2024年 試合速報

明治安田J1 第1節 vs. ヴィッセル神戸

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

1 敗
2 失点

0
  • 0
  • 1

  • 0
  • 1

2
vissel
vissel

1 勝
2 得点
勝点 3

前半
5分
汰木 康也
ハーフタイム 後半
平川 怜
マテウス ペイショット
1分
4分
佐々木 大樹
レオ ゴメス
中村 駿
山田 大記
金子 翔太
18分
25分
汰木 康也
ジェアン パトリッキ
松本 昌也
古川 陽介
30分
植村 洋斗
西久保 駿介
35分
大迫 勇也
宮代 大聖
扇原 貴宏
広瀬 陸斗
伊藤 槙人
47分
佐々木 大樹
本多 勇喜
1
川島 永嗣
4
松原 后
6
伊藤 槙人
36
リカルド グラッサ
50
植村 洋斗
7
上原 力也
10
山田 大記
14
松本 昌也
16
レオ ゴメス
37
平川 怜
11
ジャーメイン 良
SUB
21
三浦 龍輝
15
鈴木 海音
26
西久保 駿介
25
中村 駿
31
古川 陽介
40
金子 翔太
99
マテウス ペイショット
監督
横内 昭展
1
前川 黛也
3
マテウス トゥーレル
4
山川 哲史
19
初瀬 亮
24
酒井 高徳
6
扇原 貴宏
7
井手口 陽介
14
汰木 康也
96
山口 蛍
10
大迫 勇也
22
佐々木 大樹
SUB
50
オビ パウエル オビンナ
15
本多 勇喜
23
広瀬 陸斗
81
菊池 流帆
2
飯野 七聖
9
宮代 大聖
26
ジェアン パトリッキ
監督
吉田 孝行

14,778
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 2/24(土) 13:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 臼井 郁夫 川俣 秀
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 西橋 勲 岩田 浩義
気温 湿度 第4の審判員 記録員
15.8度 20% 山下 良美 鈴木 良規
6 シュート 10
8 ゴールキック 3
1 コーナーキック 8
10 直接FK 14
1 間接FK 4
1 オフサイド 4
0 PK 0

ジュビロの2024シーズンがいよいよキックオフを迎える。開幕戦の相手は昨年のJ1リーグ王者、ヴィッセル神戸。各ポジションに実力者が揃う手強い相手であることは間違いないが、昨年同様にチーム全員が一丸となって臨むことで、ホームで勝利を掴み取る。

プレシーズン期間、ジュビロは充実した準備を続けてきた。特に横内監督が就任以来大切にしている、攻守の切り替えや走力といった強度の部分は昨年よりも全体的にレベルアップ。鹿児島キャンプで重点的に取り組んできた守備面の手応えも大きい。また、今シーズンは新加入選手15名を迎えて融合を進めてきたが、連係や連動も日に日に積み上がってきており、良い守備から良い攻撃へと繋いでいくことでより多くのチャンスを生み出していくつもりだ。
指揮官がJ1を戦い抜く上のキーワードとして掲げ、日々鍛錬してきた「強度と精度」を選手たちがピッチで示すことができれば勝点3は近付くはず。ジュビロが目指すサッカーを開幕戦の舞台で体現し、大勢のファン・サポーターと歓喜の瞬間を分かち合いたい。

スターティングイレブンは、GKに川島永嗣、DFに植村洋斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFにレオ ゴメス、上原力也、松本昌也、山田大記、平川怜、FWにジャーメイン良が入る。ベンチに控えるのは、三浦龍輝、鈴木海音、西久保駿介、中村駿、古川陽介、金子翔太、マテウス ペイショット。
スタートの11人に名を連ねた選手のうち、4人が新加入選手。ゴールマウスを守る川島はおよそ14年ぶりのJリーグの舞台だ。世界で戦ってきたGKが、その経験を活かし相手の強力な攻撃陣を封じてくれるはず。また、大卒ルーキーの植村が開幕スタメンを奪取。ポジションは本職としてきたボランチではなくサイドバックでの出場となりそうだが、プロデビュー戦となる今日、対人の強さや積極的な攻撃参加など持ち味を存分に発揮しジュビロの勝利に貢献する覚悟だ。さらに、レオ ゴメスや平川、そしてベンチから出番を待つ西久保、中村、ペイショットといった新戦力もどんなプレーを見せてくれるのか注目が集まる。
また、昨シーズン終盤に怪我で離脱したジャーメインと、オフ期間に手術を行いリハビリを続けてきた松原が揃って先発。日頃の練習から状態の良さをアピールしており、さらなる活躍に期待は大きい。

