2018年 試合速報
天皇杯4回戦 vs. 北海道コンサドーレ札幌
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川又 堅碁
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早坂 良太
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内村 圭宏
小野 伸二
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山田 大記
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三好 康児
駒井 善成
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兵藤 慎剛
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松本 昌也
荒木 大吾
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オウンゴール
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菊地 直哉
菅 大輝
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荒木 大吾
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菅 大輝
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川又 堅碁
小川 航基
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太田 吉彰
中野 誠也
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スタジアム名 | 試合日 | キックオフ | |
ヤマハスタジアム | 9/26(水) | 19:00 | |
ピッチ状態 | コミッショナー | 主審 | |
全面良芝、水たまり | 佐々木 理 | 木村 博之 | |
天候 | 試合時間 | 副審 | 副審 |
雨 | 90分 | 三原 純 | 中野 卓 |
気温 | 湿度 | 第4の審判員 | 記録員 |
22.2度 | 63% | 鈴木 規志 | 加藤 有滋 |
18 | シュート | 8 |
8 | ゴールキック | 6 |
3 | コーナーキック | 2 |
13 | 直接FK | 10 |
1 | 間接FK | 0 |
1 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
今日は北海道コンサドーレ札幌をヤマハスタジアムに迎え、天皇杯ベスト8進出を目指した戦いに臨む。この一戦に向けて、「前節のリーグ戦の敗戦を払しょくするような流れをつくるゲームにしよう」と選手たちに伝えた名波監督。ジュビロは、攻守で自分たちから仕掛けるようなアグレッシブな戦いを見せて、先週末の悔しさを晴らすような戦いを見せてくれるはずだ。
スターティングイレブンに名を連ねたのは、GKに三浦龍輝、最終ラインは、小川大貴、大南拓磨、藤田義明、高橋祥平。中盤は太田吉彰、松本昌也、山田大記、山本康裕、上原力也。前線には前節の横浜FM戦で迫力あるヘディングシュートを決めた川又堅碁が入る。名波監督が、「自信を持って送り出す」と話したメンバーだ。
勝利を手繰り寄せるためのポイントは、いかに先制点を奪うかにある。「チームが置かれている状況が苦しいときこそ、先制点に勝る良薬はない。自分たちが先に点を取って、アドバンテージを得て戦いたい」と指揮官は言う。攻撃陣の活躍に期待がかかるが、中でも楽しみなのが久々の公式戦先発となる太田。今シーズンはなかなか出場機会を得られていなかったが、毎日しっかりと準備を重ねてきた。苦しいシーズンとなってしまっている今だからこそ、頼れるベテラン選手の存在はチームにとって大きいはず。背番号9が全力でピッチを走り抜き、ジュビロに勝利を呼び込むようなプレーを見せてくれるはずだ。
また、U-21日本代表の一員としてアジア大会準優勝に貢献した大南にも注目したい。今日はサイドバックでの出場が予想されるが、「常に前選択の判断をし、良い攻撃に結び付けられるようにしたい」と話しており、今日も攻守でそうした姿勢を貫いてくれるだろう。
キックオフは19時。ヤマハスタジアム周辺の天候は曇り。試合中の天気は雨の予報となっている。ホーム3連戦の2戦目となる今日、札幌から勝利を手にして天皇杯準々決勝進出を決め、今週末に控えたJ1リーグ、湘南ベルマーレ戦へと良い流れを繋ぎたい。


――試合の総括
