2016年 試合速報
J1 2ndステージ第17節 vs.ベガルタ仙台
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上田 康太
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渡部 博文
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野沢 拓也
金久保 順
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奥埜 博亮
西村 拓真
梁 勇基
パブロ ジオゴ
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ジェイ
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松浦 拓弥
松井 大輔
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アダイウトン
齊藤 和樹
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太田 吉彰
パパドプーロス
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齊藤 和樹
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松井 大輔
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ハモン ロペス
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パブロ ジオゴ
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パパドプーロス
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ユアスタ | 11/3(木) | 13:30 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水含み | 河本 弘 | 山本 雄大 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 田中 利幸 | 武部 陽介 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
15.0度 | 45% | 清水 勇人 | 佐藤 祥大 |
7 | シュート | 10 |
7 | ゴールキック | 9 |
1 | コーナーキック | 3 |
15 | 直接FK | 11 |
3 | 間接FK | 2 |
3 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
いよいよリーグ最終戦。勝点を1ポイントでも積み上げれば、ジュビロのJ1残留は決定する。もちろん選手たちは、勝点3を目指してアウェイ・仙台のピッチに立ち、今シーズンのラストマッチで勝利を手にしてくれるはずだ。
ジュビロの予想フォーメーションは【4-2-3-1】。GKにカミンスキー、最終ラインは右から山本康裕、大井健太郎、森下俊、宮崎智彦。ダブルボランチに、上田康太と川辺駿。中盤2列目右サイドから、太田吉彰、松浦拓弥、アダイウトン。ワントップにジェイという並びか。
注目は、トップ下に入ることが濃厚な松浦。15節の名古屋グランパス戦では、後半途中からピッチに立つと、積極的にミドルシュートを放つなどゴールを狙って果敢に攻め、存在感を示した。得点にこそ至らなかったものの、常に前を向いた姿勢を見せ、攻撃を活性化。今日も松浦のゴールに絡む活躍を楽しみにしたい。
対するベガルタ仙台の予想フォーメーションは【4-4-2】。GKに関憲太郎、最終ラインは右から大岩一貫、平岡康裕、渡部博文、石川直樹。ダブルボランチに、三田啓貴と富田晋伍。中盤2列目右ワイドに梁勇基、左ワイドに奥埜博亮。2トップに野沢拓也とハモン ロペスという並びが予想される。
注意すべきは、現在10ゴールを記録しているハモン ロペス。14節のサガン鳥栖戦ではハットトリックを達成し、仙台のJ1残留を確定させた。また、セットプレーにも警戒が必要だ。梁や野沢は多彩なキックの持ち主。ジュビロとしては、ここ2試合安定したパフォーマンスを続けているディフェンス陣が中心となり、しっかりと押さえたい。
キックオフは、13:30。ユアテックスタジアム仙台の天候は晴れ。風は強いが、穏やかな陽気だ。
残留争いのライバル、名古屋グランパス、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府のうち1チームでも引き分け以下に終わった時点でジュビロのJ1残留は決定。それでも、「仙台に勝利し、自分たちの力で掴み取りたい」と選手たちは口をそろえている。J1残留と最終戦の勝利という結果を持って磐田に帰りたい。
新潟 渡邉監督
「ボールを動かすことを恐れるな、ボールを引き出せ。球際で戦うこと。ウィルソンのために勝つぞ。」
ジュビロ 名波監督
「サイドバック背後のスペースをケアすること。マメなラインコントロールをすること。相手交代選手が入った時、しっかりと対応すること。」
――試合の総括
