2015年 試合速報

2015 J2リーグ 5節 vs.栃木SC

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
0 分
1 敗
7 得点
3 失点
勝点 9
順位 2

3
  • 1
  • 0

  • 2
  • 0

0
tochigi
tochigi

1 勝
2 分
1 敗
5 得点
5 失点
勝点 5
順位 11

前半
アダイウトン
30分
ハーフタイム 後半
16分
菅 和範
湯澤 洋介
19分
本間 勲
25分
中美 慶哉
廣瀬 浩二
森島 康仁
中村 祐輝
31分
33分
松村 亮
杉本 真
太田 吉彰
松井 大輔
37分
中村 祐輝
41分
宮崎 智彦
上村 岬
44分
アダイウトン
49分
21
カミンスキー
5
駒野 友一
19
伊野波 雅彦
25
櫻内 渚
33
藤田 義明
4
小林 祐希
6
田中 裕人
9
太田 吉彰
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
20
森島 康仁
SUB
1
八田 直樹
14
坪内 秀介
11
松浦 拓弥
22
松井 大輔
26
上村 岬
40
川辺 駿
34
中村 祐輝
監督
名波 浩
1
竹重 安希彦
3
パク ヒョンジン
4
荒堀 謙次
5
尾本 敬
6
ハン ヒフン
7
菅 和範
25
小野寺 達也
30
本間 勲
38
中美 慶哉
14
阪野 豊史
31
松村 亮
SUB
16
桜井 繁
17
山形 辰徳
19
赤井 秀行
10
杉本 真
11
湯澤 洋介
8
廣瀬 浩二
9
西川 優大
監督
阪倉 裕二

6,946
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 4/1(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、水含み 楠 勝好 西村 雄一
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 山口 博司 数原 武志
気温 湿度 第4の審判員 記録員
16.1度 88% 小椋 剛 花澤 秀登
17 シュート 3
5 ゴールキック 14
7 コーナーキック 1
11 直接FK 11
3 間接FK 3
3 オフサイド 3
0 PK 0

今季2度目の2連勝を狙う。

スタメン発表を踏まえ、ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内渚、伊野波雅彦、藤田義明、駒野友一。ダブルボランチに宮崎智彦と田中裕人。中盤2列目右サイドから太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。1トップに森島康仁という並びか。前節・大分トリニータ(3月29日)と同じ先発メンバーとなった。

3連戦の初戦・大分トリニータ戦に勝利し、チームの勢いはさらに増している。試合前、名波浩監督は「大分戦に勝ったことは選手たちの自信になっている」と話していた。中2日の一戦となるが、「チームとしてのやり方は変わらない」と駒野友一。また、太田吉彰も「連戦であることは相手も同じだし、走りきりたい」と意気込みを語る。

一方、栃木SCの予想フォーメーションは[4-4-2]。GKは竹重 安希彦。最終ラインは右から荒堀謙次、ハン ヒフン、尾本 敬、パクヒョンジン。ダブルボランチに本間 勲と菅 和範。中盤の右サイドに小野寺 達也、同左サイドに中美慶哉。2トップに阪野豊史と松村 亮という並びか。

栃木SCは今季ここまで1勝2分1敗。開幕戦ではホームでコンサドーレ札幌に1-2で敗れたが、ここ3試合負けなし。前節はホームで徳島ヴォルティスに2-1で勝利し、今季初勝利をマークしている。

