2023年 試合速報

明治安田J2 第27節 vs. ザスパクサツ群馬

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zaspa
zaspa

10 勝
10 分
7 敗
32 得点
28 失点
勝点 40

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 1

1
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

13 勝
9 分
5 敗
48 得点
30 失点
勝点 48

前半
長倉 幹樹
12分
37分
松原 后
ハーフタイム 後半
3分
金子 翔太
15分
鈴木 雄斗
佐藤 亮
北川 柊斗
川本 梨誉
平松 宗
18分
19分
松本 昌也
後藤 啓介
山本 康裕
古川 陽介
川上 エドオジョン 智慧
内田 達也
25分
28分
古川 陽介
山中 惇希
白石 智之
40分
44分
金子 翔太
ファビアン ゴンザレス
上原 力也
鹿沼 直生
伊藤 槙人
鈴木 海音
21
櫛引 政敏
2
城和 隼颯
5
川上 エドオジョン 智慧
24
酒井 崇一
36
中塩 大貴
15
風間 宏希
17
山中 惇希
38
天笠 泰輝
7
川本 梨誉
10
佐藤 亮
28
長倉 幹樹
SUB
42
石井 僚
6
内田 達也
50
菊地 健太
9
北川 柊斗
14
白石 智之
18
岩元 ルナ
23
平松 宗
監督
大槻 毅
21
三浦 龍輝
4
松原 后
6
伊藤 槙人
17
鈴木 雄斗
36
リカルド グラッサ
7
上原 力也
14
松本 昌也
23
山本 康裕
33
ドゥドゥ
40
金子 翔太
18
ジャーメイン 良
SUB
81
梶川 裕嗣
15
鈴木 海音
27
吉長 真優
28
鹿沼 直生
31
古川 陽介
29
ファビアン ゴンザレス
42
後藤 啓介
監督
横内 昭展

5,350
スタジアム名 試合日 キックオフ
正田スタ 7/23(日) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 布瀬 直次 松本 大
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 林 可人 塚田 健太
気温 湿度 第4の審判員 記録員
30.5度 53% 鶴岡 泰樹 大澤 秀貴
9 シュート 11
10 ゴールキック 4
4 コーナーキック 12
9 直接FK 2
1 間接FK 1
1 オフサイド 1
0 PK 0

目指すはリーグ戦4連勝。夏場のハードな戦いが続くが、今日も「自分たちが積み上げてきたサッカーをやり通す」(横内監督)ことでザスパクサツ群馬とのアウェイマッチを制する。

前節の藤枝MYFC戦では、立ち上がりに失点を喫したものの、金子翔太がPKを決めて追い付き、前半終了間際には上原力也が逆転ゴールを奪取。さらに後半立ち上がりにジャーメイン良の積極的なプレスから金子が再びネットを揺らし、終盤にはジャーメインがダメ押し。4-1で勝利し、順位を自動昇格圏内の2位に上げた。
ジュビロは、6月上旬に行われたブラウブリッツ秋田戦以降、リーグ戦8試合負け無し。チームを率いる横内昭展監督は6月度のJ2リーグ月間優秀監督賞を受賞した。指揮官は、「選手、スタッフが本当に良い準備をして良い戦いをした結果。それを私が代表してもらうだけ」と控えめにコメント。「いつも後押ししていただいているサポーターやファンの皆様のおかげです」と感謝の言葉を述べた。

今日のスターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに山本康裕、上原力也、松本昌也、金子翔太、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。前節前半でピッチを退いた山田大記に代わって、今日は松本がスタートからピッチに立つ。

群馬との前回対戦はジュビロが4-2で勝利したものの、課題も残るゲームに。前半、藤川虎太朗と山田のゴールで2点を奪い、後半もドゥドゥとジャーメインがネットを揺らして4点のリードを得た。だが、その後相手に押し込まれる時間が続き2失点。指揮官は「4得点したあとのプレーは全く納得できない。本来我々が目指すプレーではないようなところが増えてきてしまった」と厳しい口調で語り、課題改善を誓った。今日は、そこからさらに成長を続けてきた成果をチームとして示し、内容と結果で手応えを得られるゲームにするつもりだ。

キックオフはこのあと19:00。正田醤油スタジアム群馬周辺の天候は晴れ。夕方になっても真夏の暑さが続いている。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
たくさんのサポーターに今日も来ていただいて最後まで声援を送っていただきました。それに応えたかったのですが、勝点3を取れず残念です。ただ、難しい状況から点を取って何とか勝点1はもぎ取ったなというゲームだったなと思っています。もちろん勝点3を目指して我々は戦いましたが、最低限勝点1を拾って帰ることはポジティブにとらえています。

――最後の交代について、点を取りに行くか、守り切るか、どちらのメッセージがあったのでしょうか?
両方ですね。(伊藤)槙人がかなり疲労していて、少しプレーに遅れが出て来ていたので、そこは守備、しっかり守るということで(鈴木)海音を入れました。あとの選手に関しては、何とか点を取りにいくための交代という意味で切りました。

