2022年 試合速報
明治安田J1 第7節 vs. 川崎フロンターレ
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伊藤 槙人
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遠野 大弥
家長 昭博
脇坂 泰斗
小塚 和季
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杉本 健勇
ジャーメイン 良
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ジャーメイン 良
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小林 悠
レアンドロ ダミアン
マルシーニョ
宮城 天
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大森 晃太郎
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大津 祐樹
吉長 真優
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橘田 健人
塚川 孝輝
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リカルド グラッサ
森岡 陸
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知念 慶
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハ | 4/6(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 大立目 佳久 | 上田 益也 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 八木 あかね | 鈴木 規志 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.7度 | 41% | 竹田 明弘 | 鈴木 良規 |
8 | シュート | 16 |
11 | ゴールキック | 3 |
2 | コーナーキック | 6 |
6 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
0-2で完封負けを喫し悔しさを味わった柏レイソル戦を経て、選手たちは綿密なコミュニケーションを図りながら、指揮官と共に改善に努めてきた。その成果を、今日はヤマハスタジアムのピッチで存分に披露してくれるはずだ。
スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝。最終ラインには、大井、伊藤、そして前節途中出場しJ1デビューを飾ったリカルドが入る。両ウイングは、小川大貴と鈴木雄斗。中盤には、遠藤保仁と山本康裕。2シャドーは、大森晃太郎と大津祐樹が務め、1トップに杉本健勇が入る布陣が予想される。
リザーブメンバーには、前節J1デビューを果たした古川陽介や、今季リーグ戦初のベンチ入りとなる吉長真優、柏戦で途中出場しアグレッシブなプレーでゴールへと迫ったジャーメイン良、前節はスタートからピッチに立った黒川淳史といった攻撃的なメンバーが多く控えている。
柏戦の課題の一つに、「相手の前から来るプレッシャーを回避しきれなかった」ことを挙げた伊藤監督。中3日のトレーニング期間の中で、チームは「素早くポジションを取り直しながら、ボールを動かしていくこと」に改めて重点を置き、相手の強度の高いプレスを剥がしていくための修正を加えてきた。そうした中で指揮官は、「相手の3トップの背中をどれだけ使うことができるか」を今日の一戦のポイントに挙げている。また、ここまでチームトップの4得点をマークしている鈴木も、「ジュビロがボールを収めて攻撃を展開できているときに、早くフィニッシュに持って行くのか、焦らず遅攻に切り替えて相手コートでサッカーをする時間を少し長くするのかといった判断を、チームみんなで共有していくことが大事」と攻撃面の鍵を語った。
対する川崎フロンターレは、ここまで8試合を終えて勝点16を積み上げ、順位は2位につけている。ただ、前節はC大阪に今季ワーストタイの4失点を喫して敗れており、リーグ3連覇を目指すためにも、しっかりと修正を図った上でヤマハスタジアムに乗り込んでくるだろう。ジュビロとしては、伊藤監督のもと準備してきたサッカーを攻守に渡って体現し、自信を深めるような結果を手にしたい。
キックオフはこのあと19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。ナイトゲームの今日は、Jubilation(ジュビレーション)の演出が行われる予定だ。
川崎との一戦に向けて、「僕たちはチャレンジャー。今こそ、選手、スタッフ、サポーター全員で乗り越えていかなくてはいけない」と大津が力強く語ったように、選手たちは多くのサポーターの応援を力に変え、チーム一丸となって昨年のJリーグ王者から勝点3を掴みにいく。


――ハーフタイムコメント
・コンパクトなラインコントロールを継続しよう
・斜めのくさびに対して、しっかり潰しに行こう
・チェンジサイドを引き続き意識していこう
――試合の総括
まずは、平日のナイトゲームにも関わらずたくさんのサポーターに来ていただき、後押ししてくださりありがとうございました。勝点3が最後の最後にこぼれてしまいましたが、選手たちは凄く良い戦いをしてくれたかなと思います。引き続き、また後押しをよろしくお願いします。
ゲーム内容としては、相手にボールを持たれることも頭の中に入れつつ、我々は持たれるだけではなくて、カウンターでの鋭い攻撃というところと、あとは相手のプレッシャーを剥がして自分たちがボールを持つ時間を長くすることを一つのテーマとしてやってきました。そのなかで、しっかりと中を締めて外でボールを奪ってからのカウンターというのは、特に前半の左サイドは凄く良かったのかなと思っています。ただ、後半に入って相手がパワーをかけてきて、我々のラインが少し下がってしまったところで、(吉長)真優とジャメ(ジャーメイン良)を入れて、裏へのパワーをもう少し出したかったので、カードを切りました。その前にボールを奪ってショートカウンターで得点が取れたということ、ディフェンスラインの逆サイドはサイドバックが上がるので、その逆サイドから入ってくるというところは、今回一つフォーカスするポイントだったので、それで(大森)晃太郎が点を取ってくれたこと、ゴール前にしっかり詰めてくれたこと、自分たちがフォーカスしたところで点が取れたのは良かったと思います。ただ、最後本当に手からこぼれるようにボールが落ちてしまったこと、これは(三浦)龍輝が悪いのではなくて、サッカーはミスゲームです。そういうミスは起きるものなので、これはチームの一つの試練として、次のゲームでこういうことを無くすために、チーム全体としてやっていかなくてはいけないと思います。個人として反省するべきところというのは、フィールドプレーヤーもGKもそれぞれたくさんあると思いますので、そこはしっかり反省してもらって、チームとしてやるべきこと、個人としてできなかったこと、そしてチームとしてやられたところというのを、もう一度選手たちとしっかり話しながら、今日のゲームをベースとして戦っていかなくてはいけないと思っています。選手たちはチャンピオンチームを最後まで追い詰めたこと、これは本当に自信を持って良いと思います。毎試合毎試合、今日の気持ちと戦う姿勢というところはベースとして持っていきたいなと思っています。次のゲーム、また近くにありますが、短い時間の中で良いものを継続しつつ、少しの修正のところをしっかりと加えつつやっていきたいと思っています。
――3バックの並びを途中から変えた意図は?
