2021年7月3日 vs アルビレックス新潟

19:00 エコパ

インタビュー他

鈴木 政一

監督

──ハーフタイムコメント

・もっとボールを動かして、ゲームコントロールを意識すること

・後半立ち上がり集中して、もう1点取りにいこう

──試合の総括

前半は本当に予想通りというか、選手たちが意識を持ってカウンター気味なところから得点を取ることができました。最後後半のところで集中力、あるいはオフのマーキングのポジション、ボールの出どころに対するマーキング、そういう部分で疎かになった分、失点してしまったという状況です。これはまた改善して、チームとして成長していけたらと思います。

──前半を振り返って

相手チームどうこうではないのですが、意外と前線に前から来ることでスペースができているところがあったので、そこをうまくFWのルキアン、あるいはトップ下のプレーヤーが起点を作ってカウンターからサイドをえぐった状況の中で、スペースがゴール前に結構あった分、良い動き出しで点を取れたと思います。

──チームの成長の過程について

継続するところは継続して、人が動いてボールを動かすイメージでサッカーをやろうと。ラストパス、フィニッシュのところなのですが、積極的にゴール前に人数をかけるという部分で、逆サイドのプレーヤーがゴール前に入ったりというところで、選手たちは本当に意識高くやってくれていると思います。

──選手たちの判断材料も多くなってきたのでは?

持っている選手はそこの意識が高くなって、守備の安定が出ていると思います。まだまだ判断材料を多く持てない選手もいますが、1つ2つと持ってもらうことで、カバーリングや色々な部分での対応、判断のスピードが上がってくると思うので、そういう意味でも継続していくことが大切だなと思います。

──伊藤選手のラストマッチでした。どの辺りが一番成長したと感じていますか?

リーグ戦の立ち上がりはチームとして非常に失点も多かった部分で問題点があって、そこのところが途中の練習試合や色々なところでボランチをやったりウイングバックをやったりというところで、攻撃のところでもオンとオフの関係、連続性が良くなって、凄く守備も安定したと思います。

──ドイツでの挑戦について

ドイツもそうですし、海外はやはり個人の判断というものがベースになってくると思います。そういう意味でも、彼の身体能力、スピードや高さも含めて、十分活かし切れると思っています。11分の1で自分の特徴を活かしてくれたら十分にレギュラーを取れると思いますし、試合に出場して活躍できると僕は期待しています。

──中3日で天皇杯があります

我々には、J1復帰、J1で戦えるチーム作りという大きな2つの目標があります。天皇杯もできるだけ普段出られていない選手を十分に経験させたいですし、11人誰が入っても遜色無いサッカーができるチーム作りを目指していますので、必ずやってくれると思っています。

ルキアン

ルキアン

選手

──8連勝で首位に立ちました

7連勝の流れからきて、自分たちは凄く自信を持っていました。今日もそうした自信を見せて得点もたくさん生まれました。みんなが同じ目標に向かって働いているから、こういう結果になると思います。でもまだまだ直していかないと、良くしていかないとJ1には上がれないと思います。これからも修正を続けて、良いプレーを続けたいと思います。

──自身のゴールについて

非常に嬉しい気持ちですし、日々の取り組み、努力が自然にゴールへ繋がると思っていました。ゴールが無かった期間もありましたが、チームのためにという動きを続ければ、いつか絶対ゴールは生まれると思っていたので、今日はこういう結果になって良かったと思います。

──首位に立って後半戦に向かいますが、ここから大切になってくることは?

自分としては、首位ということを一旦忘れて、1試合1試合に全力で入っていきたいと思います。今週も天皇杯がありますし、その後はアウェイの山口戦です。難しい試合が続くので、一戦一戦集中して臨みたいと思います。

──前線からの守備の意識について

自分は元々そういうスタイルを持っていますし、自分がハードワークをすることがある意味コミュニケーションだと思っています。見てくれている後ろの選手たちに、「俺もやらないと」というメッセージも伝えながら、そういうつもりでハードワークしています。自分がそういうプレーをして、みんなもそういうプレーをして、チーム全体が良くなればなと思っています。

松本 昌也

松本 昌也

選手

──8連勝で首位に立ちました

立ち上がりから良い形でゴールを奪うことができて、最後は2失点してしまいましたが、なんとか粘り強く守って勝てて8連勝というのは、後半に繋がる良い流れができたのではないかなと思います。

──自身のゴールで伊藤選手を送り出すことができましたが、どんな言葉をかけましたか?

「頑張ってこい」ということを言いましたし、今日も良いパスをくれたので感謝しています。うまく出してくれたので、あとは落ち着いて決めるだけでした。

──1点取った後は新潟にボールを持たれていたのか、持たせていたのか、どのような感覚でしたか?

正直に言うと、自分たちも持ちたかった気持ちはあったのですが、相手もうまく良いところに立ってボールを動かしていたので、そこは焦れずに粘り強くやって、カウンターのチャンスは来るなというのはみんな感じていたところはあったと思います。それでしっかりゴールも取れたので、そこは良かったんじゃないかなと思います。

──大井選手が欠場する中でも、意思疎通はしっかり図れていたと思います

僕自身はそんなにいつもと変わらない感じで、みんながしっかり声を出していましたし、(伊藤)洋輝も(森岡)陸も出していましたし、集中しながら守ることができていたんじゃないかなと思います。

──上位チームにしっかり勝ちきれたことについて

大事な試合でしっかり勝つことができて、後半戦に臨めるということで自信もつきました。ただ、順位どうこうというのは自分の中では気にせずに、どの試合でも難しい試合になることがあるので、そこは自分たちにフォーカスして一戦一戦戦って、目の前の試合で勝点3を取ることが大事だと思います。

──先制ゴールの場面について、シュートへの迷いはなかったのでしょうか?

ちょっと中を見て確認したのですが、でも最後はトラップした後に打とうと思って決断しました。

──伊藤選手からもらったパスをゴールに繋げたい思いはありましたか?

そうですね。洋輝から最後にパスをもらってゴールを決められたというのは本当に嬉しいです。

──ここからの戦いで一番大事にしていきたいことは?

自分たちのやるべきことをしっかりやり続けること、守備でしっかりハードワークして戦うこと、攻撃はボールをしっかり動かして、人とボールが動くサッカーを目指して続けること、というのが大事だと思うので、ブレずにここからもやり続けたいと思います。

アルビレックス新潟 アルベルト監督

──ハーフタイムコメント

・守備はもっと激しくいこう

・戦う姿勢を出して戦うこと

・ここから45分、スピードを上げてしっかりプレーしよう

──試合の総括

疑いの余地のある相手の先制点の後、我々はしっかりリアクションせずに良いプレーを表現できていなかった時間帯が続いてしまったことは、自分たちの反省点としてしっかり改善していきたいと思います。後半は良い形でスタートしました。そして笛の鳴らなかったPKがあったと思います。後半しっかりと試合を明確に支配し続け、2得点決めることができました。さらにゴールを決める可能性のあるチャンスを作ることができていました。我々がPKを蹴るまでに、7分ほど時間のロスがあったと思います。このように長い時間が失われるというのは今まで見たことがありません。7分もの時間が失われたにも関わらず、後半のロスタイムはとても短かったです。誤審が無ければ勝つことができた試合展開だったのではないでしょうか。昨年も同じような議論の余地のある判定があったのが、ここ磐田でした。それが現実です。