2017年 試合速報
J1リーグ 第4節 vs.ヴィッセル神戸
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大森 晃太郎
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川又 堅碁
小川 航基
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アダイウトン
松浦 拓弥
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大森 晃太郎
田中 順也
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太田 吉彰
松本 昌也
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ウエスクレイ
大槻 周平
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渡邉 千真
高橋 秀人
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ノエスタ | 3/18(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 猿沢 茂 | 井上 知大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り | 90分 | 今岡 洋二 | 数原 武志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
13.6度 | 46% | 西山 貴生 | 村上 伸也 |
8 | シュート | 6 |
5 | ゴールキック | 4 |
4 | コーナーキック | 4 |
4 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
前節ジュビロは、中村俊輔と川又堅碁の新加入選手2人にゴールが生まれ、リーグ戦初勝利を挙げた。今日もその勢いのままヴィッセル神戸のホームに乗り込み、2連勝を目指す。
ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から小川大貴、櫻内渚、大井健太郎、宮崎智彦。ダブルボランチに、川辺駿とムサエフ。中盤2列目は右から太田吉彰、中村俊輔、アダイウトン。ワントップに川又堅碁という並びが予想される。
今週水曜日のルヴァンカップで、昨年6月に負傷して以来約9ヶ月ぶりにピッチに立った小川大貴が右サイドバックで先発。身体を張った対人プレーの強さや、スピード感あふれるドリブル突破など、今日も持ち味を存分に発揮してくれるだろう。また、大宮戦前の練習中に足を痛め、前節は大事をとって欠場した森下がベンチに復帰。今週のトレーニングから安定したパフォーマンスを見せるなど、コンディションに問題はなさそうだ。
対する神戸の予想フォーメーションは【4-4-2】。GKにキム スンギュ。最終ラインは右から高橋峻希、岩波拓也、渡部博文、橋本和。ダブルボランチに藤田直之とニウトン。中盤2列目の右ワイドに松下佳貴、左に大森晃太郎。2トップにウエスクレイと渡邉千真という並びか。
神戸はJ1リーグで唯一、開幕から3連勝しているチームだ。昨年11ゴールのペドロ ジュニオールが移籍、さらにリーグトップタイの19得点を挙げたレアンドロを怪我で欠く中での戦いが続いているが、昨シーズン2ndステージ2位、年間7位の実力は健在。攻守ともにバランスが良く、ネルシーニョ監督のサッカーが浸透している。ジュビロにとって強敵であることは間違いないが、今年も数々のファインセーブを見せ、ジュビロゴールを死守しているカミンスキーや、守備の要としてプレーや声でチームを牽引している大井らが中心となり、好調な相手の攻撃陣を封じてくれるはずだ。また、「試合を重ねるたびに味方とのコンビネーションが良くなっている」と指揮官が評価しているボランチのムサエフにも注目だ。ここまで、的確なポジショニングからピンチの芽を摘むなど、持ち前の守備で実力を発揮してきただけではなく、前線への積極的なドリブル突破など、攻撃でも存在感を示している。今日も、攻守にわたって頼れるボランチがどんなプレーを見せてくれるのか、楽しみにしたい。
キックオフはこのあと16時。ノエビアスタジアム神戸の天候は曇りで、少し肌寒い。


――試合の総括
前半は自陣に閉じこもるサッカーになってしまって、なかなかアクションを起こしてボールを奪いに行けないという中で、縦ズレ、横のスライドというキャンプ前、もしくは昨シーズンから言ってきたことができなくて、後ろ5、6枚に対して相手が1、2枚しかいないという時間帯、シーンもあったのではないかと思います。そこで途中から少しずつずれていけと、特にサイドのところ、太田とアダイウトン、それから小川大貴と宮崎のところでの縦ズレが出始めてから、相手のミスを誘えるようになったりして、やっと試合らしくなってきたのかなと。後半、(自分たちのすべきことを)やらなくてはいけない時間帯に失点してしまったのですけど、そこからはアクションも速かったですし、後ろの人間もリスクを冒しながらも、自分のスペースを捨てながら出ていく作業も非常に良かったのではないかと。(中村)俊輔を中心にボールは回っていましたけど、周りの人間のサポートの意識、それから飛び出してゴール前、ボックスの中で何かをしてやろうという意識が多少生まれて、何回かチャンスがあったのではないかと思います。
