2022年 試合速報
明治安田J1 第34節 vs. 京都サンガF.C.
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遠藤 保仁
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松本 昌也
小川 大貴
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福岡 慎平
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豊川 雄太
ピーター ウタカ
松田 天馬
パウリーニョ
福岡 慎平
本多 勇喜
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荻原 拓也
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大井 健太郎
吉長 真優
古川 陽介
黒川 淳史
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遠藤 保仁
藤原 健介
ジャーメイン 良
杉本 健勇
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山﨑 凌吾
武富 孝介
荻原 拓也
荒木 大吾
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武田 将平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 11/5(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 安間 和仁 | 谷本 涼 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 田尻 智計 | 淺田 武士 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.0度 | 20% | 佐藤 誠和 | 鈴木 良規 |
7 | シュート | 12 |
13 | ゴールキック | 6 |
8 | コーナーキック | 6 |
12 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
今日は今シーズンのリーグ戦最終節。京都サンガF.C.をヤマハスタジアムに迎え、勝利を目指す。
ジュビロは前節のガンバ大阪戦で敗れ、1年でのJ2への降格が決まってしまった。「受け入れるのが難しい結果」と山田大記が口にしたように、監督、スタッフ、そして選手たちは悔しさを滲ませた。だが、「最終節はホームで意地を見せて応援してくださっているファン、サポーターの方々に勝利を届けたい」と渋谷監督。チームは前だけを見据えて、今日の一戦を闘い抜く。
スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに大井健太郎、伊藤槙人、リカルド グラッサ、MFに上原力也、松本昌也、鈴木雄斗、遠藤保仁、FWに大津祐樹、ジャーメイン良、古川陽介が入る。古川はリーグ戦初スタメン。中学3年間を京都の育成組織で過ごした若きドリブラーが、スタジアムを沸かせるようなプレー、成長を遂げた姿を見せ、相手ゴールへと果敢に迫ってくれるはずだ。また、ベンチには吉長真優や黒川淳史、藤原健介といったフレッシュな選手たちが控えている。小川大貴も第26節以来となるメンバー入りとなった。ピッチに立つイレブンはもちろん、30人の選手たち、スタッフ、クラブが一丸となって最終戦に臨む。
対する京都は現在勝点35の16位。今日は残留を決めるべく、全ての力を出し尽くして臨んでくるだろう。ジュビロとしては、球際の戦いやハードな守備など強度の部分で相手を上回り、位置的優位、数的優位を生み出していくことで試合の主導権を握りたい。今シーズン積み上げてきたものをホームでしっかりと表現することができれば、自ずと結果は付いてくるはずだ。
キックオフはこのあと14:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。爽やかな青空が広がっている。今日は先着13,500名にサックスブルーのシューレースが配布される。選手、スタッフ、フロントスタッフも同じカラーのシューレースを着用して試合に臨む予定。どんなときもジュビロを支えてくださる全ての方々と想いを一つにし、勝利で今シーズンを締め括りたい。


――ハーフタイムコメント
・プレッシャーをかけて相手のミスを誘うこと
・奪ったらどんどん前に出ていくこと
・距離感を意識してプレーすること
――試合の総括
まずは今日、我々が先週降格してしまったにも関わらず12,000人を超えるファン・サポーターの皆さんが、我々に力を与えようと後押ししていただいたのですが、また引き分けかという形で最終戦を終えたことを非常に残念に思っています。私自身も本当に悔しい思いです。ただ、選手たちはこの1週間、色々と気持ちがモヤモヤしたところはたくさんあった中で、しっかりと準備して、今日は勝利を届けるということで、本当にハードワーク、戦う姿勢、走ること、それをしっかり忘れずにピッチの中で表現してくれました。
その中で、京都さんも残留争いをしているということで、我々の攻撃を止めて、我々もピンチを迎えてと、白熱したゲームになりました。選手たちやスタッフも含めて、今日のゲームはしっかりと準備してきたこと、それが出たゲームだったかなと思います。こういうゲームでしっかりと勝利することがJ1でより良いゲームをするためには必要です。今日も最後勝ち切れずに終わってしまったというのは、今年1年の戦いがそのまま出たかなと思います。私自身も最後なんとか1点取って、オープンゲームでも良いのでと思っていたのですが、勝てなかったことが残念です。来季はJ2という、また厳しい状況下でゲームをやらなければいけないと思いますが、この選手たちがしっかりと準備して戦えば、1年で昇格という結果を残せると思うので、選手たちにはまた来季に向けて良い準備をしていって欲しいなと思います。
――終盤戦は相手を追い詰めた試合も多く、来季への手応えにつながるところもあったと思います。その中で必要なものは、やはり決定力でしょうか?