非常に難しいピッチコンディションの中で、ましてホームゲームでなかなか勝てていないというチーム状況。悪い流れをまずは断ち切ろう、出る選手は頑張っていこうという中でゲームに入りましたが、前への選択がリーグ戦の横浜FM戦の前半よりも非常に多かったと思いますし、前線の動き出したスペースをシンプルに使うタイミング、それからクリアされたボールはもちろんですけど、サポートした後の厚みのある攻撃を90分通して見せられたのではと思っています。失点のシーンは2点ともあっさりと取られた感じがあって、逆サイドの守備の意識と、(相手に)高い選手があまりいないにも関わらず、空中戦、もしくは長いボールでやられてしまったので反省しなくてはいけませんけど、そこはラインコントロールをもう少しマメに上げること、ボールホルダーに対するアプローチをあと一歩、あと1メートルこだわること、そこを追求していければ解決出来るのではと思っています。
3点目のオウンゴールが非常に効果があったと思うのですが、荒木が背後に出ていく、動き出しての山田のラストパス、それから4点目のぐしゃっとした所から荒木が思い切りよく右足を振り抜く思い切りの良さ。4点取れたことは非常に良かったと思いますし、ゴールに向かっていく姿勢と回数というものを、月曜火曜と言い続けた中で、みんながそれを見せてくれたと思っています。
上のステージに上がれたことはチームとして大きいので、勝利をリーグ戦に繋げなくてはいけないですし、天皇杯は昨シーズン次のベスト8で敗れているので、もうひとつ上へという気持ちを持ってやっていきたいと思っています。
――今日は4バックを採用しました
3週間前くらいからこの布陣でやろうと思っていましたので、選手たちがトレーニングの意図を感じてやってくれたと思いますし、ダブルボランチ、アンカーと、今日は試合の中で少し変えましたけど、非常に順応性のある90分を示してくれたのではと思っています。
――今日の試合を振り返って
チームが勝てたことが一番良いですし、自分には得点もアシストもつかなかったですが、チームのための汗かき役というのは自分自身でも理解しています。それを果たしてこその自分のプレーだと思いますし、周りの選手の助けになれればいいなと。与えられたチャンスの中でやっていかなければいけないのがベテラン選手ですし、こういった中でチームが勝てたことが良かったと思います。
――味方を支える太田選手らしいプレーが随所で見られました
まだまだこのプレースタイルでずっと走り続けていきたいと思うので、やれることはしっかりやって、チームの勝利に貢献出来るようにやっていきたいと思います。
――ヤマハスタジアムで勝てたことはチームとしても大きいですね
リーグ戦に良い流れを持っていくことが出来ればいいと思っています。今日上から見ていた選手もいますし、そういった選手たちがこの試合を見てどう受け止めてくれたか、そうやってチームがどんどんよくなっていけばいいと思っています。次の試合に出る選手が、今日のようにチームのためにプレーすれば絶対に勝てると思うので、自分自身も与えられたチャンスの中でまたやっていきたいと思います。
――今日はどんな想いでピッチに立ちましたか?
Jリーグではなかなかベンチに入ることが出来ていませんが、常にいつ呼ばれてもいいように準備はしていますし、天皇杯はチャンスがあるかなと思っていたので、特にこの試合に向けてはかなり準備をしてきました。少し気負いすぎた場面もありましたが、それでもしっかり出来たかなと思います。次、天皇杯は仙台との試合です。古巣でもありますし、今シーズンは元気な姿を見せることが出来ていないので、そこでまたチャンスがもらえるように、日頃の練習からしっかりやっていきたいと思います。
――交代でベンチに戻ったときは、名波監督とがっちり抱き合っていましたね
そうですね。ジュビロがもう一度タイトルを獲るためには、天皇杯も非常に大切な大会なので、あと3つしっかり勝ってタイトルを獲りたいですし、その想いは名波監督も同じだと思います。自分自身も、もう一度ジュビロ磐田にタイトルを、という想いを持ってしっかりやっていきたいと思います。
――素晴らしいゴールでした
あの状況でボールを持ったときから狙っていましたし、シュートコースもあそこしかなかったので、上手く入って良かったです。前半からチャンスがあった中で決めることが出来ていなかったので、あそこでしっかり決めることが出来て良かったです。
――今日はチームとして攻守でアグレッシブな戦いを見せることが出来たのでは?
まだまだ課題もありますが、とにかく勝ってリーグ戦に繋げるという部分ですごく強い意識を持って戦ったので、結果に繋がって良かったです。
――システムも直近のリーグ戦から変更して臨みました
前の人数が増えましたが、守備は危ないシーンも多かったですし、ディフェンスラインは4枚で守るという中でスペースが空いてしまったことも多かったので、そこは課題だと思います。
――守備の面でも山田選手の活躍が目立ちました
意識的に守備のところは味方をコントロールするようにしていましたし、周囲の選手とコミュニケーションをとるようにしていました。
――それによってチームとして連動して高い位置で奪う場面も多かったのでは?
