2023年 試合速報

明治安田J2 第17節 vs. いわきFC

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

7 勝
6 分
4 敗
28 得点
20 失点
勝点 27

1
  • 0
  • 0

  • 1
  • 1

1
iwaki
iwaki

4 勝
3 分
10 敗
14 得点
30 失点
勝点 15

前半
吉長 真優
46分
ハーフタイム 後半
上原 力也
8分
遠藤 保仁
古川 陽介
藤川 虎太朗
ファビアン ゴンザレス
18分
上原 力也
藤原 健介
吉長 真優
山本 康裕
34分
ドゥドゥ
36分
39分
近藤 慶一
谷村 海那
芳賀 日陽
速水 修平
43分
嵯峨 理久
加瀬 直輝
45分
谷村 海那
吉澤 柊
遠藤 凌
21
三浦 龍輝
4
松原 后
14
松本 昌也
15
鈴木 海音
36
リカルド グラッサ
7
上原 力也
13
藤川 虎太朗
27
吉長 真優
33
ドゥドゥ
50
遠藤 保仁
18
ジャーメイン 良
SUB
81
梶川 裕嗣
5
小川 大貴
22
中川 創
23
山本 康裕
31
古川 陽介
38
藤原 健介
29
ファビアン ゴンザレス
監督
横内 昭展
21
高木和 徹
3
遠藤 凌
4
家泉 怜依
8
嵯峨 理久
16
河村 匠
6
宮本 英治
14
山口 大輝
24
山下 優人
25
芳賀 日陽
9
近藤 慶一
11
有田 稜
SUB
31
鹿野 修平
5
速水 修平
29
辻岡 佑真
15
加瀬 直輝
17
谷村 海那
18
吉澤 柊
26
坂元 一渚璃
監督
村主 博正

8,443
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 5/21(日) 16:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 馬渕 剛行 山下 良美
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 川崎 秋仁 内山 翔太
気温 湿度 第4の審判員 記録員
24.2度 61% 田中 玲匡 鈴木 良規
13 シュート 6
10 ゴールキック 11
6 コーナーキック 5
9 直接FK 12
4 間接FK 0
4 オフサイド 0
0 PK 0

水曜日に行われた藤枝MYFCとのリーグ戦初対決は、リカルド グラッサが来日初ゴールを決めて1-0で勝利。連勝を3に伸ばし、順位もプレーオフ圏内の6位まで上げた。今日はヤマハスタジアムに、いわきFCを迎えて勝利を目指す。

スターティングイレブンは、GKに三浦龍輝、DFに松本昌也、鈴木海音、リカルド グラッサ、松原后、MFに上原力也、遠藤保仁、吉長真優、藤川虎太朗、ドゥドゥ、FWにジャーメイン良が入る。ここまで全試合フルタイム出場を続けていた鈴木雄斗に代わり、今日は松本が右サイドバックに入る形が予想される。また、ベンチには怪我で戦線を離脱していた小川大貴が戻ってきた。ルヴァンカップで持ち味を存分に活かしたプレーを披露していたサイドバックの復帰も楽しみにしたい。

連勝の要因の一つに、守備面の安定がある。ここ4試合のリーグ戦のうち、無失点に抑えた試合は3と、最後まで集中力を切らすことなく粘り強く戦うゲームが増えてきた。藤枝戦のあと、GKの三浦は「0の時間を長くすることをチームとして徹底できたこと、先制したあとに引くことなく追加点を狙いに行けたことが良かった」と言い、こうした手応えを継続していくことができれば、自ずと失点数はさらに減少し、3ポイントを手にする試合も増えてくるはずだ。

対するいわきは、J3昇格1年目の昨シーズン、リーグ優勝とJ2への昇格を果たした。初のJ2リーグを戦っている今季はここまで4勝2分10敗の21位と苦しんでいるが、前節は大宮アルディージャに逆転勝ち。持ち前の走力で相手を上回り、最下位を脱出した。ジュビロとしては、相手の強度の高いプレスをかいくぐりながら攻撃のリズムを生み出し、得点へと繋げていきたい。

