2009年 試合速報
2009 J1リーグ 2節 VS.ガンバ大阪
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遠藤 保仁
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ロドリゴ
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パク ドンヒョク
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山口 智
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遠藤 保仁
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レアンドロ
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パク ドンヒョク
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那須 大亮
大井 健太郎
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ジウシーニョ
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チョ ジェジン
播戸 竜二
佐々木 勇人
大塚 翔平
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ジウシーニョ
松浦 拓弥
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安田 理大
高木 和道
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太田 吉彰
萬代 宏樹
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
万博 | 3/14(土) | 16:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、乾燥 | 森津 陽太郎 | 家本 政明 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 岡野 宇広 | 村上 孝治 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
7.3度 | 44% | 今村 義朗 | 増井 隆司 |
7 | シュート | 10 |
10 | ゴールキック | 9 |
3 | コーナーキック | 9 |
11 | 直接FK | 14 |
5 | 間接FK | 4 |
5 | オフサイド | 3 |
2 | PK | 1 |
2009年Jリーグ開幕戦敗戦から1週間、まもなく第2節が始まる。
対戦相手は、就任8年目を迎えた西野監督率いる強豪ガンバ大阪。
開幕前に行われた富士ゼロックス・スーパーカップでは鹿島を相手に敗れたものの、翌週の開幕戦では千葉を、そして3日後の10日にはACLで昨年中国の王者、山東魯能を、いずれも3-0と圧勝し、再び勢いを取り戻し始めている。
チームの要は、言うまでもなく日本代表の遠藤保仁。
彼を中心とした中盤のパス回しをいかに阻止するかが、今日の試合のカギとなることは容易に想像できるであろう。勿論、彼以外にも、代表クラスやブラジル人助っ人等、豊富なタレントを多く揃えていることも承知している。
さて、先週、開幕戦でJ1に初昇格した山形相手に厳しい戦いを強いられた我らがジュビロ。
今日は、敗戦以降の1週間でどこまでチームの建て直しが図れたかに注目したい。
今週の練習で目を引いていたのは、何と言っても選手同士が話し合いの場を多く持っていたこと。
これは、練習中は勿論、練習前や終了後にも盛んに行われていた。
こうしたコミュニケーションをこれからも積極的に行い、チームの結束力や意志の疎通を今後さらに高めていって欲しい。
次に本日の先発を見てみよう。
ゴールキーパーは、不動の守護神、川口能活。責任感が人一倍強い選手だけに、前節の大量失点を受けて今日の試合にかける意気込みには並々ならぬものがある。
そして、ディフェンダーは、右から犬塚友輔、那須大亮、茶野隆行、駒野友一の4バック。
次にハーフ陣。底には、前節、再三逆サイドへピンポイントのロングフィードを配給した山本康裕と、今季初先発のロドリゴを、そしてサイドには右にスピードとドリブルを兼備し今日も相手左サイドを苦しめることが期待される太田吉彰、左には西紀寛を配置。
最後にフォワードは、前節2得点と好調のジウシーニョと前田遼一の二人が組む。
サブには、GK八田直樹、DF大井健太郎、DF加賀健一、MF岡田隆、MF村井慎二、MF松浦拓弥、FW萬代宏樹がスタンバイ。戦況をみつめながら、いつでも試合に入っていける状態で待機する。
今日も厳しい戦いが予想されるが、選手には試合終了の笛が鳴るまで集中力を維持して、強いジュビロを私達に見せてくれると期待したい。
キックオフは16時00分。
ガンバ優勢で試合進行するも、高い集中力と早いプレスで決定的なチャンスは与えていない。
この集中力を維持して、徐々にジュビロペースに持ち込みたい。
枠には入らなかったが、思い切りのいいプレイだった!
試合が進行するに従い、徐々にジュビロペースになってきた。
実際いくつかの決定的な場面も見受けられる。
こういういい時間帯に得点を狙って主導権を握りたい。
不運なPKにより先制を許すも、ペースは決して悪くない。
事実、ガンバに決定的な場面は殆ど与えなかった。
後半も引き続き高い集中力と早いプレッシングで試合を優勢に進め、早い段階で1点を返し攻勢に出たい。
後半の早い時間に追いつき、逆転したい。
キーパーにキャッチされるがその前にジウシーニョが倒されPK獲得!
ジウシーニョがど真ん中に突き刺しゴール!【2-1】
ジウシーニョを倒した山口 智に対してイエローカード。
流れは決して悪くないものの、失点を重ねるにつれて試合は徐々に大阪ペースに。
失点は気にせず、集中力を保ち、1点づつ返していきたい。
佐々木 勇人に代わり大塚 翔平
チョ ジェジンに代わり播戸 竜二が投入される。
ガンバ、安田 理大に代わり高木 和道が投入される。
ジュビロ、太田 吉彰に代わり萬代 宏樹が投入される。
後半はきわどい判定など不運も重なり1対3に、その結果、前半と合わせて1対4で試合を終えた。
但し、ここは冷静に考えたい。
ゲーム内容や試合の流れは決して悪くなく、むしろジュビロが試合を支配している時間帯も多く見受けられたのも事実。
また、最後まで集中力を切らすことなく試合に臨めたこともポジティブに受け止めたい。
まだ、リーグ戦は2試合を終えたばかりである。
今後の奮起に期待したい。
ガンバさんが相手なので、押し込まれる時間は多くなるだろう、ボールは回されるだろうということは考えていましたし、実際にそうなりました。しかし、それに対して粘り強く守備はできていたと思います。
一番の課題は、奪ったボールを自分たちでしっかりつないでキープして、できるだけ前に運んでフィニッシュまでいくこと。それがなかなかできなかった。このことについては、シーズン当初からの課題ですので、1年を通じてやっていかないといけないと感じてます。
セットプレー、リスタートからの失点が続いているので、そこも修正して次のゲームに臨んでいきたいと思っています。
Q.右サイドバックとボランチを開幕戦から替えましたがその狙いと評価は?
