2025年 試合速報

明治安田J2 第23節 vs. 北海道コンサドーレ札幌

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

11 勝
5 分
7 敗
36 得点
28 失点
勝点 38

5
  • 3
  • 1

  • 2
  • 0

1
consadole
consadole

9 勝
4 分
10 敗
30 得点
39 失点
勝点 31

前半
松原 后
6分
松原 后
29分
30分
青木 亮太
スパチョーク
ジョルディ クルークス
31分
47分
アマドゥ バカヨコ
ハーフタイム 後半
1分
荒野 拓馬
マリオ セルジオ
浦上 仁騎
大﨑 玲央
リカルド グラッサ
6分
13分
大﨑 玲央
川合 徳孟
渡邉 りょう
15分
17分
長谷川 竜也
原 康介
渡邉 りょう
23分
為田 大貴
川口 尚紀
上原 力也
井上 潮音
佐藤 凌我
マテウス ペイショット
27分
31分
アマドゥ バカヨコ
木戸 柊摩
リカルド グラッサ
森岡 陸
36分
オウンゴール
48分
1
川島 永嗣
4
松原 后
36
リカルド グラッサ
52
ヤン ファンデンベルフ
6
金子 大毅
7
上原 力也
8
為田 大貴
23
ジョルディ クルークス
33
川合 徳孟
71
倍井 謙
20
佐藤 凌我
SUB
13
阿部 航斗
2
川﨑 一輝
3
森岡 陸
22
上夷 克典
38
川口 尚紀
18
井上 潮音
39
角 昂志郎
9
渡邉 りょう
11
マテウス ペイショット
監督
ジョン ハッチンソン
51
高木 駿
2
髙尾 瑠
6
高嶺 朋樹
50
浦上 仁騎
55
宮 大樹
16
長谷川 竜也
27
荒野 拓馬
47
西野 奨太
11
青木 亮太
20
アマドゥ バカヨコ
33
近藤 友喜
SUB
17
児玉 潤
15
家泉 怜依
25
大﨑 玲央
7
スパチョーク
14
田中 克幸
31
木戸 柊摩
35
原 康介
71
白井 陽斗
90
マリオ セルジオ
監督
岩政 大樹

12,540
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 7/12(土) 19:30
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 石井 秀明 池内 明彦
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 松井 健太郎 田代 雄大
気温 湿度 第4の審判員 記録員
27.2度 64% 矢野 浩平 花澤 秀登
15 シュート 14
14 ゴールキック 11
2 コーナーキック 9
12 直接FK 6
0 間接FK 0
0 オフサイド 0
0 PK 0

夏の中断期間前、最後のリーグ戦でホームに札幌を迎え撃つ今節。サックスブルーがリバウンドメンタリティを示し、そして最後に歓喜を届ける。

磐田は5月から8試合負け無しと順調に勝ち点を積み上げてきたが、直近2試合は連敗中と再び正念場を迎えている。無敗が途切れた第21節のベガルタ仙台戦は、試合の主導権を握って勝利に値するパフォーマンスを見せた上での敗戦だったが、敵地で迎えた前節のロアッソ熊本戦はチームとしてやりたいことを発揮できずに0−2で完敗。焦燥感だけが残る90分間となってしまった。

だからこそ週明けのミーティングではもう一度チームとしての原則に立ち返ることを強く求め、そしてハッチンソン監督は、札幌戦でのパフォーマンスをこう期待している。
「熊本戦のパフォーマンスが自分たちではないことを、次の試合でこのグループ全員が見せなければいけない。そのリアクションを全員に求めたい」

仙台戦でデビューを飾り、熊本戦では初先発を飾ったヤン・ファンデンベルフも札幌戦に向けて強い覚悟を口にする。
「チームが勝つためにやることをやれれば、どのチームにだって勝てる。その自信は持って良い。そのためにも自分たちが積み上げてきたものを原則に立ち返ってやれれば、自然と結果は付いてくる」

前回対戦では、4ゴールを奪い、札幌を敵地で下しているが、そこからアウェイチームも調子を持ち直し、現在は3連勝と結果が伴い始めている。直近でゴールを決めているアマドゥ バカヨコや新加入のマリオ セルジオという前線には個性のあるストライカーを揃え、3戦7得点と噛み合い始めている相手の攻撃陣を抑え、ここまで積み上げてきたアタッキングフットボールで再び札幌を撃破し、中断前にこの流れを食い止める。

