2025年 試合速報
明治安田J2 第29節 vs. FC今治
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市原 亮太
梅木 怜
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渡邉 りょう
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井上 潮音
金子 大毅
角 昂志郎
川合 徳孟
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安井 拓也
新井 光
マルクス ヴィニシウス
ウェズレイ タンキ
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江﨑 巧朗
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三浦 龍輝
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為田 大貴
川口 尚紀
ヤン ファンデンベルフ
森岡 陸
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大森 理生
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グスタボ シルバ
上夷 克典
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梅木 怜
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大森 理生
笹 修大
ヴィニシウス ディニス
近藤 高虎
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 9/13(土) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 岡本 知之 | 傅 明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り時々雨 | 90分 | 大塚 晴弘 | 畠山 大介 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
27.6度 | 82% | 榎本 一慶 | 鈴木 良規 |
8 | シュート | 7 |
10 | ゴールキック | 5 |
3 | コーナーキック | 4 |
14 | 直接FK | 13 |
1 | 間接FK | 6 |
1 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
明治安田J2リーグは、ここからラスト10節が幕を明ける。夏の中断明けは連敗を喫したが、リーグ戦では3試合負け無しと上向いてきている。だが、連勝で迎えた前節は[5−4−1]のブロックを構え、守備に比重を置いてきた大分からゴールを奪い切れず、スコアレスドローと3連勝とはならず。今季の目標である「J2優勝・J1昇格」を達成するためには、ラスト10試合でいかに連勝を伸ばしていけるか。勝負強さが問われるシーズン最終盤になる。ハッチンソン監督が「まずは勝ち切らなければいけない」と語気を強める今節、勝ち点「2」差で8位の今治をホームで撃破し、反撃への一歩目を踏み出したいところだ。
代表ウィークによる中断期間では、無得点に終わった前節の課題を踏まえて、アタッキングサード攻略の練習に時間を割いてきた。練習内では、「ペナ内により人数を送り込むこと」(ハッチンソン監督)を意識させて、これまで以上にペナルティエリア内に厚みをもたせる形で攻撃を構築してきた。そういった攻撃面での変化は期待したいポイントになる。
その成果をしっかりとゴールに結び付けることが勝ち点3を獲得するための大きなハードルになる。その上で前節、リーグ戦では3試合ぶりに先発に復帰した渡邉りょうは、大分戦で無得点に終わった悔しさをこう口にする。
「(大分戦は)FWが点を取れれば、勝てる試合だった。自分が結果を残してチームの勝利に貢献したいという思いはより強くなっている」
決めるべき選手にゴールが生まれれば、チーム全体も波に乗れる。そのキッカケを掴むストライカーたちの活躍に期待したい。
今治とは5月の前回対戦では、3−3という激しい撃ち合いの末にドローという結末だったが、チームとしてもこの試合を機にリーグ戦では8試合負け無しとチームが上向くターニングポイントにもなった。ただ、前回対戦で味わったように、今治の前線にはリーグ3位の12得点を挙げているマルクス ヴィニシウスや前回対戦で途中から試合の流れを変え、U-20日本代表にも選ばれている横山夢樹という「強力なストライカーたちがいる」(ハッチンソン監督)。
その強みを発揮させず、それ以上に攻撃のクオリティーで上回る。その先に逆転に向けて反撃の狼煙を上げる勝ち点3が待っている。


非常にタフな試合になりましたが、選手たちは90分間を通して非常に手堅くやってくれたと思っています。ただ簡単なミスでのボールロストがちょっと多過ぎました。それが結果として、今治さんがゴールに迫ってくる状況を数多く作ってしまったと思っているので、そこは見直していかなければいけません。特にボール保持を通して、ゲームをコントロールしていくチームであれば、そういうミスは痛いですし、ミスパスから速攻を受けてしまうのは非常に厳しいので、改善する必要があると思っています。
ただ相手にも非常に良い選手が揃っていますし、特に19歳の若い選手(横山夢樹)は非常に素晴らしいパフォーマンスをしていたと思います。その中で選手たちが泥臭くやってくれたと思いますし、守備に関しては全体的に悪くなかったと思います。
こちらが相手ゴールに迫っていくところはバックサードから、ミドルサード、フロントサードまでを含めてもっと相手のゴールに迫れるようにしていかなければいけないと思っています。ただ非常に手堅い90分でしたし、この勝利は来週にもつながる良いパフォーマンスだったと思っています。
――3試合連続クリーンシートの要因はどこにありますか?
