2014年 試合速報
2014 J1昇格プレーオフ準決勝 vs.モンテディオ山形
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ディエゴ
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ディエゴ
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山崎 亮平
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ディエゴ
中島 裕希
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山崎 雅人
伊東 俊
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田中 裕人
フェルジナンド
松井 大輔
松浦 拓弥
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ロメロ フランク
萬代 宏樹
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岡田 隆
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山崎 亮平
ペク ソンドン
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山岸 範宏
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 11/30(日) | 13:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 大澤 隆 | 飯田 淳平 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 聳城 巧 | 村上 孝治 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
19.6度 | 45% | 池内 明彦 | 花澤 秀登 |
16 | シュート | 8 |
4 | ゴールキック | 9 |
9 | コーナーキック | 5 |
14 | 直接FK | 14 |
2 | 間接FK | 5 |
2 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
「ジュビロの歴史において非常に重要なターニングポイントになる」。08年の入れ替え戦を経験している岡田 隆はそう語る。ジェフユナイテッド千葉、モンテディオ山形、そして、ジュビロ磐田。来季J1の舞台に立てるのは3クラブ中1クラブのみ。運命のプレーオフがいよいよ幕を開ける――。
ジュビロ磐田は4位で今季リーグ戦を終えることになった。最終節はアウェイでコンサドーレ札幌と対戦し、1-1のドロー。試合開始直後に上里一将に直接FKを決められ、1点を追う展開となったものの終盤に粘りを見せた。同点弾は試合終了間際。小林祐希のCKをフェルジナンドが頭で豪快に押し込んだ。リーグ6戦ぶりの勝利こそならなかったが、次につながる勝ち点1となったことは間違いない。
対するモンテディオ山形は6位でプレーオフに進んできた。最終節はホームで東京ヴェルディと対戦し、1-2と敗れた。序盤に先制されたが、その直後の川西翔太の得点で同点に。しかし、試合終了間際に勝ち越し点を奪われ、1-2で敗れている。また、11月26日の天皇杯・準決勝ではヤンマースタジアム長居でジェフユナイテッド千葉と対戦。タフな日程となるが、経験豊富な石崎信弘監督がチームを上手く統率してくるに違いない。
前回の対戦は11月15日の第41節。ホームで0-2と勝ち切れなかった。42分に山田拓巳のクロスをディエゴに押し込まれ、失点。その後反撃を仕掛け、計10本のシュートを打ったが、最後まで得点を奪えなかった。逆に試合終了間際にキム ボムヨンのクロスを伊東 俊に押し込まれ、0-2。相手のシュートを計4本に封じながら前半・後半の終わり際のそれぞれゴールを許し、勝負どころで踏ん張ることができなかった。あれから約2週間後の再戦。同じヤマハスタジアムで同じ相手に再び敗れるわけにはいかない。
前回対戦では完封負けを喫しているだけに、試合のポイントはいかにゴールを奪うか。前線からのプレッシャーをかけつつ、自陣では堅実なブロックを組む相手に効果的に揺さぶりをかけたい。フェルジナンドを絡めたパワープレーという新たなオプションも焦点の一つとなる。守備面では前回対戦で手を焼いたディエゴをしっかりと封じたい。彼に仕事をさせなければ、相手の攻撃の威力を軽減させることができるはずだ。また、前回対戦の失点はいずれもクロスから。この点、クロスへの対応もポイントとなる。
一発勝負となるだけにいつも以上のプレッシャーに晒されることになる。しかし、その大一番をホームで戦えることは何よりのアドバンテージ。この試合、そして、ジェフユナイテッド千葉との決勝戦を制し、何としてもJ1に昇格したい。
山形、石崎信弘監督、「失点は残念だったが、いい形ができている。今のサッカーを続けていこう」、「相手にプレッシャーをかけていこう」、「あと45分、なにもおそれることはない。仲間を信じてプレーしよう」。
――感想
今日の90分通して内容うんぬんを振り返るだけのメンタリティではないので細かい事は割愛しますが、“奇跡”を呼ぶ力が山形にはあって、僕らにはその力がなかったということだと思います。
――終盤まで1-1というシチュエーションで、ゲームの終わらせ方が難しかったと思いますが?
