2023年 試合速報
明治安田J2 第12節 vs. 徳島ヴォルティス
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森 海渡
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柿谷 曜一朗
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藤川 虎太朗
後藤 啓介
遠藤 保仁
山本 康裕
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ルイズミ ケサダ
外山 凌
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松原 后
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柿谷 曜一朗
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金子 翔太
松本 昌也
上原 力也
古川 陽介
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森 海渡
渡 大生
杉本 太郎
櫻井 辰徳
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玄 理吾
中野 桂太
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渡 大生
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ドゥドゥ
鹿沼 直生
松本 昌也
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柿谷 曜一朗
坪井 清志郎
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 4/29(土) | 14:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 臼井 郁夫 | 岡部 拓人 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
曇り | 90分 | 田中 利幸 | 塚越 由貴 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
23.7度 | 34% | 山口 隆平 | 鈴木 良規 |
14 | シュート | 4 |
4 | ゴールキック | 11 |
16 | コーナーキック | 6 |
16 | 直接FK | 17 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
前節のツエーゲン金沢戦は、山田大記のPKと鈴木海音のプロ初ゴールが決まり、2-1で勝利。磐田に勝点3を持ち帰った。今日目指すのは、リーグ戦連勝。ハードな9連戦を戦う中で積み上げてきたものをピッチで示し、ヤマハスタジアムに集まったジュビロサポーターと歓喜の瞬間を共にしたい。
スターティングイレブンは、GKに梶川裕嗣、DFに鈴木雄斗、鈴木海音、中川創、松原后、MFに上原力也、遠藤保仁、金子翔太、山田大記、ドゥドゥ、FWには藤川虎太朗が入る。
藤川は今季リーグ戦初スタメン。ルヴァンカップグループステージの第3節サガン鳥栖戦と、第4節横浜F・マリノス戦では1トップのポジションを務め、持ち味を存分に示した。今日も前線でアグレッシブなプレーを見せて多くのチャンスに絡んでくれるはずだ。背番号13のシーズン初ゴールにも期待が集まる。また、ベンチに控えている古川陽介は、今日スタメンで出場する徳島の玄理吾と静岡学園高校時代のチームメイト。同級生対決に燃えているはずだ。
試合のポイントは、決定機をいかに多く作れるか。金沢戦も「チャンスはあったが、その数に関しては後半は特に少なかった。もっと決定機を作っていかなくてはいけない」と横内監督。後半の早い時間にセットプレーから失点したことも含めて、「攻守両面でまだまだ積み上げなくてはいけないものがある」と課題を挙げた。今日はホームでより厚みのある攻撃を展開し、決定機をゴールに結び付けることで試合を優位に進めていきたい。
対する徳島は、ここまでリーグ戦11試合を戦い0勝6分5敗と苦しいシーズン序盤戦を過ごしている。だが、「力があり非常に危険なチーム」と横内監督。「ボールを握って主導権を得るために試合中に形を少し変えるなど、色々なことにトライしてくる」と印象を語る。だが、ジュビロとしてもそうした相手のスタイルに惑わされるつもりはない。今シーズン、一歩ずつ成長させてきたサッカーを披露する準備は万全だ。
キックオフはこのあと14:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。今日は昭和の日にちなみ、『昭和レトロイベント』が試合前から行われており、ジュビロ広場は盛り上がりを見せている。


――試合の総括
上位にいくためには重要な試合でしたが、前半の入りが非常に悪く、そこが一番の敗因だと感じています。
――早い時間帯に課題としていたセットプレーで失点しました
我々も真摯に向き合ってはいますが、なかなかそこの失点を止めることができていません。選手は本当にトレーニングからしっかりやってくれています。それでもなかなか止められないというところで、僕らも引き続き考えて色々なことを試していこうと思っています。
――警戒していた柿谷選手に2得点を許しました
柿谷選手の1点目は得点を奪いにいかなければいけない状況だったので、高い位置から奪いにいって外され深い位置まで持っていかれたのですが、ただ数的不利というわけではなかったので、なんとか守れるとは思っていました。柿谷選手は技術が高いですし、1対1の状況を作ってしまったことで彼のクオリティにやられてしまったと考えています。後半の失点に関しては、ああいうところでミスが起こることについて、我々はボールを動かすことを前提としていて、選手にボールを動かすことを求めているので、ああいうことが起きてしまったのは僕の責任だと思っています。
――前半の戦いが良くなかったことについては、セットプレーの失点が大きく影響したのでしょうか?
