2023年 試合速報

明治安田J2 第20節 vs. ベガルタ仙台

highlight
vegalta
vegalta

8 勝
6 分
6 敗
26 得点
21 失点
勝点 30

2
  • 1
  • 2

  • 1
  • 1

3
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
6 分
5 敗
34 得点
24 失点
勝点 33

前半
2分
鈴木 雄斗
8分
上原 力也
郷家 友太
14分
30分
鈴木 雄斗
ハーフタイム 後半
1分
松本 昌也
金子 翔太
中島 元彦
ホ ヨンジュン
中山 仁斗
相良 竜之介
17分
山田 大記
後藤 啓介
氣田 亮真
遠藤 康
小出 悠太
フォギーニョ
29分
31分
後藤 啓介
32分
上原 力也
山本 康裕
エヴェルトン
梁 勇基
39分
遠藤 康
45分
46分
藤原 健介
小川 大貴
33
林 彰洋
5
若狭 大志
15
菅田 真啓
22
小出 悠太
41
内田 裕斗
6
エヴェルトン
11
郷家 友太
18
氣田 亮真
32
鎌田 大夢
7
中島 元彦
9
中山 仁斗
SUB
1
小畑 裕馬
2
秋山 陽介
10
梁 勇基
14
相良 竜之介
35
フォギーニョ
50
遠藤 康
88
ホ ヨンジュン
監督
伊藤 彰
21
三浦 龍輝
4
松原 后
6
伊藤 槙人
17
鈴木 雄斗
36
リカルド グラッサ
7
上原 力也
10
山田 大記
14
松本 昌也
33
ドゥドゥ
38
藤原 健介
18
ジャーメイン 良
SUB
81
梶川 裕嗣
5
小川 大貴
22
中川 創
23
山本 康裕
31
古川 陽介
40
金子 翔太
42
後藤 啓介
監督
横内 昭展

12,753
スタジアム名 試合日 キックオフ
ユアスタ 6/11(日) 13:05
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 長谷川 正朋 福島 孝一郎
天候 試合時間 副審 副審
90分 藤井 陽一 池田 一洋
気温 湿度 第4の審判員 記録員
22.3度 86% 原田 雅士 金森 隼平
6 シュート 10
9 ゴールキック 10
3 コーナーキック 2
14 直接FK 14
0 間接FK 3
0 オフサイド 3
0 PK 0

今日はリーグ戦第20節のベガルタ仙台戦。ジュビロは前節のブラウブリッツ秋田戦、そして水曜日に行われた天皇杯2回戦のカマタマーレ讃岐戦に続き、公式戦3連勝を目指して最後まで戦い抜く。

スターティングイレブンには、GKに三浦龍輝、DFに鈴木雄斗、伊藤槙人、リカルド グラッサ、松原后、MFに藤原健介、上原力也、松本昌也、山田大記、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。
U-22日本代表の欧州遠征に参加している鈴木海音に代わり、今日は怪我から復帰してきた伊藤がスタートからピッチに立つ。第3節のモンテディオ山形戦以来のリーグ戦スタメンとなるが、天皇杯・讃岐戦でも後半18分までプレーし、安定したディフェンスでジュビロの完封勝利に貢献している。今日も最終ラインを統率し、相手の攻撃をシャットアウトしてくれるはずだ。また、山田もリーグ戦は4試合ぶりの先発出場。背番号10のゴールへと直結するような多彩な攻めに注目したい。

秋田戦は、ボランチの藤原のリーグ戦初ゴールで先制すると、同じく中盤でゲームをコントロールしていた上原の鮮やかなミドルシュートも決まって2-0で勝利。「チームとして集中を切らさずにプレーできたことが良かった」と上原が振り返ったように、選手たちは局面の戦いを制して試合を優位に進め、完封で3ポイントを手にした。
今日はジュビロと同じ勝点30を積み上げ7位につけている仙台が相手。リーグ戦はここ5試合で4勝1分と好調だ。昨年ともに戦った伊藤彰監督が目指すスタイルがチームに浸透してきており、ジュビロとしては攻守で相手に主導権を渡すことなく試合を進めたい。また、上原とジャーメインは古巣戦。持ち味を存分に発揮し、両チームのサポーターに成長した姿を示してくれるはずだ。

