2022年 試合速報

明治安田J1 第33節 vs. ガンバ大阪

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9 勝
9 分
15 敗
33 得点
44 失点
勝点 36

2
  • 0
  • 0

  • 2
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

6 勝
11 分
16 敗
32 得点
57 失点
勝点 29

前半 ハーフタイム 後半
小野瀬 康介
食野 亮太郎
レアンドロ ペレイラ
パトリック
14分
15分
森岡 陸
大井 健太郎
20分
山田 大記
大津 祐樹
食野 亮太郎
21分
ダワン
齊藤 未月
27分
パトリック
28分
29分
山本 義道
古川 陽介
ジャーメイン 良
金子 翔太
松本 昌也
松原 后
46分
山本 康裕
ファン アラーノ
クォン ギョンウォン
47分
1
東口 順昭
3
昌子 源
5
三浦 弦太
13
髙尾 瑠
24
黒川 圭介
8
小野瀬 康介
23
ダワン
29
山本 悠樹
47
ファン アラーノ
9
レアンドロ ペレイラ
39
宇佐美 貴史
SUB
22
一森 純
20
クォン ギョンウォン
14
福田 湧矢
15
齊藤 未月
18
パトリック
40
食野 亮太郎
45
鈴木 武蔵
監督
松田 浩
21
三浦 龍輝
2
山本 義道
6
伊藤 槙人
25
森岡 陸
10
山田 大記
14
松本 昌也
17
鈴木 雄斗
23
山本 康裕
50
遠藤 保仁
9
杉本 健勇
18
ジャーメイン 良
SUB
24
梶川 裕嗣
3
大井 健太郎
4
松原 后
28
鹿沼 直生
31
古川 陽介
11
大津 祐樹
40
金子 翔太
監督
渋谷 洋樹

27,988
スタジアム名 試合日 キックオフ
パナスタ 10/29(土) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 川島 健 松尾 一
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 渡辺 康太 熊谷 幸剛
気温 湿度 第4の審判員 記録員
18.9度 40% 上村 篤史 加藤 雅之
13 シュート 12
11 ゴールキック 11
6 コーナーキック 5
8 直接FK 11
0 間接FK 1
0 オフサイド 1
0 PK 0

J1残留へ、今日のガンバ大阪戦に勝利しその望みを最終戦へと繋いでいく。

スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに山本義道、伊藤槙人、森岡陸、MFには山田大記、松本昌也、鈴木雄斗、山本康裕、遠藤保仁、FWに杉本健勇とジャーメイン良が入る。また、ベンチには、GKに梶川裕嗣、DFに大井健太郎、松原后、MFに鹿沼直生、古川陽介、FWに大津祐樹、金子翔太が控えている。第26節からスタメン出場を続けてきた上原力也は累積警告により今日は出場することができないが、チーム全員の力を集結させて勝利を掴み取る。

前節の清水エスパルス戦は前半のうちに先制を許し1点を追う展開となったが、後半途中出場した選手たちが躍動。松原がペナルティエリア内に侵入すると、古川の折り返しからジャーメインのボレーシュートが生まれて同点に。土壇場で追い付き、勝点1をもぎ取った。
今日は、同じく残留争いに巻き込まれている17位G大阪との対戦。両者一歩も譲らないハードな戦いが90分間を通して繰り広げられる展開が予想されるが、ジュビロとしては決して受けに回ることなく攻守でアグレッシブな姿勢を貫き勝機をものにしていきたい。

ジュビロ加入後、初めて古巣のホームスタジアムでプレーする遠藤は、「勝点3しか僕たちに残された道はない。相手がどこであろうとチームのために全力を注ぎ、一丸となって3ポイントを取りたい」と意気込みを語り、「勝たなくてはいけないからこそ、前に急ぎ過ぎたり、丁寧にプレーしなくてはならない場面でミスが起きる可能性もある。相手も前がかりになったりカウンターを狙ってくると思うが、90分を通して相手よりも1点多く点を取ればどういう点差であれ勝ちなので、状況に応じたプレーをしたい」と試合のポイントを挙げた。
G大阪は、松田監督就任後に行った8試合中5試合で無失点を記録するなど堅い守備を構築しているが、「ピッチに立つ全員が冷静に、そして熱くゲームを進めていく」(遠藤)ことができれば必ず相手ゴールを割ることができるはずだ。

キックオフはこのあと15:00。パナソニックスタジアム吹田周辺の天候は晴れ。爽やかな青空が広がっている。敵地には、キックオフ前から大勢のジュビロサポーターが詰めかけている。選手たちはその力強い応援を背に戦い抜き、歓喜の瞬間を共にするつもりだ。