まずは率直に、生きてるなぁと。生きてて良かったなぁというふうに思います。番記者の方は知っていると思うのですが、もう少し守備的なメンバーで紅白戦にはトライしたのですが、そこが上手くいく、いかないというよりは、最終的に前向きにサッカーをやるためのメンバーを選ぼうということで(今日のメンバーを)決断しましたし、それが結果的には功を奏したと思います。それから、こうして仙台まで足を運んでくださったサポーター、ヤマハスタジアムでのパブリックビューイングにいらっしゃるサポーター、あとは身内以下知り合いの方々が、こんなチームの状況でも常に前向きに応援してくれているんだなということを改めて実感したので、自分が弱気になっていてはいけないなということで、今日のメンバーを送り出しました。ゲーム自体は、あの上田のフリーキックがものすごくチームに勇気を与えてくれたと思いますし、コンパクトな中で縦ズレ横ズレのスライドも非常にスムーズで、ハモン ロペスの個のところと、それから野沢(拓也)に入った後のよみと、奥埜(博亮)など2列目の侵入も十分に防げていたのではないかなと。前半終了間際の決定的な場面以外は、ほとんど危ないシーンもなく非常にコンパクトにできていたのではないかと思います。後半になるにつれて、相手が前への推進力を持ったカードを切ってくることは想定していたので、それに対して自分たちはどう受けるかというところだったと思うのですが、これもジェイ以外が2、3メートルラインを下げたところで、もう一度ブロックをつくり直すという意識が非常に高かったゲームだったと思いますし、最後はパワープレーの場面でパパを入れて3バックにしましたが、そういった想定を選手も我々もできていたので、そんなに慌てることもなかったのではないかと。選手にはとにかく、前節も言いましたが「このゲームに勝てば、今シーズンは全て“チャラ”だ」と。「お前らは“チャラ”だ」ということを強く伝えたので、それ通りになって良かったと思いますし、クリーンシートで最終節を勝って終われるなんてこんなに気持ちの良いことはないと思うので、まずは選手におめでとうと言いたいと思います。
――松浦選手をスタメンで起用した意図と評価
ボックスの前で前を向ける、前への推進力を持てるところと、ジェイのサポートのアングルが常に正しかったので、ジェイから落ちたボール、それからセカンドボールへの対応などを含めて、前向きにプレーできていたのではないかと思います。合格点ではあるんですけど、本人にもハーフタイムに言いましたが、ちょっと遠慮していたり、人に任せているところがあったので、ボールサイドに常に顔を出せという中では、ちょっと物足りなかったかなと。ただ、守備でも頑張ってくれていましたし、チームの核となるポジションで、ギリギリの仕事をしてくれたんじゃないかなと思います。
――改めて今季を振り返って。また、来季に向けて
まずは(勝点)43ポイントのベガルタがブーイングを浴びて、36ポイントの我々が拍手をもらうというこの立場自体、僕個人的にはおかしなことだと思います。我々は20位のクラブとして、全ゲームをチャレンジャーとしてやっていこうという中で今シーズンを立ち上げましたが、来シーズンは13位というところからスタートしていくので、やっぱり上のトップ4、トップ5以下のチームは5位なのか12位なのか分からないような、そういう状況のリーグだと思うので、そこにどれだけ高い位置で食い込めるかということが自分たちの課題になるのかなと思います。
――試合終了のホイッスルをどんな想いで聞いたか。また、サポーターへのメッセージを
まずサポーターには本当にいつも苦しい中でも応援してもらって有り難いですし、まだまだ未熟な新米監督なのにも関わらず、言いたいことは色々あるだろうに、いつもメンバー発表の最後に僕のチャントをしっかり歌っていただいて、もう感謝しかないですし、彼らのためにという気持ちも選手は非常に強いですし、クラブとしてサポーターとフロントと我々プレーヤー、この三位一体というものが一年間強固でいたからこそ、こうやって残留も出来たと思うので、本当に有り難いなと思います。僕自身はもちろんほっとしましたし、安堵感が非常に強かったですが、一番は昨シーズン昇格して今シーズン落とすわけにはいかないと。せっかくチームを改革していくといった中で、一年でまた振り出しに戻すわけにはいかなかったので、ミッションの大きさで言うと非常に大きな重責を担ったままやらなければいけない、それでいて何試合勝ち無し、2ndステージ1勝だという中で非常に重たさはあったのですが、髪の毛が抜けようが、白髪が生えようが、お腹が出てこようが、睡眠がとれなかろうが、何があっても逃げ出すことはないと僕自身思っていたので、男として最低限のことはできたかなと思います。来シーズンはまたハードルが上がるので、それ以上の強い気持ちを持ってやりたいと思います。
――最終節を迎えるまでの想いと、チームをどこまで作り上げることができたか
シーズンを通してどこのクラブも色々なことがあったと思うのですが、もちろん怪我人、それから規律違反、それから小林(祐希)などの移籍も含めて、逆に結婚したり子どもが生まれたり、そういったプラスアルファもあったりしていく中では、僕自身が常に選手の一挙手一投足を見逃さないようにしていきたいなというのはずっと思っていましたし、戦術論云々とか技術論云々とか言う前に、まず人としてしっかりチームを組み立てることと、それからチームと選手を成長させてあげることに重点を置いて、チーム作りをしてきました。しんどい時期も乗り越えてこられたのは、自分がこれまで関係してきた方々がサポートしてくれて、それから背中をそっとではなく、バンバン押してくれたので、それに上手く乗ることができたなとは思います。ただ、圧倒的に反省点の方が多いので、その反省するところを、今日はゆっくりしますが、明日明後日以降ひとつずつ精査していきたいなと思います。
――残留を決めて
最終節まで残留争いをしてしまい、サポーターの皆さんをやきもきさせてしまいした。そして2ndステージは2勝しかできず、難しい状況になってしまいましたが、しっかり残留を決めることができたのは、次につながると思います。来年もJ1で戦えることは自分たちにとってもプラスですし、この経験を生かして来年はより上を目指していきたいです。
