2022年 試合速報

明治安田J1 第27節 vs. 横浜F・マリノス

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fmarinos
fmarinos

18 勝
8 分
6 敗
63 得点
33 失点
勝点 62

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

6 勝
10 分
15 敗
31 得点
54 失点
勝点 28

前半
37分
山田 大記
ジャーメイン 良
ハーフタイム 後半
1分
上原 力也
遠藤 保仁
西村 拓真
マルコス ジュニオール
レオ セアラ
アンデルソン ロペス
20分
水沼 宏太
22分
水沼 宏太
エウベル
26分
杉本 健勇
大津 祐樹
27分
遠藤 保仁
渡辺 皓太
喜田 拓也
永戸 勝也
角田 涼太朗
34分
35分
金子 翔太
古川 陽介
森岡 陸
松原 后
39分
古川 陽介
44分
大津 祐樹
1
高丘 陽平
2
永戸 勝也
5
エドゥアルド
24
岩田 智輝
25
小池 龍太
6
渡辺 皓太
16
藤田 譲瑠チマ
30
西村 拓真
9
レオ セアラ
18
水沼 宏太
23
仲川 輝人
SUB
50
オビ パウエル オビンナ
27
松原 健
33
角田 涼太朗
8
喜田 拓也
7
エウベル
10
マルコス ジュニオール
11
アンデルソン ロペス
監督
ケヴィン マスカット
21
三浦 龍輝
2
山本 義道
6
伊藤 槙人
25
森岡 陸
7
上原 力也
14
松本 昌也
17
鈴木 雄斗
23
山本 康裕
40
金子 翔太
9
杉本 健勇
10
山田 大記
SUB
24
梶川 裕嗣
3
大井 健太郎
4
松原 后
31
古川 陽介
50
遠藤 保仁
11
大津 祐樹
18
ジャーメイン 良
監督
渋谷 洋樹

20,493
スタジアム名 試合日 キックオフ
日産ス 10/12(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 石井 秀明 飯田 淳平
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 唐紙 学志 大川 直也
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.0度 51% 川俣 秀 佐伯 満
15 シュート 6
5 ゴールキック 12
8 コーナーキック 2
15 直接FK 10
4 間接FK 0
4 オフサイド 0
0 PK 0

前節の鹿島アントラーズ戦は、後半アディショナルタイムに痛恨の同点ゴールを決められて引き分け。ジュビロは勝点3のみを目指して戦い抜いたが、3-3のドローという悔しい結果になった。それでも、前々節に復帰を果たした山田大記を中心に、選手たちは充実したゲームを展開。前半立ち上がりに先制を許したが、31分に金子翔太の折り返しから鈴木雄斗が同点ゴールをマークし、さらにその2分後には上原力也、山田と縦パスで繋ぎ、最後は金子がシュートを決めて逆転に成功した。前半アディショナルタイムには、今季ここまで無得点と苦しんできた杉本健勇がPKを決めて追加点を奪取。果敢に前へと向かう姿勢がゴールへと繋がり、前半だけで3得点を生み出した。また、今シーズン課題としてきた球際など強度が求められる局面でも、「グループでの寄せの速さや集まりの良さ、連係面で勝てたシーンを多く出すことができた」と背番号10が振り返ったように、内容面では手応えを得られる試合に。残留に向けて厳しい戦いが続いていることに変わりは無いが、チームは鹿島戦で手にした収穫を残り4試合に全てぶつけ、勝利へと結び付ける覚悟だ。

今日の横浜F・マリノス戦のスターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに山本義道、伊藤槙人、森岡陸、MFは上原力也、松本昌也、鈴木雄斗、山本康裕、金子翔太、FWは杉本健勇と山田大記が務める。森岡は8月のサガン鳥栖戦以来となるスタメン出場。また、遠藤保仁が3試合ぶりに戦線に戻り、ベンチに控えている。

