2014年 試合速報

2014 J2リーグ 4節 vs.アビスパ福岡

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

2 勝
0 分
1 敗
7 得点
3 失点
勝点 6
順位 3

3
  • 2
  • 1

  • 1
  • 2

3
abispa
abispa

1 勝
1 分
1 敗
3 得点
3 失点
勝点 4
順位 12

前半
山崎 亮平
5分
前田 遼一
19分
30分
イ グァンソン
ハーフタイム
パク ゴン
平井 将生
オ チャンヒョン
石津 大介
後半
ポポ
山田 大記
11分
20分
石津 大介
21分
坂田 大輔
金森 健志
松井 大輔
阿部 吉朗
25分
山本 康裕
小林 祐希
30分
阿部 吉朗
32分
小林 祐希
33分
37分
武田 英二郎
40分
中原 秀人
山田 大記
45分
39
藤ヶ谷 陽介
2
菅沼 駿哉
5
駒野 友一
35
森下 俊
22
松井 大輔
23
山本 康裕
32
フェルジナンド
33
藤田 義明
7
ポポ
9
山崎 亮平
18
前田 遼一
SUB
1
八田 直樹
25
櫻内 渚
4
小林 祐希
6
田中 裕人
10
山田 大記
11
松浦 拓弥
14
阿部 吉朗
監督
シャムスカ
23
清水 圭介
4
イ グァンソン
13
パク ゴン
19
堤 俊輔
2
三島 勇太
3
阿部 巧
8
中原 秀人
18
オ チャンヒョン
21
武田 英二郎
10
城後 寿
11
坂田 大輔
SUB
1
神山 竜一
5
古賀 正紘
6
森村 昂太
7
平井 将生
9
プノセバッチ
14
金森 健志
16
石津 大介
監督
マリヤン プシュニク

7,912
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 3/22(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 古賀 満 村上 伸次
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分分 八木 あかね 山際 将史
気温 湿度 第4の審判員 記録員
7.8度 43% 唐紙 学志 花澤 秀登
11 シュート 15
10 ゴールキック 9
4 コーナーキック 9
11 直接FK 13
0 間接FK 4
0 オフサイド 4
1 PK 0

サックスブルーの攻撃力を存分に発揮し、連勝街道をひた走れ!!!

2試合連続で大量得点を奪い、連勝。新生・ジュビロの攻撃陣が徐々に噛み合ってきた。
攻撃のポイントとなっているのは中盤の2列目である。第1節・コンサドーレ札幌戦では中央に松井大輔、左サイドにポポという並びだったが、第2節・カマタマーレ讃岐戦より中央にポポ、右サイドに松井大輔という並びに変更。シャムスカ監督が重視するサイド攻撃がより機能するようになった。カマタマーレ讃岐戦では中央から右サイドに流れたポポのクロスから、ロアッソ熊本戦では右サイドの松井大輔のクロスからそれぞれ先制点が生まれている。2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会で松井大輔と右サイドでコンビを組んでいた駒野友一の攻撃参加もさらに生きるようになった。この試合もサイドを効果的に突き、相手守備陣に揺さぶりをかける。

今節ホームに迎えるのはアビスパ福岡。昨季はリーグ14位。就任2年目のマリヤン プシュニク監督の下で上位を目指す。今季はガンバ大阪より平井将生、ヴィッセル神戸よりイ グァンソン、松本山雅FCより阿部 巧、ギラヴァンツ北九州より森村昂太ら新戦力を補強した。今季はここまで1勝1分1敗。開幕戦ではアウェイでロアッソ熊本に1-2と敗れたが、第2節ではホームでJ1昇格候補の京都サンガF.C.を1-0で撃破。第3節はホーム・愛媛FCに1-1と引き分けた。
アビスパ福岡のチームのスタイルはアグレッシブな守備とスピーディーな攻撃。愛媛FC戦の得点シーンはその典型的な形だった。1トップのプノセバッチが前線からプレッシングをかけ、ボールを奪ってからは手数をかけずにゴールまで結びつけた。この試合も全員がハードワークを怠らず、奪ったボールをシンプルな形で前線へつないでくるだろう。そのパスを受けるアタッカーは多彩だ。昨季チーム最多得点の11得点をマークした石津大介、坂田大輔。背番号10の城後 寿、昨季ブレイクした若手・金森健志。新加入の平井将生のスピードにも十二分に注意しなければいけない。

