2014年 試合速報

2014 J2リーグ 37節 vs.ロアッソ熊本

kumamoto
kumamoto

10 勝
13 分
13 敗
36 得点
47 失点
勝点 43
順位 17

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

18 勝
8 分
10 敗
61 得点
47 失点
勝点 62
順位 3

前半
19分
坪内 秀介
菅沼 駿哉
28分
藤田 義明
ハーフタイム 後半
4分
松井 大輔
嶋田 慎太郎
岡本 賢明
12分
22分
松井 大輔
ペク ソンドン
澤田 崇
巻 誠一郎
31分
41分
松浦 拓弥
山崎 亮平
中山 雄登
黒木 晃平
43分
黒木 晃平
47分
1
畑 実
4
園田 拓也
7
片山 奨典
34
キム ビョンヨン
38
橋本 拳人
10
養父 雄仁
27
中山 雄登
37
高柳 一誠
39
嶋田 慎太郎
17
齊藤 和樹
20
澤田 崇
SUB
18
永井 建成
6
篠原 弘次郎
23
藏川 洋平
2
黒木 晃平
14
岡本 賢明
33
上村 周平
36
巻 誠一郎
監督
小野 剛
1
八田 直樹
5
駒野 友一
25
櫻内 渚
30
坪内 秀介
35
森下 俊
4
小林 祐希
11
松浦 拓弥
13
宮崎 智彦
22
松井 大輔
33
藤田 義明
18
前田 遼一
SUB
39
藤ヶ谷 陽介
2
菅沼 駿哉
3
岡田 隆
6
田中 裕人
8
ペク ソンドン
9
山崎 亮平
14
阿部 吉朗
監督
名波 浩

12,661
スタジアム名 試合日 キックオフ
うまスタ 10/19(日) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 牧 弘和 三上 正一郎
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 田中 利幸 清水 崇之
気温 湿度 第4の審判員 記録員
23.8度 46% 西水流 優一 衛藤 薫
8 シュート 8
11 ゴールキック 7
4 コーナーキック 3
9 直接FK 18
1 間接FK 1
1 オフサイド 0
0 PK 0

今季、九州でのアウェイ戦はここまで1分3敗。“鬼門”とも呼べる状況となってしまっているが、ここで流れを変え、2位・松本山雅FCを追走したい。

この試合のために、いつも以上に入念な調整をしてきた。10月17日(金)の練習後に熊本へ移動。10月18日(土)の試合前日練習を熊本県内で行った。その主な理由はやはりコンディショニング。試合前日に長距離移動がない分、いつも以上にいいフィジカル・メンタル状態でゲームに入ることができる。「言い訳できない」と口元を引き締めたのは藤田義明。チームとして序盤からアクセルを思いきり踏み込み、アグレッシブに仕掛けていきたい。

ジュビロ磐田の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から櫻内 渚、坪内秀介、森下 俊、駒野友一。ダブルボランチに藤田義明と宮崎智彦。中盤2列目右から松浦拓弥、小林祐希、松井大輔。1トップに前田遼一(キャプテン)という並びか。

この試合はセンターバック・伊野波雅彦を累積警告による出場停止で欠くことになる。その分、4試合ぶりのスタメンとなる坪内秀介にとってはアピールのチャンス。「(前日練習で)ホームに近い形で調整できている。しっかり準備していきたい」と意気込みを語っている。
前節はホームでFC岐阜戦と対戦し、3-1で勝利。新体制として初の連勝を懸け、この一戦に臨む。

対するロアッソ熊本は第36節終了時点で勝ち点43の17位。ここ3試合未勝利としばらく白星から遠ざかっているだけに、勝利への意欲はいつも以上に強いはずだ。前節はアウェイで京都サンガF.C.と対戦。互いにチャンスがありながら決め手に欠き、0-0のドローに終わっている。

ロアッソ熊本の予想フォーメーションは[4-2-3-1]。GKに畑 実。最終ライン右からキム ビョンヨン、橋本拳人、園田拓也、片山奨典。ダブルボランチに養父雄仁(キャプテン)と高柳一誠。2列目右から中山雄登、澤田 崇、嶋田 慎太郎。1トップに齊藤和樹という並びか。

