2024年 試合速報

明治安田J1 第35節 vs. ヴィッセル神戸

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vissel
vissel

20 勝
7 分
8 敗
56 得点
34 失点
勝点 67

2
  • 0
  • 0

  • 2
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
8 分
17 敗
39 得点
56 失点
勝点 35

前半
25分
リカルド グラッサ
広瀬 陸斗
佐々木 大樹
38分
48分
中村 駿
ハーフタイム 後半
宮代 大聖
2分
3分
西久保 駿介
山川 哲史
8分
12分
高畑 奎汰
渡邉 りょう
ジョルディ クルークス
山田 大記
16分
ハッサン ヒル
20分
中村 駿
マテウス ペイショット
33分
植村 洋斗
上原 力也
西久保 駿介
川﨑 一輝
酒井 高徳
鍬先 祐弥
宮代 大聖
ジェアン パトリッキ
35分
武藤 嘉紀
初瀬 亮
井手口 陽介
菊池 流帆
46分
1
前川 黛也
3
マテウス トゥーレル
4
山川 哲史
15
本多 勇喜
24
酒井 高徳
6
扇原 貴宏
7
井手口 陽介
11
武藤 嘉紀
23
広瀬 陸斗
9
宮代 大聖
10
大迫 勇也
SUB
21
新井 章太
19
初瀬 亮
55
岩波 拓也
81
菊池 流帆
22
佐々木 大樹
25
鍬先 祐弥
26
ジェアン パトリッキ
監督
吉田 孝行
1
川島 永嗣
4
松原 后
6
伊藤 槙人
18
高畑 奎汰
26
西久保 駿介
32
ハッサン ヒル
36
リカルド グラッサ
23
ジョルディ クルークス
25
中村 駿
50
植村 洋斗
11
ジャーメイン 良
SUB
24
杉本 光希
2
川﨑 一輝
15
鈴木 海音
7
上原 力也
10
山田 大記
55
渡邉 りょう
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展

16,379
スタジアム名 試合日 キックオフ
ノエスタ 11/1(金) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
良芝 奥谷 彰男 山本 雄大
天候 試合時間 副審 副審
屋内 90分 聳城 巧 平間 亮
気温 湿度 第4の審判員 記録員
22.2度 72% 高崎 航地 村上 伸也
18 シュート 6
8 ゴールキック 9
8 コーナーキック 3
18 直接FK 6
0 間接FK 1
0 オフサイド 1
0 PK 0

リーグ戦第35節は、2位ヴィッセル神戸との一戦。優勝争いを繰り広げている強敵が相手だが、ジュビロとしては残留を掴み取るためにも勝点が必須のゲームになる。前節、セレッソ大阪からチーム一丸となって手にした勝利の勢いを繋いでいくべく、今日も強い覚悟を持って敵地に乗り込む。

スターティングイレブンは、GK川島永嗣、DF松原后、伊藤槙人、高畑奎汰、第25節のアルビレックス新潟戦以来の先発となる西久保駿介、ハッサン ヒル、リカルド グラッサ、MFジョルディ クルークス、中村駿、植村洋斗、FWジャーメイン良。今季ジュビロに加わった川﨑一輝がリーグ戦では初のベンチ入りを果たした。

チームはこの2週間、相手のストロングの一つでもあるクロスボールへの対応や、セットプレーの練習にも時間を割くなど充実した準備を続けてきた。横内監督は、「個々がベースの部分を高めること、それを発揮することが大切。相手がボールを持ったときに、人に対してしっかり行けないと良いボールが出てくる。スペースを与えず、かつボールにしっかりプレッシャーをかけ続けることがポイントになる」と言い、アプローチの仕方、行き方の整理など細かな部分もトレーニングを通して落とし込んできた。
また、攻撃面に関しても「攻守が切り替わった瞬間に簡単に相手に渡すこと無く、どれだけ自分たちのボールにできるか。ボールを動かしてできたスペースに走り込み、ボールを送り込めるか。守から攻へ切り替わった瞬間のアイデアは必ず持っておきたい」と指揮官。前節は山田大記が空いたスペースに動き出してパスを受け、そこから上げた右クロスがゴールに繋がったが、今日もそうしたシーンを増やしていくことで決定機を多く生み出していきたい。