まず一つは、この6戦を戦って我々がやられている、負けているゲームを分析した上で、何が足りなかったかと。どういうチームにやられているのかを分析した中で、システムを可変したときにセンターバックのところに速い選手がいるチームにやられていることが多くありました。浦和のユンカー選手であったり、清水の鈴木唯人選手、柏の細谷選手など、そういうスピードのある選手への対応というところで、その場合は(大井)健太郎よりも(伊藤)槙人の方がそこの対応は良いということで、ポジションを変えました。ただ、レアンドロ ダミアン選手がきた場合は、健太郎が真ん中でダミアン選手と戦った方が、空中戦の強さが活かされるのかなと。ポジションを入れ替えながらやったというところでは、今回やってしっくりきたのかなと感じています。
――攻めではワイドに、守備ではコンパクトに並んだ形が上手く機能した印象です
そうですね。選手たちが今日のゲームに入るモチベーションというか、そこに持っていく気持ち、自分たちの準備が凄く今回は良かったなと思っています。これを続けていきたいです。
――守備で見応えのあるゲームだったと思います。守備ブロックの出来について
今日はしっかりとサイドハーフのところで中を締めて、プレッシャーをかけることができていましたし、ボランチの牽制も、そしてサイドに入ったところでのウイングバックの連動というところでも、凄く良かったと思います。一つは、繋いでくるチームに対して、我々がしっかり守備ブロックを作りながらプレッシャーをかけること、これは今選手たちが取り組んでいる中で凄く構築されてきているかなと感じています。また、ロングボールに対してのセカンドボールでしたり、縦に速いチームに対しての守備というところも、やはり我々はもっともっとブラッシュアップしなければいけないかなと思います。それが両方できるチームになることが、もの凄く重要です。ただ、今日の評価としては本当に素晴らしかったと思います。相手も上位にいる素晴らしいチームなので、そういうチームに対してしっかりと正面からチャレンジしてくれたことが良かったと思います。
――リカルド選手のパフォーマンスも素晴らしかったと思いますが、評価をお願いします
守備全体をコンパクトにできたことが良かったと思います。特にグラッサが入って、空中戦、そして楔のボールに対してのアプローチの速さ、リカバリーのスピード、そういうところが際立っていたなと思います。本当に素晴らしい選手だなと僕自身もこのゲームを経て、また一つ彼の魅力を今後もっと出せるように精進していかなくてはいけないと思っています。このチームの中で、左利きのセンターバックで、ボールも動かせる。そういう意味では、素晴らしい人材だと思っています。彼をしっかり大切に育てながら、まだまだ若い選手なので、これから日本のサッカーに慣れて、もっと良いプレーを出せるように、しっかりと我々がコミュニケーションを取りながらやっていかないといけないと思います。
――後半の序盤は押し込まれる時間が続いたが、そこからもう一度ベースを戻すことができたと思います。その要因はどうとらえていますか?