――次節は、右サイドバックを担ってきた鈴木雄斗選手が累積警告で次節出場停止です
(鈴木)雄斗が出られないことは我々にとって凄く痛いですが、これまで積み上げてきたもの、そこのポジションの選手もいますので、しっかりいわき戦に向けて良い準備をするだけですし、代わって入る選手もしっかりやれると僕は思っています。

――0-1で試合を折り返し、後半立ち上がりに同点ゴールが決まりましたが、ハーフタイムはどのような指示を出しましたか?
まずは相手の攻撃のポイントをもう一回整理をしました。戦い方自体は変わらない、このままでいくということは選手に伝えて、交代も無かったので、そのまま続けてやることを選手にはしっかり言いました。あとは警告をもらった選手もいたので、プレーに集中しようと。2枚目が出て一人少なくなるとさらに厳しくなるので、そこは注意してくれと、しっかりプレーしようという話をしました。

――後方からビルドアップしてくる群馬との攻防について、試合全体を通してどう見ていますか?
立ち上がりは前から行こうというところで、相手の立ち位置は分析で分かっていました。そこで上手く剥がされることがあっても、帰陣を速くしてもう一度ブロックを作るということは、選手は凄くトライしてくれたと思っています。例えば、ブロックを作ってからスルーパスを出された、というようなことはそんなにはなかったと思います。ただブロックの外からクロスだったり、早いタイミングで逆サイドに入れられたボールに対して、少し後手を踏むことはありましたが、それ以外は危ないシーンと言いますか、そういうものは作らせていなかったなと思っています。

――前半決定機もいくつかありましたが、今日の課題と改善点について
まず、大前提としてやはり早い時間帯での失点はしたくないと。あのシーンに関しては、十分我々は守れたと僕は思っていますし、それは選手にも話をしました。十分対応できるはずだと。攻撃に関しては、決定機が何度かありましたが、そこを決め切れるようにというところです。一番難しいところではありますが、引き続きトレーニングでしっかりやっていくしか方法はないので、地道な作業ですが、絶対に疎かにできないところかなと思っています。

上原 力也 選手

上原 力也 ――試合を終えての相手の印象を
こちらがつかみにくいところに立つのが上手かったですし、前からはめに行くことがなかなか大変だったという印象です。

――そこは試合中にどのように対応しましたか?
我慢するところで我慢できたことで、良い時間帯も作れました。ただもっと自分たちの時間帯を増やしていかなければいけませんし、良い時間の中でもっとチャンスを作ったり、得点に繋げなければいけなかったと思います。

――後半の立ち上がりは攻勢に出ましたが、主導権を握れた要因は?
セカンドボールを拾えて、攻撃して、セカンドボールを拾ってというところで上手く押し込むことができました。CKも含めて相手の深いエリアに入っていけたので、もう1点取りたかったです。

――後半途中からは前に出るのか、守るのか、難しい舵取りだったと思いますが、どのように考えてプレーしていましたか?
カウンターが非常に脅威だったので、もっとそこは全員で課題としてとらえて改善していきたいと思います。

――今日の勝点1をどのように感じていますか?
次の試合が重要になってくると思うので、次の試合に向けてしっかり準備していきたいです。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――群馬との試合に臨むに当たって、チームとして意識したことはどのような部分でしたか?
守備のところに関しては、積極的に立ち上がりは前から行って、自分たちがボールを持つ時間を長くして、というところで入りました。ただ、群馬さんも立ち位置が上手だったので、後ろと前で連動して上手く守備をするという部分が、なかなかハマらなかったところがあったかなと感じています。

――前半ピッチの中で修正したことはありましたか?
自分が相手のボランチに付こうと思っていたのですが、シャドーの選手、FWの選手が自分の右側、外側に降りて来たので、なかなかボランチに行けず、そこは味方のボランチが付いて、自分はサイドにという形になったのですが、もっと早い段階で修正できていたら良かったなと。なかなかそれができずに守備に回る時間が長くなってしまいました。体力的にもボールを相手に持たれてきつい時間帯があって、そこで失点してしまったので、苦しい展開になってしまいました。

――そうした中で、右サイドからチャンスも何度か作っていた印象です
結果を出したかったですが、何回か良い形で突破できました。そこを最後、あとはゴールに結び付けるというのがやはり課題です。崩しのイメージは良いところも出せたので、ゴールを決められるようにしたいです。

――アウェイで好調な相手から最低限勝点1を掴み取ったという結果について
もちろん勝点3しか欲しくなかったですが、次の試合に勝てば今日の1も繋がると思うので、またアウェイですが、必ずいわきから勝点3を取りたいと思います。

三浦 龍輝 選手

三浦 龍輝 ――相手の攻撃をどのように感じていましたか?
回される時間もあるということは試合前から分かっていたので、無理に前から行って悪い状態で取りに行くのはやめようということはチームの中で共有していました。しっかりとブロックを作って自分たちのタイミングで取りに行こうという話はしていたので、ある程度回されるのは想定内でした。

