2024年 試合速報

明治安田J1 第5節 vs. 鹿島アントラーズ

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3 勝
1 分
1 敗
7 得点
3 失点
勝点 10

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 0

0
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 勝
4 敗
6 得点
10 失点
勝点 3

前半
名古 新太郎
17分
23分
上原 力也
鈴木 優磨
33分
41分
レオ ゴメス
ハーフタイム 後半
藤井 智也
松村 優太
1分
16分
平川 怜
古川 陽介
名古 新太郎
ギリェルメ パレジ
28分
松本 昌也
藤川 虎太朗
レオ ゴメス
藤原 健介
チャヴリッチ
仲間 隼斗
土居 聖真
樋口 雄太
33分
知念 慶
須貝 英大
44分
1
早川 友基
2
安西 幸輝
5
関川 郁万
32
濃野 公人
55
植田 直通
8
土居 聖真
13
知念 慶
15
藤井 智也
30
名古 新太郎
7
チャヴリッチ
40
鈴木 優磨
SUB
31
山田 大樹
16
須貝 英大
14
樋口 雄太
27
松村 優太
33
仲間 隼斗
77
ギリェルメ パレジ
37
垣田 裕暉
監督
ランコ ポポヴィッチ
1
川島 永嗣
4
松原 后
15
鈴木 海音
36
リカルド グラッサ
50
植村 洋斗
7
上原 力也
11
ジャーメイン 良
14
松本 昌也
16
レオ ゴメス
37
平川 怜
99
マテウス ペイショット
SUB
21
三浦 龍輝
3
森岡 陸
26
西久保 駿介
19
ブルーノ ジョゼ
31
古川 陽介
77
藤原 健介
13
藤川 虎太朗
監督
横内 昭展

21,069
スタジアム名 試合日 キックオフ
カシマ 3/30(土) 15:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 川北 信幸 小屋 幸栄
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 聳城 巧 西尾 英朗
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.1度 71% 松澤 慶和 濱田 美奈子
10 シュート 14
11 ゴールキック 11
5 コーナーキック 4
11 直接FK 9
2 間接FK 4
1 オフサイド 4
1 PK 0

中断期間を挟み、リーグ戦が再開。ジュビロは敵地・県立カシマサッカースタジアムに乗り込み、勝点3獲得を目指す。

スターティングイレブンは、前節のG大阪戦から3人を変更。GKに川島永嗣、DFに植村洋斗、鈴木海音、リカルド グラッサ、松原后、MFにレオ ゴメス、上原力也、松本昌也、ジャーメイン良、平川怜、FWにはリーグ戦初スタメンのマテウス ペイショットが入る。
センターバックの鈴木は先日行われたU-23日本代表の国際親善試合・ウクライナ戦でスタメンフル出場。持ち味を示して、チームの完封勝利に貢献した。今日は今季リーグ戦初出場となるが、日々のトレーニングから準備し積み重ねてきたものをピッチで表現し、鹿島の攻撃を最後まで封じる覚悟だ。また、注目はジャーメインとペイショットの前線でのコンビネーション。ここまでは試合後半にペイショットが途中出場することが多かったが、今日はスタートからコンビを組む。連係面は日に日に高まっており、高さや速さといったそれぞれの強みを活かし合うことができれば、自ずとゴールは生まれるはずだ。
リザーブメンバーも前節から3人が変わった。ブルーノ ジョゼが加入後初のベンチメンバー入り。スピードに自信を持つサイドアタッカーは、出番が来れば得意とする1対1の局面でらしさを存分に発揮し、ジュビロの勝利に貢献してくれるはずだ。また、森岡陸、藤原健介といった育成組織出身の2人も今日はベンチに控えている。

鹿島は今季ここまで2勝1分1敗。前節の川崎フロンターレ戦では、ホームで逆転勝利を収めている。Jリーグの歴史の中で何度も激闘を繰り広げ、しのぎを削ってきた“ライバル”との一戦。勝利の鍵を握るのは、「攻守の切り替えの瞬間」(横内監督9だ。「相手はとても切り替えが速く、そこに強度があるチーム。我々もそこでしっかりと戦わなくてはいけない」と指揮官が言うように、守備から攻撃に移ったあと、いかにボールを握りながらゴールへと向かうことができるか、相手の隙を突いてゴールを仕留めることができるかが今日の試合もポイントになる。また、この2週間で改めて修正してきた守備面の成果もしっかりとピッチで表現し、無失点の時間を長く続けていきたい。