相手攻撃陣を封じる意味でも、ジュビロはこの試合もサイドのスペースを狙う。相手のプレッシングを上手くいなし、長短のパスをつなぎながらその背後を突きたい。攻撃のポイントはこの試合も中盤の2列目。ゲームキャプテン・松井大輔、加入後初ゴールを狙うポポ、好調のドリブラー・山崎亮平が相手の背後で上手くボールを引き出し、攻撃の起点となりたい。
「修正すべきところを修正していきたい」。シャムスカ監督は勝利したロアッソ熊本戦の後も表情を緩めなかった。松井大輔も「修正点はまだまだある」と語る。今季初の連勝に満足している者はいない。今週の練習でもコンディショニングと共に、攻撃の質に磨きをかけてきた。この試合も圧倒的な攻撃力を見せつけ、連勝街道をひた走る。

前半1分、福岡ボールで前半キックオフ!
前半1分、この試合最初のシュートはジュビロ。ポポが右足でミドル。これは清水圭介の正面。
前半1分、福岡、清水圭介のパントキックのこぼれ球を拾った坂田大輔がロングシュート。これは藤ヶ谷 陽介の正面。
前半2分、ジュビロの布陣は[4-2-3-1]。GKに藤ヶ谷 陽介、最終ライン右から駒野友一、菅沼駿哉、藤田義明、森下 俊。ダブルボランチにフェルジナンドと山本康裕。中盤2列目右サイドから松井大輔(キャプテン)、ポポ、山崎亮平。1トップに前田遼一。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはサックスブルー。
前半4分、対する福岡の布陣は[4-3-3]。GKは清水圭介。最終ラインは右からオ チャンヒョン、イ グァンソン、堤 俊輔、阿部 巧。アンカーにパク ゴン。2列目右に中原秀人、同左に武田 英二郎。3トップ右から三島勇太、城後 寿(キャプテン)、坂田大輔。フィールドプレーヤーのユニフォームカラーはホワイト。
前半5分、ジュビロに先制ゴール!敵陣右サイド・駒野友一の左足のクロスを、ゴール前でフリーとなった山崎亮平が頭で押し込んだ!【1-0】
前半9分、ジュビロ、敵陣左サイドでFKを獲得。ポポがキック。これは福岡にクリアされた。
前半10分、ジュビロ、敵陣右サイドでFKを獲得。駒野友一がキック。ニアサイドを狙うが、これは福岡にクリアされた。
前半11分、ジュビロ、最終ラインの菅沼駿哉が前線に一気にロングキック。敵陣右サイドのスペースに山本康裕が走り込むが、これは福岡ボールに。
前半12分、ジュビロ、敵陣右サイドからスローイン。松井大輔、駒野友一が連動してサイドを崩しに行くが、福岡にブロックされ、福岡のゴールキックに。
前半13分、ジュビロ、敵陣左サイドからスローイン。これを受けた山崎亮平がドリブルで相手をかわし、クロス。これは清水圭介にキャッチされた。
前半15分、ピッチ上空には巻くような風が吹いており、肌寒さを感じる。
前半15分、福岡、敵陣左サイドからクロス。これはゴール前の藤田義明が頭でクリア。
前半16分、ジュビロ、敵陣中央の山本康裕が左サイドへ展開。これを受けた山崎亮平がクロス。これは福岡ボールに。
前半17分、福岡、敵陣右サイドで城後 寿がボールを持つが、藤田義明がしっかりと対応し、ボール奪取!ジュビロボールとした。
前半18分、ジュビロ、敵陣中央のポポが右サイドへ展開。これを受けた松井大輔が右サイドから右足でクロス。これに飛び込んだのは前田遼一。相手選手と接触し、PKを獲得!
前半19分、PKのキッカーは前田遼一。右足でゴール左に決めた!【2-0】
前半20分、ジュビロ、リード後も攻撃の手を緩めない。山本康裕が相手DFラインの背後でボールを受けるが、これはオフサイドの判定。
前半22分、ジュビロにチャンス。敵陣右サイドの駒野友一のクロスに前田遼一が飛び込むが、これは清水圭介にキャッチされた。
前半23分、福岡、敵陣右サイドからスローイン。中央へつなぎ、最後は武田 英二郎が左足でミドル。これは枠の上に外れた。
前半24分、福岡、坂田大輔のクロスからCKを獲得。メインスタンド側から武田 英二郎が左足でキック。ゴール前で混戦となるが、藤ヶ谷 陽介がキャッチ!
