6/26【記者会見inヤマハスタジアム】チンガ選手

まず最初にジュビロでプレーできる機会をいただいたことに非常に感謝しています。自分の夢が叶ったという気持ちでいっぱいです。また、家内がいつか日本で生活してみたいという夢がありまして、その夢が叶ったと思っています。ですから、幸せな気持ちでいっぱいです。期限付移籍ということですが、自分の気持ちとしては半年でブラジルに帰るつもりは全くありません。10年間日本でプレーするつもりで来ました。
1日でも早く自分のフィジカルコンディションをフィットさせ、チームの助けになるようなプレーをしたいです。ジュビロは2部にいるにはあまりに大きなチームです。2部にいるべきではありませんし、J1という最高の舞台で戦うべきだと思っています。私はそういった部分で少しでも助けになるようなプレーをして、ジュビロの目標であるJ1復帰を必ず達成させたいと思います。
日本という国はブラジルとおもてなしが全く違います。こちらに来て驚いたことは会う方が温かく受け入れてくれたことです。恩返しするためにもピッチの中でいいプレーをする、走る、戦う、ゴールを決めると。とにかく活躍してこそみなさんのおもてなしに恩返しできると思っていますし、そのために精進していきたいと思います。
――日本のサッカーの情報はどこで知ったのですか？
ブラジルで、日本でプレーした経験がある友人がたくさんいて、その方たちから日本のことを聞いていました。たくさんの方が日本でプレーすべきだと言ってくれたので、そこで自分の夢が膨らんでいきました。
――日本のサッカーの印象は？
そこまでたくさん試合を見たわけではありませんが、いくつか試合を見ました。とにかくスピードが速く、パス回しも速いという印象があります。サッカーの質が非常に高いと思っていますが、日本のサッカーに1日でも早く慣れるように努力したいです。
――得意なプレー、ポジションは？
自分の持ち味は力強さだと思っています。前に出る推進力です。戻る時もしっかり戻ります。それから1対1で負けない強さだと思います。自分のポジションはセカンドボランチというところでボランチの位置から前に出ると。前に出てパスを供給したり、チームの攻撃を活性化させることが自分の持ち味だと思っています。
――『チンガ』というニックネームの由来は？また、静岡でブラジル料理は食べましたか？
ニックネームの由来ですが、ブラジルにはもう一人チンガ選手がいます。インテルナシオナルというクラブで活躍していて、そのチームでトヨタカップでチャンピオンになった選手です。自分のプレースタイルがその選手に似ているということで、友人がニックネームをつけてくれました。すごく気に入っています。こちらのブラジル料理のお店にはすでに一度行きました。それ以外にも来日してまだ数日ですが、いくつかのレストランに立ち寄りました。どの料理を食べてもおいしくて、食事という点で日本で全く苦労しないという印象を受けています。日本食はまだ試していませんが、いろんなところに行って試したいですし、それも楽しみたいと思っています。
――左右どちらの足でのプレーが得意ですか？また、憧れの選手は？
自分は右利きですが、左足でもボールを運んだりとか全く問題なくプレーできます。ただ、シュートはほとんどが右足です。憧れの選手はまずはロナウジーニョ選手です。好きで憧れている選手です。それとネイマール選手です。あの活躍を見て、憧れないわけはありません。その2人が自分の憧れの選手です。

本日は幣クラブの新加入選手記者会見にお集まりいただき、本当にありがとうございます。今季の幣クラブの成績を踏まえ、J1昇格を確実にするためにさらなるチームの補強を考え、新しい選手を獲得することを決断しました。選手につきまして監督、GM、強化部長の意見を取り入れ、十分に話し合いをした結果、チンガ選手の獲得となりましたので、本日紹介させていただきます。

みなさんこんにちは。本日はお集まりいただき、誠にありがとうございます。私はゼネラルマネージャーとして今季よりチームに携わり、服部強化部長も今季から、またシャムスカ監督も今季からチームに携わるという状況の中で、ジュビロの戦力についてはだいたいのイメージを持っておりましたが、やはりチームがスタートし、しっかり選手の力量を把握した上で最終的に補強を行うと考えていました。すでにフェルジナンド選手とポポ選手に関しては開幕前に補強を決めておりましたが、もう1人に関しては時期をいつにするかということで、ただいま申し上げましたように選手の力量をしっかり見極めた上でポジションに相応しい選手を、相応しいポジションに補強しようということでシーズンをスタートさせました。
ですからシーズン最初のウインドーでは補強しませんでした。今回のウインドーでは監督、服部強化部長、そして、私を含めてミーティングを重ねた結果、中盤の選手で高さよりはより前に出て行くパワーを持った選手が必要だという結論に至りました。その中でチンガ選手が様々な条件を満たしているということでオファーをして、今回パルメイラスから期限付移籍という形でお借りすることができました。
23歳とまだ非常に若い選手です。フェルジナンド選手が日本に着いた時は時差ぼけで結構疲れたという感じがありましたが、彼自身は若く、非常にエネルギッシュです。僕が会った時もワールドカップの試合を夜中含めて3試合観た後に会いましたが、彼は大変元気でした(笑)。このジュビロに大きなエネルギーを加えてくれると確信していますし、今日の会見の終了後にグラウンドに行って選手と挨拶し、トレーニングを開始します。試合出場はルールに従い、後半戦からです。7月20日の東京ヴェルディ戦から出場可能になります。それまで3週間以上準備期間がありますので、しっかり体調を整えて、チームにフィットした形で我々の力になっていただければと思っています。