キックオフはこのあと16:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は晴れ。明治安田生命マッチの今日は、試合前から健康にまつわる様々なイベントが行われている。JR御厨駅から徒歩で来場したサポーターに対してスペシャル抽選会を実施する『ジュビウォーク』も開催中だ。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
4連勝がかかった一戦で、連勝というところで非常に重要なゲームでしたし、勝ちたかったゲームでした。お互い難しいゲームで、なかなか我々も本当の決定機を作れるシーンも少なく、作らせていない部分も多かったと思いますが、そういう中でドゥドゥの素晴らしいゴールでリードして、そのまま終わらせなくてはいけなかった試合でした。終わらせられなかったのは、僕の責任です。

――最後の最後にセットプレーから失点してしまいました。ベンチからは川口コーチを筆頭にかなり指示が飛んでいたと思います
とにかくマークのところをはっきりさせるため、川口コーチが声を出していました。

――追い付かれましたが、勝点1を得たことについて
これは選手にも話しましたが、勝点1を手にできたことは一歩、数センチかもしれませんが前には進めたかなとは思っています。僕は長いリーグを戦う中で、もちろん勝てたゲームだったり、負けてもおかしくないゲームを引き分けたりと両方あると思います。その中で、どちらにしても引き分けというのは僕はポジティブに捉えています。この引き分けを次に活かすためにも、次のゲームは我々にとって非常に大事なゲームになると思っています。

――相手は最後まで運動量が落ちなかったと思いますが、なかなか決定機を作ることができなかった要因は?
徹底していわきはやってくるので、運動量が落ちませんでした。我々は少し最後、運動量が低下してしまったなという感じはありました。

――運動量が低下してしまった時間帯は相手にペースが渡っていた印象です。前半はできていたポジションの取り直しのスムーズさなど、そのあたりの後半の評価について教えてください
前半はそこで自分たちのボールにできたところが、相手ボールにこぼれることも多くなってきて、相手の時間を作らせてしまいました。もちろん疲労もあったと思いますが、予測だったり考えるスピード、疲労しているからそこのスピードが落ちたのか、集中力の問題なのか分かりませんが、そのあたりで少しいわきに時間を持っていかれたなという印象があります。

――そういった時間帯にファビアン ゴンザレス選手と古川陽介選手を投入し、ゴールを仕留めにいったと思います。復帰して3試合目になるファビアン選手の評価について
コンディション的には少しずつゲームに入っていけるコンディションになってきたなと思っています。ただまだ彼はこれからですし、もっともっと上がっていくと思います。連係のところでは、ゲームで合わせていくことが必要なのかなと、彼には少しそういう時間が必要かなと思っています。

――ボランチの山本康裕選手と藤原健介選手を投入した意図について
やはり運動量のところで、心臓の部分でその量を増やして欲しいというところと、あとはしっかりボールを収める、自分たちの時間を作れるというところで彼らを入れました。

――ドゥドゥ選手のスーパーゴールの場面ですが、交代選手も含めて複数の選手が絡んでの得点になりました
そういう形で点が取れたこと、崩し切ったわけではないですが、意図したことを選手はやってくれたなと思っています。ただ、その回数は今日の試合は少なかったです。もっともっとそういうものが出てこなきゃいけないなと思っています。

――夏場が近付く中で、運動量とどう向き合っていきますか?
これも技術と一緒だと思っていて、走る能力というのも、今日走れなかったら次の試合格段に走れるようになるかと言うと、そうではありません。意識してやってきたことが1試合2試合先にすぐ出るわけではないのかなと。ただ、それでも日頃のトレーニングからそこは意識してやって積み上げていくしかないと思っています。

松本 昌也 選手

松本 昌也 ――試合を振り返って
お互いにタフなゲームになったと思いますし、難しい試合だったとは思います。

――今日は右サイドバックでの先発でした
まずは失点しないこと、サイドバックなので守備のことをしっかり、自分の役割をしっかり果たした上で、攻撃の部分では自分の持ち味を出していこうと思っていました。

