2017年 試合速報

J1リーグ 第18節 vs.ヴァンフォーレ甲府

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

9 勝
4 分
5 敗
25 得点
15 失点
勝点 31
順位 7

1
  • 1
  • 0

  • 0
  • 0

0
vanforet
vanforet

3 勝
7 分
8 敗
10 得点
19 失点
勝点 16
順位 14

前半
川又 堅碁
14分
中村 俊輔
41分
ハーフタイム 後半
27分
阿部 翔平
堀米 勇輝
28分
ウイルソン
河本 明人
宮崎 智彦
小川 大貴
33分
42分
田中 佑昌
橋爪 勇樹
アダイウトン
松本 昌也
44分
櫻内 渚
45分
中村 俊輔
松井 大輔
49分
21
カミンスキー
3
大井 健太郎
5
櫻内 渚
35
森下 俊
41
高橋 祥平
8
ムサエフ
10
中村 俊輔
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
40
川辺 駿
20
川又 堅碁
SUB
1
八田 直樹
24
小川 大貴
7
上田 康太
11
松浦 拓弥
14
松本 昌也
22
松井 大輔
16
齊藤 和樹
監督
名波 浩
23
岡 大生
3
畑尾 大翔
5
新里 亮
6
エデル リマ
8
新井 涼平
14
田中 佑昌
16
松橋 優
27
阿部 翔平
40
小椋 祥平
9
ウイルソン
10
ドゥドゥ
SUB
31
岡西 宏祐
41
土屋 征夫
15
兵働 昭弘
21
オリヴァー ボザニッチ
28
橋爪 勇樹
11
堀米 勇輝
13
河本 明人
監督
吉田 達磨

14159
スタジアム名 試合日 キックオフ
ヤマハスタジアム 7/8(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
全面良芝 望月 豊仁 上村 篤史
天候 試合時間 副審 副審
晴れ 90分 木川田 博信 福岡 靖人
気温 湿度 第4の審判員 記録員
27.1度 67% 山村 将弘 花澤 秀登
6 シュート 7
8 ゴールキック 5
4 コーナーキック 4
13 直接FK 14
2 間接FK 4
2 オフサイド 4
0 PK 0

2017シーズン前半戦を、11年ぶりの4連勝で締めくくったジュビロ。8勝4分5敗、勝点は28まで伸ばし、順位は7位につけた。勢いに乗るチームは、攻守ともに好調を維持し、今日からシーズン後半戦へと突入する。

ジュビロの予想フォーメーションは【3-4-1-2】。GKにカミンスキー。最終ラインは右から、高橋祥平、大井健太郎、森下俊。右のワイドに櫻内渚、左に宮崎智彦。ダブルボランチに、ムサエフと川辺駿。トップ下に中村俊輔。2トップにアダイウトンと川又堅碁という並びが予想される。

対するヴァンフォーレ甲府の予想フォーメーションは、【5-3-2】。GKに岡大生。最終ラインは右から、松橋優、新里亮、畑尾大翔、エデル リマ、阿部翔平。3ボランチに新井涼平、田中佑昌、小椋祥平。2トップにドゥドゥとウィルソンという並びか。

甲府との前回対戦では、相手の堅い守備を崩し切ることができずスコアレスドローに終わったが、ジュビロはここ4試合で11得点と、圧倒的な攻撃力を誇っている。今日も川又とアダイウトンの前線の二人がいかに相手のスペースを突くことができるかが、試合のカギを握りそうだ。また、セットプレーも試合の注目ポイントのひとつ。チャンスをものにし、早い時間帯に先制点を奪うことができれば、勝利はぐっと近づきそうだ。

キックオフは19時。ヤマハスタジアムの天候は快晴。照り付けるような日差しが降り注いでいた日中に比べると随分過ごしやすい陽気となったが、まだまだ暑さは残っている。サポーターの皆様には、熱中症対策をしっかりと行った上で、選手たちに最後まで熱い声援を送ってほしい。

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名波 浩 監督

――試合の総括
ここで個人的な話はしたことが無いと思いますが、今日ぐらいいいと思いますが、まずは大岩(鹿島監督)より先に連勝が止まらずよかったなと(笑)。それが個人的な今日のモチベーションだったので、非常に気分がいいですね(笑)。
 ゲームとしては立ち上がり15、20分は我々の時間帯で、時間と共に先制点も取れて非常に良い流れだったのですが、思ったより甲府がラインを高く保って出てきたことによって、奪った後少し遅攻っぽくなってしまって、バイタルエリアに入るか入らないか、アタッキングサードに入るか入らないか位のところで、ボールは回せているのだけど前の人間が動かないと。動いてもスペースがないからどうせボールが来ないだろうという悪循環の結果、シュートが少なかったのではないかなと。ハーフタイムに相手は出てくる、人数をかけてくると言ったところ、案の定そういう展開になってスピードも上げてきましたので、危ないシーンが何個かあったと思うのですが、ここからは選手に伝えたことなんですけど、「後半の戦い方は感動した」と。こういうゲーム運びが我々もやっと出来るようになったんだなと。去年、一昨年だったら間違いなくやられていて同点、もしくは逆転されていたと思うのですが、1対0の美学と言ったらあれですけど、守ろうという意思がピッチ全体に広がっていて、その腹の括り方が、選手交代も含めて良い波及をしたのではないかなと。途中で入った選手たちも、その意思を酌んで良いプレーをしたと思います。J2時代も出来なかった5連勝をJ1で、しかも素晴らしい相手に対して出来たことは、選手たちの努力、それから積み上げ、野心野望につきると思いますし、思いきったことを選手たちがダイナミックに出来たり、緻密に規律を守ったりというバランスが絶妙な時期だと思いますし、今ならもうひと上塗りしてもすぐにスポンジのように吸収してくれると思っています。ここから3週間、番記者さんと共に楽しく過ごせるので、まあ気分のいい5連勝じゃないでしょうか。天皇杯も残っていますが、それも上のステージに残るために努力していきたいですし、真っ向勝負でリーグ川崎戦に挑みたいと思っています。