キックオフはこのあと13:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は曇り。ここ数日降り続いた雨は止み、天気は回復傾向にある。チケットはすでにソールドアウト。J1の長く険しい戦いに臨む中で、ジュビロサポーターの力強い声援がピッチで戦う選手たちの何よりの支えになる。全ての人たちの力を合わせて、いざ、開幕戦勝利へ!

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横内 昭展 監督

――試合の総括
まずはこの開幕戦でチケットがソールドアウトするくらいスタジアムを埋めていただいた、応援していただいたサポーター、来てくださった皆さんに本当に感謝しています。そういう皆さんと勝点3を取って一緒に喜びを共有したかったですが、そうならなかったことを非常に申し訳なく思っております。
試合に関しては、2失点しましたが早い時間帯に取られたことが我々にとって痛かったと思っています。特に前半は相手の個人の能力の高さに、少し消極的になって長いボールが多くなりすぎたかなと思っています。そこでセカンドボールも相手ボールになることが多くて押し込まれる時間があって、我々にとっては非常に苦しい前半だったと思います。後半開始から、とにかく追い付くためにと選手たちを送り出しましたが、また早い時間帯にカウンターで神戸のストロングの部分で失点をしてしまいました。本当に苦しい状況でしたが、その後は自分たちの良さを出していこうというところで、選手も積極的にやってくれたかなと思っています。ただ、得点は奪えませんでしたし、シュート数もそこまで多くはなかったと思うので、完敗だと思っています。

――1トップの先発にジャーメイン選手を起用した意図は?
ジャメに関しては、先週末のトレーニングマッチで今日のポジションで非常に良い動きを見せてくれて、ゴールにも絡んでいましたので、そのままその調子ということでジャーメインを起用しました。

――後半頭からペイショット選手を投入した狙いを教えてください
相手がハイプレスをかけてくる中で、前線に2つ起点を作りたいという思いと、怪我で少し離脱しましたけど、ペイショットもここまですごく良い準備をしてくれて、状態も良く上向きになってきたところだったので、良いタイミングかなと思って起用しました。

――今日感じた課題を次にどう繋げていきたいですか?
我々はやれることをどれだけチームとして向き合ってやっていけるかということが一番重要かなと思っています。やられたシーンももちろんありますが、我々がやれたシーン、やれた時間帯、少なかったかもしれませんけど、そういったところを出せた部分は引き続き伸ばしていきたいですし、敗戦したので全てがダメだったとは思っていません。

――ここからまた次の試合に向けてチームの競争が始まると思いますが、そこへの期待は?
その競争というところで、今日もメンバーに入らなかった選手が午前中練習しましたが、誰一人モチベーションを落とすことなくトライしてくれている姿を僕は見てきました。序列というのは変えていけるものだし、変えていかなくてはいけない。選手たちもそこに向けて本気でトレーニングに取り組んでくれているというところで、僕もそういう選手たちにすごく期待していますし、競争がない限りチームの課題はクリアになっていかないと思っていますので、本当に期待しています。

――プロデビューを果たした植村選手について
洋斗に関しては、キャンプ前からギラギラした感じでトレーニングに出てくれています。本来あそこのポジションじゃないかもしれませんけど、とにかくチームのため、試合に出るために、トライするということをずっと見せ続けてくれていたので、今日のスタメンを掴み取ってくれたと思っています。今日のゲームで彼自身感じたことがたくさんあると思うので、今日の試合が彼の成長にどれくらい影響していくかというのは、今後僕たちもしっかり見ていかないといけないなと思っています。

