2025年6月28日 vs ベガルタ仙台

19:30 ヤマハ

インタビュー他

ジョン ハッチンソン

監督

非常にタフな試合でした。相手の守備が非常にソリッドで崩すのが難しかったですが、前半から良いプレーをして後半に向けた土台が作れていたと思います。十分にチャンスも作れていたので、勝利に値するパフォーマンスだったとは思っています。特に後半は完璧に試合をコントロールして進められていました。だからこそこの敗戦を受け入れるのがすごく難しいです。

ただ両チームともに勝利に飢えた非常に良い試合だったと思います。相手もしっかりと耐えて最後に1点というのを狙っていたと思いますし、その中で相手の思惑通りになってしました。

選手たちは勝つためにやるべきことをやってくれましたが、やっぱり最後、決め切るところが足りなかったと思っています。

──合流間もないヤン ファンデンベルフ選手を起用する判断の意図とピッチで見せたプレーぶりへの評価を聞かせてください。

試合中に(江﨑)巧朗が膝のところに痛みを抱えているように見えました。彼自身はタフで絶対に痛いとは言わない選手ですが、ちょっと足を引きずっていると思ったので、ヤンを入れようと決断しました。

パフォーマンスに関しては、やれるだろうと思っていた通りにやってくれましたし、本当に良い選手だと思いました。まだチームに加入したばかりなので、チームがやろうとしていることや戦術の動きになれることが必要ではありますが、今日のパフォーマンスを見た皆さんも分かる通り、必ずチームに大きなインパクトを与えてくれるだろうと思っています。

──磐田への対策を強めてきた仙台の戦い方を受け、今後相手の対策をどのように上回っていきたいという思いですか?

相手は非常によく守ってきたと思います。特にミドルブロックやローブロックを崩すことは本当に難しいことですが、後半を見れば崩せていたと思います。裏を取れたり、ペナルティエリアの中に入ることはできていましたが、やっぱり決め切るところでミスが出てしまったというところはありました。

もちろん前半で得点を決められることが理想ではありますが、前半は後半に向けた土台作りという風にも考えています。後半は見ても分かる通り、相手も疲れてきた中で、我々は走れていましたし、アグレッシブにもやれていました。恐らくセットプレー以外でやられることは無いだろうと思っていました。サイドだけではなく、中央から崩していける選手はいますし、この6~8週間くらいは色んな方法で攻撃ができるようにしようと取り組んできました。ここ数週間は、まずは相手もうちを止めようとする試合へのアプローチを取ってきているので、その中で我々はチームをプッシュし続けて、色んな形でチャンスを作って、危険なチームになっていきたいと思っています。そのために自分たちがもっと良くならなければいけないと思っています。そのためにもこのフットボールをもっと成長させ続けて、より強くなっていくことだと思っています。この選手たちがしっかりと自信を持って、自分の能力を発揮できるようになることが何よりも大事で、選手たちはもっとできると思っています。選手たちが自分たちを信じることができれば、もっと上の順位へ上がっていけると信じています。

上原 力也

上原 力也

選手

最低限、0-0で終わらなければいけない試合でしたし、自分たちが無駄なコーナーキックやファウルを与えないというチームの意識が必要だったと思います。

──前半から仙台がジュビロを警戒する形で試合に入ってきましたが、それを踏まえてどう試合を運んでいこうと考えていましたか?

前半はお互いの良さを消し合うような硬い試合になったと思いますけど、後半は自分たちが主導権を握りながら相手陣地でほとんどサッカーできたところは良かったところだと思います。ただ、最後のところを仕留めるところには、もう少しパワーを割かなければいけなかったと感じています。

──ハーフタイムにどんな修正をして、後半に臨みましたか?

後半の立ち上がりからもう一度しっかりと試合に入ることと、もう少し中を使いながら攻めていこうと。その方がサイドがより空くので、中にパスをつけられるシーンがあれば、積極的に中につけていこうというところを意識しました。

──後半アディショナルタイムには上原選手自身にも決定機がありました。最後ゴールをこじ開けられなかったことはどう受け止めていますか?

決定力はチーム全体で上げていかなければいけないですし、これだけ攻めて入らなければ、もっとチャンスの数を増やしていくしかないので、そこはこれから取り組んでいきたいと思っています。

──試合全体を見れば、チーム全体で積み上げてきたものをしっかりとピッチの上で表現できたと思います?

間違いなくチームは成長していると思いますし、ここまで負けなしを続けられていた中で、今日は負けてしまいましたけど、まだまだリーグ戦は続きますし、僕たち自身ももっと成長していけると思っているので、気持ちをしっかりと切り替えて次の試合に臨んでいきたいと思います。

渡邉 りょう

渡邉 りょう

選手

6ポイントゲームを落としてしまったところは、まだまだ自分たちに力が足りないと感じましたし、こういうゲームを最後、引き分けで耐えられるのか、最後の最後で勝ち点3を取れるのか、もしくは今日のように勝ち点を落としてしまうのかではかなり変わってくると思うので、そのための力はまだまだ養っていかなければいけません。今日負けてしまったことをしっかりと受け止めて、次の熊本戦に向けて良い準備をしたいと思います。

──前半はなかなかシュートまで持ち込めなかった。そのゲームの流れはどう感じていましたか?

守備のところで相手が後ろに枚数を多めにかけて、そこにボランチも関わってきたので、守備のところでなかなか相手を捕まえ切れず、自分たちの後ろの選手たちもアグレッシブに相手を捕まえにきてくれていましたけど、その連動のところとどうボールを奪いにいくのかというところで前半はかなり苦しみました。後半はかなりプレッシャーをかけられて、相手のミスを誘うこともできていましたけど、前半の中で守備のところを修正して自分たちの流れに持っていきたかったというのが正直な思いです。

──守備で感じていた課題はハーフタイムにうまくコミュニケーションが取れましたか?

ハーフタイムに後ろが連動できているけど、もう少しアグレッシブにいこうという話もありましたし、守備のところで前線から連動してボールを奪いにいかないと、自分たちの流れは作れないと思っていたし、それによって前半はリズムを作れていないというのはみんなもやりながら感じていたと思います。そういう意味では、後半は良い入りができたと思いますけど、その流れで点を取ることがチームにも、自分自身にも足りないところだと感じたので、そこはしっかりと反省して次に繋げていきたいと思います。

──この悔しい敗戦を次にどう繋げていきたいですか?

やっぱりこういうゲームを勝てないと、いつも以上にサポーターの方々も悔しいというか、ストレスが溜まると思いますけど、僕らはピッチの上での結果で証明しなければいけないと思っているので、今日は不甲斐ない姿を見せてしまいましたけど、次に向けて気持ちを切り替えて、しっかりと良いゲームをしたいと思っているので、また一緒に闘ってください。