2024年 試合速報

明治安田J1 第29節 vs. 横浜F・マリノス

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
8 分
19 敗
45 得点
64 失点
勝点 35

3
  • 1
  • 1

  • 2
  • 3

4
fmarinos
fmarinos

14 勝
7 分
15 敗
58 得点
58 失点
勝点 49

前半
ジョルディ クルークス
5分
47分
西村 拓真
49分
アンデルソン ロペス
ハーフタイム 後半
2分
西村 拓真
松本 昌也
マテウス ペイショット
中村 駿
山田 大記
10分
レオ ゴメス
14分
16分
西村 拓真
植中 朝日
19分
アンデルソン ロペス
レオ ゴメス
平川 怜
渡邉 りょう
高畑 奎汰
21分
26分
アンデルソン ロペス
27分
松原 健
榊原 彗悟
エウベル
宮市 亮
ジャーメイン 良
38分
松原 后
藤川 虎太朗
42分
渡辺 皓太
水沼 宏太
ヤン マテウス
井上 健太
ジャーメイン 良
47分
1
川島 永嗣
4
松原 后
6
伊藤 槙人
36
リカルド グラッサ
14
松本 昌也
16
レオ ゴメス
23
ジョルディ クルークス
25
中村 駿
50
植村 洋斗
11
ジャーメイン 良
55
渡邉 りょう
SUB
21
三浦 龍輝
18
高畑 奎汰
26
西久保 駿介
10
山田 大記
13
藤川 虎太朗
37
平川 怜
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展
21
飯倉 大樹
2
永戸 勝也
4
畠中 槙之輔
5
エドゥアルド
27
松原 健
6
渡辺 皓太
9
西村 拓真
13
小池 龍太
7
エウベル
10
アンデルソン ロペス
11
ヤン マテウス
SUB
31
白坂 楓馬
15
上島 拓巳
35
榊原 彗悟
14
植中 朝日
17
井上 健太
18
水沼 宏太
23
宮市 亮
監督
ジョン ハッチンソン

13,214
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 11/16(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 辺見 康裕 山下 良美
天候 試合時間 副審 副審
90分 淺田 武士 道山 悟至
気温 湿度 第4の審判員 記録員
20.3度 43% 大橋 侑祐 花澤 秀登
11 シュート 20
11 ゴールキック 7
3 コーナーキック 7
7 直接FK 8
5 間接FK 5
5 オフサイド 5
0 PK 0

リーグ戦は残り3試合。J1残留に向けて負けられない戦いが続くジュビロは、ホームに横浜FMを迎えて勝点3を目指す。今日は台風の影響より延期となっていた第29節の延期開催。残留を争うチームは既に試合を終えており、勝点差を縮める絶好のチャンスだ。

スターティングイレブンは、GK川島永嗣、DF松原后、伊藤槙人、リカルド グラッサ、MF松本昌也、植村洋斗、レオ ゴメス、中村駿、ジョルディ クルークス、FWジャーメイン良、渡邉りょう。前節を欠場した中村駿が2試合ぶりにスタメンに復帰。また、平川が8月の町田戦以来のメンバー入りを果たしている。

横浜FMは現在12位。20ゴールを挙げて得点ランキング2位につけるアンデルソン ロペスを筆頭に、スピードとパワーのある攻撃陣を擁しており、リーグ屈指の得点力を誇る。今日も“良い守備が良い攻撃に繋がる”という横内監督の基本コンセプト通り、まずは連動した守備でボールを奪い、素早い攻撃を展開していきたい。前節3ゴールに絡んだジョルディ クルークスに注目が集まるが、「そこを相手が警戒してくるからこそ、逆サイドにもスペースが生まれてくるはず」と指揮官は期待を込める。両サイドから多彩な攻撃を繰り広げ、ゴールネットを揺らしたい。

キックオフはこのあと14:00。天候はくもり。
前節のガンバ大阪戦は、終盤まで2点のリードを許していたが、そこから上原と鈴木の連続ゴールで一時は同点に追い付く粘りを見せた。13,000人を超えるサポーターの大声援がこの猛攻を後押ししたことは間違いなく、今日もホームの利を最大限に活かして勝利を掴み取りたい。