――1点目の流れに関しては
 どこのクラブもそうだと思いますが、ワンアンカーのところの両脇は多少スペースがあって、あそこに前を向いてもらえるような選手がタイミングよく顔を出した時はチャンスになるかなとは選手に伝えていましたし、分析が強調していたところもあったのですが、タイミングがよくないとああいう形も出来ないと思いますし、ワンタッチの意識が(中村)俊輔のところからあって、前向きの選手を使うという意識もあって良い流れでフィニッシュまで行けたのではないかなと思います。

――攻撃面での成長は
 若干足踏みしたと思うのですけど、それは前節6本、今節も6本と12本しか打てていないと。5月に点が取れていない時にシュートの意識を強く持つことと、崩しの中でイメージを共有しないとフィニッシュまで行けない中では、今日は、ゴールシーンは良かったのですけど、ちょっと物足りなかったなと。ここでブレイクがあるので、フィニッシュの形までもう少しイメージを共有していきたいなということと、あとは形にこだわらず、俊輔が前半1本打ったようにゴールが見えたらフィニッシュというイメージを強く持たせたいと思います。

――最近の守備への評価を
 選手たちの戦術理解度と、ピッチで表現してくれる球際であったり、予測であったり、ボールゲットした時の準備であったり、色々なものが昨シーズンの勝てなかった時期を経験したことによって、より強く守る意識が出ていると。守るときは5バックとよく言われるのですけど、一切そんなつもりはないですし、たまたま前に人がいれば戻らざるを得ない状況になって5人並ぶこともあるのですが、(櫻内)渚も宮崎も後ろに余らずに積極的にアプローチに行っている中では、後ろの3枚のスライドとコミュニケーション、カミンスキーの安定感。300分以上点を取られていない時間があると。3試合連続完封、凄いんじゃないでしょうか。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――リーグ戦5連勝です
5試合それぞれ色々な試合がありましたが、今日は先に1点を取ったアドバンテージが大きかったと思いますし、暑い中で先に点を取れば後は無理せず相手を引き込みながら、チャンスを狙うサッカーが出来ていたと思います。後半は少し攻め込まれる場面もありましたが、みんなが前向きに身体を張ったディフェンスが出来ていたので、それはここまで4連勝してきた自信がみんなにあったのかなと思います。

――3試合連続完封という結果について
守備の感覚としては良くなっていると思いますが、今日もクロスからあわやという場面もありましたし、自分はディフェンスなので、ピンチはひとつでも少ない方がいいと思います。後ろにはカミックがいるのでミドルシュートはなかなか入らないと思うので、みんながしっかりアプローチをしてコースを限定していくなど、そういう一つひとつ細かい部分をもっと突き詰めていかないとと感じています。

――次節以降の戦いに向けて
まだまだ修正点は色々あります。今日は1点取った後の試合運びで、前半はボールは動いていましたが、例えばもう少し縦パスを入れてゴールへ向かう意識があれば、2点3点と取れていたと思いますし、横パスを入れて相手に取られてカウンターを受けるシーンも何度かありました。次の川崎フロンターレ戦では今日ほど自分たちがボールを持てる時間は少ないと思うので、粘り強いプレーをしてチャンスをものにしていきたいと思います。

櫻内 渚 選手

櫻内 渚 ――リーグ戦5連勝です
素直に嬉しいです。先制点がポイントでした。試合前から言っていたことですが、その1本が入るか入らないかで状況は大きく変わってくると思っていたので、立ち上がりに取れたことが一番のポイントだと思います。先制してからは慌てることなく、相手が出て来たら隙を突くという戦い方で良かったと思いますし、自陣でボールを失うということは避けて、後半は特に守るときは守ると割り切って戦っていました。そういうゲームプランというのはピッチ内で自然に出来ていたかなと思うので、それが成長かなと思います。押し込まれるシーンは多々ありましたが、そういうときにどう工夫して守るか、チャンスがあれば出て行くかというのは自然と出来ていたと思いますし、全体で意思統一出来ていたので、それが無失点に繋がったのかなと。あとは、縦ズレと横ズレというのは常に意識してきたことですし、昨年から何度か3バックに挑戦し、メンバーも代わった中でコミュニケーションを取れているということが、一番良いのかなと思います。ただ、欲を言えばもう1点、2点3点取れるシーンもあったので、そこは次に向けての課題です。