奪って良い形で攻撃に繋げるというのは出来ていた部分もあるので、そこは特に4枚だと前から行けるので、良かったと思います。
――久しぶりのヤマハスタジアムの勝利でした
雨の中、たくさんのサポーターが来てくれて、勝てていない中でも一生懸命応援してくださる人たちがたくさんいるので、今日はそうした人たちに勝利を届けることが出来て良かったです。
――先制ゴールの場面を振り返って
まずは勝てて良かったです。ゴールの場面は(小川)大貴から良いスルーパスが出てきたので、有難かったです。この勝利は次に繋がると思いますし、今日はいつもスタメンで出ている選手がほとんど出ていなくて、今回は違うメンバーで勝てたということはすごく良かったと思います。
――週末には大切なリーグ湘南戦が控えています
次は負けられないですし、今日は球際や負けん気というのがピッチで出ていたと思うので、そういう気持ちを次の試合でも出して、先手先手でゴールを取りたいなと思います。
――ウォーミングアップ中に味方選手とコミュニケーションをとっていましたが、どんなことを確認し合っていたのですか?
クロスのことですが、狙ってもそんなにピンポイントでは合わないので、空間に出してほしいということと、速いボールならば、ディフェンスに触られないようなボールをと。今日の後半に太田ヨシ君が出したクロスのような、ああいうボールが出るとビッグチャンスになると思ったので、声をかけました。
――川又選手の先制ゴールは小川大選手の素晴らしいスルーパスから生まれました。今日は縦パスをかなり意識していたのでは?
そうですね。縦パスはかなり意識していました。エレンも入ってきて競争はより激しくなりましたが、エレンのプレーを見ていてあまりバックパスをしないで無理にでも前につけてというのが多かったですし、今日も横パスやバックパスをしないように縦パスをということを心掛けていました。
――あの場面の選択肢は?
最初はシュートを打とうと思って動いたら、相手のサイドバックが外につられてセンターバックとの距離が開いてあそこにスペースが生まれました。シュートモーションから打つだろうと相手に思わせることが出来たからこそ、空いたスペースだったと思います。
――奪った後のプレーについて
それは大切にするように心がけていました。ここ最近のリーグ戦ではそういった部分があまり良くないなと外から見ていてすごく感じていましたし、奪った後に下げるのではなく極力前に入れることが出来れば、相手を1枚2枚3枚とはがすことが出来るので、そこは出来るだけ前につけるように意識しました。それが前に繋がったので、良いカウンターや良い攻撃が出来たのかなと思います。
――次に繋がる勝利になりました
そうですね。なかなかリーグ戦も勝てていませんし、チームとしてもこれをきっかけに良い流れを掴んでいきたいなと思います。
――久しぶりの勝利の味はいかがでしたか?
Jリーグで勝てない時期が続いているので、そういった中でみんなの笑顔を見ることが出来てすごく嬉しかったです。そして、本当にこんな雨の中でしたが、こういった試合をサポーターの皆さんに見せることが出来て、それが一番良かったです。
――右足を振り抜いたゴールシーンを振り返って
こういう天候もあって思い切り打っても入らないと思っていました。枠に行けばという気持ちで最初からドリブルに入ったので、気持ちよく相手をかわしてそのままシュートに移ることが出来たなと思います。交代直後だとドリブルで行きたくなるのですが、その欲を抑えてシュートを打ちました。とにかくリラックスして試合に入ろうという想いがあのシュートに繋がったかなと思います。
――その前にもオウンゴールにはなりましたが、スルーパスに抜け出した場面がありました
前半からあの場面のように、(山田)大記君がスルーパスを出すというシーンがたくさんありましたし、ああやって前に抜けることが出来ればチャンスだなと思っていたので、それがああいうゴールに繋がって良かったなと思います。
――チームとしても大きな勝利になりましたが、次節に向けて
こういう勝利というのはチームの士気が上がると思いますが、この1勝ですべてが変わるわけではありません。明日からまた気を引き締めて練習に臨みたいと思います。この勝利が良い流れを生んでくれると思いますし、自分自身もパフォーマンスが上がってきているので、湘南戦でまたチャンスをもらえたら、今日のように試合を決定付けたいなと思います。
――天皇杯への意気込みを
昨年はマリノスに負けて、そのマリノスが決勝まで進出したと考えると、チャンスはあると思うので、また自分自身怪我して出ることが出来なかった天皇杯だったので、次の試合は何としても勝ちたいなと思います。
――試合の総括
両チームとも攻撃的に戦った好ゲームだったと思います。残念ながら我々がより多く失点し敗退した訳ですけど、非常に勇気を持って戦ったと思います。