そうですね。そこだと思います。後ろから繋ぐという部分に関しては、相手のプレッシャーを受けてもできるようになってきていますし、外せるようになってきているので、相手陣地でのプレー時間が少し多くなってきたと私自身も感じています。CKの本数も増えています。ただ、決定率というよりは足を瞬間的に振るとか、今日も大事にやっているなという印象が凄くありましたし、クロスボールもGKにキャッチされる場面もありました。もっと速いボールを入れたり、そこにジャストで合わせるなど、やはりその瞬間瞬間の質とタイミングというのが非常に大事だなと思います。1回のチャンスで1本決めるという、来季はそこを高めながら上がっていかなくてはいけないと感じています。1本のチャンスで1点仕留めるという、たとえ失点してもチャンスを一つずつ決め切ったのが昨年の戦いだったと思います。J1だとよりレベルが高くなるので、もっと高みを目指して選手たちはトレーニングに励んでいくことが大事だと思います。
――後ろからの繋ぎやCKの本数が増えるなど、ここ最近の試合でポジティブな変化もあったのでは?
相手もあると思うのですが、イメージの共有のところかなと思います。伊藤前監督のときから取り組んできたことが、合致してきたのではないかと思います。まだ発展途上の部分だったと思うので、ここにきてやっとできてきたのかなと。やり方は大きく変わっていませんし、選手たちは少し大雑把ではないですが、このポジションが良いんじゃないかということよりも、ボールを持ったら前を意識するとか、相手を追い越すとか、そういうことを頭に入れてやっている部分はあったと思います。ポジションは取れているけれど、そこからの動きが少なかったというのがここまでの印象だったので、もっとアクションを起こしていこうと。アクションの多さがチャンスを多くしたのかなと思います。
――今日は古川選手をスタメン起用するなど、交代も含めて若手選手たちを多くピッチに送り出しました。そこの意図と評価を教えてください
私が試合の日にメンバーに入らず残って練習している選手たちによく伝えていたのが、君たちが出ても勝利することができると。それくらい選手たちは必死になってトレーニングをやっていましたし、いつ出ても良い準備ができていると感じていました。実際にこの1週間のトレーニングも凄く良かったので、チャンスを与えたいと。(古川)陽介については、残留争いをしている中で、切り札として起用してきました。先制点を奪われないことが大事という状況においては、陽介は後に起用した方が良いかなという判断でした。今日途中から出た(黒川)淳史については、非常に良いパフォーマンスが続いていたので、トライさせました。陽介はここ2ヶ月くらい前から試合に出続けられるくらいにレベルアップしてきたなと感じていました。(藤原)健介もここにきて本当に良くなってきていると感じていますし、これからが楽しみです。彼らの努力が一つ身を結んだなと思います。
――久しぶりの出場でしたが、ヤマハスタジアムのピッチはいかがでしたか?