後半頭から少し押し込まれた展開になったこと、これは我々が前半凄く良くてしっかり外せたり、ハードワークができて、ちょっとした気の緩みもあったのかもしれません。ただ、しっかり守ることができていました。その中で少しラインが下がったのでジャメを入れて、というところの前に、今回だと(大津)祐樹や晃太郎、(杉本)健勇に、相手が出てきているのでサイドバックの裏にランニングして起点を作ろうと、それでラインを上げる時間を作ってくれという話をゲームが途切れている時間にしました。それはジャメに関しても交代するときに裏のスペースを絶対狙ってくれと。そこで起点を作ることでラインを上げることができるし、逆に二度追いしてくれることによって後ろの選手たちがラインを上げながらボールを奪った瞬間の攻撃というところでも、ある程度できるという話もしたので、そういう意味ではジャメが途中から入って起点を作ることができたのは、凄く良かったと思います。
――今日は最終ライン右のポジションに入りました
個人的には慣れないポジションでしたが、(鈴木)雄斗やボランチの選手、(伊藤)槙人としっかり話し合って、まぁまぁできたのではないかなと思います。
――引き分けにはなりましたが、チームとして素晴らしい内容だったと思います
今日は非常にやりたいことができましたし、チャンピオンチーム相手に臆することなく戦えたことは、とても価値のあることだと思います。この勝点1を自信に繋げて、今日の試合が最低限の出来であって、そこから勝つためのプラスアルファを加えていけば、次は勝てると思っています。
――最後の最後に勝点2がこぼれ落ちる形となってしまいましたが、この試練をまたみんなで分かち合って立ち向かっていこうと監督もおっしゃっていました。
監督の言う通りだと思います。ミスはサッカーにつきものですし、DFもGKもミスが失点に繋がってしまうポジションの中で、開幕からここまで、(三浦)龍輝のおかげで拾えた勝点や相手の失点を防げた場面がたくさんありました。素晴らしいプレーを見せてくれていますし、またここで一つ大きく成長できる良いチャンスだと思います。龍輝はそれを乗り越えられる選手です。次は勝点3をチーム全員でもぎ取りたいと思います。
――試合が終わってすぐに駆け寄りましたが、どのような言葉をかけたのでしょうか?
どんな声をかけたところで今日は凹んでしまうと思いますけど、近くに人がいるだけでだいぶ助かるときもあると思うので、何声かけたかは忘れちゃいましたけど。そんな感じです。
――チャンピオンチームを相手に良いゲーム内容だったのでは?
結果的に引き分けだったので、勝ちたかったです。
――手応えは掴めましたか?
手応えというよりは、こういう試合を勝っていかないと後に響いてくるのかなと思います。
――ご自身のゴールシーンを振り返って
ゴール前に走って行ったら、気付いたら入ってました。
――得点になった場面で、相手ボールになったところに最初にプレッシャーをかけたのも大森選手だったと思います
相手の陣地での切り替えというのは重要になってくると思っていたので、セットプレーでしたがプレッシャーを速くかけて奪えたことは良かったと思います。そこからゴールに繋がったのは、今後良い形にしてというか、チームとしてやっていきたいなと思います。
――後半の序盤は相手にペースを握られる時間もあったと思いますが、どうペースを引き戻そうと思っていましたか?
川崎相手にボールを回されるのは分かっていたので、割り切って守備にいけていたのが大きかったかなと思います。
――長い距離をスプリントするシーンもありました。裏への意識は考えていましたか?
相手の持つ時間が長かったので、そこで一発カウンターというのはチームとしての狙いでした。そこで結果が出れば良かったのですが。
――次、勝利という結果に繋げていくために必要なことは?
川崎みたいなしたたかさと言いますか、アディショナルタイムまで諦めない、逆に言えば僕たちはそこで点を取られてしまったので、そういうところをきっちりしていかないといけないと思います。
――サイドからのクロスに詰める形は、今までの大森選手の得点パターンでも多かったのでしょうか?
あんまり点を取ったことが無いので分からないです(笑)。
――今日のような形が増えてくると良いですね
そうですね。チームとしてもそうですし、攻撃を教えてくれているのはゴンさん(中山雅史コーチ)なので、“突っ込んでいけ”と。それだけです。
――今日を一つのきっかけにして、次は必ず勝点3を目指していきたいところだと思います
そうですね。勝者のメンタリティというか、きっちりそういうメンタルも強くして戦っていきたいなと思います。
――ハーフタイムコメント
・球際を厳しくいこう
・セカンドボールをしっかり拾うこと
・積極的に前線にボールを入れていこう
――試合の総括
前半アグレッシブに戦おうと選手たちはファイトしてくれましたが、前半に先制点をしっかり取らないとなかなか難しいゲームになってくるので、そういう意味で言うと積極的なシュートがもっと必要でしたし、相手の怖がるプレーがもっとできれば良かったと思います。失点も自分たちから招いているところもありますし、ちょっとしたところで隙を見せずに、逆に相手の隙を突けるサッカーをやっていかないといけないと思います。ただ、最後選手たちは気持ちを切らすこと無く、勝点1を取れたこと、これはしっかりと次に繋げたいと思います。