2023年 試合速報
明治安田J2 第19節 vs. ブラウブリッツ秋田
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畑 潤基
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才藤 龍治
飯尾 竜太朗
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金子 翔太
後藤 啓介
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畑 潤基
三上 陽輔
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藤原 健介
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青木 翔大
沖野 将基
田中 裕人
丹羽 詩温
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上原 力也
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松本 昌也
小川 大貴
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髙田 椋汰
小柳 達司
梶谷 政仁
吉田 伊吹
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松原 后
伊藤 槙人
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三上 陽輔
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鈴木 海音
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 6/3(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 臼井 郁夫 | 上村 篤史 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 竹田 明弘 | 田島 宏則 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
24.5度 | 62% | 田尻 智計 | 鈴木 良規 |
9 | シュート | 8 |
12 | ゴールキック | 11 |
4 | コーナーキック | 11 |
12 | 直接FK | 8 |
2 | 間接FK | 0 |
2 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
リーグ戦第19節は、ブラウブリッツ秋田戦。選手たちはリーグ戦3試合ぶりの勝利を、ジュビロサポーターに必ず届けてくれるはずだ。
スターティングイレブンには、GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、U-22日本代表メンバーに選出された鈴木海音、リカルド グラッサ、松原后、MFに藤原健介、上原力也、松本昌也、金子翔太、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。
先週水曜日に行われたルヴァンカップのサガン鳥栖戦で戦線に戻ってきた金子が、リーグ戦のスタメンに名を連ねた。攻守でアグレッシブなプレーを見せて、ジュビロに多くのチャンスをもたらしてくれるはずだ。また、藤原は、第10節のロアッソ熊本戦以来、今季2度目の先発出場。日々成長を続ける高卒2年目のボランチの活躍にも注目が集まる。ベンチには、ここまでリーグ戦で4得点を決めている後藤啓介が戻って来た。今日18歳の誕生日を迎えた若きFWも、出番に飢えている。自らを祝うゴールで、ジュビロを勝利へと導くことができるか、ベンチワークも楽しみにしたい。
対する秋田は、ここまでリーグ戦18試合を戦い失点はリーグで4番目に少ない16。堅守を持ち味とするチームだ。そうした相手に対し横内監督は、「ロングボールに競り負けないことや、セカンドボールを拾って確実に攻撃に繋げていくといった、ベースの部分で上回ること」をポイントに挙げている。ジュビロとしては、90分間ハードワークを惜しまず戦い抜くことで勝点3を手にしたい。
キックオフはこのあと16:00。心配された雨も止み、ヤマハスタジアム上空には青空が広がっている。今日は毎年恒例の『鹿児島デー』にまつわるイベントに加え、キッズサポーター向けの特別イベント『Jubilo Little Dreams』が開催される。来場者には、“リトルプレーヤーズカード”をプレゼント。マッチデープログラムも、選手たちの幼少期の写真を使用した特別バージョンを配布している。


――試合の総括
まず勝ててよかったです。しかも秋田という本当にチームが一丸となって徹底してくる相手との簡単じゃないゲームに勝てて非常に嬉しく思っています。前半はそんなにチャンスを作ることができませんでしたが、選手は局面で戦ってマイボールにし、セカンドボールを拾い、そういう局面を何度も繰り返して、やり続けてくれました。後半少し我々がボールを動かせるようになってからの得点という形で、選手たちが今日のゲームに向けて準備してきたこと、やって欲しかったことをピッチで表現してくれたと思っています。
――遠藤選手が今日メンバーから外れた理由について
コンディションや怪我などではなく、今日はこの18名でいくと決断しました。
――試合が始まる前に、ダブルボランチを組んだ上原選手と藤原選手に声をかけていました
まずしっかりボールを受けるというところと、秋田の選手たちは後ろからかなり長い距離でも走ってきますので、そういう選手を絶対に離さない、見逃さないようにという話をしました。
――リーグ戦初ゴールを挙げた藤原選手への評価を
彼は運動量も多くありますし、しっかりボールを受けて前線につけることができる技術もあります。ここまでなかなか出場機会がなかったですが、前回のルヴァンカップ鳥栖戦でしたり、そういうところで非常に良いものを見せてくれていました。他のルヴァンでも、チームの結果はなかなか出ませんでしたが、彼自身はそこで成長してくれて、それをそのまま今日の試合に出してくれたかなと思っています。
――後半ボールが動くようになった要因について、藤原選手の働きはいかがでしたか?
