2023年 試合速報

明治安田J2 第9節 vs. FC町田ゼルビア

highlight
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

3 勝
3 分
3 敗
16 得点
12 失点
勝点 12

1
  • 1
  • 1

  • 0
  • 0

1
machida
machida

6 勝
2 分
1 敗
13 得点
3 失点
勝点 20

前半
鈴木 海音
3分
11分
平河 悠
38分
平河 悠
金子 翔太
47分
ハーフタイム 後半
5分
ポープ ウィリアム
遠藤 保仁
鹿沼 直生
大津 祐樹
後藤 啓介
11分
16分
髙橋 大悟
沼田 駿也
鹿沼 直生
24分
松本 昌也
藤川 虎太朗
金子 翔太
山田 大記
31分
鈴木 雄斗
ドゥドゥ
37分
藤原 優大
39分
荒木 駿太
カルロス グティエレス
上原 力也
小川 大貴
42分
エリキ
藤尾 翔太
山田 大記
45分
49分
カルロス グティエレス
81
梶川 裕嗣
4
松原 后
15
鈴木 海音
17
鈴木 雄斗
22
中川 創
7
上原 力也
14
松本 昌也
33
ドゥドゥ
40
金子 翔太
50
遠藤 保仁
77
大津 祐樹
SUB
21
三浦 龍輝
5
小川 大貴
36
リカルド グラッサ
10
山田 大記
13
藤川 虎太朗
28
鹿沼 直生
42
後藤 啓介
監督
横内 昭展
23
ポープ ウィリアム
2
奥山 政幸
14
チャン ミンギュ
22
翁長 聖
34
藤原 優大
8
髙江 麗央
10
髙橋 大悟
19
稲葉 修土
27
平河 悠
7
荒木 駿太
11
エリキ
SUB
42
福井 光輝
6
太田 宏介
24
内田 瑞己
26
カルロス グティエレス
41
安井 拓也
9
沼田 駿也
25
藤尾 翔太
監督
黒田 剛

5,158
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハ 4/12(水) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 小花 浩司 窪田 陽輔
天候 試合時間 副審 副審
くもり 90分 中野 卓 大矢 充
気温 湿度 第4の審判員 記録員
19.6度 42% 國吉 真吾 鈴木 良規
9 シュート 4
8 ゴールキック 14
6 コーナーキック 2
9 直接FK 14
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 0

前節の水戸ホーリーホック戦は、横内監督のもとここまで取り組んできたことが5得点という結果に表れて快勝。今日はホームでの勝利とリーグ戦連勝を目指し、FC町田ゼルビアとの一戦に臨む。

スターティングイレブンは、GKに梶川裕嗣、DFは今季リーグ戦8試合全てでフルタイム出場を続けている鈴木雄斗、鈴木海音、中川創、松原后、MFに上原力也、遠藤保仁、松本昌也、金子翔太、前節ジュビロ加入後初ゴールを含む2得点を決めたドゥドゥ、FWには大津祐樹が入る。
土曜日に敵地で行われた水戸戦は、「パワーを惜しまずにボックスの中に複数人が入り、ボールを持っている選手に関わっていくシーンを多く作り出せた」と指揮官。ジュビロは試合を通して多彩な攻めを展開した。前半はドゥドゥの2ゴールに加えて、ボランチの上原が冷静にシュートを決めて3点目を奪取。後半は松原の右足シュートと後藤のヘッドでネットを揺らし、相手を突き放した。途中出場の選手も含めて、一人ひとりが持ち味を存分に示していることは、チーム力が底上げされている確かな証。今日も全員で磨いてきた“ジュビロのスタイル”をピッチで表現し、勝点3を掴み取る。

対する町田は現在リーグ首位。昨年まで青森山田高校を率いた黒田監督のもと、第2節から6連勝するなど好調だ。前節はシーズン初黒星を喫したが、リーグ戦8試合を戦い失点はわずかに2と堅守を誇っている。

