2009年 試合速報
2009 J1リーグ 1節 VS.モンテディオ山形
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム(磐田) | 3/7(土) | 16:03 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 難波 邦雄 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 中込 均 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
12.1度 | 37% | 数原 武志 | 大石 裕樹 |
14 | シュート | 16 |
11 | ゴールキック | 11 |
7 | コーナーキック | 7 |
6 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
1 | PK | 0 |
『2009年J1開幕!』
屈辱の入替戦から3ヶ月、まもなく待望のJリーグ開幕のホイッスルが吹かれる。
初戦の相手は、昨年J2で2位を確保して初のJ1昇格を決めたモンテディオ山形。
我々としては、初のJ1舞台で緊張している彼らにJ1の先輩として洗礼を浴びせたいところだ。
指揮を取るのは、6年ぶりに監督復帰をした柳下正明。1月下旬のトレーニング開始から、過酷な鹿児島合宿をはさんで、どこまで柳下イズムを浸透させることができたかを確認する時がきた。
監督が目指す今年の主な戦術は、4バックへのシステム変更。そしてチームとしては、攻撃はサイドを起点に組み立て、そこを突破してフィニッシュまで持ち込むこと。また、守備に関しては、相手をサイドに追い込んでボールを奪うという点。
次に本日のスターティングメンバーを見てみよう。
ゴールキーパーは、守護神川口能活。今年1月の日本代表での練習中に負った怪我が心配されていたが、無事開幕に間に合った。
ディフェンダーは、右から加賀健一、那須大亮、茶野隆行、駒野友一の4バック。注目は何と言ってもオフに東京ヴェルディから加入した大型DF那須。安定したディフェンスに加え、積極的に声を出すなど、すでにリーダーとしての風格が漂っている。今週の練習においても、加賀を始めバックス陣との入念なコミュニケーションを行うなど、チームに溶け込んでいる頼もしい存在だ。また、スピードとスタミナに絶対の自信を持つ加賀、駒野といった両サイドバックには、先週のトレーニングマッチでみせた積極果敢なオーバーラップを今日も期待したい。
次にハーフ陣。底には激戦区の中、開幕戦のポジションを確保したジュビロ生え抜きの山本康裕と、強靭なフィジカルを持つ犬塚友輔を、またサイドには右にスピード抜群の太田吉彰、左にはドリブラー西紀寛を配置。
最後にフォワードは、久しぶりに万全の体調で開幕戦へ臨む前田遼一とジウシーニョの二人が組む。得点力不足が何かと取り沙汰されているジュビロの中で、この二人のゴールが何よりもチームに勢いをつけるであろう。
サブには、GK八田直樹、DF大井健太郎、DF岡田隆、MFロドリゴ、MF村井慎二、MF松浦拓弥、FW萬代宏樹といった豊富なタレントがスタンバイ。虎視眈々とレギュラー奪取を狙う。
相手にとって不足はない。
チームが一丸となって初戦を征し、一気に弾みをつけたい。
新たなドラマがいよいよ始まる。
キックオフは16時03分。
あとはゴールを待つのみだが、2009シーズンのファーストゴールは誰になるのか注目したい!
今日のジュビロは、非常に高い集中力を持ってゲームに入っている。
攻撃に際しては、ピッチを広く使って山形の守備陣を翻弄する局面が多く見受けられる。
ジウシーニョのPKゲットはその現れといえるであろう。
こうした集中したゲームを90分間続けて欲しい。
しかし、シュート自体は悪くなかった!
ロスタイムは2分。
開始当初は良い形で試合に入り、17分にはジウシーニョによる気合いの入ったプレーから先制点を上げたものの、36分にフリーキックから失点を許すとディフェンス陣が浮き足立つ展開が増え、38分には2点目を献上してしまった。
後半は、前半最後の嫌な流を忘れ、高い集中力を維持して試合に臨んで欲しい。
両チーム共に選手交代は無し。
ボールをキープし続け、流れを持ち込みたい!