あのポジションは、ディフェンスラインと前線のジョイントじゃないですが、繋ぎ役として、それから右サイドから左サイドへの繋ぎ役という意味で、非常にタスクの多いポジションですが、彼はそこで非常によくボールに絡んでやってくれたなと思っています。
――藤原選手は球際でも闘志を見せるタイプだと思いますが、そこへの評価は?
まだまだ足りないと僕は思っていますし、彼なら僕はやれると思っていますが、彼にとってウィークと言われていたところが非常にトレーニングからトライしてくれています。そういう意味では、シーズン初めより随分成長していると僕は感じていますし、本人もそれは感じていると思います。ただ、最初に言ったようにまだまだ足りないと思います。
サッカーはそういう部分を避けて通れないので、それをやりながら彼の良さをもっと発揮して欲しいですし、そこが上がってくれば、もっと彼の良さが出てくると僕は思っています。
――2得点ともクロスを上げたあとのこぼれ球からでした
そこに入るということは常々言っています。ただ、そこにボールが来るまでには、サイドからボールを運んで、もちろんそこからパスを出す選手だったり、その前で潰れている選手、そういう色々な選手が絡み合って、そこに入らなくてはいけない選手がそこにいたという、当たり前のことを当たり前に今日はやってくれたかなと思っています。
――クリーンシートの試合が増えてきています
僕がこのゲームに勝てて嬉しかったというところの理由の一つとして、今日は局面の戦いが非常に多くありましたが、そういう部分で少しずつ相手を上回ることができてきたと。上回る局面が増えてきたというのは、失点が少なくなった要因の一つでもあるかもしれないなと思っています。それが全てではないと思いますが。
――今日も相手のCKが多くあった中で、しっかりと守り抜きました
そこは我々の大きな課題の一つではあるので、その課題に対しては、選手スタッフ含めて取り組んできています。昨日も雨の中でしっかり準備してきました。ただ、やられなかったらしないではなく、これは今後ずっと続いていくことです。それでも今後やられることもあると思いますが、そういうやらなくてはいけないことは、引き続きやっていくだけかなと思っています。
――後藤選手が怪我から復帰しました
怪我から復帰して、練習はずっと一緒にやってきました。ただゲーム感覚のところはずっと試合ができていなかったので、どれくらいやれるかというのは本番じゃないと分からなかった部分はありました。それでも、練習を見ている限り怪我をする前のコンディションに十分戻って来たなと。今日は少し時間制限と言いますか、コントロールはしましたが、フルで戦えるコンディションになっているなと感じています。怪我人も戻ってきて、しっかり戦力が整ってきている中で、彼もまた戦力としてそこの競争に入って来てくれると。これは本当にチームにとって大きいことです。やはり、そういう競争があってチームは強くなっていきます。その競争に勝って、今度はスタートから出られるということを掴んで欲しいなと思います。
――無失点に抑えた最後尾の守備について
もちろん、その前のポジションの選手もしっかりディフェンスがあっての最後列ですが、非常に集中してやってくれたと思っています。ここまでは、一人ひとりはやっているのですが、なかなか周りと連係できないという局面もあって、そこから失点したシーンもありました。今日はそういうところも90分、試合終了まで集中してやってくれたなと思っています。
――攻撃の起点としてチームを牽引していました
もっと質を上げていかなければいけないなと。結果的に自分の前に行くプレーが点に繋がったのですが、もっともっと質を上げていかなければいけないなと個人的には思います。
――それでも松原選手の突破から藤原選手のゴールが生まれました
(藤原)健介が落ち着いて打ってくれたと思いますし、ああやって久しぶりに出た選手が結果を残せるように全体がなっていけば底上げができていきます。そういった良い循環が今後もできればと思います。
――藤原選手のゴールを祝福していた際に、少し痛がっていたようにも見えました
そうですね、健介と喜んでいたら後ろからジャメ(ジャーメイン良)が来て、頭に当たって、一瞬くらっとしました。(笑)
――今日はダブルボランチがゴールを決めました
ボランチがペナ外から決めてくれるとだいぶ楽になりますし、そこはこれまでの自分たちにあまりなかったことなので、2点とも良かったと思います。
――チームがバランス良く攻める中で、松原選手の突破が良いアクセントになっていました
回しているだけではダメだと思いますし、ああやってドリブルだったり、裏に抜けるプレーだったり、攻撃的なアクションというのは後半意識してやっていました。前半は日差しが強くて少しプレーしづらかったですけど、後半は日陰だったのでやりやすかったですね。(笑)
――焦れるような展開の中で、チーム全体が慌てることなく冷静にプレーしていました
セットプレーだったりボールがアウトする機会が多くて、なかなかプレー時間が少なかったのですが、その中でチームとして集中を切らさずにできたのは良かったと思います。
――上原選手自身の状態も良いのではないでしょうか?