横浜FMは現在首位。前節と同じく、この試合で勝利し、かつ他会場の川崎フロンターレが引き分け以下の結果に終わると3年ぶりのリーグ優勝が決まる。前回はガンバ大阪に敗れて優勝を決められなかったため、全ての力を注いで勝点3を掴みに来るはずだ。だが、ジュビロも今日は絶対に負けは許されない、勝利のみが必要な一戦。首位を撃破し、次の清水エスパルスとのダービーに勝利すれば、残留への可能性は広がっていく。前節あと一歩で逃し悔しさを味わった勝点3を敵地で手にし、必ず磐田に持ち帰る。

キックオフはこのあと19:00。日産スタジアム周辺の天候は曇り。気温は低めで少し肌寒い。

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渋谷 洋樹 監督

――ハーフタイムコメント
・プレスバックをしっかりすること
・相手よりも早く切り替えること
・奪ったらゴールを狙っていこう

――試合の総括
今日はマリノスさんも優勝がかかっているということで、非常に高いモチベーションで来ると思いましたし、我々も残留争いをしていてそれ以上のモチベーションで闘おうということで選手とピッチに立ちました。
攻撃力が非常に高いマリノスさんに対して、選手達が一瞬の隙も無く、守備でゴールを割らせないという思いを持ってプレーしてくれたことが、こういう結果になったと思います。チーム一体となってというところでは、磐田に残っている選手も含めてこの3日間でしっかりと準備ができて今日を迎えたので、選手たちは自信を持ってプレーしていました。先週の鹿島戦では私の采配ミスで交代をもう少し早くしていればとか、色々なことを考えました。今日は交代した選手たちが決着を付けてくれたことを、非常に嬉しく思いますし、今後に繋がるゲームができたかなと思います。
前半はリカバリーがあまりできずに全然攻撃ができなかったのですが、後半は守から攻のところで何回かチャンスを得られたので、そこは選手たちがゲームの中で成長できたところだと。これを今後ラスト3戦に向けてポジティブにとらえて、もちろん攻撃をしっかりと作ってゲームを進めるというのと、カウンターで仕留めることも含めて、これからの3戦に向けてここからもう一個上のランクに上げられるように準備して、今日で何か変わったわけでもないので、今日をきっかけに最後連勝できるように闘ってまいりたいと思います。

――後半、押し込まれて出ていけない時間帯はどんなことを考えていましたか?
理想としてはもう少しラインをアップしたかったのですが、(杉本)健勇が相手のアンカーを抑えてくれて、CBにボールを持たせている状態だったので、少し前に行く時間が作れなかったかなと。あの時間帯、健勇がもちろん後ろの選手に(ラインを)アップしてくれと言っていましたけれど、健勇がちゃんと抑えていたことで、ボールの流れが全部外に行っていました。仲川選手や水沼選手が外で張っていて、ワイドに張るのがマリノスさんですけれども、それでボールのルートが見やすくなったので、真ん中に刺されたときにプレッシャーをちゃんとかけられるか、プレスバックできるかどうかと。プレスバックしている分、出ていけなかったかなと思うので、本来ならCBにボランチが出ていったり、シャドーの選手が出ていくことによって、前の選手が多くなればカウンターにもいけたんですけど、全体的に最初の15分やられないように、というメンタルがありました。ここ最近ずっと後半頭でもやられているので、(中でプレーしている)選手達が「少し中を締めて」という形でやったのかなと思います。私の理想としてはもう少し前にというのはありましたけれども、選手たちが感覚的にそうだったのかなと。それで耐えていましたし、選手交代をしながらまた回復してくるかなと思っていたので、そこはうまく選手達が戦ってくれたなと思います。