今日はチャンスがあるかなとは思っていましたが、スクランブル的にああいう形で出場することになって、まずは戻ってこられて嬉しかったなというのが一番の感想ですね。
――試合全体を振り返って
失うものが無いという状況から、全選手が前へ前へというアクションを起こした中で良いシーンもたくさんあったと思います。ただあそこで決め切れないのも今年を象徴する試合なのかなと思いますし、最大の課題なのかなと思います。
――強度の部分を1年間課題としてきたと思いますが、この試合ではどのように感じましたか?
もちろん強度という部分は一つのキーポイントだと思います。ただその中でどうやって強度を上げるかが非常に重要で、ゲームでいきなり強い気持ちを持てば強度が高くなるのかというとそうではないし、日頃の練習から積み上げていくものがピッチに反映されます。練習で強度の高いトレーニングができていたかというと、もちろんできていた部分もあるかと思いますが、振り返ってみるとまだまだなのかなと思います。このことにどれだけの選手やスタッフが気付いて、取り組むことができていたのか、そこができていなかったからこういう結果になってしまったのだと思います。
――シーズンを終えて、改めて今感じていることは?
色々な選手が色々な発信をしていると思いますが、個人的には本当に得られるものが少なかった、むしろ失うものが多かった1年だと感じています。個人としてもチームとしてもグループとしても色々なトライをしてきましたが、そこの積み上げというのは正直ほとんど無かったかなと思いますし、この現実から目を背けてはいけないと思います。
――降格が決まった中でも今日は12,000人を超えるサポーターが来てくれました。その思いにどうプレーで応えたいと思っていましたか?
本当に今日は、こんな状況でも応援してくれているサポーターの方々であったり、自分の家族を含めて来てくれる人に対してプレーを通して感謝の気持ちを伝えたいと思いました。ただ12,000人のサポーターが入ってくれたということに甘んじてはいけないというか、クラブとして皆さんの思いを無下にしてはいけないと改めて感じました。
――色々な試合がありましたがこの1年間を振り返ってください
こういう結果になってしまったことはサポーターの皆さんに非常に申し訳ない気持ちでいっぱいですし、僕たちジュビロ磐田の力不足だったのかなと感じています。
――ゲームキャプテンを務めた試合も多くありましたが、成長できた部分や反省点は?
昨年レンタルで1年、他のチームで新たな刺激だったり、経験だったりを得て、成長した姿でジュビロの力になりたかったのですが、なかなか勝利に結び付かなかったり、自分としてももっとチャンスに絡んでいきたかったシーンも多かったです。チームとして勝ち切れなかったということも非常に悔しいですし、その気持ちと共にこの1年を無駄にしないように全員で反省してもっともっと強くなっていきたいと思います。
――その思いを来年どのようにプレーに繋げていきたいですか?
戦術的なところだったり、チームとしてやらなければいけないことはたくさんあると思いますが、わかりやすいことで言うとあと一歩寄せなければいけなかったり、あと一歩前でボールを触ったり、あと一歩ポジショニングを意識したり、もう一声みんなで掛けたりといった、そういうところを突き詰めていかなければJ1では勝ち切れないと思います。0-1のところを1-1に持っていくことだとか、そういったところは全員が練習で意識しなければいけないと思います。
――今日の試合でもたくさんのサポーターが応援してくれました、来年への思いを聞かせてください
J1で戦ったこの1年というのを無駄にせずに、来年どの選手がどのチームでどんな編成でやるのかはまだこれからだと思いますけど、ジュビロのエンブレムを背負う選手たちで必ず1年で上がれるように頑張りたいなと思います。
――J1リーグ初先発となりましたが、気持ちの面でこれまでと違いはありましたか?
初めてのJ1リーグのスタメンということで、前節に降格が決まってしまって特殊な雰囲気の中でのスタートだったのですが、自分の持ち味を出すことだけに今日は集中していました。ゴールなどでみんなを喜ばせたいという思いで臨んだのですが、思ったような形は自分の中であまり出せなかったので納得はいかなかったです。
――ルーキーイヤーで感じた手応えや反省点は?
