2014年シーズンについて(高比良社長コメント)

2014 1/16
チーム

社長ご挨拶

2014年シーズンについて

 本日は、2014年度ジュビロ磐田新体制記者発表会にご参集いただき、日頃のご支援、ご協力とともに厚く御礼申し上げます。今年度も、昨年度に引き続き、皆様の一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。

 昨年、ジュビロ磐田はJリーグ昇格20周年という記念すべき年でありながら、残念なことにJ2リーグへの降格という結果に終わりました。応援していただいたファン・サポーター、スポンサー、地域の皆様、マスコミの皆様には誠に申し訳なく感じております。
 今年、私たちの目標は明確です。1年でJ1の舞台へと復帰する事です。その目標のために、ジュビロに関わる全ての方の力を結集し、一丸となってシーズンを闘ってまいります。そうした意味でも、本日発表させていただきます新体制は、目標を達成するための最良の選択だと自負しております。

 2014年度のジュビロ磐田新体制ですが、トップチーム監督にペリクレス シャムスカ氏を迎えます。ご存じの通りシャムスカ監督は、世界各地のトップチームで監督を歴任し、2005年より2009年までJリーグ大分トリニ―タの監督を務め、2008年にはナビスコカップ優勝に導いています。そうした確かな指導力はもちろん、「チームはファミリー」というシャムスカ監督が掲げるモットーに表れるように、一体感を大切にする監督であり、J1復帰を目指すジュビロ磐田にとっては、まさに最適な監督であります。シャムスカ監督のもと、我々は必ずや目標を達成出来ると確信しております。
 そして今年はGMに加藤久氏を迎える事が出来ました。長年に渡る選手としての活躍、指導者としての経験、そして組織運営の経験に基づいて培ってこられた加藤氏のGMとしての手腕は、誰もが知るところであり、J1復帰への力強い戦力になるだけではなく、ジュビロ磐田という組織にとって新たな発想、視野をもたらしていただけると考えています。
 また強化部長に就任していただく服部年宏氏は、ご存じの通りジュビロ磐田のOBであり、強化部長としてクラブの再建を託すには唯一無二の人物です。また昨年現役を引退したばかりということもあり、誰よりも選手目線をもったスタッフであり、チームとフロントのパイプ役としても適任だと考え、就任を要請いたしました。
 2014年度は、新たに加わる7名の選手も含めた選手構成、そしてトップ・下部組織スタッフの陣容に関しても、1年でJ1復帰、そしてその先にある「強いジュビロの復活」という目標を達成するための、ベストの体制が整えられたと確信しております。

 さて2014年のクラブスローガンですが、今年ジュビロ磐田は『勝!!!』を掲げます。我々の最大の目標のためには、勝ちにこだわってシーズンを戦っていくこと、がむしゃらでも、泥臭くても、勝ちを積み重ねていくことが絶対条件です。そうした今シーズンに賭ける想いを、誰にでも理解していただけるように、ストレートに掲げました。
 スローガンのデザインコンセプトとして、『勝』は文字通り勝利を表し、大胆に3本重ねたそれぞれの感嘆符『!!!』は、「チーム・クラブ」、「ファン・サポーター」そして「ホームタウン」を表しています。そして、それぞれの感嘆符を互いに重ね合わせることにより、ジュビロに関わる全ての力を融合させ、一体感を持ってシーズンを戦い抜くという想いをも表現しました。また、同時に3本の感嘆符には現場で闘う選手・スタッフにとっての「己に勝つ」、「相手に勝つ」、「J1復帰のために勝つ」という今シーズンのチームコンセプトも込めてあります。

 今シーズンは、クラブの総力を結集して目標を達成してまいります。そしてその先にある「強いジュビロ復活」の元年としていく所存です。皆様には今まで以上に熱いご支援、ご協力をお願いいたします。
 今シーズンも引き続きジュビロ磐田をよろしくお願いいたします。

2014年1月16日
株式会社ヤマハフットボールクラブ
代表取締役社長 高比良慶朗