2024年 試合速報

明治安田J1 第7節 vs. 京都サンガF.C.

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sanga
sanga

1 勝
3 分
3 敗
7 得点
11 失点
勝点 6

0
  • 0
  • 0

  • 0
  • 3

3
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
4 敗
11 得点
10 失点
勝点 9

前半
アピアタウィア 久
26分
麻田 将吾
43分
ハーフタイム 後半
6分
西久保 駿介
武田 将平
鈴木 冬一
松田 天馬
宮本 優太
マルコ トゥーリオ
山﨑 凌吾
19分
20分
マテウス ペイショット
26分
マテウス ペイショット
豊川 雄太
安齋 悠人
佐藤 響
福岡 慎平
29分
リカルド グラッサ
森岡 陸
41分
松本 昌也
藤川 虎太朗
平川 怜
古川 陽介
藤原 健介
レオ ゴメス
49分
鈴木 海音
高畑 奎汰
53分
マテウス ペイショット
ブルーノ ジョゼ
94
ク ソンユン
2
福田 心之助
3
麻田 将吾
5
アピアタウィア 久
7
川﨑 颯太
16
武田 将平
18
松田 天馬
44
佐藤 響
9
マルコ トゥーリオ
14
原 大智
23
豊川 雄太
SUB
21
ヴァルネル ハーン
4
松田 佳大
24
宮本 優太
28
鈴木 冬一
10
福岡 慎平
17
安齋 悠人
11
山﨑 凌吾
監督
曺 貴裁
1
川島 永嗣
15
鈴木 海音
26
西久保 駿介
36
リカルド グラッサ
50
植村 洋斗
7
上原 力也
11
ジャーメイン 良
14
松本 昌也
37
平川 怜
77
藤原 健介
99
マテウス ペイショット
SUB
20
坪井 湧也
3
森岡 陸
18
高畑 奎汰
16
レオ ゴメス
19
ブルーノ ジョゼ
31
古川 陽介
13
藤川 虎太朗
監督
横内 昭展

10,972
スタジアム名 試合日 キックオフ
サンガS 4/7(日) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 山下 和良 先立 圭吾
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 淺田 武士 長谷川 雅
気温 湿度 第4の審判員 記録員
24.9度 41% 大塚 晴弘 瀬古 涼太
11 シュート 12
9 ゴールキック 14
9 コーナーキック 14
12 直接FK 11
2 間接FK 1
1 オフサイド 1
0 PK 1

水曜日に行われたアルビレックス新潟戦は、ジャーメイン良が2得点を奪い、守ってはDF陣を中心に相手の攻撃をブロック。完封で今季ホームゲーム初勝利を手にした。攻守で成長を示したチームは、今日の京都サンガF.C.戦でもさらに充実した試合運びを見せて勝点3を磐田に持ち帰るつもりだ。

スターティングイレブンは、GKに川島永嗣、DFに今季初先発となる西久保駿介、鈴木海音、リカルド グラッサ、植村洋斗、MFに藤原健介、上原力也、松本昌也、ジャーメイン良、平川怜、FWにマテウス ペイショットが入る。また、GKの坪井湧也、DFの高畑奎汰が初のリザーブメンバー入り。ベンチから出番を伺う。

新潟戦は、パリ五輪アジア最終予選に臨むU-23日本代表のメンバーにも選出された鈴木が持ち前の守備力を遺憾無く発揮。果敢に前向きなチャレンジを続け、今季初完封に貢献した。今日もリカルドやGKの川島らと密なコミュニケーションを取りながら“らしいプレー”を続け、2試合連続完封という結果を残して代表チームでの活動に向かってくれるはず。「今は自信を持ってプレーできている」と充実感を語る若きDFのさらなる飛躍に注目だ。
また、前線のジャーメインとペイショットの連係から2点目が生まれたこともチームにとってポジティブな要素の一つ。2人のコンビネーションはもちろん、強みを活かす周囲のプレーの精度も高まってきており、今日もピッチに立つ11人全員が連動しながらより多くのチャンスを生み出してくれるはずだ。

対する京都は、ここまで1勝3分2敗で16位。水曜日はガンバ大阪と対戦し0-0で引き分けたものの、前線からの積極的なプレスでリズムを掴むなど内容面では相手を上回る場面も多かった。今日はホームでリーグ戦4試合ぶりの勝利を目指し、立ち上がりからアグレッシブに臨んでくるはずだが、ジュビロとしても真っ向から勝負に挑み、リーグ戦連勝を掴み取りたい。