キックオフはこのあと19:00。ヤマハスタジアム周辺の天候は雨。天気は徐々に回復へと向かう予報だ。水戸戦後、監督と選手たちは「次が大事」と口を揃えた。今日も躍動感溢れるサッカーを披露することで、さらに自信を深めていくつもりだ。

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横内 昭展 監督

――試合の総括
首位の町田戦というところで、非常に自分たちのスタイルを持ち、それを徹底してやってくるチームなので、難しい試合にはなると思っていました。ただ自分たちも予測はできていたのですが、相手のストロングでやられて前半のうちに失点して、追いかける展開になってしまったのは、まだまだ足りないなというところです。ただ、我々もスタイルを貫いて前半追い付くことができて、後半ひっくり返すつもりで選手たちを我々も送り出しましたけど、点が奪えずドローと。ただ、勝点1を得られたのはポジティブに捉えていきたいなと思っています。

――相手の特徴もあり、球際のバトルも激しかったと思います。そこへの評価について教えてください
試合の前から、そういうデュエルのところで非常に強い相手とやると。今そのチームが首位を走っていて、そこの局面で負けているようだと我々はそのポジションにはつけないという話を選手たちにはしました。そこの1対1のところで負けずに頑張っていこうと。そこで一つでも多く我々のボールにして、我々の時間を増やそうということを言いました。それを選手はよくやってくれたと思います。

――最後は数的優位になりました。勝ち切るために足りなかったものは?
ゴールが足りなかっただけですね。

――エリキ選手の推進力を発揮された失点の場面について
あそこは我々も警戒していた部分で、長いボールが入ってくるというのは分かっていました。あの場面はボランチの選手が競ったのですが、それが良かったのかそのままセンターバックが競るのか、競らないにしてもあそこのスペースを彼に与えてしまったというところが我々の致命傷になってしまったなと。今後もそういう選手がいるチームはたくさんありますので、同じミスは繰り返さないようにそこはしっかり押さえていきたいなと思います。

――時間が経つにつれて両センターバックを含めてしっかり対応できていたのでは?
その失点のシーンがあったので、怖くて後ろに下がっても結局そのスペースを使われてしまうというところで、その距離感というのは彼らが試合の中で学んでくれたと思います。近い距離で、しかも対応できるところで、そのあとはしっかり抑えてくれたかなと思っています。

鈴木 雄斗 選手

鈴木 雄斗 ――試合を振り返って、勝ち切りたいゲームだったと思います
首位のチームが相手でしたし、色々なサッカーをするチームがある中で、力不足です。そこはみんな同じ気持ちですし、勝てなかった自分たちの力不足なので、やっぱり自分たちの方が良いサッカーをしていると自負していたとしても、相手を上回るくらいの結果が出ていないとそこまでなので。でもこの悔しさは良かったと思います。これを忘れずに這い上がっていけるよう、頑張っていきたいと思います。

――攻撃面は試合を重ねるたびに手応えを得ているのでは?
そうですね。良くなっていると感じています。ビルドアップの面もそうですし、開幕して数試合戦ってきて、格段にチームが良くなっているという感覚があります。

――失点の場面について
相手の強み、セカンドボールを回収して速く攻めるというものを出させてしまったというのは、あそこでボランチが競るのかセンターバックが競るのかという当たり前のところで簡単に失点した、相手の良さを引き出してしまったというのが、本当に良くなかったと思います。失点を先にしてしまうゲームは今までにも何度もありましたが、僕がチームの成長を一番感じているところが、慌てずに90分通しての戦い方ができたかなというところです。まずは落ち着いてみんながプレーできたことで、前半のうちに追い付けたことはチームの成長を感じました。

――ゴールシーンの崩しを振り返って
僕自身、サイドバックをやってる中であそこのエリアを何回取りに行けるかというのは試合の中で凄く大事にしているポイントです。その中でドゥドゥからワンツーを受けたのですが、イメージを共有できたというか、そういう練習をやっていたので、その形でゴールを取れたというのは凄く良かったと思います。