ジュビロ、犬塚 友輔に代わり松浦 拓弥を投入。
山形、キム ビョンスクに代わり北村 知隆を投入。
宮沢 克行に代わり宮崎 光平を投入。
西 紀寛に代わり村井 慎二
ジウシーニョに代わり萬代 宏樹が投入される。
開始直後は、ピッチを広く使った攻撃から再三山形ゴールを脅かす展開も見られ、18分にはジウシーニョが同点弾を打ち込んだ。
それにより、完全に流れがジュビロに傾いたかにみえたが、30分に3点目を許すとディフェンス陣の集中力が一気に切れ、試合終了に向けて立て続けに3点を取られた。
まず前半、選手たちが非常に固く、一人一人がボールを受けることを恐れていた。だから先に点をとったものの、落ち着きがなくバタバタしたプレーが続いていた。特に相手のボールを奪った後、横パスをカットされて自分たちのリズムを失い、相手にペースを握られてしまった。
後半2-2に追いついた後の戦い方は、逆にどんどん前に行き過ぎて、また悪い形でボールを失ってカウンターをくらって相手のリズムになってしまった。そして3点目、4点目を入れられて、最終的には2-6という結果になってしまった。
クロスから4つ、セットプレーで2つ点を取られている。流れの中のクロスからの失点については、もっとボール保持者に対してプレッシャーを与えなければいけないし、セットプレーも含めゴール前のマーキングについても、もっともっとタイトにやらなければならない。
こんな結果になって、選手も我々もとても悔しい。けれどまだ1試合終わっただけ。1週間後にはまたゲームがある。もちろん反省をして、次はもっといいゲームで勝ち点3を取れるように、これから1週間やっていきたい。
Q. 前半の戦い方の悪さは、選手の状況判断の悪さが理由か?
A.前半のことだけを言えば、開幕戦のホームということ、それから昨年のこともいろいろあって、(選手たちが)ミスを恐れているという感じを受けた。ボールから逃げていくばかりで、自分からボールを受けに行くという動きがなかった。
後半は2-2に追いついて、「これは行ける」という気持ちが強すぎて、今度は逆に前へ前へ行き過ぎてバランスを崩していった。あそこで最終ラインを含めて、後ろからもっと「落ち着いてプレーしよう」ということになれば、違う展開になっていたかもしれない。
Q.キャンプから4-4-2にシステム変更したが、今日の試合で見えたことは?
A.シーズン始めから言っているのは、守備のところ。ジュビロの選手は前へ前へ行き過ぎて、そこでうまく奪えればチャンスになるが、前へ行き過ぎてそこをかわされるとスペースを突かれてピンチになる。その点は昨年から問題だったが、そこを今シーズン当初から修正しようとしていた。この試合も後半2-2になった後から、それが見られた。修正しなければならないがまだ時間はかかる。個人個人は一生懸命やっているが、グループ、チームとしてバランスを崩している。
Q.この1週間の修正点は?
A.結果的にはクロスから失点している。このゲームだけではなく、昨年から見られる点。続けてもっともっと修正していかなければならない。キャンプからやってはいるが、もっともっと必要。そしてグループ、チームとしてボールをバランスよく奪いに行くということ。バランスが悪いときには戻ってポジションを取ってからボールを奪うということ。それもシーズン当初からやっているが、これからもやり続けていかなければならない。課題はシーズン当初から見えているところだが、残念ながらすぐには修正できないので、シーズンを通してずっとやっていかなければならない。
非常に悲しいです。確かに自分は2ゴールを決めたけど、チームの勝利のためにプレーしているので、今年の初戦を大敗してしまって、自分だけではなく、チームも悲しみに包まれました。しかし、そんなことを言っても仕方がない。すぐにガンバ戦があるので、来週1週間、必死で練習していい結果を残したい。
松浦選手が入って、チームの攻撃にボリュームが出てゴールを決められるシーンがあったが、そこを決められなかったのが痛かった。いちばんの修正点は、マーキングの意識だと思います。失点したのはDFだけの責任ではない。チーム全体でマークして失点を防ぐやり方なので、それをFWからDFまで徹底していくことが必要だと思います。
2-2になったとき、前がかりになり過ぎて落ち着きがなかったので、そこでカウンター気味にやられてしまった。そこは、状況を考えてコントロールしなければならなかった。あとはボランチとの連携をもう少しはっきりできればいいと思う。(攻撃を)急ぎすぎた分ミスから奪われてしまったり、奪った後に縦に入れればいいところを横パスして簡単にとられてしまうことが多くて、苦しくなってしまった。そういうところが修正点だと思います。
