2022年 試合速報
明治安田J1 第1節 vs. アビスパ福岡
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伊藤 槙人
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前嶋 洋太
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黒川 淳史
上原 力也
杉本 健勇
ファビアン ゴンザレス
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金森 健志
杉本 太郎
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ジョルディ クルークス
田中 達也
前嶋 洋太
湯澤 聖人
山岸 祐也
フアンマ デルガド
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大森 晃太郎
大津 祐樹
山本 義道
ジャーメイン 良
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ルキアン
熊本 雄太
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遠藤 保仁
小川 大貴
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ジャーメイン 良
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ベススタ | 2/19(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 宮田 文彦 | 松尾 一 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨のち曇り | 90分 | 唐紙 学志 | 松井 健太郎 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
8.7度 | 83% | 塩津 祐介 | 道下 亨 |
12 | シュート | 7 |
5 | ゴールキック | 12 |
6 | コーナーキック | 1 |
8 | 直接FK | 17 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
2022シーズンがいよいよ開幕。ジュビロは伊藤彰新監督のもと、3年ぶりのJ1リーグに臨む。
チームは1月の始動以来、「これまで築き上げてきた攻撃的なジュビロのサッカーの継続」(伊藤監督)をベースに、よりゲームの主導権を握ることができる戦術を上積みさせてきた。「レベルの高いJ1で戦うためには、プレースピードや判断の速さを個人の技量に頼るのではなく、チーム全体として高めていくこと、守備面もチーム全体で守れるようなコンセプトを作り上げることが大切」と指揮官。鹿児島キャンプや磐田市内でのトレーニングを通して、コーチ陣と選手たちは密なコミュニケーションを図りながら、その基本となる動きやポジショニングなどの理解を深めてきた。プレシーズン期間のトレーニングマッチなどでも日頃の成果は十分に現れてきており、磐石の準備を経て今日のアビスパ福岡との開幕戦を迎える。
注目のスターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFは山本義道、大井健太郎、伊藤槙人、MFは松本昌也、鈴木雄斗、遠藤保仁、大森晃太郎、黒川淳史、山本康裕、FWは杉本健勇が務める。
ストライカーとしてゴールへの期待が高まる新加入の杉本は、「攻撃的なサッカー、強いジュビロというものを見せたい」と意気込みを語る。さらに「ピッチの中でお互いに求めていることや、やりたいプレーはどんどん分かるようになってきた」と話すように、味方との連係面でも自信を覗かせている。
また、同じく新加入の黒川もスタメンで出場。持ち前の走力を存分に活かしたプレーを見せて、ジュビロの攻撃をより活性化させてくれるはずだ。
対する福岡は、J1復帰初年度となった昨シーズンをクラブ最高順位の8位で終えた。球際や走力の面などで競り負けないアグレッシブなサッカーを体現するチームに対し、「セカンドボールの反応やロングボールの競り合いなどは絶対的に大事。そうした対人の強さ、球際の強さというのは自分たちも負けずに身を削りながら戦わなければいけない」と指揮官はポイントを挙げる。また、「そうした相手を剥がしたり、上手くいなしていくことで、相手が来られなくなるような自分たちの立ち位置や攻撃というものを出していくことができるか」(伊藤監督)も勝負を分ける鍵となる。