試合の舞台はヤマハスタジアム。
天候はくもり。
キックオフは19時。

前半1分、ジュビロボールで前半キックオフ。
前半1分、ジュビロの布陣は[4-2-3-1]。GKはカミンスキー。最終ライン右から櫻内 渚、伊野波雅彦、藤田義明、駒野友一(キャプテン)。ダブルボランチに宮崎智彦と田中裕人。中盤2列目右から太田吉彰、小林祐希、アダイウトン。1トップに森島康仁。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半1分、ジュビロ、敵陣でパスをつなぎ、最後は田中裕人から横パスをもらった右サイドの櫻内 渚がゴール正面へ縦パス。これをアダイウトンが受けようとするが、栃木にクリアされた。
前半2分、栃木の布陣は[4-1-4-1]に近い形。GKは竹重 安希彦。最終ラインは右から荒堀謙次、ハン ヒフン、尾本 敬、パク ヒョンジン。アンカーに菅 和範。中盤2列目右から中美慶哉、本間 勲(キャプテン)、小野寺 達也、松村 亮。1トップに阪野豊史。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーは黄。
前半3分、ジュビロ、敵陣右サイドでFKを獲得。駒野友一が右足でキック。ゴール正面へ合わせる。これを藤田義明が頭で合わせるが、ゴール横に外れた。
前半5分、ジュビロ、敵陣左サイドから駒野友一が右足でクロス。これにアダイウトンが飛び込むが、タッチはできず、栃木のゴールキックに。
前半8分、ピッチ上空は晴れ。きれいな月が見える。メインスタンド側からバックスタンド側へ向かって弱い風が吹く。
前半10分、ジュビロ、敵陣左サイドを駒野友一が突破。そのままクロス。しかし、これはゴール正面の竹重 安希彦に直接キャッチされた。
前半11分、ジュビロ・名波 浩監督はスーツ姿、栃木・阪倉裕二監督はジャージ姿でベンチ前に立ち、戦況を見ている。
前半13分、ジュビロにチャンス。相手ゴール前で小林祐希の縦パスを受けた太田吉彰が左サイドへ展開。このパスを受けた駒野友一がクロス。ジュビロのCKに。
前半14分、ジュビロに決定機。バックスタンド側からのCKを駒野友一がキック。これをゴール前の森島康仁が頭で合わせ、ファーサイドへこぼれたボールに反応した小林祐希が左足でシュート。さらにこのこぼれ球に反応したゴール正面の太田吉彰がミドルを打つが、栃木にブロックされた。
前半16分、ジュビロ、中盤の森島康仁が菅 和範からボール奪取。その後、右サイドへ展開。最後は縦へのスルーパスに太田吉彰が走り込むが、これはオフサイドの判定。
前半17分、栃木にチャンス。敵陣中央でボールを持った中美慶哉がドリブル。宮崎智彦、藤田義明をかわし、右足でシュート。これはゴール横に外れた。
前半19分、ジュビロ、中盤の森島康仁が正確なポストプレーを見せ、右サイドへ展開。櫻内 渚、太田吉彰とつなぎ、最後は太田吉彰がクロス。ニアサイドへ。これに小林祐希が飛び込むが、栃木にクリアされた。
前半21分、ジュビロ、中盤で短いパスをつなぎ、最後は小林祐希が縦パス。これに森島康仁が反応するが、栃木にカットされた。
前半23分、ジュビロ、敵陣中央のアダイウトンが右サイドへ展開。これを受けた櫻内 渚が右足でクロス。ファーサイドへ。これに太田吉彰が飛び込むが、シュートは枠の上に外れた。
前半24分、徐々にジュビロがボールを持つ時間が長くなってきた。栃木は守備時は自陣でしっかりブロックを組んでいる。
前半25分、ジュビロ、中盤でパスをつなぎ、最後は田中裕人が右足で浮きパス。森島康仁を走らせるが、合わず、栃木のゴールキックに。
前半26分、ジュビロ、敵陣左サイドのアダイウトンの仕掛けからFKを獲得。駒野友一が右足でキック。ニアサイドへ合わせるが、これは栃木にクリアされた。
前半29分、ジュビロ、敵陣左サイドで駒野友一、森島康仁、駒野友一と短いパスがつながる。最後は宮崎智彦が左足でミドルシュート。ジュビロのCKに。
前半30分、ジュビロに先制点。バックスタンド側からのCKを駒野友一がキック。これをゴール正面のアダイウトンが頭で豪快に押し込んだ。【1-0】
前半33分、栃木、中盤右サイドの荒堀謙次がドリブルから縦にスルーパス。これに阪野豊史が走り込むが、伊野波 雅彦がカット。マイボールとした。
前半35分、栃木、中盤からロングボール。敵陣右サイドの本間 勲を狙うが、藤田義明がブロックし、ジュビロのゴールキックに。
前半36分、ジュビロ、敵陣右サイドから攻撃。櫻内 渚のクロスのこぼれ球を拾った小林祐希が敵陣右サイドから左足でミドルシュート。これは枠の横に大きく外れた。
前半38分、ジュビロ、小林祐希のミドルシュートからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。ゴール正面へ。これは栃木にクリアされた。
前半39分、ジュビロ、敵陣右サイドの深い位置で櫻内 渚のスルーパスを受けた太田吉彰がクロス。これをゴール前の森島康仁が頭で合わせるが、竹重 安希彦に正面でキャッチされた。
前半40分、ジュビロ、敵陣左サイドの駒野友一がドリブルで相手をかわし、右足でクロス。ニアサイドを狙うが、合わず、竹重 安希彦にキャッチされた。
前半41分、ジュビロ、敵陣中央の小林祐希がアダイウトンとのワンツーで突破を狙うが、栃木にカットされた。
前半44分、ジュビロ、小林祐希が相手ゴール前・正面でファウルを受け、FKを獲得。直接狙える好位置。これを駒野友一が右足で直接狙うが、栃木の壁にブロックされた。
前半45分、前半アディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム2分、両チームが中盤でボールを奪い合ったところで、前半終了のホイッスル。
後半1分、栃木ボールで後半キックオフ。
後半1分、栃木、中盤中央の松村 亮が縦にスルーパスを狙う。これに阪野豊史が走り込むが、伊野波雅彦がカットした。
後半2分、栃木、中盤で阪野豊史、中美慶哉とつなぎ、右サイドへ展開。最後は荒堀謙次がゴール前にパスを入れるが、合わず、カミンスキーがキャッチ。
後半4分、栃木、敵陣中央で短いパスをつなぐが、最後は藤田義明がカット。バックパスし、カミンスキーが大きくクリアした。
後半5分、ジュビロに決定機。相手ゴール前・正面で櫻内 渚のパスを受けた森島康仁が右足でミドルシュート。際どいコースだったが、竹重 安希彦にブロックされ、ジュビロのCKに。
後半5分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。これをゴール正面の櫻内 渚が頭で合わせるが、竹重 安希彦の正面。
後半6分、ハーフタイムコメント。ジュビロ、名波 浩監督、「ワイドを広くボールを動かすこと」、「もっとシンプルにいこう」、「球際で負けないこと」。