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ジョン ハッチンソン 監督

熊本戦で今季最低とも言えるパフォーマンスで非常にガッカリとしていましたが、今日は非常に良いプレスや攻撃ができました。選手たちが理解しなければいけないのはこれがクラブのパフォーマンスの土台であるということです。これを毎試合やるんだというマインドセットを持つこと。もちろん相手によっては同じようなパフォーマンスが難しかったり、別の話になることもありますが、それを選手たちは理解しなければいけません。
熊本戦からしっかりと立ち直って、前半は非常に良いパフォーマンスを見せてくれたと思っています。もちろん前半の終わりに失点してしまったことには腹が立ちましたけど、後半はしっかりと締めることができました。選手も勝つためにはこれを続けなければいけない、90分間やり続けることを理解しなければいけません。相手が10人になったところで自分たちの守備が脆くなったところは良くありませんでしたし、しっかりと主導権を握ってゲームを終わらせなければいけません。
ただ全体的に言えば、非常に良いパフォーマンスでした。特に前半は、オーガナイズした形からボールを奪いにいくプレスが良かったです。立ち上がり15分間は不安定なところがありましたけど、それ以降はしっかりとやれたと思っています。

――川合徳孟選手を先発に起用した狙い、そして後半途中に彼を下げて渡邉りょう選手に期待したことをそれぞれ聞かせてください。

まず(川合)徳孟に関しては相手をしっかりとこじ開けられる選手です。例えば1点目のジョルディ(クルークス)へのパスも素晴らしかったですし、しっかりと前を向いてプレーできます。まだまだ若いので、学ぶこともたくさんありますが、スーパーなタレントだと思っています。

今日スタートにしたのは彼がしっかりとハードワークできていたからこそ勝ち取ったものだと思っています。これから新戦力のグスタボ(シルバ)と競い合わなければいけませんが、今日は非常に良かったと思います。

(渡邉)りょうに関しては本当にエネルギー溢れる選手です。スタートであっても途中出場であっても、しっかりと走ってくれる。相手の裏に抜けるフォワードランや守備でもプレスをかけてくれます。今日はよく裏にも抜けていましたし、ペナルティエリアの中にも入っていたと思います。守備でも、前からしっかりとリードしてくれたところは、(渡邉)りょうも(マテウス)ペイショットも素晴らしかったと思います。

(渡邉)りょうに関してはいかに怪我なく、ピッチ内に居続けられるか、プレーし続けられるかが課題です。ただ復帰後は怪我なくやれているので、非常に良い状態を続けています。あと彼はチーム全体を巻き込んで、周りの選手を鼓舞してくれる素晴らしい性格を持っているので、その点も非常に満足しています。

――熊本戦から守備で改善できたところはどんな部分ですか?

よりボールにプレスをかけることを取り組んできました。熊本戦での守備は私の責任が大きいと思っていますし、もう少し違うやり方ができたと思っていますが、このチームはより前がかりに守備した方が上手くいくと思っています。チームでしっかりオーガナイズした状態からプレスをかけ、相手の選択肢を減らすことが序盤は難しい展開もありましたが、その後はより高い位置でボールを奪うシーンが増えました。そういった意味では前線からのプレスは大きな一歩が踏めたと思います。お互いのために走る、お互いのためにカバーするというところが素晴らしかったです。

熊本戦では良かった点がなく、改善点が多かったことはキツいものがありましたが、その中でショーンをはじめとするコーチ陣が今週、守備のところをハードにやってくれたので、良い狙いを、良い意図を持って、チームとして守備ができたと思います。

ヤン ファンデンベルフ 選手

ヤン ファンデンベルフ ――自分が出場して初めての勝利はいかがですか?
すごく気分が良いです。もちろん勝ったことは重要ですけど、それよりも一番重要なのは自分たちがどのようにプレーできたかです。今日みたいなプレーができて、自分たちのプラン通りに、思い描いたサッカーをしながら勝てたということが一番のポイントだったと思います。これをこの先も続けていくことが自分たちのゴールに向かう正しい道だと思っていますし、それができることを証明できたと思います。そして本当に素晴らしいファンの前で勝利できたことが本当に嬉しいです。

