2019年 試合速報

明治安田J1 第30節 vs. 清水エスパルス

試合ハイライト
spuls
spuls

10 勝
5 分
15 敗
42 得点
64 失点
勝点 35

1
  • 0
  • 1

  • 1
  • 1

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

6 勝
7 分
17 敗
24 得点
44 失点
勝点 25

前半
ファン ソッコ
5分
ジュニオール ドゥトラ
立田 悠悟
9分
39分
藤川 虎太朗
エウシーニョ
46分
ハーフタイム 後半
オウンゴール
5分
22分
大井 健太郎
24分
藤川 虎太朗
大久保 嘉人
河井 陽介
川本 梨誉
33分
37分
小川 大貴
荒木 大吾
西澤 健太
水谷 拓磨
40分
41分
アダイウトン
46分
アダイウトン
秋山 陽介
47分
ルキアン
48分
荒木 大吾
49分
大久保 嘉人
39
大久保 択生
3
ファン ソッコ
18
エウシーニョ
25
松原 后
26
二見 宏志
6
竹内 涼
16
西澤 健太
17
河井 陽介
30
金子 翔太
11
ジュニオール ドゥトラ
49
ドウグラス
SUB
1
西部 洋平
2
立田 悠悟
5
鎌田 翔雅
27
飯田 貴敬
14
楠神 順平
15
水谷 拓磨
46
川本 梨誉
監督
篠田 善之
1
八田 直樹
3
大井 健太郎
24
小川 大貴
33
藤田 義明
13
宮崎 智彦
14
松本 昌也
15
アダイウトン
23
山本 康裕
26
藤川 虎太朗
30
上原 力也
39
ルキアン
SUB
21
カミンスキー
29
秋山 陽介
37
ファビオ
8
ムサエフ
27
荒木 大吾
22
大久保 嘉人
32
中山 仁斗
監督
フェルナンド フベロ

17,762
スタジアム名 試合日 キックオフ
アイスタ 11/2(土) 14:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝、乾燥 奥谷 彰男 佐藤 隆治
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 中井 恒 田尻 智計
気温 湿度 第4の審判員 記録員
21.5度 51% 清水 勇人 山田 晃司
6 シュート 13
14 ゴールキック 5
7 コーナーキック 5
11 直接FK 7
2 間接FK 0
2 オフサイド 0
0 PK 0

「リーグ戦の34分の1、とは到底考えられない試合。何が何でも絶対に勝たなくてはいけない」。大井健太郎は今日の一戦に向けた想いを、こう口にした。厳しい残留争いを強いられている中で迎える静岡ダービー。清水エスパルスから勝利を手にすることはもちろんだが、ジュビロの未来のためにも、今日は必ず勝点3を持ち帰らなければならない。

スターティングメンバ―は、GKに八田直樹。最終ラインは、小川大貴、藤田義明、大井健太郎、宮崎智彦が務める。中盤には山本康裕と上原力也、松本昌也と藤川虎太朗が、前線にはルキアンとアダイウトンが入りそうだ。
注目は、前節のサガン鳥栖戦でゴールを決めたルキアンとアダイウトン。調子を上げてきたブラジル人コンビが、今日も相手ゴールへと果敢に迫り、ジュビロの攻撃を牽引してくれるはずだ。また、ここ数試合は2列目のワイドでの起用が続いていた山本が今日はボランチのポジションを務める。攻守においてチームプレーに徹する背番号23の活躍も楽しみにしたい。

キックオフはこのあと14時。IAIスタジアム日本平の天候は晴れ。ダービーを制するため、そしてJ1残留のため、何よりジュビロのために、全ての力を結集させて、勝利を掴み取ろう。

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フェルナンド フベロ 監督

――試合の総括
非常に厳しい試合でした。相手も試合を通して集中力をとても高く保っていました。ですが、自分たちのプラン、用意していたものには沿う内容でした。特に前半は狙っていた形を出して先制点を奪うことに成功しました。後半は早い時間に失点してしまい、速い展開となり、自分たちにとっても厳しい流れになりました。ですが、そのあと試合をコントロールし直すことに成功しました。そして落ち着きを取り戻した結果、1点取り返し、それが勝利に繋がりました。

