2008年 試合速報
2008 J1リーグ 14節 VS.横浜F・マリノス
![]()
|
![]() |
|
![]() |
![]()
|

![]() |
西 紀寛
萬代 宏樹
|


成岡 翔
犬塚 友輔
|
松田 直樹
|
![]() |
![]() |
ジウシーニョ
|
ロペス
兵藤 慎剛
|
![]() |
清水 範久
大島 秀夫
|
![]() |
小宮山 尊信
|
![]() |
ジウシーニョ
船谷 圭祐
|
小宮山 尊信
山瀬 幸宏
|
![]() |








































スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
日産ス | 6/28(土) | 19:05 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良好、乾燥 | 岩崎 奎介 | 佐藤 隆治 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
くもり | 90分 | 中込 均 | 相葉 忠臣 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.9度 | 75% | 前島 和彦 | 佐伯 満 |
9 | シュート | 11 |
11 | ゴールキック | 10 |
7 | コーナーキック | 2 |
8 | 直接FK | 14 |
3 | 間接FK | 4 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
1ヶ月以上の中断期間を経て、いよいよJリーグが再開する。
ジュビロ磐田は現在リーグ戦16位。順位だけ見ると苦しい位置にいるが、上位との勝ち点差を見ると十分に巻き返せる。中断期間のナビスコカップで2連勝とチーム状態は良く、代表組不在の中で新たな布陣も試し選択肢の幅が広がり、チーム内のポジション争いも激しさを増している。
GKは日本代表から戻ってきた川口能活。1ヶ月以上試合に出場していなかったが非常にコンディションも良く、最後尾からチームを鼓舞していく。DFは右から加賀健一・田中誠・茶野隆行。右に駒野友一、左に村井慎二、ボランチにはU-23代表の上田康太とナビスコカップからボランチで引っ張っている成岡翔が入る。トップ下には西紀寛。24日の練習で左足を負傷したカレンロバートだが大事には至らず先発出場し、ジウシーニョと共に貪欲にゴールを狙っていく。
中断期間の調整具合を試される大事な一戦。それは桑原隆監督率いる横浜F・マリノスも同じ。ジュビロのかつての指揮官である桑原監督は選手の特徴も把握しているだけに序盤からペースを握られないようにしていきたい。後半戦へ向けて良いスタートをきるためにも、90分集中した戦いを見せ勝利を手に入れたい。
2分、横浜F・マリノスのロニーにドリブルされるが成岡がパスを出す前に潰しにいく。
4分、ここまでまだバイタルエリアにボールが運べていないジュビロ。ボールを奪うが囲い込まれ、ゴール右でFKを与える。山瀬功治がファーに蹴り、川口がパンチングで弾き出し逆サイドのでCKに。ここも山瀬功治が蹴るが川口が飛び出ししっかりと掴む。
6分、圧された展開を打開しようと村井慎二が遠目から積極的にシュートを放っていく。枠に飛ばないが、ファーストシュートで流れを掴んでいく。
9分、上田→成岡→駒野と繋ぎ、駒野がFWに合わせようとクロスを上げるがクリアされてしまい、カレンとジウシーニョが声を掛け合う。
10分、横浜FMの坂田が右から鋭いクロスを上げ、中ではロペスが走り込み合わせるも加賀がしっかりとマークにつけていた。
11分、ジウシーニョがドリブルで仕掛け、こぼれ球をペナルティエリアやや外から西 紀寛がミドルシュート!強烈な当たりにスタジアムが沸くが、わずかに枠を捕らえることができない。
13分、横浜FMもシュートで終わる展開で仕掛けてくるがGK川口が冷静にキャッチする。