キックオフはこのあと13:05。ユアテックスタジアム仙台周辺の天候は雨。昇格争いのライバルから勝点を奪うことで、自信をさらに深めてリーグ後半戦へと臨んでいきたい。

試合速報はこちらをクリック
横内 昭展 監督

――試合の総括
まずは本当にたくさんのサポーターにこの雨の中、仙台に足を運んでいただいて、最後の最後まで僕たちの背中を押していただきました。本当に感謝しています。そのサポーターにまずは勝利を届けられたということが一番嬉しいですし、本当に良かったなと思っています。試合は前半非常に良い入りができて、早い時間に2得点を奪うことができました。理想の立ち上がりでしたが、失点をして少し苦しい時間帯もありました。ただ、選手たちはそこから我慢強く戦ってくれたなと思っています。後半が始まって次の1点が勝負になってくると思っていましたし、それは選手にも伝えました。次の1点どちらが取るかでこのゲームは全然変わってくると。3点目を我々が取れたというのが、非常に大きかったなと思っています。最後、押し込まれたシーンがありましたが、カウンターで何度か引き離せるシーンもありましたし、選手たちは走り切って、出し切ってくれたなと思います。

――リーグ戦では久々の先発となった伊藤選手のプレーについて
(伊藤)槙人に関しては、怪我で少しブランクがありました。復帰してきて、試合に出られる状態ではあったのですが、チームの状態などからなかなかチャンスがありませんでした。その中で、ルヴァンであったり天皇杯であったり、非常にそこで彼らしいパフォーマンスを見せてくれたので、今回スタートで行けると判断しました。私が期待する通りのプレーを今日はしてくれたなと思っています。

――今日の2失点について、そこは許容範囲内ですか?
ここ2試合は失点していなかったのですが、以前は終盤に痛い失点をして勝点を失ってきました。そのあと選手たちは明確な課題克服に向けて、トレーニングからしっかり取り組んできてくれています。トレーニングしたからと言ってそれがピッチですぐに現れるというものではないですが、それが実際に公式戦で現れてきていると。ただ今日はまた失点をしてしまい、終盤危ないシーンがありました。もちろん許容範囲ではありません。選手たちにも先ほどロッカールームで話しましたが、2失点というところには目を向けて克服していこうと伝えました。

――粘りや泥臭さが見られるようになってきたのでは?
その部分もリーグ戦序盤に比べると、ずいぶん局面で勝るようになった、上回れるようになってきたと思っています。今日もそういう局面で我々の選手がしっかりプレーできたと僕は見ていますし、その部分に関しては引き続きまだまだ求めていきたいと思いますが、評価しています。

――前半から良い位置でボールを奪って攻撃に展開するシーンも多く見られましたが、そこへの評価について
仙台戦に向けて、相手がボールを持ったときに色々と形を変えてくるということは選手にも伝えました。そのままの攻撃というよりも少し立ち位置を変えながら来る相手に対して、個人で行くというよりは、チームでどう抑えていくかということは、本当に選手一人ひとりが一体となってボールを刈りに行くじゃないですが、そういう局面でボールを奪ってくれたなと思っています。

伊藤 槙人 選手

伊藤 槙人 ――リーグ戦では第3節以来の先発出場でした
とにかく勝てて良かったです。難しい試合になってしまいましたが、まだまだ反省するところだらけだし、2失点は本当にいらない失点と言うか、防がなければいけない失点だったと思います。それでも勝点3と勝点1では大きく違いますし、チーム的には最低限の仕事はできたのかなと思います。

――個人のパフォーマンスはいかがでしたか?
正直まだまだです。内容的にももっともっと良くなると思いますし、逆にこれで満足していたらそれまでになってしまうので、今後も勝って反省したいですね。

――終盤、1点差に追い付かれた場面で焦りはありましたか?
それまでもそんなに崩されたというシーンは無く、ああいう一発と言うか、一本で失点したので、もう1回みんなで集中してやらせないようにしようという声かけはしました。そんなに焦るシーンではなかったと思います。

――仙台の戦い方はある程度想定できていましたか?
そうですね。昨年やっていたサッカーですし、こういうふうにしてくるだろうなということはある程度想像していました。うちのフォーメーションを見て、ポジションを変えたりしながらボールを回してきて、やりづらさというか、逆に懐かしさを感じるところもありました。