栃木、阪倉裕二監督、「セットプレーのところをもう一度確認しよう」、「奪ったボールを大事に」。
後半9分、栃木、敵陣左サイドから攻撃。最後はパク ヒョンジンがアーリークロス。これに中美慶哉が飛び込むが、合わず、ジュビロボールに。
後半11分、ジュビロ、自陣のカミンスキーがロングキック。これを前線のアダイウトンがコントロールし、パス。これを受けた田中裕人が左サイドへ展開。このパスを受けた駒野友一がクロス。これは栃木にクリアされた。
後半15分、ジュビロ、自陣で栃木のパスをカットし、カウンター。宮崎智彦、駒野友一とつなぎ、左サイドを突く。最後は駒野友一の横パスをエリア内の森島康仁が受けるが、栃木にカットされた。
後半16分、栃木、選手交代、菅 和範に代わり湯澤洋介を投入。
後半17分、ジュビロ、敵陣左サイドの深い位置でアダイウトンのパスを受けた駒野友一がクロス。このこぼれ球に反応したゴール正面の宮崎智彦が左足でミドルシュート。これは栃木にブロックされた。
後半18分、ジュビロにチャンス。相手ゴール前・正面の小林祐希が左足でミドルシュート。強烈なシュートだったが、竹重 安希彦にブロックされた。このこぼれ球に太田吉彰、アダイウトンがつめるが、押し込むことはできず。ジュビロのCKに。駒野友一のCKは栃木にクリアされた。
後半19分、栃木、自陣でのコンタクトプレーで本間 勲にイエローカード。
後半20分、ジュビロ、FK、小林祐希が左足でゴール前に合わせ、このボールに櫻内 渚が飛び込むが、栃木のゴールキックに。
後半22分、ジュビロにチャンス。中盤中央で宮崎智彦が鋭い縦パス。その後、太田吉彰、小林祐希とつながり、最後は敵陣右サイドの深い位置から櫻内 渚がクロス。ファーサイドへ。これにアダイウトンが飛び込むが、シュートは打てず、そのままファーサイドへ流れた。
後半24分、ジュビロ、前線へロングパス。これに森島康仁が走り込むが、オフサイドの判定。
後半25分、栃木、選手交代、中美慶哉に代わり廣瀬浩二を投入。
後半27分、ジュビロ、敵陣でパスをつなぎ、サイドは左サイドの駒野友一がクロス。これは竹重 安希彦に直接キャッチされた。
後半28分、栃木、敵陣左サイドから湯澤洋介が右足でミドルシュート。これはカミンスキーがキャッチ。
後半28分、ジュビロにチャンス。ロングボールを前線の森島康仁が頭でつなぐ。このボールにアダイウトンが走り込み、エリア内で右足でシュート。これは竹重 安希彦にブロックされ、ジュビロのCKに。
後半28分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。これは中でタッチできず、ファーサイドへ流れた。
後半31分、ジュビロ、選手交代、森島康仁に代わり中村祐輝を投入。
後半31分、ジュビロ、途中出場の中村祐輝はそのまま1トップに入った。
後半33分、ジュビロに決定機。ロングボールを中村祐輝が競り、そのこぼれ球に反応した太田吉彰がエリア内でシュートを打つが、枠の上に外れた。
後半33分、栃木、選手交代、松村 亮に代わり杉本 真を投入。
後半36分、ジュビロ、相手ゴール前で小林祐希の縦パスを受けた中村祐輝が反転してゴールを狙うが、トラップが大きくなり、栃木のゴールキックに。
後半37分、ジュビロ、選手交代、太田吉彰に代わり松井大輔を投入。
後半39分、ジュビロ、途中出場の松井大輔は中盤の左サイドに入った。
後半40分、栃木、湯澤洋介のミドルシュートからCKを獲得。メインスタンド側からパク ヒョンジンが左足でキック。ファーサイドへ。これは藤田義明がクリアした。
後半41分、ジュビロに追加点。相手ゴール前でアダイウトンがボールを奪取。このパスを受けた中村祐輝がエリア内で左足でシュートし、ゴールを決めた。【2-0】
後半44分、ジュビロ、選手交代、宮崎智彦に代わり上村 岬を投入。
後半45分、途中出場の上村 岬はそのままボランチに入った。後半アディショナルタイムは3分。
後半アディショナルタイム2分、栃木、敵陣左サイドから攻撃。しかし、上村 岬が献身的な守備を見せ、ジュビロボールのスローインとした。
後半アディショナルタイム4分、ジュビロに追加点。敵陣右サイドへのロングボールを中村祐輝がキープ。その後、中村祐輝、松井大輔とつなぎ、最後はエリア内のアダイウトンが右足で決めた。【3-0】
後半アディショナルタイム4分、栃木がリスタートしたところで、試合終了のホイッスル。【3-0】
名波 浩 監督