前半25分、福岡、CK、メインスタンド側から武田 英二郎が左足でキック。ニアサイドでイ グァンソンが頭で合わせるが、大きくゴール横に外れた。
前半27分、ジュビロ、敵陣右サイドに流れた前田遼一が駒野友一とのパス交換から突破を狙うが、福岡にブロックされ、福岡ボールのFKに。
前半29分、福岡にチャンス。ロングボールを城後 寿が敵陣左サイドでキープし、中央へパス。これを受けた三島勇太が右足でミドル。藤ヶ谷 陽介がブロックし、CKへ。
前半30分、福岡、CK、メインスタンド側から武田 英二郎が左足でキック。これをゴール前のイ グァンソンが頭で押し込んだ。【2-1】
前半32分、ジュビロ、中盤でボールを奪ったフェルジナンドが左サイドへ展開。しかし、これはボールが長く、福岡のスローインに。
前半33分、ジュビロ、敵陣右サイドで駒野友一のパスを受けた松井大輔がクロス。このこぼれ球を前田遼一が拾い、最後は駒野友一が再びクロス。これは福岡にクリアされた。
前半34分、福岡、敵陣右サイドから中原秀人がクロス。これはニアサイドで藤田義明がヘディングでクリア!
前半35分、福岡、坂田大輔が敵陣右サイドでロングボールを受け、キープし、パス。これを受けた中原秀人が敵陣右サイドでドリブルを仕掛けるが、マッチアップした山崎亮平がボール奪取!
前半37分、ジュビロ、フェルジナンドのミドルシュートからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。これは清水圭介がパンチングでクリア。そのまま福岡のカウンターへ。前線で三島勇太、坂田大輔とつなぎ、最後は中原秀人が右足でシュート。これはゴール横に外れた。
前半39分、福岡、敵陣左サイドからクロス。これに城後 寿が飛び込むが、合わず、ジュビロボールのゴールキックに。
前半40分、福岡、前線からプレッシャーをかけ、敵陣右サイドでボール奪取。中央へつなぎ、最後はゴール正面のパク ゴンがミドルシュート。これはジュビロがブロックし、最後は藤ヶ谷 陽介がキャッチ。
前半42分、福岡、敵陣右サイドからスローイン。山崎亮平がボールを奪取し、大きくクリア!
前半43分、福岡、最終ラインでパスをつなぎ、右サイドへ展開。最後はオ チャンヒョンが右足でクロス。これは藤ヶ谷 陽介がキャッチ。
前半45分、ジュビロ、敵陣右サイドで駒野友一のパスを受けた松井大輔がクロス。これに山崎亮平が飛び込むが、清水圭介にクリアされた。前半アディショナルタイムは2分。
前半アディショナルタイム2分、福岡、こぼれ球を敵陣左サイドで拾い、ロングシュート。これは藤ヶ谷 陽介がキャッチ。
前半アディショナルタイム3分、福岡が最終ラインでボールを持ったところで前半終了のホイッスル。【2-1】
後半1分、ジュビロボールで後半キックオフ。ハーフタイムに福岡に選手交代、パク ゴンに代わり平井将生、オ チャンヒョンに代わり石津大介を投入。
後半1分、後半最初のシュートはジュビロ。ゴール左からポポが左足で狙うが、これはゴール横に外れた。
後半3分、ジュビロ、前田遼一のキープからCKを獲得。バックスタンド側からポポがキック。これはニアサイドで福岡にクリアされた。
後半5分、福岡、途中出場の平井将生は1トップ、石津大介は2列目に入った。
後半8分、福岡、武田 英二郎のミドルからCK獲得。メインスタンド側から石津大介が右足でキック。ショートコーナーを狙うが、山崎亮平、松井大輔がしっかり対応し、クリア!
後半11分、福岡、CK、その前にジュビロに選手交代、ポポに代わり山田大記を投入。福岡のCKはメインスタンド側から石津大介が右足でキック。これはニアサイドで前田遼一がヘディングでクリア!
後半11分、両チームのハーフタイムコメント。ジュビロ、ペリクレス シャムスカ監督、「素早くプレスをかけて前でボールを奪うように」、「間延びしないように意識して、セカンドボールを拾うように」、「最後まで集中していこう」。

