鹿児島キャンプ13日目(最終日)。
2月12日(火)9時30分より鴨池陸上競技場でトレーニングを行った。
練習試合・浦和レッズ戦の翌日かつ、鹿児島キャンプ最終日ながらこの日も対人形式の練習を実施。
約1時間と比較的短い練習時間ではあったが、シュート練習やミニゲームなどを行い、雨の競技場で精力的に汗を流した。
この日行ったシュート練習は3人がピッチ中央から連動してボールを運び、そのままフィニッシュまで持っていくというもの。
キャンプでは3人が一つのグループとなって行うメニューを多く見られた。
この『3』という数字が今季のキーワードの一つか――。
左足で強烈なシュートを放つ小林祐希。
GKと激しく競り合いながらシュートを放つ山田大記。
ボールは惜しくもポストに・・・。
シュート練習に続いてミニゲームを実施。
インターバル時には森下仁志監督がホワイトボードを使って、細かい指示を送った。
ミニゲームはスタッフ陣が副審役を務めるなど実戦を想定して行った。
雨のピッチに選手たちの声とボールのインパクト音が響く――。
伊野波雅彦、チョン ウヨンら新加入組が猛烈にアピールしたキャンプとなったが、既存戦力も負けてはいない。
指揮官に「すごくいいプレーをしている」と評されたのは阿部吉朗。
アタッカー陣の中できれのある動きを見せている選手の一人だ。
キャンプでは櫻内 渚の奮闘も光った。
彼の特長は「尋常ではない身体能力」(森下仁志監督)。
ばねを生かしたロングスローも魅力の一つだ。
大卒2年目のDFは定位置争いにどこまで食らいつけるか!?
同じく関西大学出身のこの2人もキャンプでアグレッシブなプレーを見せてくれた。
昨季をけがで棒に振った金園英学はここまで離脱なく練習を継続。
田中裕人も持ち前のボール奪取を徐々に発揮できるようになってきた。
練習は10時半すぎに終了。
ピッチ中央で円陣を作り、1本締めで締め括った。
約2週間に渡る鹿児島キャンプはこれにて終了。
チーム全体をブラッシュアップしつつ。大きなけが人を出さずに終えることができた。
練習、練習試合を通じて見えてきた収穫、課題をよく吟味し、調整をさらに進めていきたい。
3月のシーズン開幕まであと約3週間――。
【鹿児島キャンプ・コメント】
■森下仁志監督
「(鹿児島キャンプを終えて)選手たちは意識高くトレーニングに打ち込んでくれましたし、素晴らしいキャンプになりました。約2週間に渡ってサポートいただいた皆様に感謝申し上げます。
(昨日2月11日の練習試合について)改めて映像を見ましたが、いいシーンが多くありましたし、チャンスも多くありました。守備も流れの中でやられることがありませんでした。それも選手たちがスムーズにプレーしてくれているからこそだと思いますし、いいシーンをさらに増やせるようにやっていきたいと思います」