――その上で、攻撃面でも貢献していた印象です
全体のバランスは結構見ていたので、もっといける部分もあったのですが、相手も長いボールを多用してきて前がかりになると危ない部分もあるので、しっかりそこはリスク管理しながら、チャンスがあれば自分も攻撃参加することを意識しながらやりました。

――相手を崩し切るために必要なことは?
距離的にちょっと遠かった部分が全体的にありましたし、押し込んだあとの最後もう一工夫というところで単発になった部分はあると思うので、もっとみんなが絡めるような距離感とイメージを持ってプレーしたいなと思います。

――ビルドアップのミスが続いて相手にリズムを渡した時間帯がありました
前線の味方選手もどちらかと言うと裏、背後を狙う選手が途中から入ってきた中で、そこのズレと言うか距離感がより遠くなって、繋ぐ部分と狙いどころがはっきりせずに押し込まれる時間が増えたかなと思うので、途中から出た選手も含めてどうやって戦っていくかはもっと明確にしないといけないと思います。

――フィジカル的にも少し厳しくなった時間帯を乗り越えていくために必要なことは?
試合はどうしても流れがありますし、キツイ時間帯は本当に一人ひとりが集中してプレーして失点しないことが大事だと思うので、焦れずに耐えると言いますか、一人ひとりが隙を作らないことが一番大事なところです。そこでやられなければまた自分たちの流れに持っていけると思うので、最後に失点しないことが今後の課題だと感じています。

吉長 真優 選手

吉長 真優 ――難しいゲームになったと思います
前半からなかなか自分たちの攻撃ができず、難しい試合だったなと思います。最後の最後でシュートを打ち切れなかったり、決め切れないところが自分たちのペースに持って来れなかった要因の一つかなと思います。

――どんな工夫を加えていきたいですか?
ペナルティエリアに入ったところで貪欲に足を振って、一発で入らなくてもそのあとに詰めたりとか、そういうところをどんどん狙って、最後の精度をどんどん上げていきたいと思います。

――後半開始直後に惜しいシーンがありました
ファーストタッチが思ったよりも大きくなってしまって、当たった感触的には上手くいったのですが、キーパーにも詰められてしまい、もうワンテンポ早くシュートを打てればチャンスだったかなと思います。

――後半は押し込まれる時間帯もありました
相手が徐々に押し返してくる中で、セカンドボールのところはやっぱり負けてはいけないですし、そこで取れれば逆にチャンスが生まれると思うので、そういうところの精度だったりを、体力面も含めてどんどん強度を上げていければなと思います。

――4連勝できなかった悔しさは大きいのではないでしょうか?
みんな悔しい思いですが、これを次に繋げないといけません。次は勝点3をしっかり取って、この引き分けを意味のあるものにしていきたいと思っています。

ドゥドゥ 選手

ドゥドゥ ――試合を振り返って
難しい試合になりました。いわきは守備が堅いチームでなかなか得点を奪うことができませんでした。先制点を取れたあと、守り切ることができなかったことは今後修正していかなければいけないと思っています。それでも勝点1を取ったことをポジティブに受け止めて、次に繋げていきたいと思います。

――同じサイドでプレーする松原選手とのコンビネーションについて
ここ最近、(松原)后とは本当に良いコンビネーションができていて、良いプレーも作れています。もちろん上手くいかないときもありますし、今日はいわきの守備が堅かったことも理由の一つです。そこを頭に入れながら、状況によっては右サイドに展開したり、他のやり方を織り混ぜながら攻めていかなければいけません。もっと堅い守備にも通用するようなコンビネーションを作っていきたいと思います。

――先制ゴールのシーンを振り返って
週に1回はスタッフとミドルシュートの練習をしているのですが、チャンスがあったらどんどん練習のように打っていこうと意識はしていました。今日はそのチャンスがあって練習通りに上手くボールを蹴ることができました。ジャメ(ジャーメイン良)の素晴らしい落としもあってのゴールだと思います。これからもそういうチャンスがあればどんどん打っていきたいと思います。

――シュートの満足度はいかがですか?
自分としては100点かなと思っています。綺麗なゴールでしたし、ミドルシュートはブラジルで何度も決めていますが、日本に来てからは初のゴラッソだったので、本当に100点だと思います。