福岡・マリヤン プシュニク監督、「しっかりアプローチして連動した守備を」、「高い位置からプレッシャーをかけよう」、「自分たちのサッカーをしよう」。
後半12分、ジュビロに決定機。敵陣左サイドで山崎亮平のパスを受けた松井大輔がクロス。これをゴール前の山田大記が左足で合わせるが、ジャストミートできず、清水圭介にキャッチされた。
後半12分、福岡、ゴール正面から石津大介が右足でミドルシュート。これはゴール横に外れた。
後半15分、ジュビロにチャンス。ゴール正面でパスを受けた前田遼一が右足でシュート。このこぼれ球に駒野友一が詰めるが、最後は清水圭介にキャッチされた。
後半16分、福岡、敵陣右サイドからのクロスに反応した平井将生が右足でシュート。これは大きく枠の上。
後半16分、ジュビロ、途中出場の山田大記はそのままトップ下の位置に入った。
後半18分、福岡、敵陣左サイドで阿部 巧、平井将生とつなぎ、最後は平井将生が右足でクロス。これはそのままファーサイドへ流れ、ジュビロのゴールキックに。
後半20分、福岡に同点ゴール。敵陣右サイド・平井将生のクロスを石津大介が右足で押し込んだ。
後半21分、福岡、選手交代、坂田大輔に代わり金森健志を投入。
後半22分、ジュビロ、敵陣右サイドでFKを獲得。駒野友一がキック。これをファーサイド・菅沼駿哉が頭で合わせるが、ゴール横に外れた。
後半23分、福岡、敵陣左サイド・金森健志のドリブル突破からCK獲得。メインスタンド側から石津大介がキック。これはニアサイドで前田遼一がクリア。
後半24分、ジュビロにチャンス。カウンターから右サイド・駒野友一、中央・山崎亮平とつなぎ、最後は山田大記が敵陣左サイドからクロス。これを松井大輔が頭で合わせるが、ゴール上に外れた。
後半25分、ジュビロ、選手交代、松井大輔に代わり阿部吉朗を投入。
後半28分、福岡、ゴール正面の石津大介が右足でミドル。これは藤ヶ谷 陽介の正面。
後半29分、福岡、CK、バックスタンド側から武田 英二郎がキック。これは藤田義明がヘディングでクリア!
後半30分、ジュビロ、選手交代、山本康裕に代わり小林祐希を投入。
後半31分、福岡、ゴール左で平井将生のパスを受けた石津大介が右足でシュート。これはゴール上に外れた。
後半32分、ジュビロに勝ち越しゴール。敵陣中央の小林祐希が右サイドへ展開。これを受けた山田大記が右足でクロス。これをゴール前の阿部吉朗が頭で押し込んだ!【3-2】
後半33分、ジュビロ、遅延行為により小林祐希にイエローカード。
後半34分、ジュビロ、CK、メインスタンド側から駒野友一がキック。これは福岡にクリアされ、ファーサイドへ流れた。
後半37分、福岡、ゴール正面でFKを獲得。キッカーは武田 英二郎。左足でキック。これが壁に当たり、コースが変わってゴールに吸い込まれた・・・。【3-3】
後半40分、福岡、中盤の接触プレーで中原秀人にイエローカード。
後半41分、福岡、CK、メインスタンド側から平井将生がキック、これはニアサイドでフェルジナンドがクリア。
後半42分、ジュビロ、山田大記のスルーパスからCKを獲得。バックスタンド側から駒野友一がキック。こぼれ球を山田大記が拾い、ゴール正面でFKを獲得。
後半43分、ジュビロ、FK、ゴール正面、直接狙える位置。キッカーは駒野友一。右足のシュートは清水圭介にパンチングで防がれた。
後半44分、ジュビロ、山田大記のキープから敵陣の右サイド深い位置でFKを獲得。駒野友一がキック。これに阿部吉朗ら飛び込むが、押し込むことはできず、福岡にクリアされた。
後半45分、ジュビロ、敵陣での接触プレーで山田大記にイエローカード。後半アディショナルタイムは5分。
後半アディショナルタイム2分、ジュビロ、敵陣右サイドで駒野友一のパスを受けた小林祐希がドリブルで仕掛けるが、これは福岡にカットされた。
後半アディショナルタイム3分、福岡にチャンス、金森健志がゴール正面からミドル。これはゴール横に外れた。
後半アディショナルタイム3分、ジュビロにチャンス、敵陣右サイドからのクロスのこぼれ球を敵陣左サイド・森下 俊が左足でシュート。これはゴール横に外れた。
後半アディショナルタイム5分、ジュビロ、中盤の小林祐希が左足で右サイドに展開するが、これは福岡にクリアされた。
後半アディショナルタイム6分、福岡、ゴールキック、清水圭介が大きく蹴ったところで試合終了のホイッスル。【3-3】
シャムスカ 監督

