2011年 試合速報
スルガ銀行チャンピオンシップ
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オウンゴール
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船谷 圭祐
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トゥッシオ
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M・ベラスケス
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船谷 圭祐
荒田 智之
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フェレイラ
ロドリゲス
バッティオン
バエス
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パッラ
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岡田 隆
小林 裕紀
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山本 康裕
金園 英学
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ベレス
カブレラ
M・ベラスケス
アルガチャ
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ジウシーニョ
菅沼 実
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ペレス
ヌニェス
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
エコパスタジアム | 8/3(水) | 19:01 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 松永 隆 | リープロバート | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
晴れ | 90分 | 宇欣 | 韓 偉 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
26.3度 | 78% | 山本 雄大 | 花澤 秀登 |
15 | シュート | 13 |
14 | ゴールキック | 8 |
5 | コーナーキック | 5 |
14 | 直接FK | 15 |
1 | 間接FK | 7 |
1 | オフサイド | 7 |
0 | PK | 0 |
スルガ銀行チャンピオンシップ2011SHIZUOKAが間もなくキックオフされる。
この大会は、2010Jリーグヤマザキ ナビスコカップを制した日本のクラブと、コパ・スダメリカーナ2010を制した南米のクラブが、真の勝者を争う大会だ。
その大舞台でジュビロ磐田と南米の雄・インデペンディエンテが激突することとなった。
南米のサッカーは、ボールを細かく繋ぐプレーやテンポのいいパス回し、さらには個の能力をフルに活かした突破などが魅力となっている。
このクラブは日本で知名度の高い選手はさほど多くないものの、個の能力値は驚くべきほど高く、何よりも個人個人の基礎がしっかり出来ている。
また、監督を務めるアントニオ・モハメドは長らくメキシコで監督を務め、南米のサッカーを知り尽くしている。
昨日行われた前日記者会見でも「メキシコのスタイルを取り入れながらアルゼンチンサッカーの特有の個人技、それからアグレッシブなサッカーを上手くメキシコ的なサッカーにミックスさせてその2つが上手く融合したサッカーを実現したい」と語っており、南米スタイルにメキシコスタイルを融合させるサッカーを披露してくるはずだ。
今回の大会では事前に合宿を張るなど準備に余念が無く、この大会にかける意気込みが感じられる。
一方のジュビロは、ここに来て前線にけが人が続出。
前節ベンチ入りすらなかった金園英学や、病気療養中の山崎亮平、さらにはエースの前田遼一までもが左もも裏の痛みを訴え、練習を早退。
この試合の出場も微妙なものとなってしまった。
エース不在という緊急事態となってしまったが、スーパーサブの荒田智之や、菅沼実、船谷圭祐らの活躍に期待がかかってくる。
また、先発出場が濃厚なジウシーニョは南米のブラジル出身。この大会は是が非でも勝利したい気持ちが強いことだろう。
DF陣は川口能活、駒野友一らが万全の体制で試合に入ることが出来そうだ。
相手の攻撃は普段対峙している、Jリーグのクラブとは一味も二味も違ってくる。
一瞬のスピードや、競り合い時の体の入れ方など、比べ物にはならないだろう。
それでもチーム力ではジュビロが上回るはずだ。
阿吽の連携で攻守に南米のクラブを驚かせたいところだ。
試合開始は19:00
熱いご声援宜しく御願いいたします。
山田大記が抜け出しシュートを放つが、枠を捉え切れず。
船谷圭祐が中に入れるが、正確なボールを送ることが出来ない。
山本康裕が中で待っていたジウシーニョへ送るが繋がらない。
左サイドから巻きのボールを入れると、相手の5番バッティオンがヘディングクリアミス。
まるでFWかのようなヘディングでボールはネットへ!