――得点後はゴールを決めた金子選手と喜びを分かち合っていました
(金子)翔太はずっと点が欲しいという話はしていましたし、バスや新幹線も隣でずっとサッカーの話をしていました。彼なりにチームの勝利がまずは何より一番と思っているけど、前で出ている以上自分の結果も欲しいという話はよくしていました。本当に彼自身、毎試合みんなそうですけど、やってやるという気持ちは入っていたと思います。まず一発点が入って、本人も良かったと思っているだろうし、ここからまた色々な課題も出てくると思うので、一緒にまた積み上げていけたらなと思います。

――一人少なくなった状況で勝ち切るために必要なことは?
さっきみんなとも色々話をしましたが、相手が一人少なくなった状態のときに、もう少しシンプルに入れた方が良かったのかなと。相手のゴール前まで行く回数はかなり多くなる中で、僕は工夫しようとし過ぎたかなと思います。相手が真ん中を固める状況になるのは分かっていました。そのときは相手を引き出すためにサイドから攻撃するということが原則的にあると思うのですが、なかなか真ん中が堅かった感じもありました。まだ振り返っていないですが、今後長いシーズンの中でこういう状態はあると思います。共有していくことで、チームは色々な経験を踏んで強くなっていくはずです。1点ビハインドからの戦い方も開幕から学んだことが活かされていると思います。今日勝ち切れなかったことは悔しいですが、長い目で考えると凄く良いゲームができたと思っています。

鹿沼 直生 選手

鹿沼 直生 ――試合を振り返って
結果が全てかなと思うので勝ちたかったです。相手は首位でしたがホームでしたし、勝って終わりたかったというのが正直な気持ちです。

――監督からどんなミッションを託されて試合に入りましたか?
「セカンドボールを全部拾え」と言われていました。あとは最初に相手と競る部分をしっかりと。ただ試合に入ってみたら(中川)創とか、(鈴木)海音が勝てていたので、そこはあまり関与すること無く、セカンドボールを回収することを強く意識していました。

――今日のような試合を勝ちに繋げていくために必要なことは?
相手が10人になったあとは、後ろに重すぎたかなというのが試合をやりながら感じていたことです。リスク管理を強く意識しすぎたというか、ドゥドゥと僕がダブルボランチになったときに、相手が1人少ないにも関わらず2人ともボールに絡んでゲームを作ろうとしてしまったので、1枚は前にというか、状況的に2枚とも前に絡んでも良いくらいだったので、そこで上手くコミュニケーションを取ったり、チーム全体の意識を共有する部分が足りなかったのかなと思います。

――11人対11人のときの方が上手く戦えていた印象もあります
そうですね。数的同数のときの方がイメージ通りにできていた部分が多かったのかなと思います。相手が1枚少なくなって、相手の意識が完全に守るぞとなった部分もあるんですけど、だからこそ1枚、2枚とボランチが攻撃に関わって、前の枚数を増やして、相手の守備ブロックを崩しにいかなければいけなかったと思います。

――最近は出場機会が増えてきましたが、改めてポジション争いへの思いを
序盤は全然試合に絡めなくて悔しい部分はありましたし、その中でここにきてちょっとずつ試合に絡み始めて、でもだからこそ結果が欲しいですね。水戸や栃木には勝ちましたけど、ルヴァンを含めて結果が出ていません。こういうどちらに転ぶかわからないゲームで自分が出て勝利に繋げられれば、それが評価に繋がると思います。そういうところは意識して試合に入ったので今日は勝ちたかったですね。

――デュエルの部分で持ち味を発揮していました
監督から試合前に、「町田はデュエルの部分で相手を上回って首位に立っているので、今日はそこでさらに自分達が上回って勝とう」と言われていました。そういう部分はチーム全体で徐々に良くなってきているのかなと思いますけど、それが勝ちに繋がるようにやっていきたいと思います。