ボールを持ったところは今でも自信を持っていますし、そういったところはJの中でも突出している部分ではあると思います。ただ、それ以外のボールを持っていないところでの駆け引きだったり球際のところだったりという部分はもっと改善できると思いますし、そういったことが出場時間に繋がってくるのかなと思います。
――周りの選手と絡みながら攻めることでもっと古川選手の良さが出ると思いますが、そのあたりはどう感じていますか?
周りとの距離感というのは新たな課題として出ましたし、そういう味方とスペースを共有しながら攻めるというのも自分に足りないポイントだと思っているので、自分の武器を出しながら味方と共有しながら攻めるということもやっていかなければいけないと感じています。
――J1を目指す来シーズンは、古川選手としてはどんなシーズンにしていきたいですか?
来年は2桁ゴール2桁アシストするくらいの勢いでやらないと自分の中では絶対にダメだと自負しています。その中でまずはスタメンというところを目指して、次のシーズンに向けて準備していきたいと思います。
――J1リーグ戦デビューとなりました。どんな思いでピッチに立ちましたか?
自分のことよりも、試合が同点だったので、どうにか点を取ってやろうという気持ちでピッチに入りました。
――後半アディショナルタイムを含めて激闘でしたが、1点を取りにいきました
試合はオープンな展開になっていたので、自分が間でプレーするスペースは大きくなると考えていました。そこでどのように違いを見せられるかというところでセットプレーだったりとか、結果には結び付かなかったですけど、良かったところもあったのではないかと思います。
――自分なりに工夫したところは?
素早い攻撃や、ゴール前も自陣のゴール前もしっかりと顔を出して試合に絡むことを意識していました。
――12,000人のサポーターの前で自分がジュビロの未来を引っ張っていくという思いを示すことができたのではないでしょうか?
自分としては出るのが遅すぎたというのもありますし、なかなか力になれなかった中で、この試合でどうにかして爪痕を残そうと思っていました。ファン、サポーターの方もいっぱい来てくれていましたし、その中で勝ち切れずに申し訳なかったと思います。
――本当に色々な想いをぶつけた試合だったと思いますが、どんな気持ちでプレーしていましたか?
あまり考え過ぎずに、できることをやろう考えていたのですんなり入れました。試合展開もありますが、自分ができるということを再確認できたので、あとはもっと細かいところをレベルアップしていかないと、今後大事な試合やスタメンでは出られないと感じました。
――CKは3本くらいありました。どんなことを意識してプレーしていましたか?
日差しが強くて中は全く見えなかったので、どこに落とそうかということだけを考えて蹴りました。
――来季に向けた意気込みを
自分の思うようなシーズンにはできなかったですけど、また来シーズン、しっかり自分のストロングポイントを武器にしてやっていけたらと思います。
――ハーフタイムコメント
・味方との距離感を崩さないこと
・この45分、人生で最高の45分にしよう
・絶対勝つぞ!
――試合の総括
今日は勝点3を取らないと、来年違うリーグでプレーすることになるという覚悟で僕も選手たちもピッチに立ちましたし、最後の最後まで得点を狙って、形を変えながらやってきましたが、残念ながら得点を挙げることができず非常に悔しく思います。ただ、来週もう1試合、自分たちの来年の位置を決められる試合があるということは間違いないですし、それをサンガスタジアムでやれることはメリットしかありません。今日でシーズンがハッピーに終わるのが我々としてもサポーターにしても一番良かったと想いますが、もう1週しっかりと自分たちを見つめ直して勝負に向かって行きなさい、というサッカーの神様の指示に近いものだと感じています。僕も監督としてはプレーオフは初めてですが、その中で決して腰が引けた戦いではなく、今日以上の戦いができるように、今日は少し前半、堅さも見えましたが、選手たちが次に向かっていけるように自分たちでまた作っていかなくてはいけないですし、最後の白井のシュートブロックがまた次の自分たちの試合に反映されると思います。全てポジティブに考えて、次の準備をしていきたいと思います。