――センターバックは出場した選手全員が良いパフォーマンスですが、ポジション争いへの思いを
チームとしても競争があった方が良いですし、その中で出た選手が良いパフォーマンスをしているので、この競争というのは今後も必要なのかなと思います。

――今日は失点しましたが、チームとしては少しずつ失点を減らせている傾向にあります
そうですね。もっと連動性を高めたり、要所要所では僕たちから仕掛けてボールを取りに行ったりと、そういうふうに少しずつ発展させていけたらなと思います。

上原 力也 選手

上原 力也 ――2試合連続ゴールが決まりましたが、まずは得点シーンを振り返って
立ち上がりから勢いよく攻撃ができていたので、中も揃っていましたし、シンプルに上げようと思っていました。ファーポストを狙って上手く蹴ることができたので、枠を外さなかったのが良かったなと思います。

――守備でも局面で身体を張ってチームに貢献していましたが、対仙台で意識した部分は?
相手は一人ひとりが嫌なポジションを取ってきますが、目の前の相手だったりを上手く後ろのディフェンス陣とコミュニケーションを取りながら対応できたかなと思います。(ボールの取り所についても)僕だけの意思ではなく、チームで共通意識を持ってできたと思います。また、コンパクトにできたことで人と人との距離も近かったので、そこも良かった点だと感じています。相手も僕たちのウィークポイントをもちろん狙ってきたと思いますが、上手く対応できていた時間もあったと思うので、これを続けていきたいです。

――改めて、ユアスタの雰囲気はいかがでしたか?
自分が在籍していたときは、声出し応援がなかなか無かったので、ジュビロでの試合は何度かありましたが、やはり改めて凄い雰囲気のスタジアムですし、素晴らしいところだなと思いました。

――苦しみながらも勝利できたことについて
仙台とは勝点も同じでしたし、凄く大事な試合だったので、アウェイで勝てたというのは良かったです。

鈴木 雄斗 選手

鈴木 雄斗 ――試合開始直後の先制点を振り返って
(藤原)健介が狙ったかどうかは分からないのですが、ワンバウンドのボール、ピッチもちょっとスリッピーで練習からみんなこぼれ球とかを意識してやっていたので、セットプレーから良い形で取れました。

――鈴木選手自身はこぼれ球は狙っていましたか?
そうですね。正直(健介が)打つのか、中に来るのかは分かっていなかったので、ボールが入ったタイミングのままこぼれ球に行くというような感じでした。

――2節以来となる久々の得点でした
僕自身は、自分が点を取るというよりも、誰が点を取ってもいいからとにかく勝ちたいという、そういう気持ちでサッカーをやっています。もちろん得点を取れたときは嬉しい気持ちでいっぱいでした。

――先制点を奪ったあとのパフォーマンスに、この試合に懸ける意気込みを感じました
色々な背景があって、相手の監督が(伊藤)彰さんだったり、同じ勝点だったり、アウェイで、大事な試合だということはみんな分かっていました。やるべきことはあんまり変わらないですが、色々な背景がある中で冷静にプレーできて勝てたことはチームの力になると思います。

――特に後半途中まではチーム全体で素晴らしいパフォーマンスでしたがその要因は?
守備が良かったですね。全体を通してしっかり守れたということと、あとはビルドアップのところも今日は慌てずタイミングを見計らって、相手の嫌がることを徹底してできたかなと。チャンスが多かったのでもう少し点が取れていたら、そこをしっかり仕留められていたらもっと楽なゲームになりますし、最後の失点もそうですが、ちょっと勿体無い、こういうアウェイの試合ではああいう形で勢いを持っていかれて、今日も引き分けてもおかしくない形になってしまったので、そこに関しては反省ですね。

――準備してきたことが想定通りにハマった試合でしたか?
(相手のやり方が)やっぱり分かりますからね。僕たちが昨年やっていたサッカーを相手がやっていて、どうやられたら自分たちが嫌だったかというのは本当に分かっていたので、それでもやっぱり仙台の選手たちは上手かったですし、前半は思い通りにいかないシーンも何回かありました。そんなにやられていたわけではないですけど、そういうところは感じていたので、後半しっかり修正できたというのは良かったなと思います。