――決勝ゴールを決めたアダイウトン選手の評価を
アダイウトンは皆さん知っての通り、スピードがすごくある選手です。1対1でも凄さを発揮してくれます。相手のDFにとっては対応しづらい選手です。さらに、ルキアンというFWを擁することによって、相手がさらに対応しづらくなる状況を作り出すことが出来ます。また、練習の中で彼の貢献度が高まっていました。前節の得点の後からです。なので、彼の活躍を非常に嬉しく思っていますし、それ以上にチームの勝利が嬉しいです。

――相手が1人少ない状況になり、どのような指示をしたのか
自分たちが大切にしたのは、集団としての守備をきちんとすることです。相手もディフェンス面はすごく良かったです。選手たちに伝えたことは、落ち着いてしっかりゆっくりとボールを回すこと。攻撃がしやすいように、スペースが出来るまで落ち着きながらボールを回すことを指示しました。

――ダービーでの勝利は残り4節を戦う上でどのような意味を持つか
自分たちがこれから生き残っていく上で、今日は非常に重要な試合でした。皆さん自分たちの状況は知っての通りだと思います。ですが、チームの精神面においてもこの勝利はとても大きいです。自分たちの可能性をこれからも少しでも成長させるために大切な勝利でした。ダービーは特別な試合です。以前天皇杯で戦ったときには最後の1分で失点してしまい、その結果、試合に負けてしまいました。自分たちはその痛みを忘れていなかったですし、その痛みを消すためにも今日の勝利は非常に大きな勝利でした。自分にとってもすごく嬉しい勝利です。自分たちはまた次に来る試合に向けて、しっかりと準備していきます。

八田 直樹 選手

八田 直樹 ――今日の勝利を振り返って
こうやって勝つことが出来て良かったです、後ろから見ていてもみんな戦っていますし、そういう気持ちを感じながら守っていました。自分自身も後ろでしっかりと落ち着いて守り抜きたいなと。そういう意味でも、チームが勝つことが出来たことは自分にとってもチームにとっても、自信になる1勝だったと思います。

――最後まで粘り強く守りました
自分自身、後ろはエスパルスのサポーターの方々で圧はすごく感じましたし、とにかくもう1点やられないようにという想いでした。簡単に勝てる試合はありません。あそこで耐えたことでアダ(アダイウトン)の1点が生まれたのかなと。サッカーの難しさや楽しさ、色々なものを感じることが出来た試合でした。また、自分は後が無いという気持ちでやっていますし、この1年しっかり勝負して臨んでいます。これからもアピールし続けたいと思います。

――改めて静岡ダービーでの勝利を振り返って
ダービーというのは、楽しさであったり、プレッシャーであったり、緊張感、色々なものがありますが、負けてしまったら何も残りません。そういう意味でも、勝ってこうやって話が出来ることが自分としてはすごく嬉しいですし、次も勝ちたいと改めて思わされる一戦でした。

――次の試合に向けて
次の試合が本当に大事です。FC東京戦に向けてしっかり準備しなければいけません。この1週間は本当に大事なので、自分の中でも無駄な1週間にしないようにしていきたいです。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――相手が1人少ない中での戦い方は難しかったのでは?
そうですね。難しいことは無いですが、まだまだ自分たちの力が無くて1対1という難しい形にしてしまいました。ただ、粘りながらですがボールを大事にしつつ、ペナ角を使ってサイドから、特に(荒木)大吾が入ってからは何度もクロスを供給出来ました。前半のうちにもう1点取りたかったですが、今日はダービーということもあってとにかく勝ちたかったので、一つ結果が出て良かったと思います。どんなダービーでも勝たなくてはいけない中で、ずっと勝てていないという状況は選手みんなが理解していました。そんな中で、アウェイにも多くのサポーターの方が駆けつけてくれました。試合が始まる前からサポーターの皆さんにはすごく勇気をもらいましたし、前半は良い入りが出来たと思います。