キックオフはこのあと15:00。県立カシマサッカースタジアム周辺の天候は晴れ。この時期らしい穏やかな陽気に包まれている。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
今日も1,200人以上のサポーターが、相手のサポーターの声に負けないくらいの大きな声援をいただいて、それに応えることができなくて非常に申し訳ないと思っています。
我々はこの2週間で鹿島戦に向けて準備をしてきました。その準備してきたことを、本当に選手たちはピッチで表現してくれたと思っています。ただ、結果は勝点を持ち帰れない結果になってしまいました。まだまだ我々に力が足りない、良い試合をしても勝点を持ち帰ることができないというのは、まだまだ足りないなと思っています。

――ペイショット選手を先発起用した意図を教えてください
ここまでペイショットに関しては、途中から出場しても非常に良いプレーをしていましたし、彼の良さというのを随所に出してくれていました。この2週間のところで、トレーニングマッチなどでも好調を維持していましたので、そういう意味ではスタートから出てふさわしいかなと思っています。

――ペイショット選手をスタメン起用することで、ベンチワークのやりくりが多少難しくなるのかなと思いますが、そことはどう向き合っていきたいですか?
まず1試合を通してどうゲームをマネジメントしていくかということで、もちろんペイショットが途中から出てきてプレーするというのも、一つ相手にとって脅威を与えることだと思います。ただ、ここまで彼が本当にコンディションも上げてきて、調子も上がってきたところで、やはりそういう選手を僕はスタートで使うべきだと思っていますし、今日はそういう意味でも彼を起用しました。

――前節から比べても良い部分をたくさん表現できたと思います。内容で手応えを感じているところはありますか?
今日のゲームのポイントの一つは、僕は切り替えの部分だと思っています。そこに関してはトレーニングでもやってきましたし、選手も理解してトライしてくれていました。鹿島のストロングはそこに強度が付いてくると。その強度に対しても我々は向き合って、今日はやれたと僕は思っています。ただ、全て我々がその部分で勝利した訳ではないですし、相手のストロングを出させてしまって、そこから決定機も作られました。満足はしていませんが、今いる選手が今持ってるものを、選手たちは十分に発揮し、トライしてくれたかなと思っています。

――今日は若い選手たちもピッチに立ちましたが、試合前どんな言葉をかけましたか?
これまで試合に出ていた経験ある選手が今日は数名出ていませんでしたが、これまでそういう選手たちがピッチの中で声を出して、チームを鼓舞し、修正し、そういう役割を担ってきました。ただ、そういう選手たちがいないからそれができないんじゃないと。試合に出る選手、ここにいる選手たちがしっかりコミュニケーションを取っていかないといけないし、自分を鼓舞しなくてはいけない、チームを鼓舞しなくてはいけない、という話はしました。それを受けて、本当に若い選手はしっかりその部分もトライしてくれていたと思っています。途中から出てきた若い選手たちもピッチで今持っているものは出そうとしてくれたかなと。ただ、やはり鹿島相手になかなか出させてもらえないシーンもありましたが、そのトライはすごく評価しています。

――内容面では手応えを掴みながら、結果としては鹿島が勝点3を手にしました。そこに関してはいかがですか?
本当に強いチームは、やはり難しい時間が長くても試合が終わってみれば、最低でも勝点1を相手から奪う、もっと言えば勝点3をしっかり取って試合を終わらせると。本当に強いチームというのはそういうところにあると僕も思っています。我々はまだ発展途上のチームだと思っていますので、そうなれるよう努力していきたいなと思います。

鈴木 海音 選手

鈴木 海音 ――まず今日の試合を振り返って
やはり結果は負けてしまったので悔しいです。ただ、次すぐに新潟戦があります。チーム全体として今日はポジティブな声掛けができていましたし、全体的に前への意識が強くてシュートチャンスも何本も作れていただけに、負けてすごく悔しい気持ちがあります。決定力不足という言葉でまとめるのはすごく簡単なことで、自分たちが良い流れの時間帯に失点してしまうだとか、もっと集中しないとやられてしまいますし、ピンチも何本かありましたけど、チーム全体として集中はできていたかなと思うので、これを続けないといけないと思います。3連戦、またすぐ試合があるので継続していきたいです。