前回の対戦は3月16日の第3節。前半に前田遼一の2ゴール、さらに松井大輔のゴールが生まれ、3-0。後半に齊藤和樹に1点を返されたが、3-1で勝利している。ただし、8か月という月日が流れ、互いにチーム状況は異なる。今回の対戦はどういった展開となるか。

試合会場はうまかな・よかなスタジアム。天候は晴れ。風はほぼない。試合開始は16時。
ご声援よろしくお願いします。

前半1分、熊本ボールで前半キックオフ。天候は晴れ。
前半1分、アウェイゴール裏には『共に戦った8年間 あなたの勇姿は忘れない!ありがとう磐田のレジェンド奥大介』と書かれた横断幕。
前半2分、ジュビロのフォーメーションは[4-2-3-1]。GKに八田直樹。最終ライン右から櫻内 渚、坪内秀介、森下 俊、駒野友一。ダブルボランチに藤田義明と宮崎智彦。中盤2列目右から松浦拓弥、小林祐希、松井大輔。1トップに前田遼一(キャプテン)。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半2分、熊本、前線へロングボール。これに齊藤和樹が走り込むが、飛び出した八田直樹がヘディングでクリアした。
前半3分、熊本、敵陣左サイドでFKを獲得。高柳一誠が右足でキック。これはジュビロがニアサイドでクリア。
前半5分、ピッチ上空の風は弱く、過ごしやすい陽気。
前半5分、熊本のフォーメーションは[4-2-3-1]。GKに畑 実。最終ライン右からキム ビョンヨン、橋本拳人、園田拓也、片山奨典。ダブルボランチに養父雄仁(キャプテン)と高柳一誠。2列目右から中山雄登、澤田 崇、嶋田 慎太郎。1トップに齊藤和樹。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーは赤。
前半6分、ジュビロ、名波 浩監督はスーツ姿。ベンチ前に立ち、時折指を差しながら指示を出している。
前半7分、ジュビロ、敵陣左サイドの駒野友一がクロス。高いボールに前田遼一が走り込むが、畑 実に直接キャッチされた。
前半9分、ジュビロ、マイボールのFKになったタイミングで坪内秀介がベンチ前に。メディカルスタッフと話し込み、ポジションへ戻った。田中裕人、岡田 隆がベンチ裏でアップを開始した。
前半11分、ジュビロ、中盤中央で宮崎智彦の横パスを受けた松井大輔が熊本のプレッシャーを受け、ボールロスト。熊本のカウンターになりかけたが、藤田義明がスライディングでクリアした!
前半11分、熊本にチャンス。敵陣左サイドからのクロスを齊藤和樹が頭で合わせる。これはゴール上に外れた。
前半15分、熊本、中盤の中央でジュビロからボールを奪い、ショートカウンター。最後は嶋田 慎太郎がゴール左からシュート。これは八田直樹がキャッチ。
前半16分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置からロングスロー。櫻内 渚がスロー。ニアサイドへ。これは熊本にクリアされた。
前半17分、ジュビロ、菅沼駿哉がスタンバイ。
前半17分、熊本、バックスタンド側からCK、嶋田 慎太郎が左足でキック。ニアサイドへ。これはジュビロがクリア。
前半18分、ジュビロ、敵陣左サイドからクロス。ニアサイドへ低いボール。これに齊藤和樹が飛び込むが、ジュビロがしっかりとブロック。ジュビロのゴールキックに。
前半19分、ジュビロ、選手交代、坪内秀介に代わり菅沼駿哉を投入。そのままセンターバックに。
前半21分、ジュビロ、自陣の菅沼駿哉が右足でロングキック。これは前線と合わず、熊本にクリアされた。
前半21分、熊本、敵陣右サイドの高い位置から養父雄仁がロングスロー。これはジュビロがクリアした。
前半22分、熊本、敵陣中央でFKを獲得。浮きパスを蹴ると見せかけて、中央へ短いパス。トリッキーなプレーだったが、これは宮崎智彦がクリア。
前半24分、ジュビロにチャンス。敵陣左サイドの高い位置で駒野友一がドリブル。ジュビロのFKに。これを素早くリスタートし、左サイドの深い位置の松井大輔が折り返す。最後はゴール正面の藤田義明が右足でミドルシュート。これは畑 実の正面。