14分、上田のシュートコーナーからの早い展開で、西が速攻シュートまで持ち込むがDFに当たる。両チームシュートまで持ち込む形が増えてきた。
20分、センターサークル付近から1本の縦パスに坂田大輔が抜けだす。茶野と坂田に一騎打ちになり坂田に抜かれそうになるが、そこへGK川口が足で対応しシュートを打たせない。失点は喰らわなかったが、ロニーに突破されるところを気をつけたい。
25分、西が前線で競った後、起きあがれない状態。
26分、横浜FM右の清水範久のクロスにロペスがボレーシュートで合わせてくるも、決めることができない。
27分、西がベンチに向かって「×」サインをし、タンカで運ばれる。ジュビロベンチ前では、萬代がアップを早める。
28分、中央のルーズボールをロニーに奪われ、ロニーが独走。中央から強烈なシュートをあびるが、ここは川口はパンチングで上へ弾き死守。
29分、西 紀寛に代わって、萬代宏樹がピッチに送り込まれる。ジウシーニョがトップ下に移動し、カレン・萬代の2トップ。
34分、横浜FMに最終ラインからゆっくりとボールを回される。そこからのロングボールで河合が抜け出したところジウシーニョがファウルをしてしまい、ペナルティエリアやや外右45℃でFKを与える。
35分、山瀬功治のキックは無回転シュートで枠に飛び、ブレていたためGK川口はパンチングで弾き出す。
38分、加賀がロングボールで中に放り込むも、DFのヘッドにクリアされてしまう。上田が遠目からミドルシュートを仕掛けていくもゴール左にそれる。
40分、駒野が2人に囲まれボールを奪われると、一気に押し上げられ速攻に繋がれる。それを阻止しようと成岡が体を張って守備をし、倒れ込み起きあがれない。後手後手にまわり、守備にも負担が掛かっている。なんとかこの状態を打開したい。
43分、タンカで運ばれた成岡は未だに起きあがれない。犬塚・船谷がアップを早める。
44分、ジュビロは10人で攻めようとするが、時間がかかり完全に守りきられてしまう。
ロスタイム、成岡が足を引きづりながらもピッチに戻る。バックパスを奪われ、さらにゴール前に押し込まれ、遅れて対応にいった茶野隆行が倒れる。そこで大きくクリアしたところで前半終了のホイッスルが鳴り、0-0で前半終了。決定機をDF陣が体を張り、川口能活を好セーブで防ぎ、幾度のピンチを逃れた。後半に向け修正が必要になる。成岡は足を引きづりながらベンチに引き上げていく。これ以上ケガ人を増やしたくない、状態が心配される。
1分、開始早々右の駒野友一のクロスにカレンが合わせるも、難しい体勢で決めることができない。
2分、後半から入った犬塚がミドルレンジから強引にシュートまで持ち込むが、ゴール上に越えていく。
3分、右の駒野が縦に仕掛けていく。後半立ち上がり集中して押し上げている。この流れを続けていきたい。
4分、横浜FMゴール前、右足で松田がボレーシュート。強烈な当たりだったが、ここも枠を捕らえられない。
6分、中盤まで押し上げたが、パスの出しどころがなくGK川口までバックパス。この展開に両チームサポーターからブーイングを喰らう。
8分にもシュートを阻止した加賀が倒れ込む。ここまで2人が負傷交代になっているため、ベンチ前も慌ただしくなっている。
11分、上田康太がパスを奪い中央でパスコースを探す。左に展開し、ジウシーニョがドリブルで仕掛け倒れるがホイッスルはなく奪われてしまう。
攻撃の形がなかなか作れていない。仕掛けようとすると、ボールをカットされ流れの中からシュートが打てていない。失点がゼロに抑えられている部分で大きく救われている。
19分、右サイドで駒野→上田と繋ぎ、そこへスルスルっと走り込んだジウシーニョが右足を振りきりシュート!!これがゴール右隅に突き刺さり劣勢の中、ジュビロ磐田がリードする。【0-1】
ジュビロが先制したことにより、応援してくれているサポーターの声もさらに大きくなる。
25分、ジウシーニョ・カレン・萬代がポジションチェンジをしながら、ジウシーニョがボールを引き出す動きで献身的に動いていく。
28分、ジウシーニョが囲まれてもボールを放さずドルブルで抜ける。
