2012年4月4日 vs 浦和レッズ

19:00 ヤマハスタジアム

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森下 仁志

監督

──感想

まず始めに、平日の夜にこれだけのサポーターの方に来ていただき、本当に感謝しています。先日もそうですが、選手の背中を後押ししてくれた部分が大きいと思いますし、また来ていただきたいと思っています。

試合に関しては浦和さんも素晴らしいプレーをしていて、僕自身、これが“フットボール”ではないかと思いましたし、その点でも今日勝ちたかったので、選手たちには感謝しています。

──後半途中に2枚同時投入がありましたが、その意図は?

もちろん攻撃の部分もそうですが、守備が少し後ろに重たくなっていたので、前への推進力のある2人(山田大記、松浦拓弥)を入れました。

──「これが“フットボール”ではないか」というお話でしたが、具体的に言うと?

やはりお互いがボールを大事にして、両チームがより多くの攻撃を仕掛けようとしていたと思いますし、やはりお互いがお互いの力を引き出した、と言うか、選手の“本能”を目覚めさせるようなゲームだったと思います。そういう意味では客観的に見ても素晴らしいゲームだったと思いますし、こういうゲームを続けられるように日々のトレーニングからやりたいと思います。

──ヤマザキナビスコカップ・セレッソ大阪戦に結果を残した山田大記選手に対する評価は?

少し怪我もあり、キャンプも遅れ、出遅れた部分もありましたが、これからもっともっとよくなると思いますし、まだまだフィーリングが上がる選手だと思いますし、僕はこんなものではないと思っていますし、本人もそう思っていると思います。暖かくなればなるほどキレが出てくるのではないかと思っています。

──公式戦としては初めて3バックのチームとの対戦となりましたが、そのあたりの対策は上手くいきましたか?

(最終ラインは)3枚でも攻撃の時には4枚になり、[4-3-3]になるチームです。ただ、システムはそこまで関係ありませんし、やはりボールは一つしかないので、そこの状況を作れるかどうかというところが攻撃でも守備でも大事な部分ですし、そこは特に意識はしていません。

──様々な選手が公式戦に出て、結果を残せていますが、その点の手応えは?

もちろんたくさんの選手が出てもらっていますが、僕がチャンスを与えているということではなく、(黄)誠秀にしても僕がサテライトのコーチの時から2年間一緒に厳しい練習をやり続けてきて、今年のキャンプもやり続けていい状態でした。そのあたり、僕がチャンスを与えたというより出ている選手が自分たちで掴んでいる状況だと思いますし、ゲームに出てもトレーニング通りのハードワークをしてくれているので、それが勝利につながっているのではないかと思います。

阿部 吉朗

阿部 吉朗

選手

──ゲームを振り返って

自分の中ではもっともっとできたと思っています。反省点もありましたし、また練習から取り組み、レベルアップできるよう頑張りたいと思います。

チームの雰囲気はいいです。練習がこうした結果につながっていると思いますし、やはり練習は嘘をつかないと感じています。やはり厳しい練習をやっているので。

千代反田 充

千代反田 充

選手

──得点場面について

ファーサイドへ行けば(相手のマークが)外れるというイメージでいました。その前に1、2本ニアサイドへ行っていたので、あの場面ではファーサイドへ回りました。

(駒野友一のキックは)一番迷わずシュートを打たせてくれるボールでしたし、あとは押し込むだけでした。

ただ、その後に得点を取ってくれたことが大きいですし、得点を取ってくれた選手たちに感謝しています。

黄 誠秀

黄 誠秀

選手

──プロデビュー戦を振り返って

後半途中から出たメンバーの逆転する力はすごいと思いましたし、今すぐにでも練習したいという思いになりましたし、すごくモチベーションになりました。

今日という日は一生忘れないと思いますが、今日で終わりたくないという思いもあります。次もう一度チャンスをもらえるようにやっていきたいと思います。

山田 大記

山田 大記

選手

──試合を終えた気持ちは?

守備面では3失点してしまったことは課題ですが、4得点を取れたことはよかったと思います。

──チームの好調の要因は?

ピッチに立っていない選手、スタッフ、サポーターが本当に一つになって戦えているので、それが結果につながっていると思います。

──後半ピッチに立った時のイメージは?

ビハインドの状況でしたし、そこで交代カードを2枚使うということは攻めに行くという表れだと思いましたし、ゴールに向かってプレーすることを意識していました。

──松浦拓弥選手とのコンビについて

小さい頃から知っているので、2人で通じている部分もあると思いますし、ああいう場面(得点場面)ではマツ(松浦拓弥)なら来てくれると信じて出しました。

──決勝点の場面について

本当にたまたまですが、最近練習でよくやっている形だったので、イメージははっきりとありましたし、そこで落ち着いて打てました。

松浦 拓弥

松浦 拓弥

選手

──チーム好調の要因は?

チーム全員が同じ方向を向き、同じ目標でできていることはこういった結果につながっていると思います。

──途中出場の際、森下仁志監督からの指示は?

まずは点を取れ、ということですね。それからプレスが少し緩くなっているということがあったので、僕らが入って勢いを持ってプレーできればそこからいい攻撃ができると思うので、そういった意図だったと思います。

──得点場面を振り返ると?

山田(大記)がいいところにボールを落としてくれましたし、何となく来そうな気がしたので、狙って走っていました。上手くいってよかったです。

──山田大記選手との連係について

まだまだ高めていかなければいけないと思っていますが、要所できれいにつながる部分も出てきているので、そういった点は徐々に高まっているのかなと思います。

──ハードな練習について

やはりやり続けることが大事だと思いますし、チームとして厳しい練習をこなすことでチームが強くなると思うので、自分たちから積極的にやっていきたいと思っています。もっともっといいサッカーができると思うので、努力を怠らず、最後にみんなで笑えればと思います。

浦和レッズ■ペトロヴィッチ監督

──感想

今日、見に来られたサポーターの方、テレビで見た方も今日のゲームはみなさん内容的に満足できたゲームだったと思います。1試合7つのゴールが生まれることはサッカーではなかなかあることではありませんから。

最終的に我々は勝利できませんでしたが、内容では私自身は満足しています。我々は70分過ぎあたりまではいい攻撃の形がバリエーション多く出ていたのではないかと思います。ただ、残りの20分あたりから選手たちの疲労が色濃く見え始め、ミスが多くなってきたかなと。しかし、そういったミスも起こってしまったことは仕方ありません。ゲームを通して選手たちはよく戦ってくれたと思っています。もちろん敗戦したことは非常に悔しいのですが、負けた中にも非常にポジティブなものが見れたゲームだったと思います。60分、70分あたりまではいい戦いが十分に見せられたゲームだったと思います。