4月16日(火)10時よりヤマハ大久保グラウンドで午前練習を行った。
チームは2日間のオフを挟み、この日からトレーニングを再開。
午前練習は中距離走を繰り返し、フィジカルを追い込んでいった。
ピッチを黙々と走り込む選手たちの中に、見慣れぬ坊主頭を発見!
それは、なんと山本脩斗!
オフに髪をばっさりと切ったとのこと。
フィールドプレーヤーが走り込むピッチの脇ではGKがこちらもフィジカル系のメニューで心身を追い込んでいた。
午前の練習グラウンドは晴天に恵まれ、気温もぐんぐん上昇。
時間の経過と共に選手たちのシャツは汗で重くなっていった。
午前の中距離走でトップを快走したのは櫻内 渚。
セットを重ねるごとにスピードを上げていき、ラストは周囲に大きく差をつけてフィニッシュ!
それを涼しい顔でやってのけた背番号25の持久力は、やはりすごい・・・。
ベテラン勢も負けていない!
阿部吉朗も軽快な走りを見せ、ラストスパート!!!
そこへ木下高彰が必死に食らいつく!
そして、2人が並んでゴール!!!
結果は阿部に軍配!
あと一歩のところで及ばなかった木下は「(追走を)阿部さんに気付かれてしまいました・・・(苦笑)」と悔しそうな表情を浮かべた。
若手、ベテランを問わずどの選手も分け隔てなく全力を尽くすピッチには、清々しさがあった。
先の静岡ダービーではとても、とても悔しい結果に終わってしまった。
「ダービーは勝たなければ意味がない」という指揮官の言葉が全てである。
しかし、シーズンがここで終わったわけではない。
ここから巻き返せるか、否かは自分たち次第。
選手、スタッフは今日も目の前のトレーニングに全身全霊で臨む。
けして、下は向かない――。
【練習後・選手コメント】
■藤田義明
「(前節・清水戦について)攻撃面で手詰まり感は全くありません。守備面も失点はありましたが、やられた感はほぼなくて・・・。前線からのプレッシングもみんなで共通意識を持ってできました。そのあたりの手応えはみんなも感じていると思います。広島のスタイルは特殊ですが、上手く守ることができればと思います」
■山本脩斗
「(坊主について)高校以来です。オフに自分で髪を切ろうとしたら失敗してしまって・・・(笑)。その後、美容院でカットしてもらいました。チームメイトには『どうしたの?』とつっこまれていますが、”気合”ということで・・・(苦笑)」