試合速報はこちらをクリック
横内 昭展 監督

――試合の総括
今日もスタジアムに入るときから本当にたくさんのサポーターから声をかけていただきました。試合が始まる前も、試合が始まってからも、我々が挨拶に行ったときも、本当にたくさんの声をかけていただききました。我々もそうですけど、サポーターの方も前を向いて我々の勝利を信じてくれて、あと2戦、もう1回しっかりやらなければいけないという思いにさせてくれる声かけをしていただきました。本当にありがとうございます。
今日は上位に詰め寄るチャンスだったのですが、それができず本当に申し訳ありません。試合に関しては、非常に良い入りができたと思っています。先制して、追加点が奪えるチャンスもありました。ただ時間の経過とともに長いボールが多くなってこぼれ球を拾えなくなってから、かなり押し込まれるようになって、少し疲弊してしまいました。もう少し、自分たちでボールを動かす時間を増やす必要があったと思います。ただそれをやらせてもらえず、前節もそうでしたけど前半終了間際に失点をして、それが我々にとって重くのしかかってしまいました。ただそれでも1-1の状態で後半を迎えられたのですが、今節も後半の早い時間帯に失点してしまった、痛い2失点目でした。そのあと追加点を奪われた中で、途中から入れた選手も含めて少し形を変えながら、なんとか我々も得点を奪おうとしましたが、追い付くまでにはいかず、多くの失点をしてしまいました。ただ前節もそうでしたけど、なんとか勝点を拾うために、選手は最後まで走り切ってくれたと思っています。必ずあと2試合、勝点6を奪いたいと思っています。

――スタートは3バックでしたが、後半途中から4バックに変えた意図は?
一つは前線に人を増やしたいというところと、それと同時に相手にプレッシャーをかけるときにマークをはっきりさせること。そういう狙いで変えました。

――植村選手を3バックで起用した意図は?
4バックという選択肢もありましたが、今週の練習で植村にそこでプレーしてもらって、十分やれていて、彼の良さが出せると判断して、3バックかつ植村でいこうと決断しました。

――前半途中から押し込まれてしまったのは、それまで繋げていたところが繋げなくなってしまったことが要因でしょうか?
スタートはみんな勇気を持ってプレッシャーを掛けながら、奪ったボールをどこに運んでいくかということをチームで共有できていたと思います。途中から少し長いボールが増えて、相手ボールになる機会が多くなってしまいました。相手も本来ハイプレスがストロングのチームなので、それに対して我々は少し臆病になり過ぎたところで長いボールが増えてしまいました。そこでなかなかセカンドボールが拾えず、距離感も少しずつ悪くなってしまったのかなと思います。

――守備でも時間の経過とともに、なかなかボールを奪うことができなくなってしまいました
ポイントはしっかり分かっていたと思いますが、相手選手の出入りが多くなって、そのときに誰が掴みに行くのか、誰が戻るのか、少し迷いが生じたところはあったと思います。

――前半アディショナルタイムと後半の立ち上がりに失点しましたが、少し緩さもあったのではないでしょうか?
選手には「スタートから100%で行ってくれ」という話をしています。ただそれでやり続けていく中で、息切れしてしまう時間はあったと思います。後半最初の失点はフレッシュだったとは思いますが、3バックから4バックに変えたあとは、後ろは5枚で守るのか4枚で守るのかで、スライドの距離や相手との距離が変わってきて、疲弊させられてしまったところがあったと思います。我々は90分を通して高いインテンシティーでやれるところまで来ていないのが、現状なのかなと実感しています。

――90分を通して高い強度で戦うことはできなくても、メリハリを付けて、時間帯を分けて高い強度で戦うことはできないのでしょうか?
メリハリだけでは難しいと思っています。現代のサッカーはトランジションがかなり早くなっていて、メリハリの休むところを見つけることは難しい状況になってきていると思います。そういう意味ではそこで失点してしまうことが、我々が持っている問題なのかなと思います。

――ハーフタイムと試合後、選手にどんな声を掛けましたか?
ハーフタイムのところでは、痛い失点でしたが1-1で相手にリードされている訳ではないので、まずは前半と同じ入りをしていこうという話をしました。そうすれば必ずチャンスを作ることができるということを選手に伝えて送り出しました。
試合後は、残留の可能性は全く無くなった訳ではない、少しの可能性がある限り戦うぞと。あと2試合あるので、この2試合逃げること無くやる、もう1回チームが一つになって、その可能性に懸けていこうと。あとは我々だけではなく、応援してくれるサポーターがこれだけいるので、その方たちと一緒に戦っていこうという話をしました。

ジョルディ クルークス 選手

ジョルディ クルークス ――みんなが待ち望んでいた加入後初ゴールでした
今日の試合は、もう少し上手く試合運びができたのではないかという反省があります。そこは前回の試合から改善できなかった部分です。1-0でリードしていながら、前半の最後に失点してしまいました。せっかく良い形で試合に入れたにも関わらず、前半の最後まで持ちこたえることができず難しい試合になってしまいました。自分のゴールは渡邉選手が決めるだけというパスをくれたので、彼に感謝したいです。自分のゴールは嬉しいですが、チームとしての結果は凄く残念です。

――立ち上がりは相手を押し込めていましたがその要因は?
自分がジュビロに来てから1番良い前半の入りだったと思いますし、最初の20分は快適にプレーすることができました。要因の一つはディフェンスをしっかりできたこと。奪ってから前に出ていくという意識、みんながボールを受けようとして、ボールを動かして、主導権を握ってプレーできていたと思います。ただ、そこから自分たちで首を絞めてしまいました。後ろに下がって引いてしまい、1-4にされてしまいました。もう一度立て直せたのは、コンパクトにしてボールを奪ってそこからまた攻撃に出ていくことができたからです。きちんとした守備から攻撃が始まるということが、この試合で改めて示されたのではないかと思います。

