2017年 試合速報
J1リーグ 第31節 vs.横浜F・マリノス
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伊藤 翔
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川又 堅碁
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宮崎 智彦
上原 力也
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川又 堅碁
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川又 堅碁
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天野 純
富樫 敬真
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小川 大貴
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遠藤 渓太
イッペイ シノヅカ
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アダイウトン
藤田 義明
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喜田 拓也
栗原 勇蔵
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川辺 駿
松本 昌也
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
エコパスタジアム | 10/29(日) | 15:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水たまり | 岡本 知之 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 西尾 英朗 | 穴井 千雅 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
20.1度 | 78% | 竹田 明弘 | 花澤 秀登 |
18 | シュート | 5 |
4 | ゴールキック | 9 |
6 | コーナーキック | 4 |
16 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 1 |
水曜日に行われた天皇杯準々決勝、横浜F・マリノス戦では、試合を通してジュビロが攻守で主導権を握ったものの、終盤に痛恨の失点を喫し、0対1で敗戦。ベスト4進出はならなかった。その悔しさを晴らすためにも、そしてリーグ6位のジュビロと勝点4差で3位につける横浜FMとの差を少しでも縮め、上位に食らいついていくためにも、今日は絶対に落とせない一戦だ。
ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー。最終ラインは右から、櫻内渚、大井健太郎、森下俊、小川大貴。ダブルボランチにムサエフと宮崎智彦。中盤2列目に、中村俊輔、川辺駿、アダイウトン。1トップに川又堅碁という並びが予想される。
今日の試合、キャプテンマークは中村俊輔が巻くことになりそうだ。先日の天皇杯でも先発出場した背番号10は、「敗れはしたものの、ジュビロにとって得るものが大きい一戦だった」と手ごたえを語っており、今日は水曜日の対戦から得たものをピッチで示してくれるはずだ。
対する横浜FMの予想フォーメーションは、【4-2-3-1】。GKに飯倉大樹。最終ラインは右から、下平匠、中澤佑二、ミロシュ デゲネク、山中亮輔。ダブルボランチに、中町公祐と喜田拓也。中盤2列目に、遠藤渓太、天野純、ダビド バブンスキー。1トップに伊藤翔という並びか。
横浜FMは、現在ジュビロと並んでリーグ最少失点タイの28失点と、堅守を誇るチーム。ジュビロとしては、前線から厳しくプレスをかけていき、連動した守備で相手のパスコースを限定していく積極的な守備はもちろん、天皇杯での対戦でも手ごたえを得た両サイドの攻防を制することで、ダイナミックな攻撃を展開し、相手のゴールネットを揺らしたい。
キックオフは、このあと15時。エコパスタジアムの天候は雨。前節に続き、台風による雨風の影響が心配だ。今シーズン3戦目となる横浜F・マリノスとの対戦。今日こそ雪辱を果たし、リーグ戦ラスト3試合に向けて、勢いに乗っていきたい。