コーナーキックになったシーンはスローインからだったのですが、相手チームの方が準備が早かったのかなと。対応はしていましたがもっと良い対応ができたのかなというところと、前節と同じようなシーンで失点して、しかも早い時間帯でというところで、少なからず選手にダメージはあったのかなと思います。ただそれを理由に我々が試合放棄するわけにはいきませんし、そこからもう一度顔を上げてギアを上げることができなかったと思います。
――後半は逆境を跳ね返そうとする姿を見せられたと思います、ハーフタイムにどのような声掛けをされましたか?
前半は局面で負けていました。切り替えだったり、ベースの部分で僕の思うところではなかったので、まずはそこをもう一度見直そうということで選手を送り出しました。あとは相手のシステムのところで、どうはめるのかというところはハッキリさせました。次の1点がかなり重要になるという話はして、それで点を取ってくれたので、そのあとに失点はしましたけど、後半の戦い方は選手は凄く良くやってくれたかなと思います。
――今日1トップで先発した藤川選手の起用の意図と評価を
(藤川)虎太朗に関してはずっと良いプレーをしていましたし、ルヴァンでもトップの位置でプレーしていました。今回そこのポジションを選ぶにあたって、しっかりやれていたイメージもありました。彼は色々な意味で関わることができる、ボールにも関われますし、選手ともうまく関わってコンビネーションできる選手なので、そこを期待してスタートで使いました。交代の理由としては2点のビハインドだったので、守備も相手からボールを奪わなければいけないため、もっとフレッシュな選手をという狙いで後藤と交代しました。
――2点を追いかける後半はどんな思いで試合に入りましたか?
監督からハーフタイムには、自分たちが競り合いも負けているし、球際も負けているし、ドリブルも行かれているし、これではダメだ、これでは2点を取られるのは当たり前だという話がありました。自分もそう思いますし、前半に関しては相手にボールを握られてセカンドボールも反応が遅かったり、全体的に入りが悪く、本当に不甲斐ない試合をしたと思います。
――自身の1点目を振り返ってください
ファー気味にボールが来たので、こぼれてくるかなという予測で待っていたところ、うまくこぼれてきたので、冷静にゴールに流し込めてよかったです。
――攻勢に出た中で、追い付けなかった要因をどう考えていますか?
自分達のサッカーが後半はできてきていて、得点も1点奪えた中で失点したことは、今日の試合の中では大きかったと思います。そこで自分たちのミスから失点してしまって、追いかける展開なのにさらにもう1点入れなければいけないというメンタリティーになってしまいました。後半のサッカー、自分たちらしいサッカーを前半の入りからどうやって作っていくかというところが自分達の課題だと思います。
――後半は左サイドで持ち味を発揮して盛り返しました
J2を戦う上で、追いかける展開や、負けることに慣れたくはないと思います。だからこそ自分がこのままではダメだということを見せていかなければいけないですし、自分は本当に勝つ集団でいたいと思っているので、そういった意味ではもっとピッチで気持ちを見せていかないといけないと思います。
――連戦が続きますが次節への意気込みを
今日負けたことはチームにとって痛いですし、ブーイングもありましたけど、ブーイングされて当然だと思います。J1に上がるという明確な目標を掲げている中で、連勝できていないことは自分たちの弱さだと思っています。スケジュールも厳しいですけど、ここで下を向くことなくやっていくしかないと思っています。個人的にもチームをもっと勝たせられるようなプレーをピッチで増やしていけるように準備していきたいです。
――悔しい結果になってしまいました。試合後は拍手もありましたが、ブーイングもあったと思います
サポーターの皆さんのブーイングやリアクションは然るべきと言いますか、当然受け入れなくてはいけないものだと思っています。今シーズン、ホームでなかなか勝てていませんし、2連勝が懸かった試合でこのような内容と結果で負けてしまったということは自分たちも重く受け止めています。
――前半の2失点が試合を苦しくしてしまったと思います