――残り2試合、どんな気持ちで戦いますか?
勝点6を取る以外に道はありません。ここから2週間空くので、しっかり準備をして、全てが自分たちの方に転がるように工夫しないといけません。今まで通りではいけないですし、何か一つでも工夫を加えて、自分たちに全てが転がるようにしていきたいです。

藤川 虎太朗 選手

藤川 虎太朗 ――短い時間でアシストという結果を残しました
ベンチから見ていて正直覇気が無いというか、立て続けに失点して、負けを意識しているかのような雰囲気があって、意地でも一発を決めに行くという姿勢が足りないなと感じていました。自分が出たら絶対にそれを出そうと思っていたので、その気持ちがプレーに出たのかなと思います。

――ここ数試合はメンバーから外れていましたが、練習試合などで結果を出して出場を掴み取りました
今シーズンはなかなか試合に絡むことができなくて、自分への苛立ちや、クエスチョンが浮かぶことがたくさんあって、でもそれを人にぶつけるのではなく、どう自分に矢印を向けるかということが大事だと思っていました。こういう状況のときこそ、出ている選手だけに目を向けるのではなくて、試合の日にメンバーから外れても朝早くからチームのために、自分のために練習している選手がいることを、チーム内だけでなくてサポーターの方にも分かって欲しいと思います。今回は僕がピッチに立って結果を残すことができましたが、試合に絡めなくても頑張っている選手のことを見て、励まし合っていくことが、残り2試合の結果にも繋がると思っています。

――残り2試合、どんな気持ちで臨みますか?
劇的に何かを変えるということは現実的には難しいと思うので、横内さんがずっと言っている球際だったり、相手より走ること、パスの精度だったりを練習から研ぎ澄ましてやっていきたいと思います。

ジャーメイン 良 選手

ジャーメイン 良 ――今日はどんな思いで試合に入りましたか?
勝点3を取るしかなかったので、入りから全員が前に矢印を向けて、勢いを持って、サポーターの声援を背中で感じながら良い入りができたかなと思います。

――先制点を取りましたが、20分以降は押し込まれてしまいました
後ろが5枚でやっている分、少し後ろに重くなってしまう時間が長くなってしまいました。立ち上がりはそこから前に押し出してプレスを掛けて、奪ったあとにしっかり繋いでカウンターという形を作れていました。ただ、だんだん押し込まれてしまって、押し返せなくなって失点してしまったので、もう少しピッチ内で自分たちで修正できれば良かったなと思います。

――1-4から1点差まで追い上げられた要因は?
スタンドで見ているファン・サポーターの方々が諦めていなくて、その声援をしっかり感じていました。自分たちも監督から「どういう状況になっても最後までやり続ける」と言われていた中で、諦めている選手は1人もいなかったと思います。そういう中で2点取れましたけど、前節と同じような展開というか、スコアも一緒ですし、勝点に繋げられなかったという意味では、余計な失点があったと思うので、そこは改善していかないといけないと思います。

――それでも1-4のまま試合を終わるのと、2点返して終わるのでは、次節に向けた雰囲気も大きく違うのではないでしょうか?
今日の試合で勝点を取らないと道は繋がらないと僕は思っていましたけど、まだ数字的に残留の可能性は0%ではないと監督からも話があって、2試合とも勝てば残留の可能性があるので、ラスト2試合しっかり勝ちたいと思います。

――残り2試合に向けた意気込みを
ホーム3連戦を3連勝するという気持ちでクラブ全体がやってきた中で、2連敗という形にはなってしまいましたが、サポーターもシーズンで1番の声援や雰囲気をずっと作ってくれているので、ホーム最終戦では何とか結果で応えられるように頑張りたいと思います。

横浜F・マリノス ジョン ハッチンソン監督
 

――試合総括
全体的には本当に素晴らしいパフォーマンス、素晴らしい結果を選手たちが出してくれたと思います。ですが前半の最初の20分はかなりスローなスタートになってしまって、残念なパフォーマンスでした。もちろんジュビロにプランがあって、彼らも勝利のために前から来ていたところがあったとはいえ、最初の20分は非常に残念なスタートだったと思います。ハーフタイムに選手たちに伝えたことですが、「みんな荷物をまとめて帰ろうよ」と言いたくなった最初の20分でした。ですが後半になり、選手たちはギアをしっかり上げて、点をたくさん取れるようなパフォーマンスを見せてくれたと思います。4点だけでなく、もっと多くの得点が取れるチャンスを作り、勝ちに値するパフォーマンスを見せてくれたと思います。