キックオフはこのあと14:00。サンガスタジアムby KYOCERA周辺の天候は晴れ。春らしい暖かな陽気で、京都の桜は見頃を迎えている。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
今日も1,300人以上のサポーターが、本当にたくさんの声援で我々の背中を押してくれて、本当に今日もありがとうございました。まずはそのサポーターたちと一緒にこの勝利を喜べたことを嬉しく思います。
前半は、少し我々がやりたいサッカーをなかなかできなかったのもありますが、PKを獲得して得点するチャンスがあったと。ただそれが得点できずに、その後メンタル的に難しい試合状況になりましたけど、得点は奪えませんでしたが無失点で前半を終えられたところはすごく良かったなと思います。後半、さらに我々がトライしていきたいことをもう1回選手と確認して、選手はそれをすごくトライしてくれたと思っています。たくさん出たとは言えませんが、前半よりしっかりそこにチャレンジしてやってくれたなと思います。その結果、3-0で勝利できて、0で終えたというのはすごく自信になるゲームだったかなと思っています。

――今季初先発となった右サイドバックの西久保選手について
(西久保)駿介に関しては、キャンプのときからすごくパフォーマンスも良くて、メンバーに加わるところまでは来ていました。なかなかリーグ戦でスタートからのチャンスが無かったのですが、しっかり今日そのチャンスをものにして、彼の良さをすごく発揮してくれたなと思っています。

――終盤に鈴木海音選手が負傷し交代しましたが、彼の状態は?
少し頭を打って、どうかなと思っていましたが、試合が終わる前にはベンチのところに戻って来て、もちろん意識もしっかりしていますし、普通にしていました。ただ、詳しいところはまだ聞いていませんし、これからドクターのチェックが入ると思いますが、見た感じは大丈夫ではないかなと思っています。

――右サイドからの攻撃が得点に繋がりました
セットプレーに関しては、我々が準備してきたものが上手く出せたと思います。あと2つのクロスに関しては、2つともペイショットがニアで合わせた感じになりましたが、あそこには必ず誰かが入って行くというところで、本当に良いタイミングで良いボールが来てペイショットが合わせてくれたなと思っています。

――前半、相手にペースを握られる時間も長かった中で、得点を許さなかった要因は?
右サイドで少し深い位置まで行かれたり、カウンターの起点にされながらやられたシーンがありましたけど、スプリントして戻って、何とか相手のコースに入ったり、相手にプレッシャーを与えるというところで、最後まで選手が諦めずにやってくれたなと。本来、そういう守備ではなくてもう少しスマートにやりたいとは思いますけど、諦めずにやれたというのはすごく評価しています。

森岡 陸 選手

森岡 陸 ――今季初出場でしたが、どんな心境で途中からピッチに入りましたか?
正直、まさか交代カードの一番最初が僕になると思っていなくて、もちろん準備はしていたのですが、(西久保)駿介のこととか、結構「ナイスナイス!」と鼓舞したりしていたので、もっと自分のことも考えないとダメだなと思いました(笑)。

――チームが無失点で相手を抑えていた中で、意識したことは?
京都が結構蹴ってくるチームだったので、人に対するプレーとか、ヘディングなど、自分の良さを出せるなと思っていたので、そこを意識してやっていました。ただ、まだまだ課題はラインも合っていなかったりして、修正点はあると思うのですが、来週は(鈴木)海音もいなくて、自分がリーダーシップを取ってやらないといけないので、そこをしっかり意識して、無失点を継続してできるようにやっていきたいなと思います。

――今日、出場できたということはご自身にとっても大きなことでしたか?
そうですね。昨年はほとんど怪我をしていたので、やっとなんかチームの力になれている感じがして、自分の中でもすごくホッとしているところがあります。ただ、90分しっかりやれる、というところを目指して今後も準備していきたいなと思っています。

上原 力也 選手

上原 力也 ――今日の試合を振り返って
自分の所感ですが、京都さんは前半畳みかける勢いがあると思っていました。自分たちもチャレンジしていく中で、ミスもありましたけど、その後切り替えて全員でしっかり戻れましたし、後半必ず自分たちのパワーを出せると思っていたので、とりあえず前半は0で終えられたというのは大きかったなと思っています。

――ハーフタイムに修正したことは?
少し長いボールが多かった中で、後半はもう少し繋ぐことを使い分けた中で、良いシーンを何度か作ることができてそこから得点も生まれたので、今後も続けていきたいなと思っています。

――今日初先発となった西久保選手や、ペイショット選手に待望のゴールが生まれましたね
もちろんすごく嬉しいですし、2人に限らずみんなが自分の出番が来るときに備えてしっかり準備している姿を見ていました。結果を残してくれたので、チームメイトとしてもすごく嬉しく思います。

