2017年 試合速報

J1リーグ 第17節 vs.アルビレックス新潟

albirex
albirex

2 勝
2 分
13 敗
11 得点
37 失点
勝点 8
順位 18

0
  • 0
  • 1

  • 0
  • 1

2
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田

8 勝
4 分
5 敗
24 得点
15 失点
勝点 28
順位 7

前半
40分
オウンゴール
ハーフタイム 後半
ホニ
4分
9分
櫻内 渚
ホニ
鈴木 武蔵
18分
チアゴ ガリャルド
成岡 翔
30分
ムサエフ
松本 昌也
35分
アダイウトン
上田 康太
山崎 亮平
端山 豪
38分
41分
中村 俊輔
松井 大輔
44分
松井 大輔
21
守田 達弥
4
ソン ジュフン
27
堀米 悠斗
33
西村 竜馬
34
原 輝綺
7
ホニ
8
小泉 慶
10
チアゴ ガリャルド
13
加藤 大
19
矢野 貴章
9
山崎 亮平
SUB
22
川浪 吾郎
26
酒井 高聖
15
本間 勲
18
成岡 翔
20
端山 豪
30
ロメロ フランク
49
鈴木 武蔵
監督
呂比須 ワグナー
21
カミンスキー
3
大井 健太郎
5
櫻内 渚
35
森下 俊
41
高橋 祥平
8
ムサエフ
10
中村 俊輔
13
宮崎 智彦
15
アダイウトン
40
川辺 駿
20
川又 堅碁
SUB
1
八田 直樹
24
小川 大貴
7
上田 康太
11
松浦 拓弥
14
松本 昌也
22
松井 大輔
16
齊藤 和樹
監督
名波 浩

22379
スタジアム名 試合日 キックオフ
デンカS 7/1(土) 19:00
ピッチ状態 コミッショナー 主審
良芝、乾燥 川北 信幸 東城 穣
天候 試合時間 副審 副審
曇り 90分 間島 宗一 林 可人
気温 湿度 第4の審判員 記録員
24.3度 72% 蒲澤 淳一 清田 聖子
1 シュート 6
8 ゴールキック 6
3 コーナーキック 6
15 直接FK 16
1 間接FK 5
1 オフサイド 3
0 PK 0

前節ヤマハスタジアムでFC東京に2対0で勝利し、リーグ戦3連勝とジュビロの勢いは止まらない。勝点は25まで積み上げ、順位も7位にまで上げた。今日は2006シーズン以来となるリーグ戦4連勝を目指し、アルビレックス新潟のホームへと乗り込む。

ジュビロの予想フォーメーションは【3-4-1-2】。GKにカミンスキー。最終ラインは右から、高橋祥平、大井健太郎、森下俊。右のワイドに櫻内渚、左に宮崎智彦。ダブルボランチに、ムサエフと川辺駿。トップ下に中村俊輔。2トップにアダイウトンと川又堅碁という並びが予想される。
注目は何と言っても、川又とアダイウトンの好調コンビ。リーグ戦ここ3試合で、二人合わせて6ゴールを決めており、個々のコンディションはもちろん、味方との連携も高まってきている。川又は前節のゴールで自身J1通算50得点をマーク。それでも、「まだまだ少ないし、満足していない」と、かつて在籍したチームとの対戦に向け、気合いは十分だ。また、アダイウトンはリーグ戦3試合連続得点中。勢いに乗る二人が、今日もチームを勝利へと導くゴールを決めてくれるはずだ。さらに、今季もゲームキャプテンとして頼もしい活躍を続けている大井のプレーも楽しみにしたい。今日は古巣との対戦。いつものように、最後まで集中力を切らさずにディフェンス陣を統率し、相手を無失点に封じてくれるだろう。