――強度の高い相手に対してチームとして泥臭く食らい付いていったのでは?
そこはすごくやってくれたと思っています。やれてない選手はいなかったと思います。ただ、そのボールが神戸に行く、そういうことだったと思っています。それは選手自身もすごく感じていると思います。ただ、局面においては勝っていた選手もいるので、どうにかそこの割合を我々の方に持っていって、一人のパイを大きくしてほしいなと思っています。

――前半消極的になってしまったのは、想定以上に神戸の強度が高かったのか、自分たちのところに改善点があるのか、どちらですか?
我々で改善できると思っています。少しボールを放棄してしまった時間帯、局面があったかなと思っています。もちろん相手が来ることで、圧力がかかったとは思いますけど、今後はその圧力を自分たちが上手く利用したいと思っていますし、選手たちもやってくれると思っています。

――レオ ゴメス選手と中村駿選手の評価を
二人に関してはタイプが少し違うボランチの選手だと思っています。レオに関しては守備能力が高くて非常に泥臭く、献身的に戦ってくれる選手、一番のストロングはそこだと思っています。駿に関しては、やはりボールをしっかり動かせる選手です。ボールが駿に入ったときに色々なところが見えているので、選択肢が非常に多い選手です。攻撃のスイッチを入れられる選手だと思っています。二人とも自分の個性、ストロングを今日は出してくれたと思っています。ただお互い足りない部分ももちろんあるので、そこを今後どう上げていくか、というところはここからの課題かなと思っています。

――川島選手をスタメンに決めた時期と、何か伝えたことはありますか?
スタメンに関しては、一昨日には選手には言いました。個人的に(川島)永嗣にだけ伝えるということは全くしていませんし、チームのミーティングでこのメンバーでいくというアナウンスをしただけです。本当にGKグループもここまでみんな本当に良くやってくれて、(三浦)龍輝も本当に昨年の今頃の状態よりもかなり良い状態でした。その中で色々なトレーニングマッチだったり練習、そういうのを見て永嗣でいくという判断を僕はしました。

――その上で今日のプレーを振り返って
やはり浮き足立つことはないというか、開幕ゲームでもちろん彼も経験はあるとはいえ、久しぶりのJリーグの舞台で、ゲームのブランクというのも彼はありましたけど、そういうのを一切感じさせないプレーはしてくれたなと思っています。

――J1を1試合戦って、想定していたものとの差はどの程度感じましたか?
そうですね、スコアじゃないでしょうか。単純にその差がスコアに出たなと。それだけだと思います。

――シーズンを戦っていく上では難しい差ではないという印象ですか?
少し矛盾するかもしれないですけど、もちろん想定はしてないです。今日の0-2は、全然想定はしていません。ただ、結果がこうなって、我々はその結果を受け止めるしかないので、そういう答えになって申し訳ないです。

――今後の見通しとしてはいかがですか?
今日のレベルが最低のレベルというか、これが普通にあるレベルで我々は今シーズン戦っていくということは、スタッフ、そして選手自身が体感して分かったということ、これはすごく我々にとっては良かった点かもしれません。ここからまた学んでいきたいと思っています。

川島 永嗣 選手

川島 永嗣 ――まずは今日の開幕戦を振り返って
結果は残念でしたが、この開幕戦で逆にまだまだ足りないものを良い意味で体感できたので、この結果を上手く次に繋げていかなくてはいけないなと思います。昨年チャンピオンの神戸との戦いということで、失点した時間帯がちょっと良くなかったですし、受け身になってしまう時間帯も多かったので難しい試合でした。自分たちが体感できたことを、次に向けてやらなければいけないのかなと感じています。