1つ目は基準を明確にしたところだと思っています。チームとして何が良くて、何が良くないのか、その中でチームとしてどこを許容して、どこを許容しないのか。全てのフェーズにおいて、そういったところがよりクリアになったところだと思います。
僕自身も、選手たちもそうですが、始めに設定したはずの基準を忘れがちにはなります。それを改めて明確にして、選手たちに説明して、練習で取り組んできた成果だと思っています。その基準を選手たちがよく理解した上でやってくれていると思います。僕にとって守備はコレクティブなものだと思っています。誰か個人が出始めたから良くなったとか、そういうものではなく、前線から最後尾まで全員がコレクティブにやってくれています。そしてチームとしても重きを置いて取り組めていること、その上で選手たちがしっかりと理解し、ピッチ上で実行できていることが大きな要因だと思っています。
――試合を振り返ってみて
相手もモチベーション高く臨んできた中で、すごく良い試合ができたと思います。ヴィニシウス選手がここまで12ゴールを決めている良い選手であることは間違いない中で、今日の試合で彼が得点できなかったというのは自分にとってもすごく良い仕事ができたのではないかと思っています。
――個人のパフォーマンスはどう振り返りますか?
チームに求められたことも含めて、自分にとってはすごく満足できる試合だったと思います。特に重要なデュエルの局面でキチッと勝つことができましたし、自分の特徴でもあるパスも良いものを何本か出せたと思うので、今日の全体的な自分のパフォーマンスに関してはハッピーです。それを続けていくことが自分にとってもこれから大事になってくると思います。
――ビルドアップに関しては前半からハイプレスをかけて制限してきました。試合の中ではどんなことを感じていましたか?
前半から相手がプレスをかけてくる中で、常に裏のスペースが彼らにとっても危険なエリアだと分かっていたので、右から来たボールを倍井謙とかに裏でボールを受けてもらうというのをチーム全体としても意識していました。そこに何本かボールを出せていましたけど、実際にはそういうプレーをもっとできたと思っています。それができていれば、もっとチャンスを作れたと思っています。
――ここから落とせない試合が続きます。今日の勝利はどんな意味を持ちますか?
先ほどちょうど順位表を見ていましたけど、上との差が詰まって、今日の結果が自分たちをもっと後押ししてくれると思います。今日の勝利を自分たちがもっと活かしていくためには今日やれたことをもう一度、続けていかなければいけないですし、シーズンの最後に自分たちが順位表の良いところにいられるようにまずは自分たちのやれることをしっかり表現することにフォーカスしていきたいと思っています。
――試合を振り返ってみて
本当に前半から難しい展開で、かなり厳しい戦いにはなりました。ただ、全員で0に抑えて、得点を取って勝ち点を取れたので、チームとしてもう一歩成長できたと思います。
――ご自身の決勝点についてはどう振り返りますか?
相手が(GKまで)下げるだろうと思っていたところをうまく狙えました。最後はGKと1対1の状況でしたけど、GKをしっかりと見てかわして流し込むことができたので、それは良かったと思います。(相手のミスが)結果としてゴールに繋がって、チームの勝利に繋がったので、それは個人としても嬉しいですし、そういうのを逃さないようにまたもう一度、良い準備をして次の試合に備えたいと思います。
――チームの攻撃について
ジョルディが移籍してから角昂志郎がウイングをやったり、今日の試合では途中からグスタボがウイングをやりましたけど、また新しいチームの攻撃ができていると思います。ただその回数や質の部分は、自分たち自身がもっと求めていかなければいけないところだと思いますし、それをゴールという結果でもっと結び付けていかなければいけないと思っているので、もっともっとできると思っています。
――次の藤枝戦に向けて
自分たちが上にいくためには連勝するしかありません。また次も勝てるようにしっかりと準備をしたいと思います。