1失点目と2失点目は原因が異なるかなと思います。1失点目はセットプレーで今季ずっと課題にしているところで、やられ方と言いますかニアのゾーンでやられていることが多いので、そこをもう少し明確に修正していかなくてはいけないですし、そこは取り組んでいるところなので、そこでやられてしまったというのは凄くもったいないなと。2点目に関しては、少しバランスが崩れてしまいました。1失点したあとに守備のやり方というか、選手の中ではっきりしていないところがあったので、それが失点に繋がってしまったかなと思っていて、開始早々の失点はもちろんショッキングではありますが、そのあとしっかりやるべきことを中で合わせられなかったことは僕自身も責任を感じています。それが失点に繋がってしまったという印象です。
――攻撃面について
攻撃のところもまだまだ課題があるなと感じています。ビルドアップのところは少しずつ良くなってきていますが、アタッキングサードで引いた相手をどう攻略するかというのはまだまだイメージの共有もできていませんし、個々の判断、プレーのクオリティというところは、僕自身も含めてまだまだ上げていかなくてはいけないなと感じています。そこのクオリティが上がれば流れの中で得点できたと思いますし、今日も3点以上取れたのではないかなと感じています。
――次はアウェイで連戦が控えています
悔しい思いを僕たち選手も今日の試合で感じていますが、それをしっかり次節ピッチでぶつけるしかないと思っているので、アウェイですがしっかりとまずは次の試合で勝点を取って帰ってこられるように頑張りたいと思います。
――途中からピッチに立ちました
点を取りに行くということと、負けていたので前から積極的にはめて守備をすること、(自分が)フレッシュなので疲れている選手のカバーをしながらボールを奪うということを意識して入りました。
――得点シーンを振り返って
(古川)陽介が良いクロスを上げてくれたおかげで自分のところにこぼれてきたので、あとは押し込むだけでした。
――松本選手らしいゴールでした
当たった瞬間に入ったなという良い感触でした。ただもう1点、せめて引き分けで勝点1にするために、チャンスをものにしたかったです。次節必ず勝点3を取れるようにしたいです。
――今季得点を重ねることができている要因は?
点を取るための場所に入っていくということは常に意識していますし、ゴール前で止まらず動き続けることを意識しているので、ボールが来ても来なくてもそれをやり続けることで点数も増えているのではないかなと思います。
――結果は残念でしたが、シュート性のクロスから松本選手のゴールが決まりました。得点に結び付いたシーンを振り返って
インサイドに入ってカットインしてクロスというのは自分の一つの形ではありますし、練習から結構良いボールは蹴ることができていたので、今日はフィーリングが良いのかなという感覚はありました。
――練習は今週特に良かったという感覚ですか?
そうですね。試合の前にいつもクロス練習があるのですが、その練習のときに右足のクロスは結構良いボールを出すことができていたので、それが試合にそのまま出たのは良かったと思います。
――仕掛けの部分に関して、今日は今季ここまでで一番特徴を出すことができたのでは?
その部分は一番特徴が出た試合だと思います。実際得点に繋がったのは今年初めてだと思うので、そこは前向きに捉えることができる部分でもあります。でもやはり周りのサポートがあってこそです。同じ左サイドの(松原)后君やセンターバックの選手、ボランチの選手たちが自分のスペースを作ってくれたから、ああいう仕掛ける場面を作ることができたのだと思います。
――今日はどんな気持ちで試合に臨みましたか?
ルヴァンのときもそうですが、自分に期待し過ぎと言いますか気負い過ぎてたところもあったので、リラックスしながら試合に入ろうということは凄く考えていました。周りからの助言もありましたし、自分は今こういう苦しい時期を迎えていますが、上を向いてやるしかないと思うので、それは自分に言い聞かせながらやっています。
――静岡学園高校時代の同級生、玄選手は今日スタメン出場でした
そうですね。あいつは去年から長い時間プレーしている試合も多くて、そこは凄く刺激的ですし、同級生で関西出身で仲もめちゃくちゃ良いですし、少しでしたけど一緒にプレーできたのは凄く幸せな時間でした。自分も次はスタメンで出て、バチバチしているところを見せることができればと思います。
――試合の総括
本当に苦しい試合でした。個人としてもチームとしても非常に能力が高いジュビロ相手のゲームということで難しいゲームになることは分かっていましたが、自分達が早い時間帯に先制点と2点目を取れたことが今日のゲームとこれまでのゲームの違いだったのかなと思います。今までもそういったチャンスはあったのですが、そこを決めきれずに難しくしてしまっていました。2点を先制したことで、苦しい時間帯もありましたが、ある程度落ち着いてコントロールされた中でゲームを進めることができたと思っています。