――残り3戦は残留争いする相手との試合が続くが、重要だと思うことは?
選手が攻守に置いてイメージの共有がある程度できるようになってきているので、その質を上げていくことが重要かなと思います。なぜなら今日は得点に至るまではボールを動かしてというシーンが少なかったですが、前節の鹿島さんとか、セレッソさんのときには、得点シーンについてはイメージ通りのシーンでした。ただ失点が続いていたので、その部分については、今日できたことをしっかりと整理して今後のゲームに臨んでいきたいと思います。
ただ、1試合1試合勝利が絶対条件なので、最初に先制点を奪って試合を進めて、追加点を取るというゲームができるのが理想ですが、今日みたいにしっかりと守備から入って攻撃して点を取る、相手によって変化を加えていかないと難しいと思います。しっかりとゲームを読んで、そのゲームがどういう状況なのかというのを試合が進んだときに交代選手も含めてみんなで共有して、プレーのところではイメージの共有と、私自身のベンチワークを含めて、そこが勝利をもぎ取れるんじゃないかなと思うので、選手達はとにかく前を向いて前進するためにトレーニングで良い準備をすることが大事かなと思います。

――今日のゴールシーンは松原選手、大津選手の頑張りがあって生まれたと思うのですが、評価と起用の意図を教えてください
先日の鹿島戦で健勇を最後まで出して、(大津)祐樹や(松原)后、(古川)陽介を出すことなく、というゲームで最後引き分けという形だったので、彼らが本当に今日はどのくらい仕事できるかが勝利に近づくポイントだと思っていました。今日は彼らの能力が高いなと改めて分かったゲームなので、もちろんヤット(遠藤)さん、ジャメ(ジャーメイン)もそうですし、途中から急遽出たということで、本当にチームのクオリティが高いことを示せたので、これからのゲームに繋がるところで非常にポジティブなことしかないので、これからの3戦に向けて、残ってる選手も含めて全員で準備していかないといけないなと凄く感じたゲームでした。后もそうですし、祐樹もそうですが、本当にみんなクオリティが高いので、最近の鹿島さん、柏さんもそうですが、引き分けてる試合の中で上位6位以内のチームが3チーム、そして今日勝ってと。やはり昨年J2優勝したジュビロ磐田は相当能力があると感じています。本来であればもっとできると思うんですけど、なかなかそれが結果として出てなかったので、もどかしさはありました。本当に今日は守備の時間が長くて、見ている人からしたらラッキーな1点と思うかもしれませんが、実力があるからこそ、勝利をもぎ取れたと思いますし、なんとか選手の能力を引き出して、最後の3戦に向けて良い準備したいと思います。

松原 后 選手

松原 后 ――勝点3を手にしました
前節は勝たなくてはいけない試合を終盤で引き分けに持っていかれてしまって、凄くもったいない試合をしてしまいました。今日は必ず勝点3が必要だったので勝てて良かったです。

――ゴールをアシストしたシーンについて
あれは狙い通りです。(古川)陽介とは常に練習からコミュニケーションを取っていますし、陽介はドリブルが持ち味ですが、自分で仕掛けていくところと周りを使うところを使い分けながらということをよく話しています。プロの世界ならああいった崩し方をどんどん覚えていかないと、自分のドリブルだけでは力を発揮することはできないと。練習中も自分がここで上がったらもう1回出して中に入るなど、そういったプレーの選択肢を持っていけば良いと思うし、行けると思えば打てば良いということを言っていて。それが今日は結果に繋がって良かったです。陽介のリーグ戦初ゴールをアシストできて良かったと思いますが、今日の勝ちを一喜一憂している場合じゃないので、次に繋がる勝ちだとは思いますが、本当に次勝たなくてはいけないですし、残り3試合全て勝たなくてはいけないので、とにかく次を見据えて準備していきたいです。

伊藤 槙人 選手

伊藤 槙人 ――最後までジュビロのゴールを守り抜き、無失点で勝利を手にしました
チームのために無失点の時間をどれだけ長くできるかが勝敗に関わってくると思っていたので、今日は絶対に0でいこうと強い気持ちで臨みました。自分たちは勝つしかないですし、勝点を積み上げるしかないので、チーム一丸となって戦うことができたと思います。

――無失点に抑えることができた一番の要因は?
後ろだけじゃなくて、前線の選手も含めて全員が戦って、球際も戦って、その結果が結び付いたのではないかと思います。

――首位のマリノスに向かっていく上で、守備面で一番意識したところは?
テンポが速くて能力が高くて、みんな上手いチームなので、その中で1分でも集中を切らしたらすぐにやられてしまうので、そこに対しては高い集中力を持って、常に周りと声を掛け合いながら守りました。