――勝利こそ逃しましたが5戦負け無しです
プレシーズンから監督を中心にチームを作り上げてきて、試合を重ねるごとに成長しているのは実感しています。5戦負け無しという結果はその成果の一つだと思います。これからも成長しながら1試合1試合を勝って、目標であるJ1リーグに戻ることを目指していきます。

遠藤 保仁 選手

遠藤 保仁 ――前半の流れから試合を振り返って
ボールは握っていたと思いますし、基本的には相手にもチャンスを作られていなかったかなと。ただ、シュートがちょっと少なかったかなと思いますし、僕たちもビッグチャンスは前半無かったと思うので、もう少しアグレッシブにゴールに向かうというところが前半あれば良かったと思います。全体的には上手くゲームをコントロールしていたと思いますし、大きな問題なく試合を進められたと思います。

――いわきと対戦するにあたって意識していたことは?
ロングボールが多いチームなので、そのセカンドボールだったり、一発で行かれないという、そういうところは注意していました。そのあたりも上手く対応できていたと思います。

――藤川選手に出したスルーパスについて
多少押し込んだ中で、工夫だったりああいう縦パスというのはミスしてもトライしていくべきだと思います。それによって違う効果が生まれる可能性もあるのかなと。ボックス付近のああいうプレーが今年全体を通してもそんなに多くはないので、ああいうプレーをどんどん増やしていきながら、チャンスや得点に結び付けていけたらと思います。

――チャンスを作らせなかった要因として、遠藤選手の的確なポジショニングやカバーもあったと思います
セットプレーからの失点は多いですが、流れの中からの失点は減ってきていますし、チーム全体の意識が高まっている証拠だと思います。センターバックがつり出されることがあったり、サイドバックがカバーしなくてはいけないところもあると思いますが、コミュニケーションを取ってやっているので、ピンチになりそうな場面でも、しっかりと声を掛け合いながらやっていけたらいいかなと思います。

――攻撃でもう一工夫していくために
選手の距離感は攻撃時も非常に重要で、ダイレクトと言いますか、ワンタッチがどこかで入らないと変化は生まれないと思うので、選手同士の距離感が一番だと思います。個人個人のアイデアもありますが、それは味方と合わせていかないといけない部分ではあるので、ポジショニングというのは非常に重要かなと。そのあたりはもっと意識してやっていけたらと思います。

――3連勝のあとの引き分けという結果について
勝点3はもちろん必要ですし、それを求めてやっていますが、ときにはこういう試合も、本当はあってはいけないですが、シーズンを通して出てくるものなので、切り替えてやっていきたいです。少しずつ攻守両面で良くなっていると思いますし、ここ最近は安定して勝点を取れているので、このペースを落とさないようにしたいなと。次の長崎戦は上位との対戦なので、勝点3を取れるようにしたいです。

――Jリーグ30周年のMVPを受賞したことについて
Jリーグが30周年を迎えて、全てで僕が関わっているわけではないですが、自分の中での25年はそこで過ごしたので、その中で選んでいただいたことは本当に嬉しく思いますし、こうやってピッチに立っているのも色々な人の支えや教えがあったからだと思っています。ありがたい気持ちと、これからも良いパフォーマンスをできる限り出しながら、また色々な人に見えてもらえるように頑張っていきたいです。

いわきFC 村主 博正監督
 

――試合の総括
3連戦の最後というところで、非常に体力的にもきつい中でも選手たちがしっかり最後まで諦めずにプレーしてくれたと思います。遠くから来てくれたサポーターの皆さんがいたから、最後苦しい中でも勝点1を取れたと思います。ただ、ゲームプランの中で0-0でいったときには必ず磐田さんが前がかりになって我々にもチャンスが来るというところで、何回か後半先に取れそうな場面もあったので、そういうところは課題として、我々が勝点3を掴むということができるように、またトレーニングしていきたいと思います。下位にいるという厳しい状況は変わらないので、引き分けじゃなくて勝点3をもぎ取れるように、しっかりトレーニングしていきたいと思います。