――ご自身にとって久しぶりのJ1リーグ開幕戦の雰囲気はいかがでしたか?
最高に楽しいですね。対戦相手も含めて、やはりこういう素晴らしい雰囲気のスタジアムでプレーできるというのは、本当に嬉しいことです。結果は残念でしたが、自分にとってはすごく良い時間だったなと思っています。サポーターの方達が素晴らしい雰囲気を開幕戦で作ってくれたからこそ、ジュビロのユニフォームを着て、ヤマハスタジアムでプレーできる喜びがありました。今日その中でプレーして、責任感だったりとか、そういう部分も良い意味で背負ってプレーしていきたいという気持ちにさせられました。期待してもらっているんだなということを感じましたし、それを自分としてはパフォーマンスに変えなければいけないので、とにかく自分のプレーに集中していこうという気持ちではありました。

――今日の結果を受けて次に繋げていきたいポジティブなものは?
後半自分たちの形が多少出せたというのは良い部分かなと思います。ただ、それ以上にもっと自分たちがトライしていかないといけないところが多いですし、もっと局面でやらなくてはいけないことがより鮮明に見えたと思います。これはトレーニングマッチでは感じられないもので、公式戦でこそ感じられるものをまた次に活かしていきたいなと思います。

――立ち上がりの失点からどう落ち着かせようと声をかけましたか?
前半もまずは0でいこうという話をしていて、その中での失点だったので、多少気持ち的に受け身になってしまう部分もあったと思いますが、時間が経つごとに落ち着くかなと。とにかくパニックにならないようにと声をかけていました。

――開幕スタメンを告げられたときの心境は?

正直、個人的な自分の気持ちとかはあまり持ってこないようにしています。チームが勝つことが一番ですし、自分は常に一日一日ピッチに立つためにやっていることは変わらないです。とにかくチームが勝つことが一番なので、そこに向けて準備しようという気持ちではありました。

――自身のプレーを評価すると?
まだまだ全然やれる部分もあると思います。もちろん今日90分試合がやれたことは、自分にとってはプラスですけど、チームを勝たせるためにピッチに立つ、そういう意味ではもっともっと詰めていくべき部分があると思っています。

――次は川島選手の古巣でもある川崎Fとの試合です
1試合目で色々な部分をチームとして感じられたことは、結果は置いておいても自分たちにとってはかなりプラスな経験だったと思います。ゲームの中でしか感じられない速さとかプレースピードとか、判断のスピードを確実に上げていかなければいけないし、そういうところを次の試合に向けて残された時間の中でしっかり準備していきたいと思います。川崎Fに対してもちろん特別な気持ちはありますが、ただジュビロの一員としてプレーする上ではとにかく結果にこだわってプレーすることが一番なので、そこにフォーカスしてやりたいと思います。

――改めてどんなシーズンにしていきたいですか?
本当に今日の結果は悔しいです。ただ本当に一試合目でこういうことを感じられたのはチームにとって大きな財産だと思うので、ここからもう一回自分たちで気持ちを引き締めて、チームとしてまとまって戦っていきたいと思います。

山田 大記 選手

山田 大記 ――まずは開幕戦の戦いを振り返って
とにかく結果というところで、0-2という結果だったことがもちろんすごく悔しいです。内容としてももう少し自分たちがやるべきことをトライした中で、この結果を受け入れたかったという思いがあります。自分たちがトライしきれなかった部分がすごく残念だなと思っています。

――プレシーズン期間から積み上げてきた守備面の手応えはいかがでしたか?
全体を通して集中力高く、粘り強くやれたかなとは思います。ただ、失点のシーンもそうですし、失点に繋がらなかったところももちろん全てパーフェクトというのは簡単ではないと思います。自分たちが意識して取り組んできて、それでもやられてしまったところはあったので、そこは引き続きしっかりと積み重ねていきたいなと思います。

――次の川崎F戦に向けて
課題がすごく出たので、しっかりとそこに向き合って取り組んでいきたいなと思います。攻守両面ではっきりとした部分があるので、修正した状態で次節を迎えられたら良いなと思います。

――スタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
すごく良い雰囲気でプレーさせてもらって、選手としてすごく楽しかったのですが、そういった声援に、勝利で応えられなかったことがすごく残念だなと思います。

