと違った感じはしましたが、でもいつも通りのプレーができたと思いますし、緊張は全くしなかったです。正直、結構自分はジンクスを気にするタイプで、今日は18日ですが、初めて点を取ったのがちょうど1ヶ月前の2月18日でした。今日は絶対に取れるなと思っていました。取れて良かったです。

――相手のDF陣とマッチアップして感じたことは?
やっぱりめちゃくちゃ倒されましたし、体も全然弱いのでそこは課題です。でもFWは点を取ることが仕事なので、どれだけ倒されてもゴールを決めればチャラだと思っています。そこは結果で表せたので良かったなと思います。

――エコパスタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
小学6年生のときにNTTカップ決勝でエスパルスと対戦したのですが、そのときに3人抜いてゴールを決めたシーンを試合前に見ていました。今日はやれるなと思っていましたし、エコパは相性が良いのでそういう面でも良かったなと思います。

清水エスパルス ゼ リカルド監督
 

――試合の総括
非常に悔しいです。またもチャンスを作りながら、勝てる内容のゲームをしながら勝ち切れないゲームになってしまいました。立ち上がりに失点したことで、ジュビロさんが思い描いたようなプランに持っていかれてしまったと思います。ブロックで守りながらカウンターを仕掛けてくるだろうと準備してきましたし、我々が失点してしまったことでさらに苦しい展開になってしまいました。ただ我々も準備してきたことを出してしっかりとボールを動かし、最後まで戦い2点決めることができました。我々が欲していた初勝利は手にすることができませんでしたが、それでも最後まで戦った選手たちの姿勢を称えたいと思います。