2017年 試合速報
天皇杯4回戦 vs.AC長野パルセイロ
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齊藤 和樹
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藤川 虎太朗
針谷 岳晃
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小林 秀征
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野崎 雅也
有永 一生
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有永 一生
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荒田 智之
佐藤 悠希
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太田 吉彰
松本 昌也
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岩沼 俊介
松原 優吉
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中村 太亮
大南 拓磨
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
長野U | 9/20(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝 | 若杉 爾 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 平間 亮 | 福岡 靖人 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
21.1度 | 71% | 福岡 靖人 | 湯浅 和幸 |
2 | シュート | 10 |
7 | ゴールキック | 11 |
2 | コーナーキック | 5 |
10 | 直接FK | 15 |
8 | 間接FK | 4 |
7 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
2006年以来となる天皇杯ベスト8入りを目指して、ジュビロは現在J3を戦っているAC長野パルセイロとの一戦に臨む。
ジュビロの予想フォーメーションは【3-4-2-1】。GKに三浦龍輝。最終ラインは右から、櫻内渚、藤田義明、高橋祥平。右のワイドに太田吉彰、左に中村太亮。ダブルボランチに、上田康太と上原力也。2シャドウに齊藤和樹と藤川虎太朗。1トップに松浦拓弥という並びが予想される。
今日は、高卒ルーキーの藤川が公式戦初先発。シーズン序盤は怪我で苦しい時期を過ごしてきたが、ここ最近の練習試合では得点をマークするなど好調ぶりをアピールしている。名波監督も、「今身体がキレているし、役割もだいぶ整理されてきた」と評価。藤川自身も、「緊張せずに楽しみたいし、ゴールを決めて勝ちたい」と今日の一戦に闘志を燃やしており、若きMFのはつらつとしたプレーに注目だ。
対するAC長野パルセイロの予想フォーメーションは、【3-4-2-1】GKに武田大。最終ラインは右から、内野貴志、阪田章裕、遠藤元一。右のワイドに大木暁、左に岩沼俊介。ダブルボランチに明神智和と野崎雅也。2シャドウに宇野沢祐次と小林秀征。1トップに荒田智之という並びか。
長野は今大会、2回戦でJ1のFC東京に、3回戦はJ2のファジアーノ岡山に勝利。快進撃を続け、2014年以来となるベスト16進出を果たした。昨年まで長野に在籍した三浦は、「高さと力強さがあるチームなので、特にセットプレーには警戒したい」と試合のポイントを挙げる。また、1トップに入る荒田は2010年、2011年とジュビロでプレー。相手DFの裏を狙う泥臭いスタイルが持ち味のFWを、今日はしっかりと封じたい。
キックオフは19時。長野Uスタジアムの天候は曇り。ジュビロが見据えているのは、2003シーズン以来となる天皇杯のタイトル。そのためにも、まずは敵地でしっかりと勝利を収めて、ベスト8進出を決めたい。


――試合の総括
3バックでゲームに入りましたが、自分たちがボールを持っている時に少し顔出しが甘かったなと。それは何故かといえば、ボールに対して落ちてくる人間が多すぎて、また背後を取る人間も少しアリバイチックに、出てこないアングルなのに、抜けています的な感じの動きが多すぎて、なかなか前線の選手の流動性、連動性を生み出すような動き出しが出来なかったなと。ただ、距離感が決して遠いわけでは無かったので、修正しようと思えば出来たと思うのですが、だんだん長野の守備陣のリズムが合ってきて、前カットが増えてきて、足元にもらうのを怖がり始めたかなと思います。