――キャプテンとして上原選手自身が意識していることはありますか?
今日は特に若い選手が多い中で、自信を持ってプレーすることがすごく重要だと思っていましたし、その手助けができればと自分は思っています。何より、今日はチームが勝てたということが一番です。

――次の名古屋戦に向けて
ホームでできるので、サポーターの皆さんと一緒に戦って勝てるように頑張りたいと思います。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――前半は苦しい時間もありましたが無失点で試合を折り返しました
そうですね。結構カウンターからピンチを招くシーンが多かったかなというのと、少し相手にサッカーを合わせ過ぎたかなという印象です。立ち上がりはシンプルに、前向きに行こうということは意識していました。徐々に時間が経つに連れて自分たちもボールを持って動かせた場面もあったと思うのですが、それを一発で蹴ってしまった部分もあるので、そこは相手を見ながら相手に合わせるのではなくて、自分たちのサッカーもやれたら前半は良かったかなと。ただ、相手ペースだったところもあった中で、0で何とか抑えることができたのは非常に良かったのではないかなと思います。

――今日は右サイドに西久保選手が入りました。連係面で意識したことは?
どんどん前に出て来て、スピードもありますし、彼の良さは使ってあげたいという意識を持って試合に入りました。まだまだポジショニングはお互い合わせていかなくてはいけないですし、カウンターからピンチもありました。そこのリスクマネジメント、逆サイドにボールがあるときの立ち位置というのは、もっと上手く取らせてあげることも大事かなと思いますし、そこは2人で話していけばもっと良くなると感じています。

――後半は素晴らしい右クロスでチームの3点目をアシストしました
ジャメ(ジャーメイン良)とペイショットがしっかり中に入っていたので、高さがありますし、クロスを上げれば決める力を二人とも持っているので、ペイショットが決めてくれて本当に良かったなと思います。

――あの場面は藤原選手がボールを持ったところから攻撃を展開していったと思いますが、松本選手のイメージ通りでしたか?
そうですね。あそこにスペースが空いていたので、ニシ(西久保)から良いボールが来て、あとはシンプルに合わせて上げるだけでした。

西久保 駿介 選手

西久保 駿介 ――ジュビロ初ゴール、J1初ゴール、今シーズン初ゴールが生まれました
今シーズン初ゴールもそうですし、今日は初スタメンということで、結果を残してやろうと思って臨んだ結果、1ゴール、1アシストできたことは良かったです。

――持ち前の空中戦の強さを発揮していましたが、CKの場面で意識したことは?
あれはチームとして狙っていたことだったので、良いボールが来たと思って、狙いすました感じでヘディングすることができました。自分が狙った通りに決められましたし、思い通りだったので自分でもびっくりでした。

――ペイショット選手の初ゴールをアシストし、3点目も起点となるなど全てのゴールに絡む活躍でした
そこは嬉しいですが、前半はチームとしても個人としても悪かったと思っています。そこを後半修正できて全部の得点に貢献できて嬉しいです。次はホームゲームでもそれくらいの活躍をしたいなと思います。

――今シーズン初スタメンでしたが、ピッチに立つ前はどんな気持ちでしたか?
連戦ということもありチャンスが巡ってきて、結果を出すというのは頭にありましたし、力み過ぎず長所を出していけたらと考えて臨みました。

――自分自身のプレーを振り返って
最初は試合に入れていなかったなという印象です。そこは今後改善していかなければいけないポイントの一つです。ただ、後半は自分の長所を前面に出せたと思うので、それがゴールやアシストに繋がって良かったです。

――次の名古屋戦に向けて
守備での相手との間合いや試合勘は、試合でしか掴めないものなので、そこは本当はやられてはいけないのですが、今日の試合を良い経験にして、距離感など試合をフィードバックしてしっかり修正していきたいと思います。

――前半は難しい部分も多かったですか?
京都がハイプレスだったのですが、磐田の本来のプレーができず、蹴らされたなという部分もありました。それが前半ああいうペースになった理由の一つかなと感じています。

――守備で崩された場面もあったと思いますが、後半はどう修正して臨みましたか?
正直前半は結構酷くて悪いプレーが続いてしまっていました。後半は自分で1点でも決めれば、自分としてもチームとしても流れがいくので、まずは一つ良いプレーをしようと考えていました。

――得点に繋がったCKのキッカーは藤原健介選手でしたが、普段から練習している形だったのですか?
あれはチームとしての戦略だったので、一つ練習でやっていたことが上手くいったなというのはあります。

――右サイドの攻撃から得点できたということに手応えは感じますか?
そうですね。右サイドのコンビネーションは大事ですし、クロスからペイショットが2点というのは、いつも得点を決めてくれていたジャメ君(ジャーメイン良)以外の形を見せることができたのかなと思います。