――試合の総括
同じ相手に何度も負けていたり、勝てなかったりというストレスが約2年続いていて、俊輔の想い云々は置いておいても、やはり(今日は)勝たなくてはいけないと。過去の(マリノスとの)4試合でいくと、先に点を取ったゲームは1試合も無いので、まず先制点を挙げることによって相手を慌てさせようということを戦前に言っていました。そんな中、先に点を取られて、しかもこのピッチ状況、それから風雨のある中で非常に難しいゲームになったなと。まず前半のうちに個の力で追いつけたのが非常に大きかったと、それがひとつのポイントです。それから、セカンドハーフからの上原のあの前への推進力、それからリズムを作る動き出しであったりボールワークであったり、そしてシュートですよね。彼のゴールへ向かう姿勢、あれがチームに大きな勇気をもたらしてくれて、自ずとみんな体重が前になったのかなと思います。
後半はさらにピッチが悪くなって難しい環境でしたが、7対3くらいでずっと押し込めていたゲームになったんじゃないかなと思っています。上原はもちろんですけど、交代で入っていった選手、藤田にしてもほころびの無いようにセーフティーを心がけたプレーを、周囲との連係と共にやってくれていたので、怖いシーンもそんなに無かったと思います。2点を決めた川又に関しては、足がFC東京戦の時と同じくらい痛そうでしたけど、最後ああいう状況になるとセットプレーがキーになるので、跳ね返す要員としてどうしても外せなかったと。彼にはこの3週間のブレイクが非常に良い休みになると思います。2点取って気持ちよく休めると思うので、頭が下がる思いですけど、残り3試合に向けて全力でリカバーしてほしいと思っています。
――今日の勝利を振り返って
マリノスから未勝利のままだと、どこかで気負ってしまったりするかもしれませんし、来季からまたフラットな気持ちで出来るというのは、大きいかなと思います。(上原)力也はもちろんですが、みんながアグレッシブに戦った結果が前に前にという意識に繋がったと思います。その中で力也が体現してくれていましたし、それに引っ張られてみんなもプレー出来ていたと思います。チャンスがあったので、力也本人はゴールを決めたかったと思いますが、チームに良い流れを引き寄せてくれたんじゃないかなと思います。水曜日の天皇杯からは相手もメンバーが代わっていますが、天皇杯に出ていた選手の特徴は外から見ていて分かりましたし、両サイドが怪我などで代わっている中で、天皇杯を挟んで相手を知れたというのは、勝てたのでプラスになったかなと思います。
――守備の堅いマリノスから逆転したことについて
複数得点はなかなか取れない相手だと思っていましたし、相手のミスからでしたが、そういうところを抜け目なく突くことが出来たのは、アダ、(川又)堅碁が非常に素晴らしいと思います。同点ゴールも良い時間帯にとってくれたなと。前半のうちに追いつけたことは、とても心強くて後半の戦いに繋がったかなと思います。
――逆転勝利を振り返って
名波さんも言っていましたが、なかなか勝てない相手でしたし、勝ったあとは「3本の指に入るくらい嬉しい」と言っていたので、良かったと思います。自分自身はキャプテンマークを付けさせてもらったり、名波さんをはじめチームメイトにもそうやって敬意を払ってもらって付けさせてもらったので、勝つことはもちろんですが、プレーで何か出来ないかなと思っていました。(FKが)ポストに2本当たったり、グラウンドがこうやって難しかったり、なかなか4‐2‐3‐1でやらないので、連係はスムーズではなかったかもしれませんが、粘り強く戦えたかなと。嫌な形で点を取られましたが、そこで川又が個で決めてくれたので、一気に雰囲気は良くなったなと思いますし、キーポイントはやっぱり後半から入った力也だったと思います。練習でもしないような股抜きを2回くらいして、良いプレーをしていたし、そこで勢いだけではなく味方に自信を付けさせてくれたなと。そういう部分がすごく良かったと思います。
――逆転出来た要因は?
後半の入り方だと思います。そこで少し差が出て、そのままの勢いでああいったミスを誘発したというのはあったと思います。
――サポーターへの想いは?
あいにくこういう天気の中、帰りも大変だと思うのですが、足を運んでくださった人、サポーターやファンの人たちに良いものを見せることが出来て良かったなと思います。
――残り3試合に向けて、この勝利をどう繋げていきますか?