金子 翔太 選手

金子 翔太 ――素晴らしい同点ゴールでした
みんながしっかり繋いでくれて、良い崩し方から点が取れました。(鈴木)雄斗君がずっと僕にゴールを取らせたいと、練習やプライベートのところから気にしてくれていたので、合わなかったシーンも含めてずっと僕を見てくれていましたし、雄斗くんの愛を感じていました。本当に良いアシストをくれて僕は合わせるだけだったので、ゴールを決められて良かったです。

――サポーターの方も待ち望んでいた得点でした
僕のモットーはゴールが1番ではないので、チームファーストというか、「勝利のために」というスタンスでやっていますけど、当然ゴールは欲しいですし、サポーターの方からのメッセージだったり、ゴールへの期待は感じていたので、取りたいとは思っていました。これは色々なところで言っているんですけど、ゴールへの欲という部分を出し過ぎてチームファーストのプレーがおろそかになってはいけないですし、今日もチームのためにまずハードワークするところから入っています。かと言ってゴールを狙っていないわけではなくて、そろそろ欲しいなというところもありました。そのあたりは僕の中では永遠の課題というか、自分の中ではまだ正解を見つけられていないですね。

――献身的なプレーをしていたことがゴールに繋がったのではないでしょうか?
結果的に今日点を取れたから良かったですけど、このまま取れずに試合が経過すると、結果が出なくなったときに「あなたは点を取れていないよね」となってしまう、そういう勝負の世界にいると思っています。必ず取りたいという気持ちは常に持って練習をしていましたし、ゴールへのイメージも膨らませていたので、これから少しリラックスして試合に入れるかなと思います。

――今日の結果についてどう感じていますか?
首位の町田さんを相手に僕らは必ず勝たなければいけない立場でした。サポーターの方からも、今日が重要な試合だということが伝わる声援をいただいていました。先に失点してしまった中で相手にチャレンジしていきましたが、こじ開ける何かが足りなかったのかなと。僕としてもパフォーマンスは良くなかったですし、ボールフィーリングもあまり良くなかったので、ゴールを取れて良かったですけど、悔しさが残るというか、チームに迷惑をかけたかなと思います。自分のクオリティとか、パフォーマンスを見つめ直さないといけないですし、ルヴァンも含めてずっと試合に出続けているので、もう1回自分自身と向き合ってリフレッシュして、熊本戦に向かいたいと思います。

――9試合を終えて3勝3分3敗です
もっと上の順位にいないとと思いますし、勝点をこれだけこぼしていることは、選手達はみんな理解しています。徐々に積み上げてきてはいますし、連戦の中で組み合わせも少し変わってきた中で、もう少し連係も深めていけると思います。対戦相手によってもやることは変わるので、今日はああいったプレッシャーの掛け方を町田さんにされて、前半は少し停滞していた部分もありましたが、もっと相手の変化に対して自分達が用意してきた以外のことができないと苦戦するかなと、そういうリーグかなと思っています。

――今日は相手のどんな変化を感じていましたか?
相手は中央を消しにきて、ヤットさん(遠藤)と(上原)力也のところにかなりプレッシャーにきて、サイドに追いやられて、サイドからのクロスに対しては空中戦に強いDFが待ち構えるというスタンスでした。結果的には深いところをえぐってからのマイナス方向のクロスが点になりましたけど、もう少しバイタルエリアのコンビネーションとか1タッチプレーとか、正直な攻め方だけではなくて、少しひねったプレーが必要なのかなと思います。

FC町田ゼルビア 黒田 剛監督
 

――試合の総括
前半を振り返ると、良い守備から攻撃という形で先制し、そのあと決定的なところが2本ありましたが、それを外したところが後々尾を引いたなという感じです。前半の終わり際のところでワンツーから中にマイナスに入れられたボールから1点を取られましたが、もうちょっと対策があったかなというのが正直な見解です。後半に入り、バランスを崩すような場面もあったのですが、ただ最終的には最後のところでしっかり食い止めるというところも含めて、選手たちは良くハードワークをし、勝点1をもぎ取ってくれたなと思います。凄く難しい試合ではあったのですが、ポジティブにとらえながら次節に臨んでいきたいなと思います。