マテウス ペイショット 選手

マテウス ペイショット ――初ゴールおめでとうございます
まず、ここまで練習試合や試合でもそうですけど、なかなか得点が生まれていない中で、自分の中で苦しい時間を過ごしていました。その中で、前半PKを外してしまって。でもロッカーに戻ったら、「今日はお前が絶対ゴールを決めるから」とみんなが言ってくれました。本当に日々のハードワークが実って自分は本当に幸せですし、自分を信じてくれた仲間とスタッフ陣に感謝したいと思います。

――1点目を振り返って
ホームゲームの新潟戦の前にスタッフから呼ばれて、ビデオを一緒に見ようと言われ、そのときに見せてもらったのが、昔のクラブでのゴールシーンでした。自分がしっかりニアの入るべきところに入って決めているシーンを何個か見せてくれて。コーチから、そこだけが足りていないという話があった中で、そこを修正して今日の試合に臨みました。そうしたことがあって決まったニアのゴールだったので、本当にクロスを上げてくれた西久保選手にも感謝したいですし、こういった自分の意識を変えてくれたスタッフにも感謝したいです。自分の中では完璧な形でのゴールだったと思います。

――2点目も同じ形でしたか?
2点目も同じような形ではあったのですが、松本昌也選手からすごく良いクロスが来て、自分が入るべきところに入って決めたというゴールでした。ここ何試合かジャーメイン選手と一緒にプレーしている中で、自分たち2人が中にいるときに、サイドの選手が自分たちの特徴を分かってくれていて、クロスの練習など練習でやってきたことが実った形だったので、自分の特徴をしっかり出せたゴールになりました。本当にチームメイトの働きが良く、自分は決めるだけだったので決められて良かったです。

――新潟戦の前にビデオを確認したんですか?
そうですね。自分のセンタリングに入る動きのほんの少しの微調整だったのですが、動きが少し止まってしまうという話があって。それを言われて修正していこうという意識があったからこそ、あのゴールした場所に入ることができたので、本当に自分の中ではありがたい話でした。

――PKは誰が蹴るか決まっていたのですか?
ほぼ決まっていたことではあったのですが、実際PKが生まれたシーンに関しては、自分がヘッドして相手の手に当たっていましたが、当たらなければ入っていたと自分では思っているので、最終的には自分が蹴ることになりました。蹴る瞬間に上手く力を伝えることができなかった自分のミスではあるのですが、それで自信を失うことは無かったですし、チームのみんなが励ましてくれて、ゴールを決めることができたので結果的に良かったのかなと思います。

――次の名古屋戦に向けて
ここで3連戦が終わって1週間準備する時間がしっかり取れる中で、修正しないといけないところはたくさんあると思うので、コーチやスタッフ陣の方々が何を言ってくれるのかしっかり僕たち選手が理解をして臨みたいと思います。サポーターの皆様があれだけの応援をしてくれるホームでしっかり連勝を目指して、もちろん自分がゴールを決めたいですが、まずはジュビロが勝つこと、貢献することを目指してしっかり準備をしていきたいと思います。

京都サンガF.C. 曹 貴裁監督
 

――試合の総括
おそらく春休み最後の日曜日ということで、小さい子どもたちもたくさん声援をくれましたし、天気も良い中、我々の勝点3を楽しみに来てくれたサポーターの皆さん、それからテレビの前で応援してくれた人たちにすごく申し訳ないなという気持ちでいっぱいです。総括すると、前半は多分、というか事実として我々が相手コートに入って最後のフィニッシュまで行けたという場面はありましたし、そこで決めるかどうかというところで、ちょっと不運もありましたけど取られたPKも最後ソンユンが止めて、普通ならそこでもう一回盛り返してやれると思うのですが、警戒していたCKからやられ、少し焦りが生まれ、僕も結果的には早く動き過ぎたなというのもありますが、今まで動かないところでやってきたこの6試合で、早く動いて自分たちを活性化したいなという狙いは、あそこに関してはそんなに後悔は無いですが、ただ相手の一番のストロングを出させてしまって、その3点が最後まで重かったかなと思います。ただ選手とロッカーで話しましたが、負けたとはいえ、全部の時間、全部が悪かった訳じゃないし、自分たちのやってきたことでチャンスを掴んでいるのも事実なので、そこをどう得点に結び付けていくか、これは他の誰かが助けてくれるわけじゃなくて、我々と選手が一緒になってやっていかなくてはいけない課題ですし、こういう良い時間を長い時間続けて、ホームで3連敗して本当に申し訳ないなと思うのですが、次に向かって行かないといけないと思います。応援しに来てくれたサポーターやたくさんの我々に期待してくれている人たちに申し訳ないなという気持ちでいっぱいです。