――感想
コンバンハ(※日本語で)。3連勝を狙いに行った結果がドローということで、我々が待ち望んでいた結果ではありませんでした。ただ、全体的に見れば、すごくバランスが取れていたゲームだったと思います。特にお互いに攻撃的というところがすごくよかったと思います。ただ、序盤の15分で先に2点を取り、2-0になった時点で少なからず油断があったと感じました。ただ、この勝ち点1をすごく大事にしていきたいと思っていますし、最後まで結果を求めていった選手たちに感謝したいと思います。彼らの最後まで結果を求める姿勢が非常によかったと思っています。
――伊野波選手、宮崎選手が負傷離脱した中で、連係面が合わない部分があったのでしょうか?
ベースがあるチームということを考えると、選手交代であったり何らかのアクシデントがあった時に少なからずコンビネーションがよくない部分も出てくるかなと。2選手の負傷で藤田を一列下げたり、計3か所ポジションを入れ替えましたが、中でも森下は非常によくプレーしていたと思いますし、藤田もよくディフェンスしてくれました。(山本)康裕に関しては、少し試合勘が鈍っているところがあったと思いますし、望んでいたリズムを与えてくれなかったのかなと思います。ただ、我々の控えにいる選手たちは優秀な選手ばかりですし、長いシーズンで必ず彼らの力が役に立つと思います。
――勝ち試合だったと思いますが、ゲーム運びに課題は?
少なからず油断はありましたが、2点を取ったことで裏への動きの量が少なくなったと思っています。(アビスパ福岡が)点を取ったところからモチベーション高く挑んできましたし、そこもつらかったのかなと。ただ、我々が戦った相手は質の高い選手がいますし、決して弱いチームではなかったと思っています。そのあたり、特に前線のところではお互いに非常にバランスが取れたゲームだったのかなと思っています。
――前節・熊本戦もリードしてから失点を喫していますが、修正点は?
熊本戦と状況は違ったものだと思います。熊本戦の状況に関しては(攻撃面で)必要のないボリュームを出していたと。まるで我々が負けているかのような試合運びをしてしまっていたと。今日に関しては逆に動きが少なくなってしまい、相手がつけ込んできたと。そのあたりは違うと思います。
――開幕戦からまだ無失点の試合がないですが、守備面の修正点は?
我々のチームはとても高いところに目標があるので、常に攻撃的に行きたいと思っています。その中で失点もあると思いますが、それは致し方ないことだと思っていますし、我々の哲学は常に攻撃的にあることです。もちろんバランスの取れたチームという面でもしっかりとやっていきたいですが、攻撃に重点を置いてやっていきたいと思います。
――戦い方はこれまでと変えないということでしょうか?
ぶれずにやっていきたいと思います。その中でも1試合1試合成長しながらやっていくことに全く変わりませんし、哲学もぶれずにやっていきたいと思っています。

山崎 亮平 選手

山崎 亮平 勝ち試合だったと思いますし、もったいないと。
――先制ゴールについて
コマさんがいいタイミングでボールをくれました。ああいった形をもうちょっとできればと思います。
――先制後の試合展開について
セットプレーから前半で失点してしまい、そこで失点0で抑えて後半に入れればと思います。ボールを後ろで持った時に動きが少なくなり、それで蹴ってしまって、それで失うことが多かったので、もっと全体的に動ければよかったかなと思います。

阿部 吉朗 選手

阿部 吉朗 勝ちきりたかったです。ただ、負けていないと。まだシーズンが始まったばかりですし、積み上げている状態です。1つずつ階段を上がっていき、最後のところで勝負できればと思います。(ドローという結果は)決してよくはないですが、少し前に進めたと思います。
――ゴールシーンについて
自分の中でシナリオがありましたし、そういったところで力を発揮するために準備しています。(山田)大記がボールを持った時にDFとDFの間で待ってようと思い、動き過ぎず、自分の前にスペースを作っていました。あとはもう信じるだけでした。その前にヤマちゃん(山崎亮平)が動いてくれましたし、そのことで中にポジションを取れました。