チームとしてもやることがはっきりしていて、自分の役割プラス、自分の特徴を出せるようにやれていますし、周りの選手が引き出してくれているのでこれを続けていきたいなと思います。
――素晴らしいゴールが決まりましたが、シュートの前に藤原選手のゴールは頭によぎりましたか?
チャンスだったので、落ち着いて打てました。2人ともセカンドボールを狙っていましたし、(藤原)健介が凄い良いシュートを決めてくれたので、チームとしても波に乗れたのではないかと思います。
――藤原選手とボランチを組む上で意識していたことは?
誰と組んでも同じようにプレーできればと思いますし、健介の良いところを引き出しながら、お互いバランス良くできたのかなと思います。
――藤原選手の成長を隣でどう感じていますか?
日々練習で真摯に取り組んでいますし、向上心を持ってやっているので僕も刺激を受けていますし、うまく切磋琢磨できたらなと思います。
――まずは試合を振り返って
相手はゴールキックもそうですし、クリアしてくるボールも前に前に来るというチームで、それはずっとミーティングでも話して準備してきたことなので、そこで競り負けないことだとか、セカンドボールを回収できたことが今日は一番大きかったと思います。
――前半をスコアレスで終えて、後半に向けて修正したことは?
自分がボールを持ったときにオープンに持って、(鈴木)雄斗君の方に展開して何回も揺さぶれば相手はなかなかついて来れなくなるのですが、自分はそこで間を通すパスを考えすぎていて、雄斗君に簡単につけるというテンポがちょっと遅くなってしまっていました。そこをもう少し早くするということが後半に修正できて、うまく揺さぶれたと思います。
――ここ数試合は終盤に失点が続いていた中で、今日は無失点で終えました
そこが一番大事なことだと思いますし、セットプレーも流れの中でも局面のところで負けてやられてしまっていたので、そこは無失点で終えられましたが、これを続けていかなければいけないので、勝っても満足しないで、次も0で抑えたいなと思います。
――これからU-22日本代表として遠征に向かいます
今までは代表に行く前に結構負けたりしていたのですが、今回は勝って、0で抑えられて気持ち良く行けますし、相手もオランダとイングランドという素晴らしい相手と戦えます。相手の招集メンバーを見ても本気だなというのが伝わってきますし、A代表の選手は入ってきていないですが、プレミアリーグで主力として試合に出ている選手もたくさんいるので、そこを抑えられたらまた自信になると思います。成長できる良い機会だと思うので、ただ試合をやってくるだけではなくて、成長して帰ってきたいなと思います。
――ここ数試合は試合終盤が課題となっていた中で、今日は勝ち切りました
無失点で勝つというのは理想的ですし、追加点も取れましたが、ここ最近終盤に失点していたこともあってチームが最後の方ちょっとバタバタしてしまう場面がありました。2-0になってからはもっとシンプルにボールを取られないように回したり、良いポジションを早く取るとか、相手も疲れていた中で、余裕があるときにもっと上回るような準備も必要だったと思います。もっと駆け引きできないと、今日は相手の攻撃も分かりやすかったので、やるべきことははっきりしていたんですけど、もうちょっとチームで声を掛け合ってできたらなと思います。
――監督から「今日は局面で勝てていた」という言葉がありました
そこは凄くたくましくなったなと思います。今日もほとんど負けていないですし、相手がああいう戦い方を徹底してやってくるチームというのがわかっていた中で、当たり前のようにファイトしなければいけない部分は必ず出てくるので、そういう意味では今日はそこは良かったなと思います。
――藤原選手のゴールをどのように感じていましたか?