キックオフはこのあと19:00。ノエビアスタジアム神戸周辺は雨が降っている。
前節、ジャーメインにリーグ戦8試合ぶりの得点が生まれたこと、そして守護神の川島が試合終了間際に執念のPKストップを見せてチームに勝点3をもたらしたことは、残留に向けてハードな戦いを続けているチームを勢い付かせるには十分なものだった。ラスト5試合、ジュビロは団結力をさらに強固なものにし、一戦一戦勝利を重ねていく。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
今日も雨の中、本当にたくさんのサポーターの大声援を受けました。我々の勝利を信じて応援し続けてくれたサポーターに申し訳なく、勝点を奪えずに帰っていただくというのは本当に申し訳なく思っています。
神戸相手に先に点を取られるというのは我々にとって非常に厳しい試合になるというのは分かっていましたし、何とか失点をせずにどれだけ長い時間耐えながら、しっかり自分たちの攻撃をやれるか、そういうプランで臨みました。前半は本当に押し込まれるシーンが多かったですが、最後身体を張って選手たちは我慢強く戦ってくれたと思います。
後半の入りが全てだったかなと思います。全く警戒していなかった訳ではないですし、我々選手ともこの入りの部分というのは注意をしていたのですが、実際自分たちのボールをロストしてそのままカウンターから失点してしまいました。リスク管理もしていなかった訳ではなくて、人数も完全に数的不利な状態ではなかったのですが、少しのポジションの甘さ、スペースを与えたことで相手のクオリティの高い選手たちに上手くこじ開けられてしまったなと感じています。
そのあと交代カードを切って得点を奪いに行きましたが、セットプレーで相手に追加点を与えてしまいました。最後まで得点を奪いに行きましたけど、そんなに簡単にはやらせてもらえなかったという印象です。

――植村選手をボランチで起用し、右サイドで西久保選手を起用しました。選手起用の意図を教えてください
植村に関しては、レオ ゴメスが出場停止で誰をそのポジションにというところでした。少し怪我もあってコンディションがまだ整っていなくて、前節のセレッソ戦の出場は難しかったのですが、コンディションも上がって怪我をしていたところもほとんど影響は無いというところで、先々週・先週とすごく良いパフォーマンスを出してくれていました。これまで右サイドで出場することが多かったのですが、本来彼はボランチというポジションの選手なので、この2週間試してプレーしてもらいましたが、非常に良いプレーをしていたので植村でいこうという決断をしました。右サイドに関しては、松本昌也が前節出ていたのですがトレーニング中に少し足を負傷してしまい、今少し別メニューでやっているというところで、ここも何人か試しながらトレーニングしていました。その中で西久保が良いプレーを見せていたので、彼で行こうと決断しました。

――植村選手の今日の評価について
強度のある神戸に対して怯むこと無くアプローチに行けていたと思いますし、セカンドボールも拾って彼の良さは出してくれたかなというところはあります。ただ、奪ったボールを確実に繋げていく、そういうところはまだまだ彼の中の課題として残ったかなとは思っています。

――川﨑選手がJ1リーグデビュー戦となりました。ベンチ入りの理由と送り出すときの指示について
川﨑に関してはリーグ戦でこれまでチャンスが無くて、ただ腐ること無く毎日の練習に取り組んでいました。今回怪我人が出たというところで、彼も本当にそのチャンスを掴もうと必死になってトレーニングをしてくれていました。非常に良いパフォーマンスを見せてくれていたので、スタートではなかったのですが(西久保)駿介でいこうか、(川﨑)一輝でいこうかと迷うくらいのものを出してくれていました。今日少しプレーしましたが、彼にとっては大きな一歩になってくれたら良いかなと思っています。(ピッチに送り出すときは)とにかく前にしっかり仕掛けるというか、高い位置を取れと。そこから自分の良さを出してこいという話をしました。

