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11/12 練習レポート@大久保

9時30分から大久保グラウンドでいつものように練習がスタートする。 鈴木秀人も怪我からの復帰でベテランらしい落ち着いたプレーを披露。天皇杯vs.名古屋へ向け準備を進める。

トレーニングは通常通り、緊張感がある中90分間の全体練習を行った。ポジション別トレーニングもこなし、それぞれが居残りでクールダウンを行う。中山雅史も自分の身体としっかり向き合いケアをしていた。

練習後、今期限りでジュビロ磐田と契約満了となる2選手の囲み会見が行われた。メディア50人・媒体20社・10台を超えるカメラが並ぶ中、鈴木秀人の会見が始まる。――ジュビロでのサッカー生活を、振り返っていかがですか?という質問に「なんの変哲もない高校生を拾ってくれて、ここまで育ててくれて、本当に信じられないような話だと思っています。ここで(現役生活を)終えられれば一番良かったですが、まだそういう気持ちではなかったので。チームには本当に感謝していますが、今回こういう決意になりました。他のチームに行ってもこのジュビロの魂を忘れないで、頑張りたいです」

続いて中山雅史が会見を行う。晴れやかな表情でカメラの前に立った、――ジュビロでの一番の思い出は? という質問に「なんでしょうね・・・。たくさんあり過ぎて一つに絞れないですね。ただ、ジュビロというか前身のヤマハ発動機に入社してから午前中は働いて、午後は練習するという日々が、一年ではありましたが、懐かしく感じますし、そういう時代から、サッカーで飯が食っていけるというこういう時代になったと、それが幸せなことだと僕は思っていますし、そういう意味では、幸せな環境になってくれたなというものを感じます」

――ジュビロでのサッカー人生を振り返ると?という質問には「いろんな山あり谷ありで、僕自身にとって、すごいたくさんの経験をさせてもらったクラブだし、自分自身を成長させてもらったクラブだなとは思いますね。このグラウンドにしても、最初はただの野球場からのスタートですし、土の内野がありましたし、マウンドもありましたし、その中の外野で練習をしてましたからね。そういうところから徐々に環境も変わって、チームのいろんなスタイルも変わって、ここまでになったクラブに対しては、すごく素晴らしいクラブになったなと思いますし、僕のその中で成長させてもらったなと、勉強させてもらったなと思っています」

――サポーターに対して。 という質問には「本当にサポーターの皆さんには僕自身、力をいただきましたし、その力をグラウンドの上で何とか僕自身のプレーで発揮し、プレーで皆さんにお返しできればと思って頑張ってきましたが、なかなか皆さんの期待に沿う活躍、プレーはできなかったのかもしれませんが、精一杯やらせていただきました。まだまだ僕自身はプレーヤーとしてサッカーを続けていこうと思いますので、ジュビロを応援するかたわら、中山という人間を少しでも応援していただければ、僕の力になるので、よろしくお願いします」

武田修宏さんもニュースを聞き日本テレビクルーと共に取材に来てくれた。三浦知良選手からのメッセージビデオや武田さん個人からのバスローブのプレゼントを持参し駆けつけてくれた。たくさんの人たちが"中山雅史"という男に惚れている。最後の最後までこの勇士を目に焼け付けたい。

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