――今日は1対0での完封勝利でした
先制点が本当に大きかったです。(上田)康太が本当に素晴らしいフリーキックを決めてくれました。早い時間に決めることができたのも大きかったと思います。相手はカウンターが得意なチームという中で、自分たちはしっかりブロックを組んで守ることができましたし、相手のストロングポイントを消すことができたので良かったです。今シーズンの途中に怪我で離脱してしまったとき、チームを外から見ていてどこか甘さを感じました。それは自分自身も出ていた部分があったのではないかなと。だからこそ復帰してからは皆に対して厳しく言えましたし、それを皆がしっかりと聞いてくれたから最後の3試合は粘り強い守備を見せることができたのだと思います。今日も最後まで皆が頑張ってくれましたし、手ごたえを掴んで来季に臨めると思います。
――素晴らしいフリーキックが決まりました
厳しいシーズンになってしまったのですが、最後にきっちり残留を決めることができて良かったですし、ほっとしています。(先制点のフリーキックの場面は)距離は少しあったのですが、壁を越えてコースに行けば入ると思ったので、思い通りに蹴れたかなと思います。それで勝てたのは嬉しいのですが、そのほかのプレーはまだまだミスばかりだったので、もっともっと上手くなれるように頑張りたいです。
――J1リーグを戦って
簡単に勝てないということはみんな肌で感じています。もっともっと日々の練習から意識を高くやっていかないといけないと思います。今季は残留争いをしてしまいましたが、やはり来シーズンは優勝争いができるように頑張りたいなと思います。
――サポーターの皆さんへメッセージを
良い時も悪い時も最後まで応援してくださり、ありがとうございます。皆さんの力が僕たちの力となって残留することができました。来年はもっと上を目指して頑張っていきたいと思います。これからも変わらぬ声援をよろしくお願いします。
――今日の試合を振り返って
早い段階で康太が素晴らしいフリーキックを決めてくれてチームも楽になりましたし、あとは自分の走りで攻守ともに貢献できるようにしっかりと戦いました。走りの部分では今までやってきたことをしっかりできたと思います。結果はついてこなかったのですが、まずはチームが残留できるようにという想いで戦っていたので、それを達成することができて良かったです。
――来季に向けて
チームとしてさらに成長しないといけないと思いますし、自分自身ももっと点に絡める選手にならなければいけないので、鍛え直してもっとゴールを狙っていける選手になっていきたいと思います。サポーターの皆さんには素晴らしい応援をしていただいて感謝していますし、なかなか結果がでず不甲斐ないシーズンになってしまって申し訳なかったなと。今年を無駄にしないように、来シーズン以降素晴らしいプレーを見せてヤマハスタジアムでも素晴らしい勝利を届けられるように頑張りたいと思います。
――今日はトップ下での出場でした
もっと前を向ける場面もありましたし、もっとゴールに絡むチャンスもあったと思います。ただ、全体的にはボールに触れたので良かったかなと。仙台のボランチからのボールの配給が、嫌なところにつけられるというイメージがあったので、自分がトップ下に入ったときは相手の両ボランチをケアできるようにと思っていました。自分たちが攻撃になったときはジェイの動き出しと、ジェイに出るボールに対するサポートというのは一番に考えましたし、追い越すというよりも基本的にはジェイの下につくことを意識していました。(後半シュートを打った場面は)駿が良い位置にいたので使おうかとも考えたのですが、ペナルティエリアに入ったので自分のシュートで終わろうと。もっともっと早い決断ができれば大きなチャンスになったかなと思います。
――残留を決めて
今季の最大の目標でもある、来年もJ1でプレーするための残留というのを決めることができて良かったと思いますが、来年はよりもっと上の順位に行けるよう、さらに頑張っていきたいです。
――今日の試合はどんな想いでピッチに立ちましたか?
自分たちの力で残留決められるという状況の中で、勝って終わりたいというのはもちろんでしたし、仙台まで多くの方々に足を運んでいただいたので、何とか勝利を送りたいなと思ってピッチに立ったので、勝つことができて良かったです。
――自身のプレーを振り返って
相手は良い選手がそろっているので1対1でやられないようにということと、タイミング良く上がること、あまり上がりすぎないようにディフェンスラインの一人としてバランスをとっていきたいなと思っていました。ゼロで終われたことは良かったと思います。
――サポーターの声援は届いていましたか?
もちろん1年を通して応援は力になりました。ただそれを僕たちが結果にかえられなかったというか、まだまだ力不足なところは多々あったので、来シーズンは選手一丸となってサポーターの皆さんに良いものを送りたいというか、多くの勝利を送りたいと思っています。
――試合の総括
今日のゲームに関して言えば、磐田さんの置かれている状況も含め、彼らの戦略なども注意深く見ていきたいというのは選手たちとも話をしていたのですが、スターティングメンバーを見て攻撃的に来るだろうということは認識したうえで試合に臨みました。ただ、残留争いがかかっているチームの勢いだとか、そういったものに関して我々が下回ることは一切なかったはずだと。何故ならば前日の時点でチケットはソールドアウトでしたし、何よりウィルソンが退団するというゲームでしたから、我々のモチベーションがこれ以上上に行くことはないだろうというものがあったと思います。こういったゲームで勝ち切れなかったというのが非常に残念ですし、今シーズンの勝負弱い部分が露呈したと感じています。