森下 俊 選手

森下 俊 勝てなかったので、すごく残念です。悔しいです。最初は緊張もありましたが、いい意味で楽しめたかなと思います。ただ、チームは勝っていないので、まだまだだと思います。左利きなので、左サイドでもらってスペースに落とすことを意識していました。序盤2-0で勝っていて、その後ちょっと全体的に落ちてしまったかなと。そこで踏ん張らないと優勝はないと思いますし、後ろは失点0ということをやっていかなければいけません。ずっと試合に出て、その上で試合に勝つということを目標にやっていきたいです。

駒野 友一 選手

駒野 友一 序盤に2点取り、試合を優位に進められる展開だったと思いますが、結果としてホームで追いつかれて引き分けということで残念な気持ちです。うまくボールをつなぎ、相手が前から来れば裏のスペースと。2点を取るまでいい流れでできていましたが、2点を取ってから相手のプレッシャーがかかってきて、つなげず、裏に出ることもなく、セカンドボールも相手に拾われてしまいました。やはり最後まで気持ちを切らさないことが大事ですし、もう1度気を引き締め直し、来週からやっていきたいと思います。
――先制ゴールのアシストについて
ターンしてから、ヤマちゃん(山崎亮平)がフリーになっていたのが見えました。上手くGKの前にヤマちゃんが入ってくれました。

山田 大記 選手

山田 大記 リードしていた2-1の状況、3-2の状況で“カウンター合戦”にすることはリードしているチームの選択する戦い方ではないですし、自分自身、そこで落ち着かせることができませんでした。もう少しうまくできればよかったのですが。
――阿部吉朗のゴールのアシストについて
ヤマちゃん(山崎亮平)が走ってくれないと、(阿部)吉朗さんが空かなかったと思います。後ろ気味のボールでしたが、吉朗さんが決めてくれました。ただ、個人的に貢献度は低いかなと思います。

藤ヶ谷 陽介 選手

藤ヶ谷 陽介 勝ち点3を取れる試合だったと思いますが、負けていないということを前向きに捉えて、次につなげていきたいと思います。
――3失点目について
壁の下を通され、それが足に当たり、逆を突かれて。そのあたり、細かい部分をもう一度再確認することが大事だと思いますし、1失点目もセットプレーからですし、もったいない感じがあります。反省しなければいけません。

アビスパ福岡 ■マリヤンプシュニク監督
 

こんばんは。みなさま。この試合の観客にとって良い試合だったと思います。6つのゴールがあってお互いにたくさんのチャンスがありました。我々のチームの入り方、特に立ち上がり20分に関しては大惨事のサッカーになってしまいました。我々のゲームプランはあのような入りではありませんでした。私はハッキリとした理由はわかりませんが、磐田さんのことを怖がっていたのかもしれないし、アウェイ戦ということでちょっと引いてしまったのかもしれません。
我々が0-2になった後、我々のプレーはよくなりました。我々はカムバックしました。ですから、その点に関しては選手らを褒めました。磐田さんは非常に大きなクラブです。伝統があっていい選手が揃っています。我々の3倍の予算があります。でも、試合の中での内容では差が見当たりませんでした。0-2になった後からの試合ということは我々は同等、または我々の方がよかったです。フェアに考えて磐田さんにもおめでとうと言いたいですし、私の選手にもおめでとうと言いたいです。

――監督がおっしゃったように0-2から選手たちはガラッと変わりましたが、監督の目から見てどんなところが変わったと思われますか?
選手のメンタリティーが変わりました。最初の20分で悪いプレーをしろとは誰も言っていません。我々のゲームプランは引いて守るわけではありません。我々はプレッシャーをかけると。日本で選手のキャラクターや人格を変えていくのは非常に難しいです。でも、入りは悪かったかもしれないけど、その後のカムバックはよかったです。ですから、私はその部分に関して非常に褒めたいです。机上の面で磐田さんと福岡を比べた場合、磐田さんの方がいいクラブです。同時に経験もあります。選手にも経験がある選手が豊富で平均年齢を見たら磐田さんは29歳で我々は24歳です。磐田さんの選手は色々な経験を積んでいます。でも、我々はいいプレスをかけましたし、後半にはよりいいプレスをかけ続けることができました。

――京都戦に引き続き入りは悪かったですが、去年はなかなかできなかった試合を通して最後までプレスをかけ続けること。それができるようになったと思いますが、手ごたえは?
もっと選手たちはできるはずです。もっとできるはずです。でも、そのあたりも頭の中の意識の問題です。少しずつでも我々は変化していかなければいけません。