29分、激しいぶつかり合いが増え、倒れ込むシーンが絶えない。ケガだけには気をつけたい。非常に蒸し暑く湿度の高いスタジアム、時間が止まるとほとんどの選手が水を補給する。
32分、前半に続き山瀬功治が直接FKを狙ってくるが、ここもGK川口がしっかりとキャッチする。
35分、ジュビロはカレン・萬代を残し全員で守備をする時間が続く。横浜FMも押し込んでいるがフィニッシュのところで決めきれずジュビロとしては非常に救われている。
39分、3人目の選手交代、ジウシーニョに代えて船谷圭祐がピッチに入る。
42分、中盤からの山瀬功治のFK、逆サイドに狙ってくるもヘッドで繋ぎクリアで凌いでいく。
43分、犬塚が懸命に追いかけ、ライン際のボールにも追いつきマイボールにする。こういう小さなことでもチームに流れを寄せる。
ロスタイムは3分、現在0-1でリードしているジュビロ。サポーターの声援もさらに大きくなる。
3分経過したところで萬代宏樹が抜け出し、左からシュートを放つもGKに防がれる。こぼれ球にカレンも詰めるが数的不利の中、蹴りだし最後は船谷がシュートを放つが右に逸れてしまう。
そこで試合終了のホイッスルが鳴り響き、0-1でジュビロ磐田の勝利!
内容的には終始横浜F・マリノスに握られ、苦しい展開の中少ないチャンスをものにし勝ち点3を奪った。今のジュビロは16位という下位に位置していたため、内よりも”勝ち点3”を取ることが重要だった。
幾度のシュートを防ぎ失点ゼロに押さえ、中断明けの試合を白星で飾った。ここからの1戦1戦を大事にし、さらに上を目指していきたい。
1試合通じて厳しいゲームを選手が非常によく頑張ってくれました。
相手がホームなので、前半は少しハイペースで来るという予測があって、そこを対応しながら後半は必ず自分たちのチャンスの時間ができるという指示のもとによく選手がやってくれました。もちろんジウシーニョもいいゴールを決めてくれて次につながるゲームができたと思います。
Q.前半のボランチの組み合わせの狙いと表現ができたか?
前半は相手も攻撃的で少し押し込まれる場面もあり、2トップが背後に動き出していたので、その辺も自分たちのディフェンスとして少し対応が悪くて深い位置まで持っていかれて、守備の時間が多くなってしまったというのがあったのですが、相手は2トップと清水選手・山瀬選手の両サイドが上がっていた分、なんとかボランチと両サイドの4人できちっと対応しました。
最終的には4対4になるんですけど、その辺の守備に関しては意識してできたと思います。あとはセットプレーが怖かったのですが、よく集中してやってくれた。成岡は怪我をしてしまったのですが、上田に関しては前に行く意識とシュートに行く意識が非常に前半からあり、成岡のほうがタイプ的にバランスを取る形になりました。どうしても2人とも引いてしまうと今までのゲームからあまり組み合わせとしてよくなかったので意識させました。
みんなで耐えて少ないチャンスで得点を取って、みんなの勝利に対する執念というのがこういう結果を生んだと思います。
90分集中力も切れなかったですし、球際も強く行ってましたので、勝ちたいという気持ちが非常に強くて最後までみんなファイトしてくれた。自分も含めてみんなが原点にかえって、そこから巻き返していきたいという気持ちが強いですし、悔しい思いもしていたので、そこから這い上がっていこうという感じになっているので、今日の勝利は非常にみんな頑張った。ここからがスタートだと思うので、巻き返していきたいです。
内容的には押されていましたしたが、僕らに必要なのは勝つことなので、勝って勝って自信をつけて、ゲームの中で自信を持ってプレーできるレベルにいかないといけないですね。そのためには勝つことが大事だと思います。
ケガ人が出たのは誤算ですが、その分他の選手にとってはチャンスですし、チームも底上げする意味で、今が転機と思って代わりに入る選手が出ても戦力が落ちないようにしていきたいです。
確かに自分のゴールで勝ちましたけど、今日はチーム全体が集中していて、特にディフェンス面で相手に隙を与えなかったのは大きかったと思います。