――最少失点でしたが、上手く守れていたという感触はありますか?
守れたといえば守れたのですが、自分たちのタイミングで取りに行くことはなかなかできないシーンが多々ありました。そういうところは次の試合に向けて改善しなければいけませんし、こういった暑い中で後手を踏むのは体力的に消耗するので、そういうところは改善したいなと思います。

――セービングやクロス対応など安定していたと思いますが、自身のパフォーマンスを振り返って
守備のところはいつも通りできたと思いますが、攻撃のところで何回かミスがあったり、なかなかフィーリングがつかめないシーンがあったので、切り替えて、そういったところでもチームに貢献できるように頑張ります。

――この勝点1をどのようにとらえていますか?
負けなかった、アウェイで勝点1を取ったことをポジティブにとらえられるように次の試合で必ず勝ち切れるように頑張ります。

金子 翔太 選手

金子 翔太 ――後半立ち上がりの同点ゴールを振り返って
前節同様に、最近はボックス内で受けてシュートという監督から求められているところが出せています。シュートシーンはあそこまでフリーになれたら決めなければいけないなと。ただ僕たちは勝点3を目指していたので、結果は悔しいですしポジティブにはなれないですけど、なんとかこの勝点1を次に繋げて、次のいわき戦はマストで勝点3を取れるようにしっかり準備したいと思います。

――シュートコースは狙い通りでしたか?
そうですね。普段は右サイドなので、あのサイドでボールを受けることはあまりないのですが、あそこのシュートエリアは得意というか、昨年のセレッソ戦も似たようなシーンがありましけど、あそこでボールを受けてシュートを打てば決めるか決定機くらいの得意なエリアなので、今日は入って良かったです。ただもっとチームの助けになりたいし、ゴールできているので、今日も1点だけではなくて2点、3点取る気持ちでやっていたので、次節も点を取れるように、しっかり準備したいと思います。

――前半を終えての印象は?
相手のビルドアップに対して守備が上手くいっていなかったので、ある程度対策はしていたのですが、その対策より相手が上手かったです。もう少しプレッシャーに行けるかなと思っていたのですが、後ろに重くなってしまったところがあったので、群馬さんの出来も良かったと思いますし、徐々に自分たちもプレッシャーの行き方を修正して上手くハマったシーンもありましたけど、もっと上手くやりたかったのが率直な感想です。

――前半にも何度か決定機を作り出しました
個人的にはあまり崩しきれていないというか、僕も1本あったのですが、ちょっと攻めあぐねていた感じもありました。相手も後ろに人数をかけて守っていましたが、次節も多少引かれる時間帯が長くなると思うので、そういった相手を崩すイメージを、味方と共有して解消していきたいと思います。

――後半は立ち上がりの良い時間帯に同点ゴールが決まりましたが、ハーフタイムの監督の指示は?
監督から多少ゲキは飛びましたし、自分たちも納得はいっていませんでした。とはいえ、自分たちは焦れずにやれば必ず点は取れると思っています。それが今日は1点止まりで悔しいです。失点は直近の試合でもあるので、もちろん先制点を奪われたくないですけど、ああいうスーパーなシュートが決まることはあるので、そういう中でも自分たちの攻撃のところにフォーカスして改善していきたいと思います。今は連戦ではないので、準備したり改善する時間があります。個人的な反省もありますし、チームとしての反省もありますが、また次は違った相手で、群馬と違ったサッカーをしてくるので、そこの対策と自分たちのやるべきことを見つめ直してやっていきたいです。

――リーグ戦は9戦負け無しです
自分たちは9戦負け無しという感覚よりも、取りこぼしているという感覚です。引き分けも多いですし、上位に勝てていないので、全然満足していません。どちらかと言うと悔しい、ふがいないという感覚なので危機感があります。上位陣との直接対決でしっかり勝点3を取った上で上に行きたいです。8月は上位との対戦が続きますが、次のいわき戦、アウェイの地で必ず勝点3を取って、負け無しというよりは連勝してくらい付いていきたいです。

ザスパクサツ群馬 大槻 毅監督
 

――試合の総括
前半は色々と想定したり準備したことを選手たちがよくやってくれました。後半リスタートの流れも含めてセカンドボール、あとはハーフレーンのところでプレッシャーがかかりにくいところがあって、ジュビロさんの時間になったところで取られちゃったので。取られたあともそこの修正が効かなくて、というところでしたが、ただ手を打ったら打ったなりに選手たちはやってくれて、最終的に盛り返して何度かチャンスを作ることができました。前線からの守備で上手く取れたのもありますし、ビルドアップがきちんとできたものもあります。ただ、得点を2取らなくてはというのはずっと言っていた通りだったなという形でした。金子選手のシュートは素晴らしかったですね。ああいうのがあるので、2点目をやっぱり取りたかったなと。0で抑えられなかったというよりは、2点目を取りたかったなと思っています。ただ逆にジュビロさんにもそういうチャンスがあったし、CKを与え過ぎたし、そういう意味では勝点1は妥当かなと。残念だけど妥当、という感想を持っています。選手は頑張りました。