――自身のプレーを振り返って、良い場面もたくさん作れていたのでは?
自分が運んで縦パスを刺したりだとか、(植村)洋斗のところのスペースを作ったりだとか、自分がフリーでパスを出すよりも、相手を引き寄せてからパスを出すことを今日は意識していました。その分、洋斗がフリーになったり、(松本)昌也君が良いタイミングで落ちてきてくれて、相手が外を切ってきたら中に入れてそこから外、というのは練習のときから3人で上手くコミュニケーションを取れて、それを今日は少し出せていたと思うので、もっと良くなると思います。自分がフリーのときにリカ(リカルド グラッサ)やレオ(ゴメス)にもっと速くパスを出してもらってサイドに展開していければ、もっとスムーズに攻撃できたと思うので、もっと深めていきたいです。インターセプトの部分でも、インターセプトをしたあとにボールを繋ぐという部分で、今日は何本かパスミスになってしまいました。そこを繋げるか繋げないかで、良い攻撃に繋げるか相手のボールになるか、180度変わってくるので、インターセプトだけで終わらずに攻撃に繋げるというのが自分の課題だと思います。

――代表から帰ってきて、良いイメージで試合に入れたのでは?
今年J1で初めての試合でしたし、この前の代表のときもそうでしたが、ここでチャレンジしなかったり、ミスを恐れていたら本当にもったいないと思いますし、オリンピックはすぐそこにあって、ここでやるしかないと思っていたので、そういったチャレンジはできたと思いますけど、結果が付いて来なかったのがすごく悔しいです。

――水曜日の新潟戦に向けて
今日もシュートチャンスを何本も作れていましたし、守備陣が0で抑えていれば勝点1は拾えた訳で、攻撃では良い形を作れています。あとは前の選手を信じて取ってくれると思うので、守備は0で終わりたいなと思います。

レオ ゴメス 選手

レオ ゴメス ――内容面でかなり手応えも掴めた一戦になったと思います
自分たちとしても、結果だけが伴わなかった試合だなという思いです。失点の場面も、決して崩されての失点ではなく、セットプレー崩れからのPKという形で防ぎようのないところでもありました、そこだけでなく、シュートチャンスも多く作ることができましたし、自分たちとしては結果だけが伴わなかった分、本当に悔しい試合になってしまいました。

――鹿島を相手にボランチのポジションで一番意識したことは?
自分の持ち味は中盤でセンターバックの前でフィルターの役をすると言いますか、しっかり中盤でボールを狩り取る、センターバックを助ける、そういうところが自分の特徴だと思っているので、そこは今日の試合でも見せることができたと思います。ただ、まだまだ良くなる余白は残っていると思うので、そこはしっかり自分でも意識しながら今後も試合に臨んでいきたいと思います。

――攻守の切り替えの攻防でも強みを発揮していたのでは?
自分たちとしても、僕自身も切り替えのところはすごく意識してできた試合だったと思います。何より、どの試合でもスタッフの方々が自分たちにどういう試合になるか、戦術的なところをしっかり提示してくれるので、選手としては迷いなく試合に臨めていると思いますし、本当に今日はゴールだけが生まれず歯がゆい思いではあるのですが、試合としては良い試合だったのかなと思います。

古川 陽介 選手

古川 陽介 ――後半途中からの出場でしたが、プレーを振り返って
自分のインスイングのボールの質だったりというのは、詰めていかなければいけないところでもあるので、今日のボールであれば、もっと高めに枠に入っていくボールが必要だったなと。そういうところの質をもっと上げていきたいと思います。

――カットインから惜しいシュートもありました
形は練習していたので、数cmの差だと思いますけど、自分のタッチのフィーリングがチームと合ってきている部分もあり、下を向く必要がない試合だったので、そこは練習で合わせていけると思います。

――試合を増すごとに連係も上手くいっている印象です
今日の試合もそうですし、3連敗していますけど、僕は全然悲観していないです。ジャメ君(ジャーメイン良)とペイショットが入って、その上で周りがどう動くかというのも整理されてきたので、ボールが回るようになってきていると思いますし、自分のドリブルも良くなってきているので、クロスのところでもしっかり合わせて枠に流し込むような球を意識して練習していきたいと思います。

――高校時代の先輩でもある鹿島の松村選手と同じピッチに立って
良さは全然違うので、抜け出す部分でもスピードでも違いはありましたし、逆に自分が持っている独特な間で勝負できた部分もあったので、すごい上手く合って効いている部分も感じましたし、もっと良くなるなと思いました。

藤原 健介 選手

藤原 健介 ――後半途中からピッチに立ちました。今季初出場となった試合を振り返って
横さん(横内監督)からはしっかりボールを受けて、試合をコントロールするように言われていました。内容的にも前半から悪くなかったと思いますし、そういった中でも決め切る力がまだ足りないと思うので、そういうところがJ2とJ1の違いなのかなと思います。

