5/19(木)【記者会見inヤマハスタジアム】パパドプーロス選手

2016 5/19
チーム

5月19日(木)、ヤマハスタジアムにて、パパドプーロス選手(DF/44)の加入記者会見を行いました。

会見の写真

 

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(株)ジュビロ 代表取締役社長 木村稔のコメント

皆様こんにちは。ジュビロ磐田の木村です。本日はお忙しい中、また急なご案内にも関わらず、パパドプーロス選手の加入会見にご出席賜りまして、誠に有難うございます。また、日頃よりジュビロ磐田の広報活動に絶大なるご支援、ご協力いただいていることを重ねて厚くお礼申し上げます。
 昨日、パパドプーロス選手と正式に契約を交し、ジュビロ磐田の一員として迎え入れることとなりました。
まずはチームの強化という面において、育成と併せて選手層の厚みの確保、そして、その選手たちが一丸となったチーム作りをどう行っていくかということが重要だと思います。常に強化部、あるいは監督をはじめとしたコーチングスタッフが日頃より国内、あるいは海外の選手をウォッチしております。今回は縁とタイミング、そして、何より彼らの素早い行動と判断を持って今日という日を迎えられたことを嬉しく思っております。
 パパドプーロス選手のプロフィールにつきましては、すでにご紹介している通りでございますので、私の方からは割愛させていただきますが、彼は実績のみならず、国際経験も豊富な選手です。我々ジュビロは3年ぶりのJ1の舞台を今シーズンから戦っています。J1リーグ12試合、ナビスコカップ4試合を戦ってまいりましたが、まだまだ厳しい戦いが続いてまいります。今後、彼が養ってきた力を我々の力と合体させながら、勝点を積み上げていければと思っております。
最後に彼の愛称ですが、本人の希望もありまして、あえて私の方からご紹介いたしますが、“パパ”、“パパ選手”でございます。パパ選手が一日も早くジュビロに馴染み、この日本、磐田の気候風土に馴染んで、今まで養ってきた大きな経験、海外での経験も含めて、力になっていただきたいなと。いつも応援して下さっているサポーターの皆様と共に、私も彼の活躍を期待しております。

(株)ジュビロ 強化本部長兼ゼネラルマネージャー 加藤久のコメント

皆様こんにちは。今日は会見にお忙しい中お集まりいただきありがとうございました。まずは、今日の会見を迎えるにあたって、非常に短い時間の中で契約をまとめることにご尽力いただきましたエージェントの方々にお礼申し上げます。それから、時間をかけずに来日し、メディカルチェックも含めて我々の一員として参加するために、素早い行動をとっていただいたパパドプーロス選手にも感謝いたします。さらに、今年はクラブで重要な投資案件がいくつもある中で、このような急なチーム強化の方に予算を割く決断をしてくださった木村社長、会社サイドにも大変感謝しております。
 私がジュビロに来てから、ジュビロはJ1で戦うべきチームであり、J1の優勝争いをするクラブになる使命があると感じていました。それは地域の方々のためだけではなく、Jリーグ全体のために、大事な使命を持っているクラブだということです。その中で我々のチーム力を上げるためには、守備の安定ということ、特にゴールキーパーとセンターバック、ボランチといった縦の並びの中で、しっかりとした層を積み上げる、またレベルアップするような選手を獲得しなければいけないという課題を強化として持っていました。アジア枠を使わずにおりましたので、服部強化部長を含め、強化サイドでそういう選手を常に探していたということは、先ほど社長が言われた通りです。そうした中で、今回は服部強化部長がポーランドに行った際に代理人の方との接点があり、そこからとんとん拍子で今日に至ったという経緯です。
 彼を獲得する決断としては、皆様すでにご存じかと思いますが、彼の選手としてのキャリアというものが決め手になったことは間違いありません。コンディション面を言うと、ここ最近は少し試合から離れていること、あるいはこれからの日本の暑さというものが大変かと思いますが、彼のキャリアというものは消えることはありませんし、また変化することもありません。彼には選手として素晴らしいキャリアというものをチームに持ち込んでいただいて、なるべく早くピッチの上でその勇姿を見せてもらいたいと思っております。

パパドプーロス選手のコメント

皆さんこんにちは。アブラアム パパドプーロスです。自分のことは“パパ”と呼んでください。今回この契約に至るにあたって、まずは木村社長、加藤GM、服部強化部長に感謝したいと思います。私はジュビロが非常に歴史のある素晴らしいチームだと聞いています。このチームの一員になることができて、本当に幸せです。自分の全力を、ジュビロのために注ぎたいと思います。

【質疑応答】

――パパドプーロス選手に質問です。自身のストロングポイントは?
 良いディフェンダーというのは、もちろん対人プレーに強くなければいけないと思います。自分で自分のことを言うのはおこがましいですが、そうしたプレーは見てもらいたいと思います。自分はここ3、4ヶ月実戦から離れていて、ゲーム勘というものはまだまだですが、ここでハードワークをする覚悟はできていますし、1日でも早く皆さんに自分のプレーをお見せできるようにしたいと思っています。

――加藤GMに質問です。今回センターバックの補強に至った理由は?
 ゴールキーパー、センターバック、そしてボランチの部分で守備力を上げる、層を厚くする、そこの水準を上げていかなければいけないということは、名波監督、そしてコーチングスタッフを含めてクラブ全体の共通した想いでした。これまでも実は、エージェントの皆様から様々な選手のご紹介もありましたし、我々も探していました。そうした中で、幸運にも、パパドプーロス選手のようなW杯に出場するような選手、そしてキャプテンを長く務めていた、リーダーシップもある選手と出会うことができました。キャリアは消えることもありませんし、コンディションのように上下することもありません。そうした彼の実績は我々クラブに一番足りないものだと考えました。

――服部強化部長に質問です。パパドプーロス選手には、短期的な“助っ人”ではなく、クラブの顔としての活躍を期待していますか?
もちろん2ヶ月、3ヶ月の契約はありえないので、少なくとも今季中は間違いなくジュビロの一員としてプレーする、と言う中で、もちろんこちらとしてはしっかりとチームの顔となるようなパフォーマンスを見せてもらいたいと思っています。

――パパドプーロス選手に質問です。ジュビロに加入するにあたって決め手になったものは?
 ジュビロに来る前に、たくさんジュビロのゲームを見ました。それが好印象だったということがひとつと、以前自分は中国でプレーしていて、これからもアジアでプレーし続けたいという思いもありました。日本のサッカーのレベルはアジアの中ではナンバーワンだという印象もありましたし、何よりジュビロというチームに強く惹かれたのでここに来ることを決断しました。
 それから、クラブハウスなどジュビロの施設を見せてもらい、本当に素晴らしいと感じました。試合の映像も5、6試合見ましたが、素晴らしい外国人選手もいますし、日本人選手の質も高い。とても強いチームだなと。そういったことも、このチームに来ることを決めた理由です。