――後藤選手へのアシストシーンについて
(後藤啓介が)良い位置にいましたね。僕も一番点に繋がるところにボールを供給したいですし、ずっと中を見ていて、後藤はフリーで打てる準備をしていたので、なるべく最後まで(中を)見ないようにして、相手に読まれないようにして出したという感じです。入ってくれて良かったです。

後藤 啓介 選手

後藤 啓介 ――出場時は監督からどんな役割を求められていましたか?
守備で上手くブロックを作りながら攻撃はいつも通り起点になってほしい、前を引っ張ってと言われていました。

――久しぶりの得点でした
そろそろ取らないといけないなと思っていたので取れて良かったです。

――焦りは感じていたのですか?
焦ってはないと言いますか、チームが勝てれば自分は取れなくてもいいので、自分が取って勝たせられたらいいですけど、まず勝つことが大事だと思っています。

――ゴールシーンを振り返って
最初にボールを受けたときにめちゃくちゃフリーで、早めに左のドゥドゥに出すという選択肢もあったのですが、自分の前にスペースがあったので運んで、運んでいる途中で(金子)翔太君が走ってくれて相手が一瞬そこに寄ったので、そのタイミングで(鈴木雄斗に)出しました。そのあとは想像以上に自分のところがフリーになったので、(リターンを)くれというのはジェスチャーで示していましたし、そこに良いボールが来て、あとは上手く合わせて決めるだけでした。

――相手のスタイルは熟知していましたか?
昨年も天皇杯でプレーしていたので戦術的なところは分かっていました。自分たちの前でボールを回されても焦らず、入ってきたところに強く行ってという感じで、それを相手は嫌がっていましたし、結果的にそこで奪ってカウンターみたいな形から点が取れたので、プラン通りでした。

――得点後のパフォーマンスについて
ゴールパフォーマンスについては色々思うところはあると思いますけど、自分は悪いことだとは思っていません。関係のない選手にブーイングをするのはやはり違うと思います。凄いプレーを見て、それに拍手が起こるのを見て、自分はJリーガーになりたいと思いました。今日自分が見たのは、自分が憧れていたJリーグではなかったので、思うところはありました。選手だけでなく、サポーターも含めてサッカーファミリーだと思います。プレーしている側も、見ている側も、サッカーが好きなはずです。あのブーイングを今後サッカー選手になりたいと思う子どもたちが見てどう思うか。俺は良くないことだと思います。

ベガルタ仙台 伊藤 彰監督
 

――試合の総括
まずはこの雨の中、ファン・サポーターの皆様方に本当に多く来ていただいて、ジュビロサポーターの方々も多く来ていただいてありがとうございます。我々としては、やはりここで勝点3を取りたかったですし、喜び合いたかったのですが、勝利を届けられなかったこと、非常に申し訳なく思っています。ゲームの流れとしては、最初の入りだけです。FKでこぼれ球を詰められたこと、これがまず一つ我々としては、入りというところではなかなか難しいゲームにしてしまったなというところと、あとは1失点で終わりにできれば、またもうちょっと違った展開になってくるというところで、クロスを前でスルーというか合わされて難しい状態で2点目を献上してしまったこと、これが全てだと思います。ただ、そこからもう一度パワーを出しながら、前半のうちに1点を返したこと、これは素晴らしいと思いますし、そのあと後半の入りというところで、相手が少しブロックを組んだところで押し込みながらゲームを進めていましたけど、最後のクオリティというところで、クロスだったりゴール前の崩し、もう一つここをレベルアップしていかないと引いた相手から点を取るというのはなかなか難しくなってくるのかなと思います。これはもう一度積み上げながら選手たちとやっていきたいなと思います。ただやはり3失点目をくらったことによって、勝点が取れなかったことは残念に思いますし、何回かチャンスがありましたが、そのあと1点止まりというところで、ここでやはりもう1点取ったり、ワンランク上げるためにはあそこで追い付いたり逆転する力を付けつけなくてはいけないかなと思っています。長いJ2リーグは次でハーフシーズンを終えますが、やはり我々としては毎試合毎試合勝点3をしっかり取っていかなくてはいけないと思いますので、こういうゲームが無いように次に向けてやっていきたいなと思います。