サイドのスペースで時間を作ろうということは交代選手も含めて言っていて、意志の疎通はできていたと思いますが、最終的に失点の前はそれがうまくいかなかったということだと思います。
――1-1でも決勝に勝ち上がれるというレギュレーションが戦い方に影響下ということは?
それは全くなかったです。
――J1復帰が最大の目標で監督に就任されて、それが達成できなかったことについて。
冷静にこの10試合を振り返ってみないとわからないですが、責任は僕にあると思います。
サポーターのみなさんが試合前から盛り上げてくれ、自分たちも気持ちが入っていました。次に進むためにここで勝たなければいけない試合でした。前半からシュートに持っていく場面は何度もありましたし、先に失点しましたが、そこで追いつくこともできました。チャンスもあったと思いますし、カウンターでもチャンスができましたが、負けてしまったことは残念です。
残りのアディショナルタイムを含め、CKになるまではプラン通りというわけではありませんが、しっかりと自分たちの形と言うか、しっかりと時間を使いながらやれました。ただ、やはりああいうセットプレーでGKに決められたということはすごくショックが大きいです。
残り10分、5分までは得点を狙いにいきました。相手もパワープレーに来て、人数をかけてきた中でカウンターから1点2点取れればよかったのですが・・・。ただ、そこもありますが、守りきれなかったという思いです。
一年間、なかなか思うようなサッカーができず、悔しいと言うか何も言葉が出ません…。(山形の勝ち越し点は)勝ちたいという執念のゴールだったと思いますし、これがサッカーだと思います。前半、点を取られた後にしっかり1点を返し、その後のゲームの流れはよかったのですが、最後の最後に気持ちの部分で負けてしまったと思います。
サポーターのみなさんが優しい言葉をかけてくれ、さらに頑張らないといけないと思います。自分たちが恩返しできるようにならなければいけません。
気持ちも入っていましたし、前半追いつくことができ、後半も悪くなかったですが、勝ち越せなかったところで、ああいう場面で決められてしまったと思います。何が悪かったのかは今はわかりませんが、1年を通して見ても最後勝ち越せなかったりとか、そういう勝ちきる強さがなかったことがこういう結果を招いてしまったと思います。
サポーターのみなさんには今は申し訳ないという気持ちだけです。
取れるところで取れなかったことのつけが回ってきたとも言えると思いますし、今年1年通してそういった試合が多かったですし、そういったこともこの結果につながったと思います。またイチからやっていく必要があると思います。
結果が全てですし、まだまだ僕たちはJ1に行くのは早いのかなと思いました…。前半のアディショナルタイムといういい時間帯に追いつけ、優位な状況でしたが、上手くゲームを運ぶことができなかったと言うか、まだまだ未熟さを感じた部分もありました。もっともっと力をつけ、もっともっと余裕のあるプレー、ゲーム全体の流れを読めるようなグループになっていきたいです。
(決勝点となったCKについて)最後のCKで相手が上がってきましたが、全員マークについていました。ただ、それでもあそこでGKの選手にタッチされて決められてしまったという部分では、その前にCKにしないということが一番大事だったと思います…。
最後まで踏ん張ることができなかったので、責任を感じています。緊張は感じなかったですし、プレーもちゃんとできていたと思いますが、どこか気持ちの面で緊張感があったことで、90分走れなかったことが本当にすごく悔しいです…。ボランチですし、最後まで走りきれなかったことは一番いけないことだと思うので…。
――感想
6位でのプレーオフ進出ということで自分たちは勝たなければ決勝に進出できないという状況でした。先制点は取れましたが、その後、追加点を取ることができずに前半終了間際で失点してしまいました。やはり笛が鳴るまで集中して戦わなくてはいけない場面だったと思います。ただ、今週は水曜に天皇杯があり、選手は中3日でかなり疲れもあったと思いますが、気持ちを強く持って戦ってくれた結果が勝利につながったと思います。最後、山岸のヘディングが決勝ゴールになったわけですが、みんなの気持ちが乗り移ってゴールに吸い込まれたと思います。ただ、まだ何も決まったわけではないので決勝までの1週間でしっかり調整して、千葉にチャレンジしたいと思います。