福岡には昨年までジュビロの一員として共に戦ったルキアンが在籍。J1昇格、J2優勝を成し遂げた大切な仲間だが、今日はジュビロのディフェンス陣が最後までしっかりと相手の攻撃を封じ、ゴールを守り抜いてくれるだろう。
キックオフはこのあと14:00。ベスト電器スタジアム周辺の天候は雨。
チーム全員が攻守で同じ絵を描きながら最後までジュビロらしいサッカーを展開することができれば、必ず勝利はついてくるはずだ。アウェイでの戦いとなるが、シーズン初戦で3ポイントを手にし、次節の静岡ダービーへと良い流れを繋いでいきたい。


――ハーフタイムコメント
・サイドでの1対1、しっかり戦うこと
・全体的なプレスバックの意識を持とう
・ボールを奪ったあとのプレーを丁寧に
――試合の総括
まずは、この雨の中、そして遠い中、ファンサポーターの皆様に多く来ていただいて、勝点1という結果でしたが、まずまずのスタートを切れたのかなと思います。本当にありがとうございます。
試合内容としては、セカンドボールを拾えない時間が多かったということと、我々がボールを奪ったそのあとの回復するところでミスが多かったかなと。そこは改善しなければいけないと思っています。その原因として、J1の強度やスピードというところで判断が少し鈍ったり、ミスが起きたりということがあった可能性があると思うのですが、それ以上に自分たちがもう少しクオリティを上げていかなくてはいけないと感じています。
ただ、試合の最初は良いボールの動かし方ができていましたし、最後の崩しのところまでは行けませんでしたが、そういう意味では良いボールの動かし方ができたので、あとは最後の仕留めるところの強度やコンビネーションをもう少ししっかりとみんなで作り上げていかなくてはいけないかなと思います。守備の面も、失点した場面ではもう一つやはり寄せなければいけない場面があったので、これは個人ではなくチームとしてセカンドボールへの寄せなどはもう1ランク上げていかなくてはいけません。
そうした中で、全体的には最後に追い付けたこと、メンバーを変えながら、オーガナイズを変えながらも追い付けたことは選手たちの自信にもなると思います。そういう意味でも、先に自分たちがアクションを起こせるゲームをしていかなくてはいけないというところは、今後この先の課題だと思っています。まずはJ1に戻ってきたという強度や感覚というのは、凄く今回感じられたところなので、これをベーシックなものにしていかなくてはと思っていますし、これ以上に我々はもっと上を目指して、もっと向上させていかなくてはいけないと思います。
次、ルヴァンカップを挟んで大事なダービーがありますので、そこに向けてしっかり調整をしていきたいです。
――ジャーメイン選手を投入する際はどのような声をかけましたか?
前線のラッソ(ファビアン・ゴンザレス)はプロテクトしたり強さがあるので、(大津)祐樹と2人でちょっと浮きながら、2列目からの飛び出しと、逆サイドから入ってくるところは声をかけました。あとはラッソと2人のシャドーのところで点を取りに行こうというのが、指示したところです。
――J1の強度やスピードという部分で、パスミスも少し目立ったかと思います。そこはやはり緊張感があったのでしょうか?
そのあたりは選手たちが今までJ2でやってきた強度と、今回J1でも特に強度が高い福岡さんと対戦したときの選手たちのものさしというのは多少あったのかなと思います。ただ、新しいものに取り組んでいたり、ちょっとしたズレというところはあると思いますので、それはチームとして僕がしっかり修正しなければいけないと思っています。
――チーム全体として強度をさらに高めていくために、どのようなアプローチをしていきたいですか?
まずは今日のゲームを通して肌で体験したことが凄く良かったかなと思います。そう簡単に勝たせてくれないなというところが、やはりJ1にはあります。特に今日の相手は個の能力が高い選手たちが多くいますし、ルキアン選手やフアンマ選手、山岸選手など前線に素晴らしい選手がたくさんいます。そこに対して、センターバックが個人で、もしくはチームでしっかり戦えたことは凄く良かったと思います。ただ、失点の場面はちょっと少し足が止まってしまったりとか、正面からもう一歩寄せたりというところ、これは必要になってくると思いますが、そういう意味では一つスタートを切ったということで、勝点1を取れたということは凄く良かったかなと思います。
――奪ったあとのプレーを改善したいというお話がありましたが、具体的にどのようなイメージでレベルアップさせていきたいですか?