本当に綺麗に決まって良かったですし、彼自身も色々な思いがある中でこの試合はスタメンで使われていました。誰を使うか監督も凄い悩んでいた中で(藤原)健介をチョイスして、それに結果で応えた。運も必要ですけど、それは実力がないとできないことです。点とったときって、若いときは根拠のない自信が出てきたりするんですけど、それだけでは続かないので、そこはもっと吸収して、成長してもらえればと思います。
――まずは試合を振り返って
試合前から、相手は堅いチームということが分析して分かっていました。その守備をどう自分たちが崩していくかというテーマを持って試合に入りました。前半からしっかり統一されているチームで厳しいサッカーでしたが、後半先に1点取ったら楽になるという思いで入って、自分が点を取ることができて良かったかなと思います。
――リーグ戦では熊本戦以来、今季2度目の先発でした
熊本戦はなかなか自分のプレーができなくて悔しい思いをしたので、覚悟を決めて今日はやってやろうという気持ちで試合に入りました。
――得点が欲しい時間帯にリーグ戦初ゴールが生まれました
こぼれ球が来たときに、(鈴木)雄斗君がボールを触りそうだったのですが、自分の方が状態が良かったので、声を掛けて、ボールが来たときにはコースは見えていたのでゴロで蹴っても入るかなという思いで蹴りました。
――決まった瞬間の思いは?
コースまではあまり見えてなかったのですが、蹴った瞬間入るというのが分かったので、本当に嬉しかったです。
――リーグ戦の初ゴールは、やはり違いましたか?
自分のゴールというよりも、チームが勝つことが第一に求めている結果だったので、今日はチームが勝って良かったです。
――2-0という結果について
2点取ることもそうですが、無失点で試合を終えられたことはチームにとってプラスですし、なかなか今まで失点数が多い中で、自分たちがどういう対策をしていくかというのがテーマでもあったので、それを一つクリアできたのと、自分の点が決勝点になって本当に嬉しかったです。でも、内容的にはもっと自分もやらないといけない部分だったりというのは改めて確認できたので、課題と向き合って、次の試合に向けて日々のトレーニングに臨みたいです。
――球際の部分や闘う姿勢というところでも、試合を重ねるたびに成長を示しているのでは?
自分に求められていることが球際の部分だったり、闘うということで、そこは横内さんにもよく言われています。そういうところを意識しながら練習してきましたし、そこが少しでも今日の試合に出たことはプラスに捉えることができると思います。でも、もっと五分五分のボールだったりセカンドボールの回収というのは、まだまだやらないといけないところだなと感じています。
――今後の試合に向けて
自分たちはJ1昇格しか見ていません。まずは目の前の1戦1戦を全力で戦って、一つひとつ勝っていけたら結果的にもJ1昇格という目標を達成できると思います。チーム一丸となって、目の前の1試合をいかに戦うかだと思います。
――復帰戦となりましたが、チームの勝利が何よりの誕生日プレゼントになりましたね
自分が点を決めることもそうですが、まずはチームが勝たないとJ1昇格はできないので、今日は勝利できて良かったです。
――途中出場でしたが、前線の動きで意識していたことは?
今日は暑くて、相手の選手も疲れてきていたと思うのですが、少しでもジャメ君(ジャーメイン良)にスペースを与えてそこで起点を作ることができたらいいなと考えていたので、とりあえずどんどん背後に動き出すことと、相手のDFラインを下げて下げてと思っていました。それで中盤にスペースができたと思いますし、ケン君(藤原健介)や(上原)力也君がうまくコントロールしながら繋いで、何事もなくうまくゲームを締めることができたと思います。
――攻撃がスムーズになった印象です
なかなかジャメ君と2トップを組むことはないのですが、お互いの良さを引き出し合うことができたかなと思います。ジャメ君も前半から走って疲れていたので、自分がどんどん相手を引っ張ってやっていたという感じです。
――得点シーンもそうですが、後藤選手のゴール前での動きも効果的だったのでは?
ゴールは欲しいので動くのは当たり前なのですが、別にそこで自分が点を取らなくても味方が取ってくれたら問題ないと思っています。結果的に2点とも中でちゃんと動き出していたことで、セカンドのところにスペースが空いて、ケン君と力也君のゴールに繋がったと思います。ここから天皇杯もありますしリーグ戦も続くので、どんどんそこは続けていきたいと思います。
――試合の総括
秋田を心から支えてくださる皆様、本当にありがとうございます。昨日の大雨で、スタジアムに来ることすら困難な中、選手を支えるために駆け付けてくださったサポーターの皆様、本当に感謝申し上げます。
本日の受賞選手 | |
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浜松いわた信用金庫 マン・オブ・ザ・マッチ 協力:浜松いわた信用金庫 |
最優秀選手賞 協力:鹿児島市 |