問題は、4試合中3試合完封されていて点が取れていないこと。あとは起点ができないと、2列目以降のサポートのスピード、それからチーム全体としての前への推進力が生まれないと思っています。今日は前線の深みのあるところで起点ができなかったと思います。
――後半早い段階で小川航基選手を投入したのは
(川又)堅碁のボールの収まりが少し悪くて、それから幅広いところ、特にボックスの脇、両サイドバックの背後というのは、我々が起点を作りたかったエリアなのですが、動きも無く、動き出しも遅く、ちょっと物足りない部分もあったので、そこを(小川航には)要求しました。
――1点ビハインドの場面でピッチに立って
交代の場面では、ボールを受けること、時間をつくること、あとはしっかり戻れという指示を受けました。(シュートチャンスの場面は)決めたかったですね。自分はフレッシュな状態だったので、もっと呼び込んでもよかったかなという思いもあります。前半はラインを比較的下げて戦っていました。それはもちろんピッチに立つ選手たちが判断していて、監督がいつも言うピッチ内の温度を大切にしながらということなのですが、ただ下がるだけだと拾ったボールも前に運べなかったり、余計な力を使ってしまったり、難しい状況をつくってしまうのかなと。そういう意味でも、もう少し高い位置で仕掛けなければいけないと思います。後半は前に行く姿勢や、一人ひとりが前を向いたプレーというのが多かったので、そこは良かったかなと思います。ただ、自分もそうですが、他にも得点のチャンスがあったわけなので、そこで決め切らなければいけません。
――リーグ戦初出場でした
持っている選手というのは、リーグ戦のデビュー戦でゴールを決めて、チームを勝利に導く選手だと思います。そういう意味でも、自分にはまだ足りないものがあったのだと思いますし、実力的にも通用した部分とできなかった部分というのがはっきりしました。すぐに切り替えて、次の試合に向かって頑張りたいと思います。前線で起点になるために、クリアボールなどを確実にマイボールにして、攻撃が始まるようなプレーを心掛けていました。そういう部分では手ごたえを得ることができたのですが、なかなかシュートのところまで行かせてもらえなかったので、そこは自分に足りなかった部分だと思います。本当に勝ちたかったですし、自分も活躍したかったですし、首位神戸ということもあって気持ちも皆入っていたと思うのですが、なかなか気持ちだけでは勝たせてもらえないなと。前半の流れを見ていて、自分にも出場のチャンスがあるなと感じていましたし、日頃の練習を含めて、いつでもピッチに立てる準備はしていました。
――怪我から復帰しリーグ戦初先発となりました
右サイドでコンビを組む(太田)ヨシさんとは昨年も一緒にやっていましたし、お互い推進力が武器なので、そこを前面的に押し出そうと。もっと前半の最初からそれができていれば、ゲーム展開も変わってきたかなと思います。前半は少し引きすぎてしまったり、自分たちからトライできていない部分があったのかなと。その中でも前に行けている場面もあったので、ピッチの中で声を掛け合って修正していくことができればと思います。失点してからああいった前向きなプレーになるのではなくて、最初からできるようにしなければいけません。前半は、引くというわけではないですが、相手の様子を見ながらというところで、どうしてもそこから一歩を出すことができませんでした。もっとそこで勇気を持って守備でトライしていかないと、こういう展開になってしまいます。そこは次に向けた課題です。次は清水エスパルスとの試合ですが、ダービーは理屈とかを抜きに勝つしかないと思うので、根性論のようになりますが、内容は二の次でとにかく勝つことが大事です。自分自身のコンディションは、試合勘というか試合に出て得られるものが多いので、そういう意味では2試合を通して徐々に上がってきているかなと思います。ただ、もっとスピードは出るかなという感覚はあります。そこはこれからもっと上げていければいいかなと。先日のルヴァンカップを含めて、2試合通して90分間出場できたことは収穫です。
――試合の総括
今日のゲームは予想通りの難易度の高いゲームになりました。今年のジュビロは質と経験のあるチームで、守備は非常にコンパクトで、そこからの速いカウンターを持っているチームです。前半はうちがボールを持って回す時間が多かったのですが、相手は当然そこでうちのミスを誘う、もしくはボールを奪ってのカウンターを狙っていた訳ですが、我々の選手たちもそこを十分に分かってプレーしていましたので、悪い取られ方というのは少なかったと思います。ただ、前への仕掛け、そのきっかけになるパスが少なかったと思います。前半は少し後ろで回し過ぎだと思って見ていましたので、ハーフタイムにその辺りを選手たちに伝えて、意識のところを変えるようにと送り出しました。後半は良い時間帯に点が取れて、そこからは前半には無かったスペースが空いてきたので、攻め手は増えたと思います。ただ、ジュビロも力のある選手がいますし、最後まで勝敗がどちらに転ぶか分からない試合だったのですが、中で戦っている選手たちは私から見ても非常に(勝利の)確信を持って戦っていたと思います。