レオ ゴメス 選手

レオ ゴメス ――開幕スタメンを掴みました
開幕戦でなくてもスタメンで出られることは良いことですし、常にスタメンを狙っています。試合は負けてしまったのですが、直すところを反省して次に向かっていきたいと思います。

――ヤマハスタジアムの雰囲気をどう感じていましたか?
本当に良い雰囲気でした。日本に来てからずっと楽しみにしていたので、今日その良い雰囲気を体感できて良かったです。

――対戦相手は昨年のJリーグチャンピオンでした
もちろん昨年のチャンピオンチームということは知っていましたし、難しい試合になることは分かっていましたけど、ピッチに立ったときはそのことは考えないで自分のプレーに集中していました。自分の想像よりも速さと強度が高かったのですが、そういうサッカーに慣れるように取り組んでいますし、自分としても良くなっていると実感しています。特に自分は中盤の選手なので、その速さについていかないといけませんし、もっともっと成長していきたいと思います。

――カバーリングやボール奪取など、持ち味を発揮していました
自分の特徴を発揮できる部分があることを実感できました。自分の強みはできるだけ良い守備をしてチームの力になりたいと思っているので、もっともっとそれを出していきたいと思います。結果は悪かったですが、ポジティブな部分もありました。チームとして攻守の切り替えは良くできていると思いますし、セカンドボールも良く拾えていたと思います。もちろん全て拾えていたわけではありませんが、良い部分は絶対にあるのでそこを活かして、足りないところを補ってチームとして成長していきたいと思います。

――次の試合に向けて
今日は素晴らしい雰囲気で、スタジアムの後押しがありました。その闘志を続けてほしいと思いますし、自分たちは勝利のために全力を尽くすので、サポーターと一緒に進んでいきたいと思います。

中村 駿 選手

中村 駿 ――まずは開幕戦を振り返って
物足りなさはやっぱり、自分たちもそうですし見ている皆さんもあったと思います。改善するべきところは、中から見ても外から見ていても感じることがありました。

――交代でピッチに立って意識したことは?
前に進むための第一歩がなかなかつかめていなかったので、自分が第一歩目になるところと、一つ外せば相手コートに入ることはできていたので、その後のクオリティが大事だなと。まだまだ高めていかなければいけないことが浮き彫りになったかなと思います。

――課題と手応えはピッチで対峙したからこそ分かった部分でもありましたか?
消極的にやっても得られるものは少ないと思いますし、やっぱり出ている11人がジュビロのサッカーを体現するということが大事です。それが今日はなかなかできずに時間が経っていってしまって、そこは今日の開幕戦でJ1王者に対して少し怯んでしまったところだったのかなと思います。

――スタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
すごく後押ししてくれていましたし、やっぱりこのサポーターの皆さんと笑顔で勝利を分かち合いたいなと今日すごく思ったので、すごく残念な結果になりましたけど、しっかり切り替えて次は喜んでもらえるようにしたいなと思います。

――点を取らなければいけない展開の中でピッチに入り、どんな絵を描いていましたか?
クロスからの攻撃が一番良いかなと思ったので、サイドをどう攻略するかということと、サイドの選手に時間をどう与えてあげるかという部分を考えていました。(古川)陽介が入ってそこに相手が引っ張られて、僕のところにも時間ができるようになったので、すごく助かりました。どの選手と組んでもできるようになっていかなくてはと思っています。

――サイドの攻撃は狙い通りでしたか?
(松原)后も推進力がありますし、陽介もあるので、上手くかみ合いながらできたかなと思います。ただ、0-2の状況で0-0のときとは相手も戦い方も違うと思うので、そこはどう評価するのかというのは難しいかなと思います。

平川 怜 選手

平川 怜 ――ジュビロでのデビュー戦を振り返って
スタジアムの雰囲気がとても良かったので結果を残したかったです。チームとして押し込まれる時間帯が長くて、自分たちからボールを動かして攻撃に行くシーンがなかなか作れなかったので、そこはチャレンジしながらやっていかないといけないと思います。