前半25分、ジュビロ、序盤に1枚交代カードを使うことになったが、落ち着いて試合を運んでいる。ここまでは五分五分の展開。
前半26分、ジュビロ、自陣からビルドアップ。菅沼駿哉が相手を牽制しつつ、中盤右サイドの櫻内 渚へ。これは合わず、熊本のスローインに。
前半27分、ジュビロ、前線に浮きパス。これを前田遼一が体を張って落とし、小林祐希が右サイドへ展開。櫻内 渚を走らせるが、熊本にクリアされた。
前半28分、熊本、自陣からビルドアップ。最後は敵陣中央でパスを受けた澤田 崇が反転からドリブル。これを藤田義明が後方から止め、熊本のFKに。藤田義明にイエローカード。
前半30分、熊本、FK、ゴール正面の直接狙える位置。養父雄仁が右足で直接狙い、壁の下を狙うが、これはジュビロがブロック&クリア!
前半31分、ジュビロ、自陣右サイドの松浦拓弥が縦に浮きパス。前田遼一を走らせるが、これは熊本にカットされた。
前半32分、熊本、敵陣右サイドへロングパス。これを受けた齊藤和樹がさらに縦パス。しかし、味方と合わず、ジュビロのゴールキックに。
前半33分、ジュビロ、敵陣左サイドから攻撃。最後は松井大輔が縦に短いパスを出すが、前線と合わず、熊本ボールに。松井大輔は両手を叩き、わずかにイラ立ちを見せた。
前半35分、ジュビロ、敵陣左サイドの高い位置で藤田義明のパスを受けた駒野友一がドリブル。縦にボールを運ぶが相手2人に囲まれ、熊本ボールに。
前半36分、ジュビロ、敵陣右サイドの松浦拓弥が単独でドリブル。縦に進むが、相手にブロックされ、熊本のゴールキックに。
前半37分、熊本、敵陣左サイドの高い位置でFKを獲得。高柳一誠が右足でキック。ゴール前へ。これをキム ビョンヨンが頭で合わせるが、八田直樹が正面でキャッチ!
前半39分、ジュビロ、自陣でボールを奪い、藤田義明、小林祐希と短いパスをつなぎ、小林祐希が左サイドへ展開。駒野友一を走らせるが、これは熊本にクリアされた。
前半40分、ジュビロ、敵陣でパスをつなぎ、最後は敵陣左サイドの駒野友一がクロス。ファーサイドへ高いボール。これに前田遼一が飛び込むが、畑 実に直接キャッチされた。
前半42分、ジュビロ、敵陣右サイドで前田遼一、松浦拓弥、前田遼一とパスがつながる。最後は前田遼一が右サイドの小林祐希へスルーパス。しかし合わず、熊本のゴールキックに。
前半43分、熊本、敵陣左サイドの澤田 崇がドリブルで縦に突破。クロス。これはニアサイドで八田直樹がキャッチ!
前半45分、ジュビロ、中盤の右サイドで櫻内 渚がボールを受けるが、相手の素早いプレッシャーを受け、ボールロスト。
前半45分、前半のアディショナルタイムは1分。
前半アディショナルタイム2分、ジュビロ、敵陣右サイドの櫻内 渚がドリブル。これがカットされたところで前半終了のホイッスル。【0-0】
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ。
後半1分、ジュビロ、敵陣左サイドでこぼれ球を拾った宮崎智彦が右足でミドルシュート。これは大きくゴール横に外れた。
後半3分、ジュビロ、中盤右サイドの小林祐希が鋭いターンから左サイドへ展開。これを受けた松井大輔が2列目から上がってきた宮崎智彦へパス。しかし、これは熊本にカットされた。
後半4分、ジュビロ、中盤の小林祐希が浮きパス。敵陣右サイドで前田遼一がキープし、最後は櫻内 渚がクロス。これは熊本にクリアされた。
後半4分、熊本、前線の澤田 崇がロングボール1本でDFラインの背後へ。これは飛び出した八田直樹がクリアした。
後半4分、ジュビロ、松井大輔にイエローカード。遅延行為によるもの。
後半8分、ジュビロ、敵陣中央の松井大輔が右足でロングシュート。これは大きく枠の横に外れた。
後半10分、両チームのハーフタイムコメント。ジュビロ、名波 浩監督、「セカンドボールの意識、しっかりポジションをとること」、「怖がらずに縦へのパスを出していこう」。