後半4バックにして多少立ち位置を変えることによって、前線の各々が決してサポートも重ならずに、ボールホルダーに前選択を持たせるような斜めのアングルで、パスが通る通らないは別ですけど、顔を出し始めてリズムが出来たのではないかと思っています。プラス奪われた後、距離感も良かったのでプレスのタイミングも一人二人と速くて、最低でも3人目で取れたり、もしくは相手がラフなボールを出すしかない状況を作り出せたかなと思っています。
1点目を取ってからは、右も左もサイドからの突破だったりクロスのシーンが増えたので、十分に我々のゲームになったと思いますし、危険なシーンもほぼ無く最後まで乗り切れたのではないかなと。それからリーグ浦和戦で使った選手たちを、(高橋)祥平以外は休ませることが出来て、我々としたら難しいアウェイゲームを勝って帰れることが、良かったですね。
――公式戦初先発の藤川選手について
先ほど言ったように、足元で貰うシーンが多く、ボランチの位置まで落ちてくる回数が多くて。まあ、自由を与えているのですけど、それにしても前への推進力を生み出すようなプレーが少なくて、後半立ち位置を変えて何とか持ち直した感はあったのですけど、徐々にスピードダウンしてきたので、疲労もあったと思いますし、切り替えも遅くなってきていたので代えました。
――齊藤選手、太田選手については
結果としてアシスト、ゴールは彼らにつくのですけど、チーム全体のパフォーマンスとして彼らが前半どれ位機能したかというと、「しました」とは言い難かったので、太田に関しては「後半は高い位置に入り過ぎるな」と。動き出しが早すぎて、高い位置に入った状況でオフサイドラインを綺麗に作られたり、ボールを貰えないシーンが多かったところを気をつけろと。齊藤に関しては楔に入ったボールの落としや、前半最後にラフなボールがゴール前でこぼれたのですけど、あの胸コントロールからシュートのイメージを持った確実性のあるファーストタッチや、ああしたプレーに特化してもう少し心を込めたプレーをしろと伝えました。最終的にゴール、アシストに繋がって良かったと思います。チーム力、総合力をテーマにこのゲームに臨んだのですけど、彼ら二人のみならず全体的に、若いチームなので、結果が出たことによって自身がついてくるのではないかと思います。
――針谷選手、藤川選手の若手二人について
日頃の練習を見ていて、彼らがフィットするであろうイメージは持てましたし、針谷に関しては、切り替えの速さもあり、あの時間でボールも19回触って、非常に収まりも良くて、プレーのほとんどが前選択で非常に良かったなと。藤川に関してはケガもあったので、春先からかわいそうな境遇でしたけど、2度のケガを乗り越えてやっとチームの力になろうというレベルまできたと。それは何かというとゴールに向かう姿勢と切り替えのところ、球際に厳しく激しくプロらしく行くというところがやっと身についてきて、レベルは5段階でいったら2くらいかもしれませんが、登っている感じはあるので、今日トライさせました。本人はどう思っているかは分かりませんが、一応合格点くらいじゃないですか。あの二人には(藤田)俊哉と名波をイメージして切磋琢磨してほしいので、どちらか一人が欠けてもいけないし、パフォーマンスが悪くてもいけない、そういうゲームに責任を持たせるような二人に成長して行って欲しいと思います。
――アシストの場面を振り返って
フリーでもらえたので、しっかり通さないといけないと思いましたし、(齊藤)和樹がよく決めてくれました。自分のところでもシュートチャンスがありましたし、決め切るところを決めていかないといけませんが、まずひとつ結果が出たことは良かったなと。次に繋がるゲームだったかなと思うので、あとは切り替えの部分と守備のところの切り替えが少し遅くなっている部分があるので、そこは改めて映像を見て動いていかなければいけないなと思います。攻撃の部分では、あそこに入ることが出来れば点に結びつけることが出来るという自信をもう一度つけることが出来たと思います。いかにあそこに上手く入って行けるかというのを、自分の判断で上手く入って行くことが出来れば、リーグ戦でもチャンスはあると思うので、しっかりやっていきたいです。
――怪我から復帰して
久しぶりのスタメンで、多少やっぱり緊張する部分もありました。何年やっていても。カップ戦ですし、上に行くこと、チームが勝つことが一番だったので、それはひとつ達成出来たなと。あとは自分のコンディションをもっともっと上げて、今度はリーグで貢献出来るようにやっていきたいなと思います。
