2022年 試合速報

明治安田J1 第20節 vs. アビスパ福岡

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

4 勝
7 分
9 敗
22 得点
31 失点
勝点 19

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 1

1
abispa
abispa

5 勝
8 分
7 敗
16 得点
18 失点
勝点 23

前半
43分
奈良 竜樹
ハーフタイム 後半
7分
山岸 祐也
上原 力也
遠藤 保仁
杉本 健勇
ジャーメイン 良
17分
24分
渡 大生
金森 健志
ルキアン
フアンマ デルガド
黒川 淳史
小川 大貴
森岡 陸
吉長 真優
29分
37分
柳 貴博
前嶋 洋太
湯澤 聖人
志知 孝明
金子 翔太
リカルド グラッサ
42分
47分
山岸 祐也
田邉 草民
21
三浦 龍輝
3
大井 健太郎
6
伊藤 槙人
14
松本 昌也
25
森岡 陸
7
上原 力也
23
山本 康裕
40
金子 翔太
9
杉本 健勇
17
鈴木 雄斗
32
黒川 淳史
SUB
24
梶川 裕嗣
36
リカルド グラッサ
5
小川 大貴
27
吉長 真優
28
鹿沼 直生
50
遠藤 保仁
18
ジャーメイン 良
監督
伊藤 彰
41
永石 拓海
2
湯澤 聖人
3
奈良 竜樹
5
宮 大樹
33
ドウグラス グローリ
6
前 寛之
11
山岸 祐也
36
柳 貴博
40
中村 駿
16
渡 大生
17
ルキアン
SUB
31
村上 昌謙
13
志知 孝明
29
前嶋 洋太
7
金森 健志
14
ジョルディ クルークス
19
田邉 草民
9
フアンマ デルガド
監督
長谷部 茂利

5,043
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 7/6(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 大立目 佳久 福島 孝一郎
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 武田 光晴 赤阪 修
気温 湿度 第4の審判員 記録員
24.8度 68% 竹田 明弘 鈴木 翔大
6 シュート 2
3 ゴールキック 6
5 コーナーキック 4
10 直接FK 12
3 間接FK 1
3 オフサイド 1
0 PK 0

「相手に勝点を与えてはいけない、そして我々が勝点を積み上げなくてはいけない一戦」と指揮官が言葉に力を込める今日のアビスパ福岡戦。「ホームのサポーターの力も借りながら、クラブに関わる全員で勝ち切ることが重要」(伊藤監督)と言うように、全ての力を集結させて勝利を掴み取る。

スターティングイレブンはGKに三浦龍輝、DFは大井健太郎、伊藤槙人、松本昌也、森岡陸、MFに上原力也、山本康裕、金子翔太、FWに杉本健勇、鈴木雄斗、黒川淳史が入る。どういった布陣で試合を展開していくのか、選手たちのスタートポジションや指揮官の采配にも注目だ。

福岡とは今シーズンの開幕戦で対戦。先制を許したが後半アディショナルタイムにジャーメインのゴールで追い付き、土壇場で勝点1を得た。一方で、「相手の強度の高さやスピードを改めて感じた」(監督)ことでチームの課題も明確に。それ以降練習や実戦を通して、選手たちは日々改善と成長を遂げてきた。今日はその成果をピッチで示し、勝利という結果に結び付けてくれるはずだ。

キックオフはこの後19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は雨。午後は激しい雷雨に見舞われた磐田市内だが、夕方になるにつれて少し落ち着いてきた。
勝点1差でジュビロの上の順位に立つ福岡。「6ポイントマッチのつもりで臨む」と選手たちが口を揃えるように、残留争いから抜け出して行くためにも今日は3ポイントのみが必要な一戦だ。ジュビロサポーターと共に最後まで戦い抜き、歓喜の瞬間を分かち合いたい。