――感想
膠着と言うか、我々が仕掛けるクオリティーが上がる前に、栃木の戻りが非常に速くて、ブロックを作ることが速く、もう1つ言えば思ったよりも出てこなかったので、崩すのは大変でした。ただ、セットプレーから1本取れて、ちょっと自分たちがメンタル的に楽になったかなと思います。
なにはともあれ勝因はボールアプローチ、密集の速さ、これに尽きると思います。相手の前の選択肢を消すようなボール奪取、ボールへ行くスピード、アングル、全て非常によかったと思います。特にミヤ(宮崎智彦)、(田中)裕人、(櫻内)渚、駒野、インサイドのカバーリングを含めて充実していたので勝ち点3を奪えたのではないかと思います。
――縦への意識という部分での評価は?
点が入るまでは前への選択肢を消されるような下がったエリアで守られてしまったので、ちょっと想定外と言うか、5節にして、京都以来、おそらく前から取りに来るぞという感じでミーティングをやっていましたが、あまり出てこなかったと。その中で先に点を取ったことで(相手が)多少出てこなければいけない状況になったので、そこで前という選択肢が出たと思いますし、のぞくことで中を締めてくれるので、サイドを有効に使えたのではないかと思います。そんなに難しいことをやらなかったことも、相手が戻る距離とかブロックを作って組織的に(ボールを)奪うという選択肢を削いだ一つの要因だったと思います。
――90分間の運動量という部分での評価は?
後半が始まる前に、こういう中2日のゲームをみんな経験していると思うけど、後半になったら体が動き出すということがあるので、栃木はたぶん前から来るからそれを気を付けようと言いましたが、それは我々にも同じことが言えて、前半が走れていなかったわけではありませんが、後半はより体が軽くなったと思います。フレッシュに入った選手もよく走ってくれたと思います。
――セットプレーからゴールが生まれましたが、その狙いは?
やっていることは選手間が非常にコミュニケーションを取れていれば、いろんなバリエーションができると思いますし、形にこだわらず、自分たちでひらめいたことをやりなさいということができたと思います。中の入り方も1本1本工夫してやっているので、そのあたりもファーストゴールに生きたと思います。
――先制点の場面について。パスの出し手と受け手が合致していましたが?
セットプレーの攻撃についてはいつも言っていますが、キッカーの質が7割で、中に入っていく選手が2割だと。その割合で僕自身、現役時代からずっとやってきましたし、ボールの質はもちろんパーフェクトでしたし、中の入り方を変えることで、それから入るタイミングというものを考えたことによって、ああいったパワーを持ったシュートが打てたと思います。
――課題は?
シュートの形にいけないというもどかしさが無理に真ん中に突っ込んだりして、ショートカウンターを受け気味になっていたので、そのあたりはケアしなければいけません。それと途中で入って来た選手たちが速さと技術がある選手たちで、斜めに走ってくる動き出しに対して、センターバックにラインを揃えるのか、それともスペースを見るのかというジャッチが曖昧な時が、まだ映像見ていませんが、僕が見た限りでは2回ぐらいあったので、あのあたりはケアしなければいけないと思います。
――セカンドボールの対応への評価は?
非常によかったと思います。90分を通して、圧倒的に我々の方がセカンドボールに対しては反応していたと思います。
――ゴールを決めた中村祐輝選手の評価は?
昨季もそうですし、ここまでの彼のプロサッカー選手としてのサッカー人生はけして明るいものではなかったと思いますが、拾ってもらったという気持ちで、自分はこのクラブの末端にいるんだという気持ちと、上手くなりたい、サッカーを楽しくやりたいという気持ちがいつもトレーニングに出ていると思います。その気持ちがこもったプレーを前回も今回もしてくれました。デカより先に点を取ったので、デカもプレッシャーがかかると思いますが。(上村)岬のデビューもそうですが、新しい選手がどんどん出てきてくれるということは、けが人が多少出てきている中で非常に嬉しいことです。