――無失点という結果に対して
今日は本当に0という結果が欲しかったので、勝点3を取ることができて良かったです。

――残り3試合に向けて
自分たちが勝てば周りは焦ると思いますし、3連勝して何としても残留したいです。

鈴木 雄斗 選手

鈴木 雄斗 ――素晴らしい勝利を掴みました。今日の試合を振り返って
勝てて良かったです。とにかく残り試合と勝点差を考えたときに、本当に全部勝つしかないという状況なので、色々なことを想定して今日のゲームを迎えました。結果が出て良かったです。

――手応えを感じるところも多かったのでは?
欲を言えばもっと良いゲーム運びができたと思うのですが、こういう試合内容になるかなとある程度想定していました。自分自身を振り返れば、押し込まれていた後半の最初などああいう時間に出て行くという、そこの隙は凄く見計らっていたので、想定通りになったかなと思います。

――ゴールに繋がったパスカットについて
取ったあと、いかに一つ剥がせるかということがマリノスのような切り替えの速い相手に対してのポイントでした。本当は距離感を良くして2,3回繋いでというイメージを持っていたのですが、後半に入ってジャメ(ジャーメイン)に出したボールなどもそうですしああいうところを見ることができていましたし、そこをひっくり返せばチャンスになると思っていました。

――ゴールシーンは選手みんなの思いが詰まったものだったのでは?
みんな理解していたと言いますか、ここだというパワーの使いどころが今日のゲームに関してはみんなが発揮できていたと思います。

古川 陽介 選手

古川 陽介 ――リーグ戦初ゴールでジュビロを勝利に導きました
ファンの皆さんにはお待たせしましたという気持ちが凄く強いです。今年はここまでチームに貢献することができずに凄く不甲斐ない気持ちでした。こういうチャンスが少しでもあったときに、特に今日は気持ちが凄く入っていて、体の準備も抜群にできていたと思います。この一戦にかける想いは、独特の雰囲気があると改めて感じましたし、今日はこういう緊迫感のある試合になることは想定していたので、そういう中で自分が勝負強さを出して結果を残せたことは自信になりました。

――アシストしてくれた松原選手との関係性について
后君とは意識し合っていますし、常にお互いがどこにいるかは把握しています。ドリブルで仕掛けるところと周りを使うところはしっかり判断することができるようになってきた結果、今日のゴールに繋がったと思います。

――改めてゴールシーンを振り返って
后君が上がってくるのは分かっていたので、ドリブルで仕掛けるかを直前まで考えてプレーして、確率が高い方を選ぼうと思っていました。あそこは絶対に周りを使った方が確率が高かったので、一旦使って、(大津)祐樹君もいましたし、そういうプレーのイメージが共有できたのが良かったです。

――シュートは狙い通りでしたか?
ちょっと後ろに流れてしまいましたが、相手もまだ戻りきれていませんでした。シュート本数自体も少なかったですし、僕が流れを変えようという意気込みも含めて、自信を持って足を振りました。ラッキーな形でしたが、ゴールネットを揺らすことができて良かったです。

――あそこで打つというのが古川選手らしさなのでは?
一瞬色々なことを考えましたし、邪念もあったりしたのですが、「今日は俺が行ったる」という気合が入ったシュートだったかなと思います。

横浜F・マリノス ケヴィン マスカット監督
 

――ハーフタイムコメント
・前から良いプレスができている。後半も続けていこう
・自分たちのボールのとき、ボールと人がもっと動くことを意識しよう
・後半も落ち着いて、集中して、自分たちのサッカーをやっていこう

――試合の総括
前節とほぼ同じような試合になってしまいました。ゲームを支配する部分はできていたので、ゴールを奪うこと以外はしっかりできていたのかなと思います。今シーズンの中でも本当に難しい時期なのかなと思いますし、なかなかチャンスを決め切れないですし、本当にフラストレーションが溜まる試合が続いています。