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伊藤 彰 監督

――ハーフタイムコメント
・奪われ方に気を付けよう
・センターバックにしっかりプレッシャーをかけること
・チェンジサイドで逆を狙っていこう

――試合の総括
まずはホームの水曜ナイターの試合にファン・サポーターの皆さんがこれだけ大勢入ってくれた中で勝ちを拾えなかったことは本当に残念に思いますし、僕の責任というところはしっかり受け止めながら、チームを引っ張っていかなければいけないと思っています。
ゲーム内容としては、しっかりボールを握りながら相手コートに入っていきたいと考えていました。開幕戦で戦ったときよりもしっかりセカンドボールを拾えていましたし、ある程度はゲームプラン通りにボールを握りながら試合を進められていたと思います。前半から何度かチャンスはありましたが、シュートまでは行けていませんでした。それでも後半に入って何回かビッグチャンスは作れましたし、そういう意味ではやろうとしていることはしっかりできていたのかなと思います。選手に対しても、やろうとしていることは素晴らしかったし良くできていたということは伝えました。
ただそれとは別で、我々は結果を求めなければいけません。最後まで死に物狂いに戦って勝点0を1に、1を3にしていくというのは絶対的に大事なことです。もっともっと選手たちと見つめ直しながら、勝点を稼いでいくためのパワーや走ること、戦う姿勢を出していかなければいけないと思っています。
今日のゲームではお互いに倒れるシーンが凄く多かったと思います。アクチュアルプレーイングタイムが少なかった中で、もっと効果的にゴールに結び付けていく必要がありました。色々と思うこともありますが、そういうところも含めてフットボールだと思っています。ただ日本のサッカーのためにも、プレーをすることは絶対的に大事だと思うので、僕自身はジュビロ磐田の選手たちには簡単に倒れずに、倒れてもすぐに起き上がってプレーしてほしいと思っていますし、年間を通してそれをやっていきたいと思います。ボールを持ってレフェリーに話しかける、そういう場面もあっても良いと思います。ただそれがずっと続いてはサッカーにはならないので、我々はしっかりとプレーをすることに照準を合わせながらやっていきたいと思います。
ただこれもサッカーですし、結果が全てだと思います。我々が福岡さんを上回れなかったことが全てです。また次は中2日で神戸戦があります。またホームでできますし、ホームで連敗というのはタブーだと思いますので、ここにしっかり照準を合わせながらやってきたいと思います。

――勝敗を分けたのはほんの少しの差だったと思いますが、監督が一番感じたこのゲームの中での差とは?
ちょっとした集中力の切れ、そこがやはり今回の0-1という敗戦になったのかなと思います。選手たちには凄く難しい場面だったとは思います。ゴール前でのハンドでVARが介入された直後だったので、我々としてはPKかという可能性が頭に入った中で、それが無くなった瞬間でした。人間ですので、これは誰にでも起こり得ることだと思います。ただその中でも集中力を保って戦うこと、90分もしくはアディショナルタイムを含めた100分近くを、集中力を保ってプレーすることが一番大事なことだと思います。ただ今回のゲームに関しては集中力の差というところ以上に、我々はしっかりゲーム内容、結果を改善していく必要があるかなと思っています。

――攻撃面では、後半に鈴木雄斗選手がシュートを打ったような場面をもっと増やしていきたかったのではないでしょうか?
そうですね。福岡さんはやはり中が凄く固いチームなので、それをやるために布石を打たなければいけません。そういう意味ではサイドからの攻撃をしていくことで、後半に入って中央からの攻撃が出てきたというのはサッカーの定石でもありますし、相手を走らせていたこと、相手が中を締めるのが甘くなってきたということもあると思います。なるべくあの回数を増やさなければいけませんし、前半からそういうところにチャレンジしていかなければいけません。ただミスをしたり相手ボールになってしまう場面があったので、そこのクオリティを上げていく作業が必要だと思います。