3週間空くので、有効に使いたいです。やはり、怪我がちな選手もいるので、完治はしないかもしれないですが、コンディションを整えつつ、メンタルも上げて、残り3試合をフルパワーで戦える準備をしたいと思います。
――ポストに当たった2つのFKを振り返って
雨が降っていましたし、壁も近かったので、ファーか壁下かとどちらかに決めていました。ニアだったら足首だけですくい上げるようなキックでも良かったのですが、壁の下で決めたことがないので、そこを選択しました。もう少し、あんなにきついコースを狙わずに内側で良かったなと反省しています。2本目は、ああいうのを打っておくと、この先も他のチームのGKが「(あのコースが)あるんじゃないかな」と思うと思いますし、そうするとファーにボールを蹴りやすかったりするので、今日ももちろん決めたかったのですが、いつかに響くと思っています。
――2ゴールを決める活躍でチームを勝利へと導きました
このピッチコンディションで勝てたというのが、チームにとってとても大きかったと思います。1点目は振り向きざまだったので、相手からするとアンラッキーかもしれませんが、やはりシュートを打つと、何かが起きるなと思いました。股抜きというか、左を狙ったのですが、そこが上手くコースが変わって入ってくれました。2点目は、本当に99%くらいアダのゴールです。
――2点目は川又選手の相手GKへのプレッシャーがあったからこそ生まれたゴールでした
それもありますが、アダもそれについてきてくれましたし、上手くボールを奪ってくれました。最後はあんなに優しいパスを出してくれて。またアダとの友情が深まりました。次は俺が出さないと、多分アダが怒るかなと。
――残り3試合に向けて
ここでブレイクに入るので、まずは自分のコンディションを良くしていきたいですし、そこが今の自分の課題かなと思います。残り3試合、全部勝つつもりですが、一試合一試合集中して、その一試合にかける想いというのを、今日のような感じで臨むことが出来れば、また良い結果が出ると思います。
――雨の中、最後まで声援を届けてくれたジュビロサポーターに向けて
今日のような天候でも、熱心に足を運んでくれているということは、皆さんは自分が想像している以上にジュビロのことを想ってくれているのだなと感じました。その中でも、ホームで勝つことによって、地域も活性化すると思いますし、何よりみんなが喜んで帰ることが出来るというのは良いことだなと思います。
――チームに流れを呼び込むようなプレーでした
ピッチも真ん中が濡れていましたし、前半は後ろ後ろになっていたので、シンプルに前に上手く自分がアクセントになれればいいなと思って入りました。ボールの触りはすごく良い感じだったので、立ち上がり上手く入ることが出来て良かったです。イメージは水曜日の天皇杯と同じで、一回やっていた分すごくリラックスして入れまたし、やりやすい感じがありました。
――天皇杯での対戦を踏まえて、今日意識したことは?
自分のところで、ピッチが濡れる前までは前を向ける場面が多かったので、来たときにターンをして前にというのを意識しました。隙があればゴールも狙っていたので、入れたかったです。天皇杯だったり、トレーニングから自信を持って出来ていますし、自分でも成長を実感しているので、強気で自信を持ってリラックスして出来ました。前半あまり上手くいっていない感じだったので、自分のところを経由して、少しテンポを変えたり起点になることが出来ればなと思っていました。例えば、(川辺)駿君に一本速いボールを入れればターンしてゴールに向かえるなというイメージはありましたし、自分はターンしたら前に出て行こうと思っていたので、厚みのある攻撃をすごく意識しました。
――ゴールへの意識も高かったのでは?
すごく点を取りたくて。リーグ戦初ゴールというのはすごく自信にもなると思いますし、そんなに貪欲にというわけではないのですが、隙あればと。ゴールというのは、自分にとってもチームにとっても、決めることで良い流れになると思うので狙っていたのですが…次回頑張ります。
――今日は難しいピッチコンディションだったと思います
ああいう展開になれば、怖いのはセットプレーだと思っていたので、はっきりしたプレーを心掛けようと。危ない場面も無く終われたのは、すごく良かったと思います。
――今後に向けて
残り3試合、自分としても試合に絡んで、チームも負けていないですし、またここから最後全部勝って連勝出来るように、それに貢献出来るように頑張っていきたいと思います。
――試合の総括
前半はサッカーが出来るコンディションでしたけど、後半は水球のような状態でした。前半は何度かチャンスを作ることが出来ました。残念ながら与えてはいけない形でチャンスを与え、それが失点に繋がって同点にされてしまいました。後半は雨の影響でプレーできる状態ではありませんでした。そんな中ミスもあって2失点目をした訳ですけど、これもチームとして受け入れて次に向かうしかないと思います。