――短い出場時間でも惜しいシーンを作り出せたのでは?
良いシーンと悪いシーンあったので、改善していきたいですし、すぐ次が来るので、そこでどういうプレーができるかだと思っています。

――終盤はセットプレーのキッカーも務めました
ずっと(上原)力也君だったので疲れもあるだろうし、そういった中で精度は落ちてくると思うので、代わった自分が蹴るしかないと思っていましたし、自分にとってもチャンスになるんじゃないかと思いました。雰囲気や流れを変えないと点は入らないのかなと思います。

――この2週間の練習はどうでしたか?
全員がギラギラしていましたし、練習の中でも激しいプレーも増えていたので、そういった中で何人か入れ替わってアピールできたことで、またチームに新しい力が生まれると思うので、もっともっとやらないといけないと思いますし、僕たち若い世代が結果を残さないとチームは強くならないと思うので、そういうところを求めてやっていきたいです。

マテウス ペイショット 選手

マテウス ペイショット ――初先発でしたがどんな気持ちでピッチに立ちましたか?
まずは先発に選ばれたことはすごく嬉しいですし、自分のベストを出そうと思って臨みました。全体的な感想ですが、もっとチームにとって良い結果になっても良いような試合だったと思います。

――ジャーメイン選手との連係も良くなっている印象です
自分とジャメ(ジャーメイン良)は試合を重ねるごとに良くなってきている感覚はありますし、自分が途中交代のときも一緒にプレーしたのはジャメだったので、今日も2人の息は合っていたと思います。それにプラスして、自分たちのフィニッシュのところだったり、クロスやラストパスの精度の面は、チーム全体としても丁寧にしないといけないので、そこが上がってくれば、自分も点を取って上がっていけるし、ジャメもこの流れを続けていけると思うので、そうなればチームの勝利も自然と近づくと感じています。

――Jリーグトップクラスのセンターバックと対峙して
対戦してみて、自分としてはバチバチ来るタイプだったので、やりがいがある楽しい勝負ができているなという感じでした。自分が勝てるシーンもありましたし、負けるシーンもあったのですが、個人的な評価としては良かったと思います。自分のところだけでなくて、全体として見てもジュビロは良い試合をしたと思いますし、鹿島も良い試合をしていて、外から見ていたサポーターは良い試合が見られたんじゃないかなと思います。ですが、試合の内容はさっきも言いましたが、もっと良い結果が付いてきても良かったと思うだけに、悔しい気持ちが強いです。

――ペイショット選手が求められていることは?
自分の強みであるポストプレーと空中戦にプラスして、切り替えの速さや、奪ったボールをしっかり繋ぐことを求められていると思いますし、もっともっとやっていかなければいけないと思っています。自分とジャメのタイプは違いますし、足りないところを補いながら、チームは本当に良い道を進んでいると思うので、次の試合に向けてまたハードワークを続けて勝利を目指していきたいと思います。

――サポーターもペイショット選手のゴールを期待していると思います
初ゴールは待ち遠しいですし、練習でもシュート練習はやっているので、これをやり続けていけば良い結果が付いてくるはずです。本当にやるだけだと思います。

鹿島アントラーズ ランコ ポポヴィッチ監督
 

――試合の総括
非常に難しい試合でした。もちろん簡単な試合なんてこのリーグには無いのですが、非常に難しい試合でした。逆に、今日の相手のパフォーマンスが我々の中にあるものをまた引き出してくれた試合だったと思います。この2週間で我々もやりたいことはあったのですが、やはり選手が揃わなかったというところもあって、全てができた訳ではありませんでした。そういった中でも今日、しっかりとチャンスをものにした、チャンスが巡ってきたときに自分の力を見せてくれた選手もいましたし、攻撃的なファンタジスタと言っても良いくらい攻撃的な選手2人がボランチで並んでプレーするというのは、鹿島に関わる誰一人として思ってなかったんじゃないかと思います。ただ、その2人が並んでプレーしても非常に良いものを見せてくれたと思っています。もちろん彼ら2人だけが良いプレーをした訳ではないですし、チーム全体でタフに戦えたから彼らが良いプレーをできたと思っています。良い時間帯、良いコンビネーションから決定的な場面を作れたシーンもありましたし、決め切らなくてはいけないシーンもいくつか作れました。そこに関しては我々が成長している証だと思いますし、今日もこうやって素晴らしい雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝していますし、苦しい時間帯に力を貸してくれた、背中を押してくれたのも彼らだったと思います。プランには無かった選手交代の決断に迫られたというところもありましたけど、しっかりと最後、相手の攻撃をシャットアウトして、そして無失点で切り抜けたところは非常に良かったと思います。