ボールを奪ったあとの攻撃が少し速過ぎたというところと、自分たちの数的優位ができているにも関わらず、そこでしっかりとボールを握れなかったということ、これは改善しなければいけません。特にGKも含めて、3対2の場面がある中で、ちょっと早く数的不利というか1トップに対して2センターに入れようとしていたりとか、そういう意味では最後のところでもう一度やり直すなど、ちょっとした出し入れというのはもっともっとしていかないといけないかなと思いました。本来我々はそれが得意なチームです。今日はそこがあまり出ていなかったこと、その原因をしっかり見極めないといけないかなと思います。相手の強度なのか、自分たちのミスなのか、オーガナイズが少し崩れたのかなど、それも全て含めて改善していきたいです。
――試合序盤はパスを何本も繋ぎながら、最後は遠藤選手がシュートを放つなど良い形も見られたと思います
相手のプレッシャーも止めることができていましたし、逆に背中も取ることができていたので、自分たちがしっかりとイニシアチブを取ってゲームをコントロールできていたと思います。これを伸ばしていかなくてはいけないなと。その時間が今回は短すぎたなというところが率直な意見です。もっともっと自分たちの良い時間を伸ばしつつ、そうすれば最後のように押し込みながらフィニッシュまで行ける力を持ったチームですので、そこをさらに改善してかなくてはと感じています。
――同点ゴールを決めたジャーメイン選手の評価を
本当に、裏に抜け出したり、最後の残り時間の中で100%で走り続けてくれましたし、起点にもなってくれました。ゴールも決めてくれて、守備のところも戻ってきてしっかりやってくれたことなど、素晴らしかったと思います。これをしっかり続けていってもらいたいなと思っています。
――まずはゴールシーンを振り返って
試合終盤で、みんなが前にパワーをかけている時間帯でした。ゴンさん(中山コーチ)とボレーの練習を両足でやっていて、それがあったからかとっさに自然と右足でしっかりとボールに当てることができました。練習でやっていたことが試合に出たのかなという印象です。僕自身移籍後初ゴールになりましたが、僕だけでなくみんなが早く取りたいと思っていた中で、一つ取れたのは良かったなと思います。
――開幕戦で点が取れたことは、今後に向けて大きいのではないでしょうか?
そうですね、1点目が早く取れたことで「次も」と、自分自身もっともっと欲が出てきますし、何より良い流れで、良い感覚で次に入っていけると思うので最初の試合で点が取れたことは大きいと思います。何より開幕戦で勝点を取れないのと、勝点1を取るのでは全然違うと思うので、そこが一番大きかったなと思います。
――今日は途中出場でしたが、試合をベンチで見ていて感じたことを教えてください
福岡が昨年同様に、前に勢いのある良いサッカーをしていて、自分たちはなかなかチャンスが作り出せていない状況でした。自分が出たら背後に走ったり、スピードを使って相手をかき乱していくようなプレーをやりたいと意識していました。
――今日のパフォーマンスの自己評価は?
福岡が最後は引いていたこともあり、ゴール以外の部分では正直自分の良さを出すことはできなかったですけど、結果として点が取れたことは良かったです。内容はこれから改善していけるかなと思います。
――苦しい試合展開の中で、三浦選手の好守が流れを引き寄せたと思います
開幕戦なのでみんな堅さもあったと思いますし、そういった中でまずは勝点1を取れたというのは、悲観することではないかなと思っています。個人的には、まずまず自分の予想していたようなプレーができたかなと思っています。
――J1で勝点を取ったということも、ご自身にとっては自信になるのでは?
それもそうですし、昨年J2でしっかり優勝してこの舞台に上がってきたので、少なくとも僕自身は自信を持っていますし、このチームで一つでも多く勝てるように戦っていきたいという思いを持っています。
――後半アディショナルタイムに同点ゴールが決まったときの気持ちは?
後ろから見ていてあの時間帯は攻めている時間も多かったので、何とか1点取ってくれないかなということと、もう1点取られてしまうとゲームは終わってしまうので、そこのリスク管理は気をつけていました。
――サポーターの皆さんに今後の意気込みを
まだまだ自分たちがやりたいサッカーは表現できていないですし、上手くいっていないところも多々あるのですが、そういった中で勝点1を取ったことは必ず次のリーグ戦やルヴァンカップに繋げていきたいと思います。
――ハーフタイムコメント
・後半も集中してプレーしよう
・自分達のサッカーを続けよう
・開幕戦みんなで勝点3を取ろう
――試合の総括
ゲームそのものは攻守に渡って自分たちらしい場面が多かったんじゃないかと思います。得点こそ1得点でしたが、チャンスの数も多かったですし、2点取れても良かったんじゃないかなと思っています。最後に関しては(逃げ切りに)何度も成功している形ではありますが、あえてディフェンダーを5枚にしなくても良かったのではないかなということも含めて、私自身の決断のミスだったなと思います。もったいない勝点2を落としたなと感じています。