アダイウトン 選手

アダイウトン 勝利に値する試合だったと思います。我々は最後まで犠牲心を払い、走りきったことが勝ちにつながったと思います。
――1点目のゴールについて
駒野さんから非常にいいボールが来ましたし、自分はただ合わせるだけでした。我々は日々セットプレーに力を注いでいますし、練習の成果が出たと思います。
――ゴール後のパフォーマンスについて
(小林)祐希と通訳とやろうということを話していましたし、それがゴールした時に頭に思い浮かんだので、やりました(笑)
――2点目のゴールについて
押し込まれていた時間帯で得点を取れたことはよかったと思います。今後も押し込まれる場面は出てくると思いますし、この先もそういった状況でも得点を取りたいと思います。
――攻守両面でハードワークしていましたが?
選手、スタッフを含めて笑ってシーズンを終えたいという気持ちを持っていますし、J1に上がりたいという思いは一つです。そういった部分でどの選手も犠牲心を自然に出していると思います。
――スピードに乗ったドリブルについて
今までもそういったプレースタイルでしたし、スペースがあってもなくても相手に果敢に向かっていくことが自分のスタイルです。この先もしっかりとやっていきたいと思います。
――連勝となりましたが、チームとしての手応えは?
ホームで連勝できたことは非常に大きいと思いますし、メンバーに入っていない選手も練習の時からみんな競争心を持ってやっています。メンバーに入った選手はしっかり成果を残さないと生き残れないと思っています。