――今日は2列目の左サイドでの出場でした
キャンプから左でやることがあったので、ぶっつけ本番ではなかったですし、そこで何ができるかだと思います。自分が個人の局面でもっともっと打開したりとか、時間を作ったりしなければいけないと思うので、個人的にも今日の試合で得た課題を次に活かしていきたいと思います。

――試合後、監督からはどんな言葉がありましたか?
やっぱり自分たちはボールを持ちたいチームなので、ビビらずに繋いでいくシーンを増やしていかないといけないと。今日は強度とか個人の質でちょっと後手を踏んでしまいましたが、J1の強度というのはこれが基準だと思うので、一年間レベルアップできるように頑張りたいです。

植村 洋斗 選手

植村 洋斗 ――プロデビュー戦となった今日の試合を振り返って
まずはJ1のピッチに立てたことはすごく嬉しく思っています。ただチームとして今日は負けてしまったので悔しさは大きいですが、個人としては次に繋がる良い試合ができたかなと思います。

――強みを発揮したいと試合前に話していましたが、守備面の1対1などかなり手応えを感じたのでは?
簡単にやられないところは自分の強みでもありますし、監督にも常に求められている部分ではあるので、そこは今日も少しですけど発揮できたかなと思います。ただ、もっともっと攻撃に関わってチャンスを作ることができれば良かったので、それは次への課題としてまたやっていけたらいいかなと思います。

――今日一番手応えを感じたこと、一番悔しさを感じたことは?
守備で1対1で簡単に負けないところは、自分の自信にもなりました。球際だったりプレスの強度は高いなと思いましたが、自分自身はプレッシャーがある中でも意外と落ち着いてやれたかなと感じています。逆に攻撃のところはチームとして苦しい時間が多かったのですが、もっともっと関わって自分の良さを出していくというところは課題が一番残りました。

――緊張はしましたか?
あまり緊張するタイプではないのですが、試合に行く前のバスなどは少し不安もありました。ただアップ入る前はもう緊張もなく、いつも通り入れたかなと思います。

――スタジアムの雰囲気はどうでしたか?
ヤマハスタジアムであまりプレーしたことがなかったのですが、ピッチから見たときにすごく大勢の人がいて素晴らしい応援もありましたし、すごくそれが力になって試合できたなと思います。

マテウス ペイショット 選手

マテウス ペイショット ――ジュビロデビュー戦でしたが、スタジアムの雰囲気をどう感じましたか?
このスタジアムでプレーできて嬉しく思います。満員にしてくれたサポーターの皆さんに感謝したいですし、満員のサポーターに向けて自分のゴールで喜びを与えたかったです。残念ながら今日はそれが出なかったのですが、また次に向けて準備していきたいです。

――試合を振り返って
相手はJ1のチャンピオンチームでクオリティが高く、何をするかがはっきりしているチームでした。そういった相手に前半の立ち上がりに失点してしまうと試合は難しくなってしまいます。そして後半の立ち上がりもまた失点してしまいました。どうして失点してしまったのかを、次の試合に向けてしっかり話し合いたいと思います。

――この試合で収穫だと感じたことは?
黒星でシーズンがスタートしてしまいましたが、得られるものはたくさんあったと思います。今日の試合では神戸戦に向けて準備してきたことがうまく出せなかったのですが、チームがしっかり準備してきたことは間違いありません。こういう失敗から学んでいかないとダメなので、自分たちを見つめ直して、次の川崎F戦にまたみんなで向かっていきたいと思います。

ヴィッセル神戸 吉田 孝行監督
 

――試合の総括
まずは開幕戦ということで、難しいゲームというのも予想されたのですが、選手たちが自分たちがやるべきことをしっかりやってくれて、勝点3を取れて良かったなと思っています。開始から汰木の得点が早く生まれて、早く得点が生まれたということでチームとして自信にもなりました。後半ももう1点取りに行かなくてはいけないという中で早い時間帯で取れたというのもチームに安定感をもたらしてくれたと思っています。アウェイからたくさんのサポーターも来てくれていましたし、みんなで勝点3を取って帰れて良かったなと思っています。