2016年7月30日 vs 柏レイソル

19:00 ヤマハスタジアム

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名波 浩

監督

──試合を振り返って

1stステージ第3節の前対戦を振り返ると、立ち上がりから20分ぐらいはバランスよく攻撃も出来ていましたし、積極的なアプローチもあって相手を非常に押し込んだ状態。しかし、そこから70分間は守備に回ってしまいました。それを考えると、今回は(立ち上がりから)30分まで持ったので、10分間成長したのかなと。ただ、1対0で勝てるような相手ではなかったですし、スコア以上の完敗だったなと思います。完敗という一番のポイントは、何気ない前後の出し入れから立ち位置を変えてボールを動かしていく術、またはサイドを変えたときの2人目の反応やサポートの反応、その速さ。そして、ゴール前に入っていく人数やタイミング。そんなに難しいことではないですが、時間をつくれるときにつくり、非常に有効的に攻めていました。決して個のスピードとテクニックだけでゴールを割ったわけではありません。確かにそれがジャブになって効いてきてはいたと思いますが、やはりシンプルにプレーしているクラブだなと思います。逆に我々は、試合前もハーフタイムも「難しいことを選択するな、シンプルにプレーしよう」とホワイトボートに書き、選手達に伝えましたが、難しいことをチョイスして大ピンチを招いていたので、そこは勿体無かったなと。最後のスローインに象徴されるように、3対2の状況が出来ていることに自分たちで気付けずボールロストしてしまうという非常に情けない終わり方でした。もう一度言いますが、スコア以上の差があったなと思います。

──先制後、流れをもっていかれてしまった要因は?

前半のアディショナルタイムを含めて残り7、8分ぐらいは仕方ないと思いますが、疲れで少しスライドが遅くなってきたところを相手に突かれたことと、斜めに入ってくるだろうボールやドリブルへの消しが遅かったことなどが挙げられると思います。

中村 太亮

中村 太亮

選手

──FKから得点が生まれました

あの場面はジェイが上手く合わせてくれたおかげです。今日は前半途中までは自分たちのペースで試合を展開することができましたが、徐々に押し込まれる時間が続いて、後半もそうした時間が多くなってしまい、苦しい試合になってしまいました。自分もほとんど良いところを見せることができませんでした。負けてしまって悔しいですし、勝点3をとりに行く姿勢を、もっと見せたかったなと。自分のウィングバックの強みというのは、上下の運動量だと思っています。守備のあと攻撃に出ていく速さだったり、そうした部分をもっと出していきたいですし、精度も上げていかなくてはいけません。

──後半、太田選手のサイドチェンジのクロスからシュートを打った場面について

ああいった攻撃ができれば厚みがでますし、(太田)ヨシくんがクロスを上げたときには自分は中に入るということを意識しています。あの場面はもっと落ち着いてシュートを打つべきでしたが、シュートで終われたことは良かったと思います。

大井 健太郎

大井 健太郎

選手

──今日の試合を振り返って

残念です。前半1点リードで折り返したのですが後半2失点してしまったので、ディフェンス陣として責任を感じています。ボールを奪う位置が低くなってしまい、そこからボールを繋ごうとしても選手間の距離が遠くなってしまいました。攻守両面でもっと成長しなければいけないと思いますし、勝てていないので反省することは多いです。よりチームが前を向ける練習や話し合いをこれからもしていきたいと思います。この悔しさを次に繋ぐことが大事だと思いますし、落ち込んでいる時間はないので、すぐに切り替えて練習していきたいです。

太田 吉彰

太田 吉彰

選手

──今日の試合を振り返って

ホームゲームで絶対に勝ちたかったのですが、難しい展開になってしまいました。自分自身もサイドで孤立してしまう場面が多かったですし、なかなかボールに上手く触れなかったなと。ワイドのポジションは中の選手との連携が大事になってくるので、その部分はこれから修正していかなくてはいけないと感じています。そして、シュートまで持って行く回数が少ないですし、クロスも合っていないので、コンディションは悪くないからこそ練習からしっかりやっていきたいです。

──次節に向けて

自分たちは上がっていくだけです。まだまだ心は折れていませんし、しっかり集中して試合に臨みたいと思います。自分自身も今のスタイルにプラスして何ができるのかということを考えながら勝利を目指していきます。

川辺 駿

川辺 駿

選手

──今日の試合を振り返って

前半は良い守備から良い攻撃に繋ぐことが出来ていたと思うのですが、後半は相手がボールをシンプルに繋いできたところを自分たちは少し対応しきれなかったなと感じています。引き分けの試合が続いて負けてしまったということで、とても残念で悔しいですが、次の試合に勝つことが重要です。反省しなければいけない部分はたくさんありますが、すぐに試合が来るので、今日と同じことをしないように、そしてもっと良い内容で自分たちが試合をできるように準備していくことが大切だと思います。連敗しないということも重要なので、すぐに切り替えてやっていきたいです。

柏レイソル 下平隆宏監督

──試合を振り返って

立ち上がりから、ジェイ選手とアダイウトン選手のところに長いボールが入り起点をつくられ、かなり苦しいゲームでスタートしました。その中で、阻止は出来ましたがPKを取られ、その後セットプレーから失点。前半の入りとしては、あまり良くなかったと思います。ただ、前半の終盤から少しずつリズムを取り戻し、攻撃の糸口が見えてきました。選手達が後半はそこをしっかりと突き、得点に繋がりました。さらには逆転ゴールまで決めてくれ、アウェイで価値のある勝点3を取ることが出来たと思います。