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渋谷 洋樹 監督

――ハーフタイムコメント
・チェンジサイドをうまく使っていくこと
・奪ったらシュートを意識すること
・後半45分間、人生かけていつも以上の集中力をもって闘うこと

――試合の総括
まずは、今日の試合の総括というよりも、J1から降格という結果に対し、非常に申し訳なく思っています。今シーズン1試合を残した中で降格と。昨年のJ2優勝、J1昇格という素晴らしい結果のもとで今シーズンを戦ってきました。選手、スタッフ、全員が必死になって毎日取り組んできましたが、このような結果になってしまいました。今日もファン・サポーター、たくさんの方に足を運んでいただいているにも関わらず、たくさんの方々にジュビロ磐田をサポートしていただいているにも関わらず、このような結果になり本当に申し訳なく思います。
必死になって何とか残留をと、選手は私のトレーニングについて来てくれて、良いイメージを共有しながらゲームをやっていましたが、その中でしっかり安定して得点を取るとか、その中でやられないとか、そういうところを私自身が植え付けられなかったのが今日の結果で、凄く力不足を感じています。
ただ、ラスト1試合ホームで京都さんと試合があるので、そこは意地を見せて、ファン・サポーターに勝利を届けられるように、しっかりと1週間準備したいと思います。

――今日の試合について、相手との差はそこまで大きくなかったと思います。勝敗を分けたポイントはどこにあると感じていますか?
我々もイメージ通りの攻撃や守備ができている中で、勝たなくてはいけないと少し前がかりになって、シュートで終われば良かったところがパスの選択になったりと、もう少し思い切り良くプレーできれば良かったと感じていますし、そこが勝敗を分けたかなと思います。相手のボランチとセンターバックの間でボールを受けてターンしたときに、シュートを打たずパスを選択するシーンが多かったのかなと。逆に相手はそこでシュートを打って得点が入ったりと、そういったところでもう少し思い切りを持って、足を振っていけばというところがありました。もちろんそうしたことは伝えていましたし、選手も理解してくれていましたが、少し大事にプレーしていたかなという印象です。

――J2降格という結果を招いた要因について、どう分析していますか?
サッカーの面で言うと、もっとアグレッシブに、シュートの場面で足を振るとか、最後の局面で身体を張って守るとか、そういうところが大事ですし、J1の選手たちはそこの能力が非常に高いと感じています。ただ、攻撃のリズムであったりボールの動かし方というのは我々も差は無いと思います。最後に思い切り良くプレーできるかというところが、私自身が考える要因だと思います。前節はジャメ(ジャーメイン)があそこで足を振ったからこそ得点に繋がりました。ああいうシーンがJ1では絶対に必要になってきます。相手は簡単に打たせてくれないので、一瞬のタイミングを逃さないことが大事です。そういう課題があって、こういう結果が生まれてしまったかなと。イメージとしては、攻撃のところではしっかりとボールを保持して攻撃したいと、昨年同様そういうスタイルを構築してきました。あとは質の部分を上げなくてはいけないと感じましたし、チャンスはあるのですが決めきれずに先に失点してしまい、追いかけるという展開が多かったので、もう少しリラックスした状態でゲームを進めていけたら良かったと思っています。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――残念な結果になってしまいましたが、どう受け止めていますか?
1年を通して思うように結果が出ない中で、熱い応援をしてくれたサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

――この結果の要因はどんなところだと感じていますか?
プロなので結果が出なかったことが全てだと思います。あれが良くなかったこれが良くなかったというのは各選手であるだろうし、チームでもあると思いますが、どれか一つが足りないわけではなくて、チームとしてもクラブとしても力不足だったと思います。

――今シーズンも残り1試合残っています。来シーズンも含めて今後に向けて何が必要だと思いますか?
必要なところはたくさんあると思いますけど、残り1試合ホームでしっかり勝って、最後までしっかり戦って勝つ姿をみんなにサポーターに届けたいと思います。

――応援してくださっているファンサポーターに改めて伝えたいことは?
結果で皆さんと喜び合うことができなくて非常に残念です。ただ今日は声を出すことができたので、凄く大きい声で良い雰囲気を作ってもらえて、本当に力をもらいましたし、声を出せないときも手拍子などで選手を盛り立ててくれて非常にサポーターの力を感じる1年でした。それだけにこういう結果になってしまったことは非常に残念ですが、感謝の気持ちしかありません。

伊藤 槙人 選手

伊藤 槙人 ――この結果を今どう受け止めていますか?
もう決まってしまったので、悔しいですが、今シーズンの結果を受け入れるしかないと思いますし、最終戦ホームで最後にファン・サポーターの皆さんの前で、勝利で終わることができればと思います。

――笛が鳴った瞬間の思いは?
今日はうちが勝つしかなかったですし、引き分けでも意味が無かったので。不甲斐ない結果になってしまいました。

――試合としては拮抗したゲームでした
相手チームは全員がよく守備も連動していましたし、球際も強くて素晴らしいチームでした。その中でうちが先制点を取れなかったことが全てですし、大きなポイントだったかなと思います。

――シーズンを振り返って、チームに足りなかったものはどう感じていますか?
全てが足りなかったと思っています。

山田 大記 選手

山田 大記 ――今、率直にどんな思いでいますか?
もちろんこういう結果も覚悟はしながら終盤戦を戦っていましたが、改めてなかなか受け入れるのが難しい、悔しさ歯がゆさみたいなものが込み上げてきています。