ガンバが中央から短いパスでつないで組み立ててフィニッシュまで来るチームだということと、2列目のルーカスがインサイドに入っての非常に嫌なポジションでボールを受けるということを考えて、まず中で守備ができる2人をそこに置くという考えでした。加賀の場合は、サイドでの攻守は非常に強みがあるが、中での守備については少しいま問題があるので。犬塚は、ボランチをやりながらコーチングもできつつあるので、相手の遠藤、ルーカス、下平の3人を犬塚と山本と太田で、受け渡しながらマークするという狙いでした。
Q.ガンバの方が中央の構成力が上だが、ロングボールが多かったのは、そういう意識もあってだったのか。
長いボールだけではリズムはつくれないので、ショートパスを含めてということは選手に伝えていますが、ガンバは今年は高い位置からプレスに来ているし、今日はそれほどでもなかったけど、前節はサイドバックも攻撃のときに高い位置からきているし、奪ったあとに両サイドの裏をつくということで長いボールが多くなったと思います。
Q開幕戦から2試合で10失点だが、点数に出ているよりはやられていないという感触なのか。
ガンバの選手は力があるので危ない場面はあったけど、最後のところで粘っていたし、バランスを崩されているところは少なかったので、そこの部分は成長していると思います。
Q.今日のゲームで収穫は?
バランスを崩しているにもかかわらず、ボールを前に奪いにいってスペースを使われてやられるということが昨季は多かったが、その点については、3点目はバックパスをカットされてからだったが、それ以外には個人で奪いにいってやられるということはなかったので、チームとして奪いにいく、ここは守るというのはできていたので、その点はよかったと思います。
ポゼッションはガンバはうまいので、最終ラインで跳ね返して我慢してチャンスで決められればと思っていた。実際にチャンスがあったので、そこで決められれば。前回同様にセットプレーからも失点しているし、攻めも守備も、もっとひとつひとつのプレーの厳しさを追求していきたい。失点は、崩されたというより、もったいないものが多かった。前節よりは、やれたという感触はあるが、結果がついてこない。結果を重視してやっていかなければいけない。敗戦をしっかりと受け入れて、でも少しずつチームとしてはよくなっていると思うので、今日やれたというところを結果につなげていければと思います。いまは耐えないといけない時期。なんとか乗り越えて結果を出したい。
相手はショートパスをつないでくる質の高いチームというのはわかっていた。ボランチとして、我々はショートパスをインターセプトするということを狙ったし、DFを助けることを意識した。その点では崩されたということはなく、うまくいっていた部分もあると思う。とくに前半はうまくいっていた。別の要素で失点したのは残念だが、ジュビロのやり方が間違っていたとか、まったく機能しなかったということではないと思う。後半は、追いかける展開になってしまったのが、我々がリズムを崩す原因だったと思います。
開幕2連敗してしまったが、下を向いていても仕方がない。次のゲームに向けて自分たちを信じて一生懸命練習することを続けていきたい。
2-1にしたときもバランスはよかったし、慌てないでゲームを進めることが出来ていたけど、2点目と3点目をなぜ与えてしまったのかを自分も含めて考えないといけない。
崩されてやられてはいないし、前回の試合にくらべたら、そこは修正できた。ただ、負けて収穫などない。ひとつひとつやっていくしかないです。
相手は(バイタルエリアに)縦パスを入れて展開するというサッカーなので、それを1本でも防ぐと全然違うので、それを意識したが、もっとケアできればよかったと思う。自分が縦のコースを切って、味方がカバーしてくれるなと思ってもそこに味方がいなかったりしたので、そういうところで、もう一人のボランチなどとのバランスもよくしていければと思います。
チームとしては、前節よりいいところはあったけど、それが続かないというか、途切れ途切れで切れてしまうし、守備の時間が多いのは仕方ないけど、そこで守り切れないのが課題です。危機感を持って、歯をくいしばってやっていかないといけないと思います。
Q.ジウシーニョのPKにつながったロングボールをもっと出していきたいのでは?
そうですね。ただ、自分が中盤でフリーでもらうことができなかった。それでリズムができなかったので、チームに申し訳ないと思います。
4失点なので守備がよいとは言えない。ただ、チームとしても自分としても手応えがあったところはあった。セットプレーの失点は、ゴールまで距離のあるヘディングだったし、ああいうところはしっかり体をぶつけていかないといけない。そういう粘りをもっと出していかないと。それと、もっとルーズボールを拾う回数を増やさないと。1人が2回くらいそれを増やしていく意識でやっていくことだと思います。
前半は、少しテンポがよくなくて、ボールの動きが単調で、ポゼッションはしていたけど、崩しきれないパスワークで、ハーフタイムにそこを修正してテンポを上げるようにと指示しました。テンポというのは、ボールを引き出す動きが少し足りないということ。中盤のルーカスや佐々木がもっとポジションチェンジをしたりとか、前線の引き出しも活発にするようにということを言いました。
少しずつテンポが上がっていったけど、ジュビロさんも守備を修正して厳しく対応してきたので、なかなか崩しきれなくて、点はとれたけどガンバの流れの中でのチャンスという点では、少し物足りなさを感じます。
しかし、ゲームはうまくコントロールしていました。使いたい選手を、トライしたいところもあったので、その時間帯を確保してそれができたのはよかった。結果がいまは非常に大事だと思っていますが、そのなかでキャスティングを替えながらトライできている状況というのは悪くはないと思います。