終盤は、前がかりになった分、切り替えが遅れた。攻め疲れもあった。相手はシンプルにやってきたけど、それをウチがやらなければならなかった。次に向けて気持ちを切り替えないといけない。これが一番最初の試合だったことを救いに考えて、巻き返していきたい。
みんながイケイケになってしまいました。ほとんどやりたいサッカーができなかった。自分自身、シュートを1本も打ってない。それではFWとはいえない。ヨシからいいクロスが2本上がってきたので、それに合わせられなかったのが残念だけど、それ以外にもシュートを打てる形を増やさないと。ヨシからだけでは厳しい。切り替えて頑張ります。
ボランチに入ったけど、攻撃のときはトップ下ぐらいまで前に行けといわれたので、そこを意識しました。あと、見ていてボランチの前でボールが拾えてないというのがあったので、味方がロングボール蹴ったあとのこぼれとかも僕が拾うために走っていこうと思って入りました。
2点目をとれたけど、その後も同じ攻撃をしてしまった。それでもあそこで点をとれていればよかったけど、僕が外した場面もあったし、やはり少し落ち着かせることが必要でした。
この試合で感じたすべてを自分の中で噛みしめていかさないといけない。とくに僕はこういうときこそ頑張らないといけないと思う。
真ん中があいたり、サイドを簡単にえぐられてクロスを入れさせてしまった。そのパターンの連続だったので、守備の修正が必要。2-2にしたときは、いい時間帯だったけど、そこでゲームをコントロールして落ち着いた運びができれば、ここまで失点することはなかったと思います。
難しい試合になると思っていたけど、前半はいい時間帯に先制して、これからというときにポンポンと入れられてしまった。ボールをとったあとのパスがつながらなかったり、相手に押し込まれてしまったところが多々あった。ルーズなところで負けていたのが相手より下回ってしまった原因だったと思います。
太田さんも前田さんもジウもいい動きをしていたので、後半で出せたようなロングボールを前半から増やせればよかった。でも、後半はピッチをワイドに使うこともできたし高さも出てきた。でも終盤、相手の粘りや勢いに競り負けたのは、自分たちの力のなさ。それと、自分が中盤を落ち着かせることができればああいう展開にならなかった。そこがいちばん悔しい。
こういう点差なので、吹っ切っていかないといけない。。落ち込んでいられないし、ここから変わっていくところを見せないとサポーターのみなさんもついてきてくれないと思います。次はガンバですが、切り替えて思い切りやるだけです。
チームの勝利だけを意識してやっていたけど、こんな結果になってしまった。まだ始まったばかりだけど、この試合を次につながる力にできるかどうかは、僕たち選手次第なので、自分もみんなに声かけて、修正していきたいと思います。去年と同じことが起きないように、自分もチームも気を引き締めないといけない。
今日は自分はDFからのボールに飛び出していくことが多かった。DFからばかりだったので、それだけではなく、真ん中のところでボランチから蹴ったり、楔(くさび)をあててFWが落としたところに絡んだりするプレーがチームとしてももっともあればと思う。もっと右サイドから仕掛けていかないと点はとれないので、よりゴールに近い位置でプレーしたい。クロスは何本かいい感じで上げられたので、もっと精度をあげてしっかり合わせられるようにしていきたい。
2-2になったところで、ジュビロが右サイド(うちの左サイド)の攻撃にかかった。太田君のクロスを前田選手がヘディングして、それはGKの正面だった。石井がうまく競ってくれていたので、この辺で(点が)入るとたぶん逆の流れになっていただろう。あのあたりでかなり忠実に守備ができたことが大きかった。2-1から2-2になった時、ペナルティエリアの中で競り合いに負けて、安易にボールがこぼれて、そこを流し込まれたというのがある。そういうのを含めると、やっぱりもう少し力強くなればいいなと思う。そういうところで点を取られて押し込まれた状態で、向こうの形になるスタイルを阻止できたのが、流れを引き寄せた要因の一つ。2-2でジュビロが(前に)かかってきたので、しっかり守れてボールをつなげた。途中から松浦君を入れて(松浦が)ロングボールに入り込むので、どうしても中盤が空く。そのスペースをうまく使って、ボランチの佐藤と秋葉が落ち着いてドリブルができるようになった。リスタートとクロスについては、うまく点が取れるようなプレーができたと思う。