2008年 試合速報
2008 J1リーグ 6節 VS.コンサドーレ札幌
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中山 元気
ディビッドソン 純マーカス
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クライトン
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ダヴィ
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柴田 慎吾
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犬塚 友輔
名波 浩
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河村 崇大
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吉弘 充志
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大井 健太郎
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ジウシーニョ
山崎 亮平
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成岡 翔
船谷 圭祐
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砂川 誠
池内 友彦
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山崎 亮平
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
札幌ド | 4/12(土) | 13:34 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 河本 弘 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 犬飼 一郎 | 中原 美智雄 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.9度 | 38% | 木村 博之 | 三好 健寿 |
7 | シュート | 9 |
8 | ゴールキック | 9 |
6 | コーナーキック | 3 |
16 | 直接FK | 13 |
4 | 間接FK | 6 |
2 | オフサイド | 6 |
0 | PK | 0 |
6年ぶりに訪れたアウェイの地、札幌。
コンサドーレ札幌が2003年から5年間J2リーグ参戦のため、久しぶりの対戦カードになる。その間、ジュビロ磐田の現コーチ柳下正明氏が札幌の監督を務めていたことや、DF加賀健一がレンタル移籍していたりと縁のあるチームだ。スターテイングイレブン発表のアナウンスが流れ、加賀健一が紹介されるとコンサドーレサポーターからも大きな拍手が送られた。
昨夜の天気予報では札幌地方”曇時々雪”と予測され、冬が戻ってきたかのように冷え込んでいる。最高気温は7℃と静岡西部地方と10℃も差がある。しかし試合会場であるドームは、外の気候に関係なくスポーツが実施されることが特徴であり、選手たちは寒さを気にすることなくプレーに集中できる。
対戦する札幌はここまで1勝4敗と苦しんでいる。またリーグ戦、ナビスコカップを含め、ここまで無失点で抑えた試合がなく、攻撃以上に苦戦を強いられている。J2時代は失点の少ない、強固な守備で勝ち上がってきた札幌だが、J1昇格してからは選手の入れ替わりがまだスムーズにできていないこともあり、特にセットプレーからの失点が目立つ。
ジュビロ磐田のスタメンはベンチメンバー共に前節の浦和レッズ戦から動きはない。
3試合連続ゴール中のジウシーニョがチームにフィットしつつ、Jリーグの環境自体にも慣れてきており、今後もゴール量産を期待したい。好調ジウシーニョがゴール前で動き回って相手守備陣をかき回し、駒野のクロスなどサイドからの仕掛けに萬代宏樹の高さを生かした攻撃で得点できれば、これ以上理想的な点の取り方はない。前回ホームで浦和レッズに負けているため、連敗は許されない。待ち受けている連戦のためにもしっかりと勝利を掴み、波に乗るきっかけとしたい。
開始早々インターセプトし、ジウシーニョが遠目からミドルシュートを狙いリズムをつくる。
1分、駒野友一→上田康太と繋ぎ、上田 康太のスルーパスにジウシーニョが反応するが、DF3人に囲まれボールをキープするも萬代宏樹には繋げない。逆に速攻を受けダヴィに渡るが茶野隆行がカットする。
3分、左サイドからダヴィが切り込み大井健太郎、加賀健一がペナルティエリア内で守り、川口能活に受け渡すが混戦になり川口能活がうずくまる。一旦時間は止まるが、しばらくして起き上がり大事には至らない。
6分、カウンターでダヴィが抜け出すが、大井健太郎が冷静に川口能活に戻す。
8分、札幌の右サイドに砂川が抜けだしクロスを上げられるが、ボールはファーに逃げる。