熊本、小野 剛監督、「全員で強気の戦いができている」、「後半も続けて戦い、絶対にこの試合をものにしよう」。
後半10分、ジュビロ、敵陣右サイドで小林祐希の仕掛けでFKを獲得。駒野友一が右足でゴール前に合わせる。ゴール前で混戦となるが、最後は畑 実にキャッチされた。
後半11分、ジュビロ、櫻内 渚の浮きパスを受けた前田遼一がゴール正面から反転右足シュート。これは畑 実の正面。名波 浩監督は拍手でこのシュートをたたえた。
後半12分、熊本、選手交代、嶋田 慎太郎に代わり岡本賢明を投入。
後半13分、熊本、敵陣中央の澤田 崇が単独でドリブル突破。スピードを生かした仕掛けから最後は右足でシュート。これはゴール横に外れた。
後半15分、ジュビロ、メインスタンド側からCK、小林祐希がキック。ファーサイドへ。これは熊本にクリアされた。
後半18分、ジュビロ、敵陣右サイドで櫻内 渚のスローインを受けた小林祐希が松浦拓弥へパス。松浦拓弥が密集を抜けようとするが、これは熊本にブロックされた。
後半19分、ジュビロ、敵陣右サイドの櫻内 渚が右足で大きくサイドチェンジ。これを受けた左サイドの駒野友一がクロス。これは熊本にクリアされた。
後半19分、熊本、カウンター、澤田 崇がドリブルで中央を突進。最後は菅沼駿哉と1対1に。エリア内で菅沼駿哉がボールカットし、クリア!ファインプレーだった!
後半20分、熊本に決定機。敵陣左サイドへのスルーパスに澤田 崇が抜け出す。完全にDFラインの裏を取ったプレーだったが、飛び出した八田直樹が際どいところでクリアした!
後半22分、ジュビロ、選手交代、松井大輔に代わりペク ソンドンを投入。
後半23分、熊本、再びカウンター。再び澤田 崇がドリブルで突進し、最後はゴール正面から右足でシュート。これは八田直樹の正面。
後半27分、ジュビロ、中盤でのコンタクトプレーで小林祐希がピッチに倒れ込む。しばらくして立ち上がり、ジュビロボールでリスタート。
後半28分、ジュビロ、敵陣右サイドの高い位置でボールを受けた櫻内 渚が縦パス。これを受けた松浦拓弥が反転から突破を狙うが、相手にブロックされ、熊本のゴールキックに。
後半30分、熊本、敵陣右サイドの深い位置でパスをつなぎ、突破を狙うが、最後は藤田義明がエリア内で大きくクリア!
後半31分、熊本、選手交代、澤田 崇に代わり巻 誠一郎を投入。
後半33分、熊本、敵陣右サイドからアーリークロス。これに巻 誠一郎が走り込むが、八田直樹がキャッチ。
後半34分、ジュビロにチャンス。敵陣左サイドの高い位置でパスを受けた前田遼一が小林祐希とのパス交換から右足でシュート。これは熊本にブロックされた。
後半35分、ジュビロ、中盤右サイドでマイボールのFKとなった瞬間に名波 浩監督が櫻内 渚、松浦拓弥を呼び寄せ、指示を出していた。
後半37分、ジュビロ、敵陣でペク ソンドンが鋭い仕掛けを見せ、FKを獲得。ゴール正面のやや左。少し距離があるが、直接狙える位置でもある。ボールサイドには駒野友一と小林祐希。駒野友一が右足で直接狙うが、ゴール横に外れた・・。
後半39分、熊本に決定機。ロングボールをエリア内の岡本賢明が落とし、その後ろにいた齊藤和樹が左足でシュート。完全にフリーとなった中でのシュートだったが、ゴール上に外れた。ジュビロにとっては危ないシーンだった・・。
後半41分、ジュビロ、選手交代、松浦拓弥に代わり山崎亮平を投入。
後半41分、ジュビロ、熊本のCKをクリアし、一気にカウンター。前線の山崎亮平がドリブルで運び、ペク ソンドンへラストパス。しかし、短く、熊本にカットされた・・・。
後半42分、ジュビロ、敵陣右サイドの山崎亮平が右足でミドルシュート。これはゴール横に外れた。
後半43分、熊本、選手交代、中山雄登に代わり黒木晃平を投入。
後半44分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドの高い位置から櫻内 渚がロングスロー。ゴール前の前田遼一が右足でシュート。これは熊本にブロックされた。
後半45分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から小林祐希がキック。ファーサイドへ。これは熊本にクリアされた。後半のアディショナルタイムは4分。
後半アディショナルタイム1分、ジュビロ、敵陣中央でこぼれ球を拾ったペク ソンドンが右足でミドルシュート。これは枠の上に大きく外れた。
後半アディショナルタイム2分、熊本、敵陣右サイドからクロス。これはジュビロがクリアした!
後半アディショナルタイム2分、熊本、ラフプレーで黒木晃平にイエローカード。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロ、敵陣右サイドで前田遼一がFKを獲得。駒野友一が右足でゴール前に合わせるが、畑 実にパンチングでクリアされた。
後半アディショナルタイム5分、両チームが中盤でセカンドボールを競い合ったところで試合終了のホイッスル。【0-0】
名波 浩 監督