――今日の試合だけでなく、年間を通して色々な反省点があると思います
まず今日の試合で言えば、攻撃面で自分たちの狙いとするところ、スペースなりを使えた部分もありました。ただ決定的なチャンスの数は相手の方が上回っていたと思うので、やはりそこは力不足なところがあったのかなと思います。シーズンを通して言えば、かなりざっくりとした言い方になってしまいますが、クラブとして長期的な視点を持って伊藤前監督に来てもらって、なかなかうまくいかない中でやり続ける判断ではなくて、解任して、今年の残留を優先しました。もちろん苦渋の決断ではあったと思いますし、合理的な判断だとは理解しています。一方で残留を成し遂げられなかった以上、長期的な視点も、短期的な残留も成し遂げられなかった。残るものが何も無いといっても過言ではないような結果になってしまったことは選手として重く受け止めています。もう一度0から来年やり直さなければいけないと感じています。

――試合としてはかなり拮抗していました。ジュビロとしても得点チャンスはありましたが、勝敗を分けたポイントは?
ゴール前のクオリティだとは思います。自分自身もクロスに入っていくところで動き出しの質が低かったり判断ミスがあって、そうでなければかなり得点に近いシーンを生み出せたんじゃないかという反省もありますし、選手間でもロッカールームでそういう話をしていたので、先に1点取れなかったところ、個人個人のクオリティであったり判断の質というところが相手を下回ってしまったのかなと思います。

鈴木 雄斗 選手

鈴木 雄斗 ――J2降格が決まってしまいましたが、今どんな感情が浮かんでいますか?
そうですね、本当にここまで色々あったなと。みんな本当に頑張りましたが、ただ本当に実力不足という、それだけなので。今は何も浮かばないというか、終わってしまったなと、そんな感情です。

――今日もたくさんのサポーターが覚悟を持って応援してくれました
どの試合も数多くのサポーターが来てくれていましたし、その中で年間を通したら情けない試合を見て帰ることになった試合も多かったと思います。それでも今日も終わったあとに、「最後まだある」という声を掛けてくれました。サポーターがいなかったらここまで頑張れなかったと思いますし、もちろんそれはサポーターだけではないですけど、僕個人としては、まだいけるという思いで今日もこれまでもずっと戦ってきていました。次の試合、しっかり自分たちがどういうものをピッチで表現できるか、色々な人が見ている試合なので、結果だけではないと思いますし、とはいえ結果が全てなんですけど、色々な思いを届けられるように最後やるだけです。

遠藤 保仁 選手

遠藤 保仁 ――J2降格という残念な結果となってしまいましたが、今の気持ちを教えてください
今日だけの結果ではなく今シーズンを通しての結果なので非常に残念ですし、当初の目標は残留だったのでその目標が達成できなくて残念に思っています。

――終盤戦は粘り強い戦いが続いていましたが、どのような想いで戦っていましたか?
残留に向けて少しでも勝点を積み上げながらという形でやってきましたし、今日も勝ちに繋がるように積極的にゴールを狙うという、そういう気持ちはもちろん持って戦っていました。

――今日は古巣のガンバ大阪が相手でしたが、どんな感情で戦っていましたか?
長年お世話になったクラブですし、一緒に仕事をしてきたスタッフや仲間がたくさんいるので、非常に良い雰囲気の中でゲームを迎えられたことは僕自身も非常に嬉しく思いましたし、ゲーム中もやはり良いスタジアムだなと思いながらプレーをしていました。

――今日も応援を続けてくれたジュビロサポーターにメッセージをお願いします
そうですね、シーズンを通してホームもアウェイもたくさんの方が来てくださいましたし、声出し応援がなかなかできない中で、今日の声出しの応援はもちろん選手の耳に届いていました。残留という目標は達成できなかったですけど、ジュビロの歴史というものはこれからまだまだ続くわけで、黄金期と言われるようなチームを作り直していかなければいけないと思いますので、選手と共に一丸となってまたチームを支えて欲しいと思います。

ガンバ大阪 松田 浩監督
 

――ハーフタイムコメント
・チャンスは作れている続けることが大切
・DFラインの背後へのボールをもっとトライしていこう
・後半立ち上がり、集中していこう

――試合の総括
ホーム最終戦ということもありますし、何より残留争いをしている中で、貴重な勝点3を積み上げることができてホッとしていると同時に、次の試合でこの勝利を無駄にしないためにも絶対に勝ちたいなという気持ちです。試合自体は本当にどっちに転んでもおかしくないような展開でした。そういうゴール前のチャンスもピンチもありましたが、結局はゴールが入ったかどうかだけが結果を決める競技なので、説明がつかないなというのが正直なところです。そういう意味では、選手の勝ちたいという気持ちが上回ったのか、ホームのサポーターの皆さんの後押しでゴールが入ったのか、選手を躍動させてくれたのか、その辺りに理由を持っていくしかないなと思ったりしています。ただ、やるべきことをしっかりやり続けてくれたというところでは、評価できる試合だったと思いますし、何より交代で入った食野とパトリックがゴールを決めるという本当にチーム全体の勝利というのを表した試合だったと思います。