10分、河村崇大からFWの萬代宏樹に当て、上田康太に落とす。上田康太が遠目から枠にシュートを飛ばすがGKにキャッチされる。トップ下に入った上田康太が積極的に展開していく。
13分、上田康太のFK遠目だったこともあり、直接狙わず右から中央の犬塚友輔を狙う。犬塚友輔がシュートを放つが浮いてしまい大きく枠を外れてしまう。
14分、またもカウンターでダヴィが抜け出すが、河村崇大が突破させない。
ここまで河村 崇大・犬塚 友輔・上田 康太を起点にゲームを作りたいジュビロに対し、1本のパスでダヴィを狙ってくるカウンターのコンサドーレ札幌
18分、駒野友一のパスにジウシーニョが抜けるがオフサイドの旗が上がる。
19分、ダヴィが中央でボールを受けようとするが、大井健太郎が体勢を崩しながらも必死にマークにボールを持たせない。
20分、コンサドーレのFW中山元気が倒れ一旦流れが止まる。その間に内山篤監督は河村崇大・犬塚友輔に細かい指示を出す。
22分、ゴール前正面でジウシーニョがクライトンに倒されいい位置でFKを得る。
23分、そのFK、上田康太と成岡翔が立ち上田が直接狙うが、ゴールやや右上に逸れてしまい悔しがる。
24分、ダヴィをポイントに攻撃に仕掛けてくるが、加賀健一が古巣相手にファウルなしのスライディングを見せる。
25分、コンサドーレの交代。中山元気(out)→ディビッドソン純マーカス(in)
29分、クライトンの抜けだしから砂川がクロスを上げられるもシュートは打たせない。
ここまでコンサドーレに決定的シュートを打たせず、その前でしっかりカバーしている。
34分、左に開いたダヴィから横パス、中央に走り込んだ砂川誠にフリーでシュートを打たれるが、わずかにゴール上に逸れジュビロとしては救われる。コンサドーレの決定的場面だった。
37分、茶野隆行がクライトンにファウルを受け倒れる。遅れてクライトンに警告が出される。
39分、左サイドでジウシーニョのキープを河村崇大へ。河村がペナルティエリア内角度のないところからシュートを放つがGK正面でキャッチされる。
41分、ダヴィと加賀健一のマッチアップ。ダヴィがボールを奪われるが、ダヴィのファウルと判定。
43分、クライトンの右からのFK、中央でダヴィにヘッドで合わせられボールは川口能活の頭上を越える。
【1-0】前半終了間近でコンサドーレ札幌に先制点を許してしまう。セットプレーには集中しなくてはいけない。
ロスタイムは2分、左からクライトンのクロスを中央でダヴィがシュート!川口能活が正面でセーブするも、こぼれ球を柴田慎吾に押し込まれゴールネットを揺らされる。【2-0】
立て続けに先制点・追加点を取られ、悪い流れで前半終了。2点ビハインドのジュビロベンチは後半からどう動いてくるか。
上田康太がボランチに下がり名波浩がトップ下に位置し、ジュビロボールで後半開始。
1分、名波浩のパスに成岡 翔が抜け出しCKを得る。
2分、そのCKを上田康太が蹴り中央でこぼれたところを河村崇大が落ち着いて左足を振りきりゴール正面にたたきつける。【2-1】喜ぶこともなく、早く試合を再開。
開始2分で1点を返した。まだまだ時間はある。ここから追加点を狙いゲームを振り出しに戻したい。
5分、名波 浩→成岡 翔と細かいパスを繋ぎ、抜けだした河村崇大に落とすがわずかに合わない。しかし、前半と明らかにリズムの代わったジュビロ。
7分、名波浩のCK、こぼれ球に上田康太がシュートを放つがゴール上へ。ジュビロがボールをキープし流れを作る。萬代宏樹がペナルティエリアやや外正面で倒されFKを得る。
8分、ジウシーニョ・名波 浩がポイントに立ち、ジウシーニョが直接狙うがシュートは浮いてしまう。
11分、成岡翔がトップ下の時間、上田康太が上がる場面もあり、名波 が入ったことにより状況によってポジションチェンジをしてボールを動かす。
13分、加賀健一が右サイドからグラウンダーの低いクロスを上げ、ゴール前でジウシーニョが右足を合わせるがわずかに右に数㎝ずれる。
14分、大井健太郎が抜け出しを阻止したと判定され、イエローカードをもらってしまう。
15分、ここでジュビロは選手交代。ジウシーニョに代えて山崎亮平が入る。
18分、駒野 友一が腹部にタックルを受ける。苦しそうにするが大丈夫なようだ。
20分、コンサドーレのFKから柴田が折り返しゴール前に攻め込まれるCKに凌ぐ。クライトンがコーナーでサポーターを呷りドームは大歓声に包まれアウェイの雰囲気を作られる。
24分、コンサドーレに押し込まれる時間帯、坪内のパスにクライトンに抜け出されピンチかと思われたが、オフサイドの判定。
25分、茶野隆行のロングパスに萬代宏樹が反応し、左サイドで角度のないところからシュートを放つが、DF2人に囲まれコースがない。
26分、河村崇大がインターセプトし、GKとDFの間にボールを入れ山崎亮平を走らせるが、一瞬早くGKにキャッチされてしまう。
27分、1本のパスにダヴィが抜けだし、川口能活の1対1。シュートを打たれるが、ここは川口能活が勝利し体で跳ね返す。これ以上得点を与えることはできない。
29分、川口 能活が倒れ一旦ゲームが止まるが、トレーナーから○のサインが出されプレー再開。
34分、ここで船谷圭祐が準備する。成岡翔に代えて船谷がイン。今季初出場になる。船谷にとってもこのチャンスを生かしてチームに貢献したい。
36分、左コーナー付近でダヴィのボールを加賀健一が奪う。コンサドーレサポーターの目の前での対戦だったが、加賀のプレーに拍手が送られた。