中村 祐輝 選手

中村 祐輝 ――ゴールシーンについて
アダイウトンがディフェンスしてくれ、ちょっとアバウトなボールでしたが、自分のところに来て、トラップが上手くいったので、最後何も考えず、ミートだけを意識して蹴りました。決まった瞬間は本当に嬉しかったです。サポーターのみなさんの前でしたし、決めたいと試合前から思っていましたし、決めることができてよかったです。決めたら控えの選手たちのところに行こうと思っていました。嬉しかったです。
――監督からの指示は?
大きく動くことと、サイドのヨシさんとアダ(アダイウトン)がちょっと疲れているので切り替えのところを速く、あとはシュートの意識という部分です。切り替えのところを特に意識しましたし、シュートも狙っていました。必ずワンチャンスあると思っていましたし、よかったです。
――ゴールの意味は?
ジュビロで今日で2試合目ですが、そこで点を取れたことは大きいですが、シーズンはこれから長いので、変わらず毎日の練習からやっていくだけだと思っています。
――次節へ向けて
中3日ですが、またいい準備をするだけです。

伊野波 雅彦 選手

伊野波 雅彦 前回の試合、最後でやられそうになったので、ゼロでしっかり締め括ろうという思いがありました。3-0で完勝したことはジュビロとしてここしばらくなかったと思いますし、それができたということで、チームとしての基盤がある程度できてこないとできないことだと思いますし、すごくよかったと思います。
けが人が多い中でこういうサッカーができているということは、チームとして名波さんがやろうとしている戦術がしっかりできている証拠だと思います。控えの選手も気持ちを切らさずにやっていることもこういった結果につながっていると思います。
――守備陣としてここ2試合の手応えは?
ディフェンス陣だけではなく、攻撃の選手も追ってくれていますし、カミック(カミンスキー)もいますし、みんなの力でディフェンス陣がやりやすいようにやってくれています。そこが大きいと思います。

櫻内 渚 選手

櫻内 渚 ――守備面の手応えは?
全体の距離がよかったと思いますし、1枚かわされても1枚出てくるという状態があったので、どんどん前にも行けましたし、そういった部分でゼロに抑えることができたと思います。
――攻撃面について
前半より後半の方がスペースがあったので、どんどん仕掛けて、どんどん前に行けたと思います。前半もクロスを何本か上げることができていました。ただ、ファーにヨシ(太田吉彰)さんが見えていて、そこに上げた場面ではグラウンダーでもよかったかなと思います。ヨシ(太田吉彰)さんが上手く中に入ってくれましたし、デカ(森島康仁)さんのところでキープできましたし、(小林)祐希もいい形で下がってきてくれたので、相手はつられて前に来ている部分もあったので、その背後を狙っていこうと意識していました。それはイメージ通りにいったと思います。
――『ボールアプローチ』について?
まだまだシュートを打たれるシーンがあるので、さらに突き詰めていかなければいけないと思いますが、ちょっとずつ成長しているということは感じます。

上村 岬 選手

上村 岬 2-0になった時点で自分の中で『あるかもしれない』と意識した部分もありましたし、頭を整理し、入ったらどういうプレーをしなければいけないのかということを考えてピッチに入りました。いい形で試合が終わってよかったです。試合に入る前は正直、緊張してかたかったと思います。ただ、ピッチに入った瞬間にいつも通りという感じがしました。4月1日(※エイプリルフール)ということで、ウソでないことを信じています(笑)。みんなにそう言われました(笑)。
――試合中でのプレーについて
監督が求めているプレーは少なからずできたのではないかと思いますし、試合を落ち着かせることができたと思います。日々の練習からいろんなことを学んで、日々成長しようということだけを考えてきました。それがこういう結果につながって、すごくよかったと思います。やってきたことがムダではなかったと思っています。スタジアムの雰囲気がよかったですし、味方の選手が声をかけてくれ、本当にやりやすくて、楽しかったです。
――今後へ向けて
(デビューが)自分の中ではだいぶ遅れたと思っていますし、後ろに下がることなく、常に前進できるよう、チームに貢献していきたいと思っています。自分の持ち味をしっかり出しながら、しっかりと試合を締められる選手になることで、スタートから使ってもらえるような存在になりたいと思います。

栃木SC ■阪倉裕二監督
 

――感想
平日に栃木からも応援に来ていただいている中で、ジュビロさんという強敵相手に思いきってチャレンジしようということで臨んだのですが、我々のよさと言いますか、特長を少し出しきれなかったのはちょっと残念だなと思います。その反面、ジュビロさんの勝利に対する執念と言いますか、J1へ昇格するという気持ちが1つ1つのプレーに出ていたのかなと。そのあたりは学ばなければいけないと思います。次は中3日ということで、やれることをしっかりやって準備を進めていきたいと思います。