今はチームが上向きで、みんな調子が上がってすべての選手がフィットしている状態だと思います。ゴールは康太(上田選手)からいいボールをもらったわけですけど、駒野から康太へボールを出して、康太が自分がフリーだと素早く見つけてくれてボールをくれました。ボールを受けてすぐに前向きになって早いボールを蹴ったのでキーパーが届かなかったと思います。
ボランチを含めて今日はマークがよく、しっかりとディフェンスができたということが際立ったと思います。
すぐに鹿島戦がありますが、チームがかなりいい状態なのでその勢いで次も勝ちたいと思います。
後半の最後の時間帯は仕方ない部分もありますが、前半と後半の始めは自分たちがもっとボールを支配したいという気持ちが強いです。
ただ、今日は勝利が大前提だったので勝てたことがよかったです。まだまだ内容的には自分たちのサッカーができているとは言えないですし、もっともっとレベルアップしていかないと思います。
守備に関しては、まず縦へのコースを切っていたので寄せられない部分もあったと思いますが、まず真ん中からのコースを切るようには心掛けていました。
勝てたことはよかったですが、まだ1勝しただけなので、次の試合も頑張らないといけない。翔くん(成岡選手)が交代した前と後でも自分の役割は変わらなかったですけど、チャンスがあったら前に出ようとは思っていました。攻撃は自分の方が前に出ていたので、翔くんがバランスとって余ってくれていたので、逆の立場になって時も自分がバランスをしっかり取らなくてはいけませんが今日はそういう場面が多くなりました。
(連携は)練習でも結構話はしていて出来ていたと思いますし、プレーの特徴も分かっているので、あとはもっとどうやりたいというのを話していければいいと思います。
自分のプレーとしては不甲斐なかったですけど、無失点で勝てた結果としては満足です。
サイドからの組み立てより、ボランチを通して組み立てた方がスムーズにいけたと思うので、もう少し顔を出していきたかった。もう少し、間、間でボールを貰って相手を引っ張り出す動きをしないと厳しい。自分たちでボールを持った時に、もう少し大事にしてポゼッションしながら組み立てていければよかった。山瀬さん(山瀬功治選手)にドリブルで仕掛けられたので、1発目を潰すような強さを出したい。
勝とうという意識がひとりひとりすごく高かったので、支配されていましたけど、我慢する時間帯をよく耐えてできた。気持ちが出ていればみんな乗るし、後ろが安定していないと次に繋がらないので、後ろは耐えてゼロに押さえて、あとは1点という試合になると思っていた。
ナビスコから良い状態が続いていたので、ひとりひとりが意識持って高くやっていければいいと思う。
負けたらまずい状況だったので、勝ったことで順位も上がったし今後に繋がる勝利だったと思います。
西くん(西紀寛選手)が途中いなくなったので、ジウ(ジウシーニョ選手)がボールを持った時にジウのスペースを開けることと、そのサポートを意識してやりました。萬代と2トップになってからは、2人で動いてスペースを作れるように動きをはっきりしていこうと話していました。今日は自分的には何もしていない部分があるので、うしろの人たちが頑張ってくれた。
降格圏内にいる順位のサッカーができたと思うので、とりあえず勝ててよかった。
負け続ける訳にはいかないし、泥臭くても勝つことが大事だった。もう少しプラスアルファをつけて勝ち続けたい。ボールも回されたし、最後のところで守っていたので、最終ラインは本当によく守ってくれた。そこは集中してできた。みんなの気持ちが出たし、勝つことで前向きになれるので、もっともっと練習して、いい順位にいけるようにしたい。
今日に関しては点をとれなかったということですね。
選手は中断明けで、ホームですしモチベーションを高く持ってゲームに入ってくれたし、90分間集中力を切らすことなく戦ったくれたのですが、点が取れなかったのがすべてでした。
前半1点でも取っていれば内容も変わったと思うのですが、そんなに悪い内容ではないだけに余計に点が取れなくて負けたというのが悔しいですね。
また、来週はナビスコカップもありますし、攻撃のほうもしっかりトレーニングして臨みたいと思います。