――後半の入りが全てだったと仰っていましたが、そこの入りで前半のようにギアを上げられなかった要因はどこにあると感じていますか?
ギアが上がってなかった訳ではないと思います。そこに関しては僕らも注意深くやっていましたし、選手もそのつもりで入ったと思います。ただ、まだしっかり振り返っていないので間違っていたら申し訳ないのですが、相手から奪ったボールをジョルディがキープして何とか自分たちのボールにしようとして、横パスを少し相手に取られて、(中村)駿もそこに対してプレッシャーをかけたと思うのですが、そこでスッと入れ替わったと。その前のところで前線には1枚しか残っていなかったと思うのですが、我々は3センターバックがいたのではないかなと。ただ入れ替わって相手が勢いを持ってきたところで止め切れなかった。リスク管理のところで人はいたけど、ひょっとするとカウンターのところでもっと絞ったポジションを取れていれば、相手の攻撃を遅らせることができたのかなと。そういう隙が出てしまったなと。その隙をやはり神戸は見逃さずに得点まで結び付けるという、そこに我々との大きな差があるのかなと思っています。

川﨑 一輝 選手

川﨑 一輝 ――厳しい結果となりましたが、自身にとってはJ1リーグデビューです
出場機会が少ない中で今日はこうやって出させていただいて、残り少ない時間でしたけどそこで結果を残せないと今後チームの原動力にはなっていけないと思います。また1週間、ガンバ大阪戦に向けて良い準備をして臨みたいと思います。

――川﨑選手にとって大きな一歩になったのでは?
今日の試合の経験はすごく大きくて、試合に出ていないとこうやってスタジアムの雰囲気も味わえないですし、そういうところでも、もっとピッチに立たないとダメだなと再確認できました。

――相手はJ1リーグ2位のヴィッセル神戸という大一番の試合での出場でした
僕たちも降格圏から脱出するためには勝利が必要でしたが、その中で交代で入ったときに結果が出せなかったというところはまだまだ課題だなと思いました。

――ロングスローにもチャレンジしていましたが、どんなところを意識していましたか?
ゴールを一番に考えていました。ロングスローは僕も投げられますし、練習でもやっていたのでそこを出せたことは良かったかなと思います。

――厳しい試合展開の中で途中出場しました
こういった状況の中で投入されるということは結果を求められていると思いますし、そこで結果を残さないと選手としての価値が無いと思うので、目に見える数字をとにかく結果を残そうと考えていました。

――今日川﨑選手が出場したことは、今のチームにとってもポジティブな要素だと思います
僕みたいにずっと出ていない選手は早く試合に出たいと常に思っていますし、メンタル的にも落ちてしまうときもあったのですが、なんでサッカーをやっているかと言ったら楽しいから、好きだからです。そこの楽しさを試合に出ることで味わえたので、今後も良い部分でチームに貢献できたらと思っています。

伊藤 槙人 選手

伊藤 槙人 ――まずは今の率直な思いを
力負けしたというか、相手は素晴らしいチームですし、本当に悔しいです。

――その中でもリーグ屈指の攻撃陣を封じる場面も多々見られたのでは?
前半を0で抑えたことは、チームみんなで耐えたなと思うのですが、やはり後半立ち上がりでの失点というのは気を付けなくてはいけない時間帯ですし、あそこで失点をすることでうちも出ていかないといけないし、苦しい展開にしてしまいました。

――あの失点をした場面を改めて振り返ると難しい部分もあったのでは?
もっとスライドしてコンパクトに守ることができていれば、あんなに深い位置にボールが行くことは無かったと思うのですが、そこでもっとしっかりポジショニングを取ることだったり、リスクマネジメントをもっとやっていかなくてはいけないなと思います。