――素晴らしいゴールが決まりました
(太田)ヨシさんにボールが渡った瞬間に、良いボールが来るなと思っていました。ファーサイドに流そうと思っていたのですが、本当に良いコースに行ってくれました。練習試合でも最近は点を取ることが出来ていたので、イメージはありました。とにかく、まずは今日勝ったことで、リーグ戦に良い流れを持っていけたので良かったです。自分自身もここからもっと多くの試合に絡んでいけるように、また練習からしっかりアピールしたいです。
――試合全体を振り返って
後半の方が、連動性があったかなと思います。個人としては、前半はボールを収めるクオリティがあまり良くなかったので、後半しっかり修正しようという意識でした。
――プロ初先発でした。試合を振り返って
多少の緊張感もあったのですが、ピッチに入ったらそこで声を出していけば緊張も解けるかなと思っていました。自分から声を出してアクションを起こして前線で動くことが出来たので、そこは今後に生かせるのかなと思います。まだまだ皆のような“理解度”を自分は持っていないので、それを補うためにはもっとがむしゃらに自分から動いていくことが大切だと思い、意識していました。
――これからの戦いに向けて
自分自身の中で、今日はシュートを打てなかったので、そこは課題です。練習試合や紅白戦ではシュートを打って点を決めたりと、そこまで行くことが出来ていたので、次はシュートを一本でも打てるようにやっていきたいと思います。シュートの前の動き出しや、相手との駆け引きなど、もっともっと自分のパターンというのを増やしていきたいですし、シュートに行く前のプレーで決まると思います。そういうところを(川又)堅碁君だったり、(小川)航基君だったり、やっぱりFWの選手は上手いので、しっかり見習っていきたいです。
――短い時間でしたが、よくボールに触れていたのでは?
そんなに触った印象はないのですが、思ったよりも触っていました。チームが勝っている状況でピッチに入りましたし、自分が入って点を取られるのは絶対に嫌だったので、もっと走ってチームを助けようという気持ちでした。裏に抜ける回数というのも多少増えてきたので、良かったと思います。
――ゴールに迫る場面もありました
あそこで取れないのが今の自分なので、そこは悔しいところです。
――これからの戦いに向けて
もっと自分の良さを出して行くことが出来れば、もっと使ってもらえると思いますし、ギラギラ感というのは監督がいつも口にしている言葉で、そういうものを練習から出してしっかりアピールしていきたいです。
――古巣との一戦となりました
相手の観客もすごくたくさん来ていてアウェイで難しい状況の中で、しっかりゼロで終われたことは自分としてポジティブに捉えていますし、次に繋がる良いゲームだったと思います。(長野には)一年間しかいなかったですが、自分にとってはプロ生活で初めて試合に出させてもらった場所なので、そういう想いを込めて今日は何としても勝って、成長した姿を見せたいと思っていました。そういう意味でもゼロで終われたということは、自分の中でもすごく大きいです。相手は守備が堅いというのは最初から分かっていたことなので、1点をどっちが取るかだなと。その中でも、ディフェンス陣を中心にしっかりと守備から入って1点を取って勝てたので良かったです。
――これで天皇杯ベスト8です。今後の戦いに向けて
やっぱりひとつでも多く、少しでも長く、今年もサッカーが出来るように、そして誰が出てもチームとして同じサッカーが出来るように、これからも頑張っていきたいです。次はJ1との対戦になるので、ここからが本当の意味での厳しい戦いだと思うので、ひとつずつ勝てるように、まずはリーグ戦で良い流れを掴んでいきたいです。
――試合の総括
ここUスタでジュビロさんを迎えて天皇杯の4回戦を戦えるということは、我々にとってアドバンテージをいただいて戦えたわけですが、結果が全ての世界なので残念な結果になりました。選手たちはよく立ち向かってくれて、よく走ってくれたのですが、ジュビロさんもリーグ戦とはほとんどのメンバーが変わって、うちもですが、そういう同士の戦いの中でも、やはり色々なクオリティ、個々のクオリティというところはちょっと差があるなというのが正直なところだと思います。そういうところに本当は我々は積極的にボールを奪いに行きたかったのですが、状況的にはブロックを敷くしかなかったなという展開でした。良く戦えてはいましたが、後半ジュビロさんが少しシステムを変えてきたところ、それが点に繋がったかと言われると一概には言えないのですが、それで失点をしてしまったというところでは、少しその変化に対応出来なかったのかなと思います。せっかくここまで来たので、上のラウンドに進みたかったのですが、残念でした。