宮崎 智彦 選手

宮崎 智彦 ――リーグ戦5連勝です
気分も良いですし、今までのプロ生活でも5連勝したことはないと思います。チーム全員がそれぞれの役割をしっかり全うしてやった結果だと思いますし、サブの選手、メンバーに入っていない選手が練習からお互いを刺激し合って出来ているというのが今の結果に繋がっているのかなと。今日は相手が引いて守って来るという意識がありましたし、先に先制点を取りに行こうということで、少し前がかりに自分たちから入っていきました。

――後半には惜しいシュートもありました
決めたかったですね。試合に出ながらもまだゴールを決めていないのは自分くらいなので、ちょっと火がついていますし、そろそろ決めないと、と思っています。ただ、自分の結果は欲張らずにチームの勝利だけをまずは考えて、徹底してやっていきたいです。

――前節でJ1通算100試合、今日は101試合目のピッチでした
100試合の節目というのは、自分がプロになってからまずはそこを目指していたところだったので、やっとではありますが、ひとつ大台に乗れたのかなと思います。ただ、チーム内にももっと200試合、300試合と重ねている選手はたくさんいるので、その選手たちに追いつけるように、自分自身もっともっと成長して上手くなって、もっと頼もしくなっていきたいなと思います。100試合のうち、ほとんどがジュビロで重ねた試合です。本当にこのチームに成長させてもらっているなということをすごく実感していますし、だからこそ少しでもチームに恩返しできるようにという気持ちが強いです。

川又 堅碁 選手

川又 堅碁 ――リーグ戦5連勝です
試合に入る前から、サポーターの方から「今日も勝とうぜ」という強い気持ちを感じました。勝てて良かったです。

――先制ゴールの場面を振り返って
(川辺)駿にボールが入る瞬間に、ダイレクトで自分のところに出てくるなと思っていました。練習でも最近駿が自分やアダを使うパスが増えているというか、そのタイミングがすごく合ってきたので、僕たちのプレーを理解してパスを出してくれていると思います。シュートに関しては、相手GKは多分強く蹴ってくると予想していたと思うので、落ち着いて流し込みました。

――チームとして強さを感じる試合でした
今は試合に出ているメンバーだけではなく、全員が練習のときから高い意識を持って臨んでいて、その結果だと思います。天皇杯後は中断期間に入りますが、リラックスして、ここからまた次のリーグ戦でもっと良いサッカー、もっと良いゴールに向かって行くチャンスを増やして行けるように頑張ります。

――次節以降の戦いに向けて
チーム全体で上位にくらいつこうという目標があって、それが継続出来ているので、次もしっかり勝って優勝を狙えるようなチームになっていきたいと思います。

カミンスキー 選手

カミンスキー ――リーグ戦5連勝、そして3試合連続完封勝利です
まずは本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。自分はGKとして毎試合完封を目指して戦っていて、それを今日も達成することが出来ました。これからリーグ戦は少し中断しますが、次の川崎戦でもしっかり完封してさらに連勝を6に伸ばしていきたいです。

――後半は苦しい時間帯もあった中、しっかりと守り抜きました
昨年はなかなかこういう戦い方が出来ませんでした。1対0や0対0といった試合のときに、何か違いを見せられる、違いをつくって勝ち切るという試合を今日は見せられたと思います。

川辺 駿 選手

川辺 駿 ――先制点のアシストの場面を振り返って
自分のところにボールが来そうな感じはありましたし、良いボールが来て良い準備が出来ていたので、あとはパスを出すだけでした。堅碁君が上手く決めてくれたと思います。あの時間帯に1点が入って気持ちも楽になりましたし、崩さないといけない相手に対して前半のうちに先制したことで、焦らずに試合を進めることが出来ました。

――ここ3試合で奪った5得点全てに絡む活躍です
今日のような後ろ向きで来たボールをダイレクトで前に、というのはあまり無かったシーンです。上手く抜け出せたので右に出すか左に出すかで少し迷いましたが、最後はしっかり決めてくれて良かったですし、あのゴールは(中村)俊さんからボールが来た時点で勝負ありだったと思います。

ヴァンフォーレ甲府 吉田達磨監督
 

――試合の総括
後期第1戦目ということで、これから巻き返していこうという強い気持ちを持ってきました。勝ち点を持って帰れないのはチームもサポーターも残念ですし、悔しいですし、残念に思っています。失点に関しては、中村(俊輔)君がブロックの外に出てボールを受けだして、少しナーバスになって少しづつ穴が出来たというところはあったと思います。中村、川辺、川又と好調ですから、やばいやばいという場面が2回続いたら失点するだろうなと。好調な彼らの鋭さを見たなと思います。