ジュビロが先制!【1-0】
ライン際までボールを運び、左足でクロスを上げるが、合わせる事が出来ない。
一旦弾かれたボールを山田大記が詰め、最後はジウシーニョが詰めるがこれはファウルをとられてしまった。
しかしこれはオフサイドの判定。
駒野友一が弾丸シュートでゴールを襲うが、壁に阻まれてしまった。
強引にクロスを上げるが、川口能活がしっかりキャッチ。
ジュビロDFを背負いながら強引にミドルを放つが、枠を大きく外れた。
ループ気味のボールを川口能活がしっかり弾きだした!
しかしボールに力なく、川口能活が正面でキャッチ!
中央でM・ベラスケスが頭で落とすと、それに詰めたトゥッシオが、右足で押し込み同点に…【1-1】
南米クラブらしく細かくボールを繋いでくる。
しかしジウシーニョのポジションがオフサイド。
ニアサイドでペレスがヘディングシュートを放つが、ゴール右に外れる。
ショートコーナーを使い、ミドルシュートを放つが枠に入らず。
川口能活がゴールキックを蹴ったところで前半終了のホイッスル。
ジュビロ船谷圭祐に代えて荒田智之を投入!
インデペンディエンテ
フェレイラに代えてロドリゲス
バッティオンに代えてバエスを投入。
相手DFがスライディングにいくが、ファウルに。
しかし駒野友一のFKはミスキックに。
ジュビロDFを二人背負いながら強引に突破。
最後は川口能活のタイミングを見計らい、ゴール右に流し込まれてしまった…
駒野友一が荒田智之へ浮き球のパス。
胸トラップからシュートにいくが、ミートすることが出来ない。
右サイドから仕掛けクロスを上げるが、山本康裕には合わない。
しかし左サイドからのコーナーはチャンスに繋がらず。
駒野友一がファーサイドを狙うが相手GKが直接キャッチ。
M・ベラスケスに代えてアルガチャを投入。
最後はバッティオンがシュートにいくが山本脩斗がしっかり対応。
威力のあるボールがキーパーを襲うが、ゴールならず。
ジュビロ選手交代
ジウシーニョに代えて菅沼実を投入!
ゴール右を狙ったボールが、枠を捉えるが相手GKに弾かれた…
駒野友一がニアに入れるが、相手にクリアされてしまった。
しかし枠に入らず。
フリーでシュート体制に入るが、シュートは相手に当たってしまった。
そのまま中に切れ込みシュート!
しかしボールは、相手GKに止められてしまった。
アディショナルタイムは2分。
インデペンディエンテボールのスローインが入ったところで試合終了のホイッスル。
PK戦へ!
――感想
まず、アルゼンチンのインデペンディエンテと今日ゲームがやれたということは我々にとって非常にいい経験をさせてもらいました。アルゼンチンのリーグは今、準備期で、これから新しいシーズンに向けて作り上げているところだと思います。なおかつ日本のこの暑い気候の中、ゲームを最後まで粘り強くやってくれたことは我々にとって見習う点があったと思います。インデペンディエンテの今シーズンの活躍を願っています。
ゲームに関しては早い時間帯でいい形で1-0とリードできました。その後のゲーム運び方がまだ修正しなければいけません。相手もそこまでプレスに来ていなかったので、サイドを変えながら落ち着いて展開したらそんなにミスが出ずに相手のリズムにならなかったと思います。結局1-0から1-1に追い付いたのは我々が攻め急いでミスを突かれたと。1-1になってからは彼らの落ち着いたボールさばきで少し押し込まれる時間もありましたが、いつも通り粘り強く守備はできていたと思います。後半に入り、互いに早いタイミングで得点してそれ以降はやはりインデペンディエンテの選手達はかない疲労が見えましたし、我々は新しく入った選手達がフレッシュな状態でいいボールの動かし方で何度かチャンスできました。最終的には決めきれませんでしたが、2-2になってからのゲームと落ち着いてできたのではないかと思います。PKは(川口)能活が勝利を呼び込んでくれました。非常に高い集中力でやってくれたと思います。
――収穫があったということですが、具体的には?