――自分たちのやりたいことを体現するために、ヤン選手が意識したことはどんなことでしたか?
先週の試合はビルドアップのところがすごく苦戦したので、今日の試合ではすごくフォーカスしていました。ゴールキックの入りのところを意識的に変えたところもありましたし、(上原)力也や(金子)大毅はすごく良い選手で良いプレーをしてくれていましたし、それ以外にも良い選手を挙げれば全員の名前が出てきてしまうので、これ以上は言いませんけど、本当に良いプレーができたと思います。
ビルドアップの局面で、どこを改善する必要があるのか、どこがうまくいっているのかを明確に分析し、チーム全体に共有して落とし込むことができました。自分自身としても、それをきちっと実行できました。だからこそたくさん縦にもボールを通せましたし、自分が意識していた通りにプレーできたと思います。

――チームとして良い部分が多かった中で、前半終了間際の失点は悔やまれる点もあると思います。あのシーンはどのように振り返りますか?
前半の最後の時間帯は、少し後ろに下がり気味になってしまいました。ボールを奪い返そうという意欲が見えず、ちょっとずつ下がってしまったところで全体が緩くなってしまったと思います。もっとコンパクトにして、全体の距離を縮めなければいけなかったところができませんでした。そこからクロスを上げられたときにカバーが間に合いませんでした。後半も何本かクロスを上げられていましたけど、そこも寄せが甘かったり、チーム全体として緩くなってしまったところが失点に繋がったので、そういうことが2度と起きないように自分たちで修正していきたいと思います。

松原 后 選手

松原 后 熊本戦で自分たちのフットボールではない90分間で残念な試合をしてしまい、その後からチーム全体でもう一度、自分たちのフットボールをやろうという強い気持ちで試合に入りました。今日の試合では後ろから優位なところを見つけながら、勇気を持ってボールを運んでいくことができたと思います。

――先制点を決められたことについてはどうですか?
ゴールを決めた位置に入っていけるのが自分の強みです。ただ今シーズンはああいったボールを決め切ることができていなかったので、やっと決めることができて良かったです。開始早い段階でのゴールだったので、1点だけでは終わらないと思っていました。でも先制点がめちゃくちゃ大事な試合だと思っていたので、それを自分が決められて良かったです。

――2点目はクルークス選手の鋭いクロスに頭で合わせました。そのゴールはいかがですか?
ジョルディがああやってボールを持てば、良いクロスが入ってくることは分かっています。だからこそ自分もその位置にポジショニングを取れたことが1番大きかったと思います。本当にジョルディが良いボールを上げてくれたのでゴールを決められました。

――悔しい敗戦になった熊本戦からどのような話し合いや練習を重ねて準備してきましたか?
まずは僕たちがピッチに立つ以上、責任というものがあります。ジョンがミーティングでも言いましたけど、熊本戦はその責任感が許容できるものではなかったと厳しく言われました。僕たちも同じように感じていましたし、それをピッチでこのエンブレムを背負ってプレーする責任は必ず果たさなければいけないですし、J2優勝して必ずJ1に上がるという強いメンタリティーの部分を見つめ直して、自分たちのフットボールをやろうと準備してきました。

――技術的なところよりもメンタル面の変化が大きかったと?
僕たちが目指しているフットボールは変わりません。戦術やプレーの部分を変えるというよりはメンタリティーの部分で、自分たちのフットボールを、勇気を持ってやる中で、しっかりと優位性を見つけてボールを運ぶところ、ただ蹴るのではなく、空いている選手を見つけながら前進していくところを準備してきたので、今日はいつも通りのフットボールができたと思います。

――ここから残り15試合、どのような戦いを見せられるようにしていきたいですか?
自分たちは本来もっと上の順位にいなければいけないクラブだと思っています。ただその中でまだ下の順位にいるので、本当にここからが勝負だと思っています。上位勢の勝ち点も詰まっていますし、ここから本当に昇格したいというメンタリティや勝負強さを見せられるチームが勝ち点を積んで最終的に優勝や自動昇格に向かっていくと思うので、自分たちがそのメンタリティを持てるのか。ここで良い試合をしても、次の試合で熊本戦のようなプレーをするようではいけないし、その時間は残されていないと思います。ここからが本当に勝負だと思うので、今日のようなメンタリティで練習からやっていければと思っています。