――前半は狙い通りの攻撃が出来た?
ピッチを広く使いつつ、相手を走らせるということはフベロ監督にすごく言われていることで、今日は相手が10人ということもありましたが、それを差し引いても自分たちがやろうとしていることは出来たかなと。あとはクロスやシュートの質、それはずっとですが、まだまだ改善の余地があるかなと感じています。

――後半立ち上がりは相手がギアを上げてきたと思います
シンプルに自分たちのミスでスローインからオウンゴールという形になってしまいました。そうすると相手はホームですし、勢いに乗せてしまうこともあったと思います。途中で自分が声をかけて、前半のように(上原)力也を少し下げてボールを回させました。自分たちでボールを保持する時間が必要でしたし、そういうことをやってからは問題なく守ることが出来たかなと。スローインやセットプレーでのピンチはありましたが、失点後は防ぐことが出来ました。全体を通して最後の1点に繋がったと思います。

アダイウトン 選手

アダイウトン ――今の率直な心境を
ジュビロ磐田に関わる全ての皆様が、僕と同じように心の底から喜んでいるのではないかなと思います。我々にとって非常に大事な勝点3だったので、今日は素直に喜びたいなと思います。

――どんな気持ちでピッチに入りましたか?
自分だけではなく全選手がダービーのことだけを頭に入れて練習してきましたし、今日、実はルキアンと試合前に、お互い近い距離でプレーしようと決めていました。得点もそういうシーンから生まれたものだったのではないかなと思います。

――決勝ゴールを振り返って
ルキアンとは素晴らしい関係性を築けていると思います。ボールが来る前から次のプレーはこうするぞ、というメッセージを送り合うことが出来ますので、そういうところが自分たちにとってプラスアルファになっているのではないかと思います。

――次はホームでFC東京戦です
選手たちとは、「あと5回決勝戦だよね」という話を常にしていました。そういう意味でも、あと4回決勝戦があるということで、次ももちろん厳しい試合になることは分かっています。ただ、自分たちは勝つことだけを考えて日々過ごしていかないといけないですし、少しでも早く下位から抜け出すことを考えていきたいです。

藤川 虎太朗 選手

藤川 虎太朗 ――J1リーグ初ゴールを振り返って
FWが競った後ろにボールが流れてくると思っていて、信じて待っていました。それを落ち着いて決めることが出来ました。選手たちも喜んでくれましたし、サポーターの姿を見たらすごく嬉しがってくれていたので、本当に自分の中で気持ちが高ぶりました。

――この勝利はチームにとってどのような価値があると思いますか?
残留に向けて少しはプラスの方向に進んだと思います。ただ、順位は変わらないので、今日の勝利は今日までで、また次のFC東京戦に向けて切り替えてやっていきたいと思います。

――静岡ダービーにはどのような思いで臨みましたか?
今シーズン全部負けていたので、何が何でも自分が点を決めて勝ちたいとずっと思っていました。実際に点を決めることが出来て、そして何よりチームが勝つことが出来て良かったです。

――残り4試合に向けて
ここから何かを変えるとかではなく、自分たちのサッカーを貫き通して、その中で局面局面で負けない気持ちの強さを持って、また次の練習からやっていきたいと思います。

清水エスパルス 篠田善之監督
 

――試合の総括
非常に苦しいゲーム展開になってしまったなと。それと静岡ダービーで負けてしまったこと、勝点を取れなかったことを反省しなくてはいけないと思っています。試合後に選手たちには1人少ない状況で長い時間戦わなくてはいけなくなったこと、あるいは追いついて、良い時間の使い方をしながら、最後に点をとられてしまったことを話しました。そして残り4試合、下を向かずにやろうという話をしました。