――福岡が3バックにしてきたことに対して試合前どのような指示を出しましたか?
まずは3枚になったときに、両ワイドの選手のところでそれぞれのサイドに利き足が逆の選手が入ってきました。右サイドに左利きの選手が入ったことでインスイングでのクロスが上がってくることが一つの特徴だなと。それを踏まえて、アバウトなクロスが入ってくることと、もう一つはクロスを上げる前に斜めにボールが入ってくるというところは指示をしました。相手が5−4−1で守るという中で、我々としてはどこを突いていくのかと。相手のウイングバックが出られない状況にしながら、シャドーが出てきた背中を突いていこうということも試合前には指示をしました。そういう意味では、左サイドのところは上手くいっていたのかなと思います。選手はゲームプランをしっかり遂行してくれたと思いますので、やはり最後得点を取ることに尽きるかなと思いますし、この結果は私の責任だと感じています。

――前節から先発を7人入れ替えた狙いは?
まずはフレッシュな選手を使うということと、あとは怪我人が多い中でこの2戦をチーム全体として戦わなくてはいけないと。そういう意味では、少しメンバーを入れ替えながら休ませる選手とフレッシュな選手で戦うことを考えていました。調子が良い(金子)翔太や(黒川)淳史でしたり、今日のゲームの中でもある程度やってくれたので及第点かなと思います。ただ、我々が目指しているのはチーム全体で勝ち切ることと、チームを底上げしていくことです。上を目指す限り、そこの強さや点を取るということ、もっともっと攻撃的なチームにするために取り組んでいかなくてはいけません。(今日のスタメンに関しては)基本的にはコンディションの部分と、若手もしくはチャンスがある選手たちに頑張ってもらうということ、それが一つの狙いでした。

――勝ち切るために、攻撃面で足りないと感じているところは?
前半、黒川が1人外してサイドからクロスを上げた場面、クロスは合わなかったですが、ああいったシーンをもっと作っていかなくてはいけません。中央のコンビネーションのところでは、最後雄斗のシュートがGKに弾かれた場面のような攻撃の回数を多くすることが大事です。今日は裏のスペースがあまり無い中でも、選手たちは凄く狙ってくれました。そこに合わせる精度が重要です。インテンシティのところはだいぶ戦えるようになってきたと思うので、最後のクオリティを上げていくこと、クロスやシュートの回数をもっと多くすることが大切です。これを多くすることによってチャンスが生まれてくると思うので、攻撃の回数を多くすることを目指していきたいと思います。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――試合を振り返って
失点の仕方がもったいなかったです。色々なところで防げた失点だと思いますし、反省しながらやっていかなくてはいけません。

――後ろからのビルドアップについて
今日は相手が後ろではボールを持たせてくれましたが、効果的な攻撃をなかなか展開することができなかったので、良いビルドアップではなかったと感じています。大きいチャンスもあまり無かったですし、そういう場面をもっと作っていかなくてはいけないと感じています。広島戦は0トップ気味でスタートした中で、裏に抜ける場面が少なくシュートをなかなか打つことができませんでした。そこを改善するために練習してきましたが、1試合2試合やってすぐ改善できるものではありません。今後もチームとして積み重ねていきたいです。

――次は神戸との一戦です。降格圏から抜け出していくためにも重要な一戦です
本当に自分たちがやることをしっかりやるしかないですし、相手どうこうではありません。自分たちは昇格してきたチームです。チャレンジャー精神をもう一度しっかり持ってプレーしたいと思います。まずは自分たちにできることを、しっかりと積み上げることが大事です。この順位にいるからといって逃げたプレーや安全なプレーではなく、ミスを恐れず思い切ってやることが大切です。ミスをしても失点しなければ良いだけですし、後ろの選手がそこはサポートできます。ミスしても大丈夫だよと後ろから声をかけて、みんなアグレッシブなプレーができるように、よりポジティブにできるように、まずは自分のことをしっかりやってからですが、チームを良い方向に進めていきたいです。