――感想
立ち上がり我々の背後を突くロングボールが多くて、ラフなボールに対応しきれなかったことと、熊本のアタッカー陣が動き出しが速かったので、ちょっと重心が後ろになってしまって。でも、ミーティングではやはり常に前に置こうと。守備でもアクションを起こそうと、リアクションはやめようということは言っていましたが、選手交代も含めてちょっと後ろ目になってしまったかなと思います。
後半はちょっとずつ立ち位置を変えて修正しましたし、ボールが動くようになりましたし、最後の深いところまで崩す形もあったのですが、一番いいところでフィニッシュが打てなかったので、そのあたりが残念でした。それと、押し込んでる時間帯でのリスクマネージメントがちょっと甘かったので、そのあたりは次節以降改善するところかなと思います。
――熊本に前日入りして調整しましたが、選手たちのコンディションは?
コンディションは大分戦よりはよかったと思いますが、先ほど言ったようにあまりにも背後に意図的なボールが多かったので。最終ラインを揃える前にボールを蹴られてしまって。ボールのアプローチの甘さもありましたが、そのあたりで後ろに重くなってしまったと。体が重いと後ろに重いは違う話ですが、そうなってしまったと思います。
――今日の試合、喪章を巻き、ベンチ前に奥さんのユニフォームを掲げましたが?
(勝てなかったことは)残念ですが、(奥)大介の思いは我々のクラブに通じるものがありますし、彼が作った土台はまぎれもない事実です。クラブOBとして、それから代表OBもたくさんいる我々のクラブなので、代表OBとしても彼の残した足跡は間違いなく輝かしいものです。それを汚さないためにも今日どうしても勝ち点3が欲しかったのですが。マリノスも横浜FCも今日勝ったそうなので、我々も勝つ条件は揃ったぞということで言いましたが、そこは残念でしたね。
――試合前、そのユニフォームにお祈りをされているように見えましたが、どういった心境だったのでしょうか?
ちょっと覚えていないです。
――残り5試合となりましたが、松本との勝ち点差をどう見ていますか?
だれが見ても厳しい条件ですが、でも、やるべきことは変わらないです。今季、九州で1回も勝てなかった悔しさは選手たちも今、十分に伝わっています。ただ、大分戦よりも内容はよかったですし、前がかりになろうという気持ちは十分に感じましたし、来週以降また一戦一戦勝ち点3を目指してやっていきたいと思います。
――パスミスやボールロストが多いように見えましたが?
熊本のアプローチが非常に速かったこと、密集が速かったことで、そのあたり、判断早くはたけという話をしましたが、コーチングが足りなかったり、まだまだコミュニケーション不足だなと感じました。
――序盤、坪内選手が負傷交代となりましたが、ゲームに影響はありましたか?
一枚目のカードでしたし、しかも最終ラインということでベンチワークとすれば非常に難しいゲームになってしまったと思います。ただ、(菅沼)駿哉もよくやったと思いますし、(ペク)ソンドンも流れを変え、山崎も決定的なミスもありましたが、大分戦よりもゲームの入り方はよかったですし、少しずつ上向きになっているかなと。ただ、ゲームの影響という意味では大きかったと思います。
――坪内選手の負傷箇所は?
ちょっとまだ確認していません。