まずはJリーグ、日本人とスタイルが違います。ちょっとしたリーチの部分でも彼らの方があるし、ちょっとした体のぶつかり合いでも重量感があると思います。ボール際の強さなどを含め、実際にやって初めて肌で感じれるものですからそれは非常にいい経験だったと思います。見ているだけではわからないところがたくさんあると思います。(インデペンディエンテが)もう少しいいコンディションでゲームができればもっともっといい経験になったと思います。
――前田遼一選手の状態は?
左のハムストの肉離れです。1週間か2週間でゲームができそうという状態です。
――後半の得点シーンなどサイドを効果的に使っているように感じましたが、意図は?
もともとサイドの攻撃はジュビロの強みでもあります。特に右サイドは。そこを使うのが駒野友一であったり山本康裕であったり、今日でしたらジウシーニョです。人は変わりますがジュビロとしてサイド攻撃は強みですし、特別に指示しなくても選手の体にはしみついているのでそこは自然にできたと思います。ただ、相手のセンターバックと中盤の間にはスペースがありましたし、前半も山田大記あたりが上手く使っていましたがもっともっと使えるのではないかというところはありました。
――相手がボールを奪い、前半だと(敵陣で)5番、7番の両ボランチにボールを預けたり経由してきたと思いますが、そこにプレスがかかれば相手の攻撃も防げるし、あそこで時間がかかるのでポールを奪えればもっとビッグチャンスが生まれたと思いますが、プレスをかけることはできなかったのでしょうか?
敵陣であればそんなに(プレスに)行かなくてもいいのではないかと思います。そこから例えば最終ラインの背後に飛び出す選手がいて、そこにパスを出されているということであればもっといかなければいけませんが、彼らはそこまで背後に出ていく動きがなく、足元、足元という感じだったので、相手の陣地であればそんなに行く必要はないと思います。ただ、自分達のコートに入ってきて中盤あるいはアタッキングサードであれば、そこはプレスをかけないとミドルシュートもあるだろうし、2点目を入れられた時のように仕掛けられた時には非常にピンチになると思います。
――途中出場の小林裕紀選手、金園英学選手のコンディションは問題ないと見ていいのでしょうか?
今日も20分、30分であれば大丈夫という話でしたので30分を目途に使いましたが、動き自体は問題ないように見えました。
――PKを蹴る順番は監督の指示ですか?
一応、「大丈夫か?」ということをまず選手5人に伝えました。それで「大丈夫です」ということでしたので(選手達に)「順番は?」ときいたら、「何番でもいいです」と選手達が言ったのでこちらで決めました。
みんないいパフォーマンスを見せてくれましたし、タイトルを取れたことは糧になります。これを無駄にせず今後に生かしていかなければいけません。(試合直後のインタビューの際には)マツ(松田直樹)のことを考えると言葉が出ませんでした。タイトルを取ったのでしっかり話さなければいけないのですが、申し訳ありませんでした。あいつが力を貸してくれました。あいつは今戦っている最中ですし、僕も負けられないと思っていました。
90分で決着がつかずPK戦になりましたが、(PKを)蹴る時には緊張せず、しっかりGKを見て冷静に蹴ることができました。(自分が蹴る前に)(川口)能活さんが止めてくれていたので余裕がありました。(自分の蹴る順番となりペナルティスポットに向かう時に)歓声が一段と大きくなったのが聞こえました。
(得点場面について)ジウシーニョからいいボールが来たのであとは決めるだけでした。チーム一丸となってタイトルが取れて良かったです。(個人的に)結果が出ずにいたのでこれを次につなげていきたいです。
私達よりも彼らの方が優れていたと思います。とてもいい試合ができてPK戦までいきましたが、PKにしても彼らの方が正確さが増していたと言わざるを得ません。とにかくジュビロの方が私達のチームよりも勝っていました。