森岡 陸 選手

森岡 陸 ――久しぶりのリーグ戦での先発でしたが、チームから求められていたことは?
福岡の攻撃は結構蹴ってくる場面が多いので、そこをしっかり跳ね返すことと、あとは攻撃面に関して積極的に前に出てオーバーラップして前に絡んでいくことを監督から求められていたので、そういったプレーを出していきたいと思っていました。セットプレーから1本チャンスもありましたが、ああいうところで決めなければ個人の評価は上がっていきません。まだまだだと感じています。また、味方との連係面など足りないところがたくさんあるので、練習からしっかり取り組んで深めていきたいです。

――次の神戸戦に向けて
前節神戸と対戦したときは引き分けに終わってしまいました。下位のチーム同士の対戦で、今日福岡に負けてしまったので、次は勝点3を取るしかありません。チーム全員でしっかり戦って勝って、試合を終えたいと思います。

――DFとして強さも見せていたと思います
自分のプレーの特徴はガツガツ行くところだと思っています。ただ、今日は自分のプレーが失点に繋がってしまいました。個人の課題も多く残る試合でした。大きなピンチは失点の場面くらいしか無かったかもしれませんが、そこを守備の選手としては無失点に抑えなければ試合に勝つことはできません。失点しなければ負けないので、そこをもっと突き詰めて0の時間を長くすることで勝利を掴んでいきたいです。

金子 翔太 選手

金子 翔太 ――試合を振り返って
結果が伴わなかったので非常に悔しいです。そこに尽きると思います。

――鈴木雄斗選手のシュートを演出した場面など、持ち味を発揮した場面もありました
いくつかそういうシーンもありましたが、もっと回数を増やさないといけないです。前半はボールを握っていても、握らされているという感覚もありました。ゴール前に入っていくこと、シュートまでいくこと、危険なエリアに入っていくことが欠けていたので、後半はそういうところを意識しました。福岡さんも失点が少ないチームですし、強固な守備を最終的に崩せなかったですが、もっと前半からアグレッシブにボールを握るだけでなく、ゴール前に入っていく作業をやらないといけないと思います。

――福岡の強固な守備をどのように崩していこうとイメージしていましたか?
守備は固いとはいえ、直近の試合を見ているとハイプレスをしている場面も多かったので、今日ももう少し前から来るかなと思っていました。相手が4バックではなく5バックで来たことなど、事前のプランから少しズレた部分もありました。前節の広島戦と同様に1トップの選手が0トップ気味に下がってボールを受けるという形にトライしましたが、ボールを握れてもゴール前の圧力、枚数をかける作業が薄くなってしまっています。1トップの選手が下がったときに、インテリオールの選手やワイドの選手がゴール前に入っていくシーンを増やしていこうとミーティングでも話していましたが、ボールを握るのを大事にする意識が少し強かったのかなと思います。

――次節の神戸戦に向けて
ホームで戦えることがアドバンテージだと思っています。連戦の中で相手は移動してきますし、ホームの方が間違いなくやりやすいです。次の試合は必ずボールを保持するだけではなく、ゴールを割る作業をイメージしながらしっかり休んで準備していきたいと思っています。

アビスパ福岡 長谷部 茂利督
 

――ハーフタイムコメント
・味方の位置を確認して連動したプレーを目指そう
・ボールを奪ったあとは素早くゴールを目指そう
・自分たちのサッカーをやり続けよう

――試合の総括
1-0と最少得点差での勝利でしたが、失点しなかったことがまず良かったです。失点が続いていた中で、今日は無失点に抑えられました。危ない場面もありましたが、選手たちは身体を張って守ってくれました。また組織としてハーフウェーライン付近でボールを奪う場面もありました。良い攻撃にならなかったこともありましたが、意図したこともできていました。勝点差も近いですし、難しいゲームの中で選手たちはよくやってくれたと思います。