――ディフェンス陣としては本当にタフで苦しい試合だったと思います。この敗戦を次に繋げるために
やはり0の時間を長くすることで相手も焦りが出ますし、うちも点を取るチャンスがあると思うので、もっともっと全員が集中して無失点でいけたら良いですが、とにかく無失点の時間を長くすることだと思っています。
――ここからホーム3連戦です
僕たちはもう勝点を取りに行くしかないので、目の前の試合で1試合ずつ勝点3を積み上げていきたいですし、次の試合に向けて切り替えてホームで必ず勝点3を奪いたいです。

高畑 奎汰 選手

高畑 奎汰 ――前半は耐えて無失点で折り返しました。前半の戦いぶりを振り返って
前半はみんな耐えていて、結果的に0に抑えることができましたけど、それを1試合通してやらないといけないですし、後半立ち上がりで失点したというのは自分たちの気の緩みのようなものが出てしまったのかなと思います。

――相手はそうした隙を見逃してくれないチームだと思います
上位にいるチームなだけあって、隙を見せたらすぐ失点をしてしまう、というくらい隙を突いてくるという印象でした。今日はそこを自分たちが後半の最初に見せてしまって、やられたことがいけなかったと思います。

――上位チーム相手からどうやって点を取ろうと考えていましたか?
かなり蹴り合いのようになっていて、ほとんどボールに触れずに頭の上をボールが行き来していた感じでしたけど、奪ってからのカウンターだったり裏に出て、というところでは前半の終わりに何回かチャンスがありましたし、そこのチャンスはずっと焦れずに狙っていました。ただ、あまりチャンスを多く作れなかったというのは、自分も含めて前にいる選手の責任だと思います。

植村 洋斗 選手

植村 洋斗 ――今日はボランチでの出場となりました。試合全体を振り返って収穫や課題などはいかがですか?
苦しい展開が多かったですけど、前半に失点をせずに終えられたということはチームにとっての収穫でした。ただ、後半の立ち上がりでやられてしまったというところでは、自分たちの隙が出てしまったなと。開幕戦に比べて自分たちが成長できているところは間違いないですが、それよりも圧倒的な差がまだまだあったなと思います。

――前半はプラン通りの内容でしたか?
理想はもう少し自分たちの時間を作ることができれば良かったのですが、本当に苦しい時間が多かったなと。あの時間帯で失点していたら、前半で2点、3点取られていたと思うので、0で抑えられたということは最低限良かったのかなと思います。ハーフタイムもポジティブだったので、良い前半だったのかなと思います。

――前半ポジティブだったからこそ、後半の立ち上がりの失点は痛かったですね
あそこで失点してしまったことは本当に痛いですし、あそこから苦しい時間が続いてしまったので、そこはすごく反省点だなと思います。

――改めて、植村選手自身の今日のタスクは?
まずは守備のところで目の前の相手に負けないところ、球際で負けないところです。また、もっとゲームをコントロールして、もっとボールを受けて作ることができれば良かったのですが、相手に持たれてしまうことが増えたので難しかったかなと。守備のところに関しては、前半はチームとしても個人としても、行くところをしっかり行けていたので良かったかなと思います。

――試合後のロッカールームはどのような雰囲気でしたか?
痛い敗戦ではありましたし、勝たなくてはいけないゲームだったので悔しいですけど、僕たちはあと4試合勝利のために戦うだけですし、次の1週間ガンバ大阪戦に向けて、今日の収穫や課題を踏まえて取り組んで、勝てるようにやっていこうというと。本当に今日は勝ちたかったですけど、前を向くだけだなと思います。

ヴィッセル神戸 吉田 孝行監督
 

――試合の総括
勝点3を取れて良かったなと思います。前半から自分たちのリズムでサッカーができていましたし、焦れずにやっていることはみんなできていたので、それをさらに後半もさらに勢いを増していこうということで、良い時間帯に点も取れましたし、セットプレーの部分も良かったなと思います。残り3試合ですけど、とにかく自分たちが勝ち続ける、その結果がどうなるかだけだと思うので、目の前の試合に集中してやっていきたいと思います。