菅沼 駿哉 選手

菅沼 駿哉 あそこまで早い段階で出番が来るとは思っていませんでしたが、勝ちたいという気持ちだけを持って出ました。このスタジアムに到着した時、改めて試合に出たいという気持ちでしたし、そういう意味ではピッチに立ててよかったと思います。
(後半、自陣ゴール前で相手の突破を止めたが?)今週、1対1の練習をしていたので、そこまで焦らず対応できたかなと思います。
攻撃の面でもっとよく入れればよかったのですが、なかなか入れなかったので、守備面では貢献したいという気持ちでした。

藤田 義明 選手

藤田 義明 個人的にはもっと前に行けるところで簡単に横に出してしまったり、ターンできるところでできなかったりという試合でした。チームとしては前半なかなか相手にとって怖いエリアでプレーができなくて、シュートもぜんぜん打てなくて・・・。そこでのプレーの精度とか、サポートが足りなかったと思います。

小林 祐希 選手

小林 祐希 (後半、自身のギアが一段上がった感じがしたが?)それはたぶん自分が低い位置でボールを受けてから高い位置に入っていくと。その方が相手が捕まえにくいと思いますし。前半はちょっと(前田)遼一くんと2人で2トップ気味に張りすぎていたので、そこで段差を作り、そこから出ていく・落ちる・抜けるということをしていった方が相手も捕まえにくいということを今日改めて感じました。
(攻撃面について)攻撃のところで決めるべきところで決める、というところだと思います。チームとして残りの試合で全て勝つということを掲げていますし、そのあたりをさらにきっちりやっていかなければいけません。悔しいです。

ロアッソ熊本 ■小野 剛監督
 

――感想
まず試合とは別ですが、今週のトレーニングの合間にかつて日本代表として共に戦った奥大介君の悲報が入ってきました。共に戦った仲として非常に悲しい気持ちで、そして、対戦相手が彼が一緒にやっていた選手たちの多い、彼が非常に活躍したジュビロ磐田ということで、何かの因縁を感じる試合でした。少なくとも両チームがしっかりと力を出し合い、出し切る試合にもっていかなければいけない。そういう意味では出し切ることができたと思いますし、彼の冥福を祈りたいと思っております。今日の試合ですが、前線からアグレッシブにディフェンスし、そこからペースを掴む、非常に消耗する試合になりました。最後はかなり疲労もあったと思いますが、今季一番だったと聞いてますがスタンドには多くの方が来てくれ、疲れた選手たちに声援を送ってくれ、最後まで戦い抜くことができたと思います。最後まで応援してくれたサポーターに感謝しています。
できれば本当に勝点3という形でそれに応えたかったですが、それができなかったのは残念ですし、非常に悔しい思いです。ただ、この悔しさというのはあれだけの試合ができたのにということとちょうど裏返しで、あれだけチャンスを作ったのだから決めなければいけない。そういう思いはあります。逆に言えば、あの相手に全く臆することなく勇敢にラインを上げ、最後までプレッシャーをかけ、裏を取りに行き、つなぐところはつなぎ、最後の最後まで勇敢に戦ってくれたと思っています。選手たちは力を出し切ってくれ、今季の試合の中でも最高の試合の一つじゃないかと思います。では、そういう試合をしてなぜ勝てないか。そこは監督である私の責任で、選手は本当に力を出し切り、素晴らしい試合をしてくれたというのが私の感想です。