37分、左に抜けた山崎亮平が中央の萬代 宏樹へクロスを上げるが、ファーに流れてしまう。こぼれ球を奪われるとそのままカウンターを受けるが、阻止する。
38分、名波浩のパスに船谷圭祐が前を向き、ペナルティエリア内の山崎亮平へ。山崎は勝負し、DFの間を抜けようとドリブルで仕掛けるが、囲まれシュートまで行けない。
40分、コンサドーレに右の角度のないところからシュートを打たれるも、川口がキャッチし前線へ繋げる。
42分、駒野友一のスローインから、名波を経由し上田康太がミドルシュート!しかし、GKにカットされてしまう。
43分、コンサドーレは残りの時間を考え時間を使ってくる。ジュビロは前にボールを運びたいがシュートまで行けない。
ロスタイムは3分。茶野隆行のロングパスに山崎亮平が競るもこぼれてしまったところで試合終了のホイッスル。レッズ戦からの連敗に肩を落とすジュビロイレブン。柴田慎吾のプロ初ゴールでコンサドーレ札幌にホーム初勝利を与えてしまった。
前半に関しては、攻撃も守備もすべてボールサイドの反応が遅く、特にセカンドボールを拾われること。攻撃の面ではまわりが動かない部分もありますがボランチの辺りでもージーなミス多く相手の攻撃を喰らうこと。そして、失点の時間も非常に悪かった。
後半いつもの形になってしまいますが名波を投入して、ゲームを落ち着かせて周りのペース配分・コンパクトさを改善したいと。後半半分くらいはよく得点も取れたのですが、最終的には蹴り合いでフリーのところでも判断ができない状況がたくさん生まれて、バタバタしてしまう。
相手の狙い通りのゲームのはまり方をしたなと思います。試合を通じて1人ずつの精度を上げていかないといけないというのが率直な感想です。
Q.流れの中での失点はなかったが、DF陣の評価は?
本来ならマイボールにしていかないといけないところを、遅れてファウルをしてセットプレーの状況を作ってしまっているので、守備としてはセカンドボールのリカバーや最終ラインのヘディングのボールのジャッジがかぶってしまったり、そういうことが多くてファウルからセットプレーに繋がっているので、流れの中の守備が関連していると思います。
前半特に、次の予測やポジショニングが遅くファウルをしてしまっていた。
Q.山崎亮平選手投入の狙いは?
多少ボールが運べてきた中で、途中ジウシーニョのケガもあり、ゴール前の山崎の得点感覚をいつもより長い時間でトライしたかった。
しかし、結果的にはヘッドダウンしてミスも多かった。もっと精度を高くヘッドアップして味方を入れてもう一回動ければと思う。そこが彼のこれからの課題でもあります。
相手のやりたいことは、セットプレーでトップに攻めてくるやり方だったが、その通りにやられてしまった。
ロングボールとセットプレーを気をつけないといけないと思って試合に入ったが…
前半もっと裏に抜けるボールを何本か蹴ればよかったと思いますけど、繋ごうという意識を持ってしまったので、中途半端なボールで中盤で取られてカウンターになってしまった。後半そういう場面もありましたが、そこは攻めないといけないのでしょうがなかった。先に2点取られてしまったので引いて守られてしまった。
間に顔を出すとスペースも空いているし、前を向いてフリーになる状況が多かったので、その後は最後のアイデアの問題で、動きだしが必要になってくる。前半は運動量もまったくなかったし、簡単に足下で繋いでミスが出てしまいカウンターを喰らってしまった。
失点も防げる部分だと思うので、そこでの集中力のなさは課題。やっては行けない負け方でした。
1点目がセットプレーで決められてしまって、2点目は絶対同じミスをしてはいけなかったが、こぼれたセカンドボールに集中できていなかった。
前半は自分たちから動き出すということがなかったと思うので、最初からやらないといけない。名波さんが入ってからよくなったではなく、自分たちでもっとやっていかないといけない。
前半はチーム全体の出来がよくなくて、後半よくなりましたが同点までは至らなかった。
相手の戦い方は予想通りでしたが、その中で2失点が痛くて、失点してしまうと相手が余裕を持って守ってくるのでキツかった。
ディフェンスのギャップがあいていたので、そういうところを狙っていけと言われピッチに入りました。
ボールに絡んでもミスしてしまうことが多かったので、そういうところを直していきたい。結果が残せなかったし、シュートもあまり打っていないので、シュートを打つところまでもっていきたい。
ホームで初勝利できたことを非常にうれしく思いますし感謝しております。
ここのところナビスコカップも含め前半15分以内に失点して後手にまわるゲームが多かったので、そこはなんとしても防ぎたかった。
やはり先制点を取ったチームの勝率はかなりの確立ですので、その辺りはシーズンを通してポイントになるのではと思っていましたが、そういう中で先制点をとれたことはよかったですし、こちらの方がアグレッシブさで少し上回ったのかなと。それが前半の結果になって現れてたと思います。後半は、攻められることは予測していましたし、それにどこまで耐えられるかというところでしたが、簡単にセットプレーから失点してしまい苦しい時間帯が続きました。しかし、守備が安定していたので、その部分ではよかったと思います。