対するアルビレックス新潟の予想フォーメーションは、【4-2-3-1】GKに守田達弥。最終ラインは右から、原輝綺、西村竜馬、ソン ジュフン、堀米悠斗。ダブルボランチに、小泉慶、加藤大。中盤2列目右から、矢野貴章、チアゴ ガリャルド、ホニ。1トップに山崎亮平という並びか。
新潟は現在リーグ18位と、シーズン序盤から苦しい戦いを続けている。5月には呂比須ワグナー新監督が就任。シーズン後半の巻き返しに向けて、立て直しを図っている最中だ。今日もJ1残留へ、新潟の選手たちは相当な覚悟を持って臨んでくるだろう。中でも、1トップに入る山崎や、成岡翔といったジュビロで共にプレーしていた選手たちには十分警戒したい。

キックオフは19時。デンカビックスワンスタジアムの天候は曇り。今のところ雨は上がっており、この時期にしては過ごしやすい気候だ。昨年も勝点3を得た新潟の地で今日も勝利し、さらに連勝を伸ばしたい。

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名波 浩 監督

――試合の総括
選手たちに戦前に言ったのは、チーム力の差とか順位は関係ないという中で、どれだけ自分たちがシーズン中、それからシーズン前から積み上げたものを出せるかということを念頭においてやろうと。最終的には自信の差かなと思います。3連勝して自信がある分、前向きに動き出せたり、後ろに余らずに前向きにアプローチに行けたりといったところで、相手の良い判断をどんどん消せたことが勝因ではないかと思います。調子が良い時は2点目のようなスーパーゴールが入ると思うのですが、決めるべきではない人間が決めるということで(笑)、今、流れがうちにあるのではないかと思っています。
このハーフシーズンを4連勝で締めくくれたことは非常に大きいですし、今日は上位がみんな勝っていますけど、ホワイトボードの最後の一文にも「片手でも、指一本でも上位陣にしがみついていこう」ということを書いたので、その意思を選手たちが酌んで100パーセント全力でプレーしてくれたと思います。選手に感謝しています。

――守備陣の活躍も含め、改めて前半戦の総括を
 守備の構築は、選手たちが良く理解してやってくれていますし、結局ピッチの上で判断しないと、ボールに行けなかったり、後ろに余ってしまったり、逆サイドのカバーリングが意識出来なかったりということがあると思うのですが、そこが今は非常に上手く回っているのではないかなと。これはおそらく今日ベンチにいた選手であったり、磐田に残ってトレーニングしている選手であったりと、誰が出ても同じような意識でやれると思いますし、逆に気づいていなくて鈍い反応をした選手が目立ってしまうので、そこのアンテナの高さは昨シーズンとは比べ物にならないと思います。
昨シーズンはJ1に復帰して久しぶりだったので、選手を何人も替えてとにかくJ1のピッチに慣れてほしいと。そうしたぎりぎりの中で勝ち点を拾っていって、残留争いをするだろうと思っていましたけど、厳しく苦しいシーズンを乗り越えて今シーズンに向かっていきたいと思っていました。結果もそうですけど、選手のモチベーションも1年間落ちずに(昨シーズンは)やれたと。今シーズンは新しいクオリティの高い選手たちが入ってきて、攻守ともに、両輪がかみ合うのに多少時間がかかりましたが、かみ合ってからは負けたゲームも決して内容は悪くなかったですし、今日のようにプレースピードが1点入るまで少し遅くて、相手に合わせてしまったところもあったのですが、後半立ち上がりから修正出来てよかったなと。例えば2点目の(中村)俊輔のサイドチェンジのフリーキックなどは、前半だったら多分ゴール前に放り込むために、あと5秒から10秒くらい遅く蹴っていたと思いますけど、そういう判断の切り替え、変化という意味では、まだまだ我々は成長出来ているのではないかなと。まだ上位陣とは勝ち点差があるので、もう1ステップ2ステップ、まず各々のレベルを上げながら、チームレベルも上げていきたいなと思います。

櫻内 渚 選手

櫻内 渚 ――今季初ゴールが生まれました
あそこに入っていくというのが、自分の特徴でもあると思っていました。今シーズンはそこに入って行く回数が多くなったかなと。(ゴールの場面は)あそこでトラップしていたら相手にボールを奪われるなと思ったので、外れてもいいからリラックスして打とうと。上手く入ったので良かったです。シュートを打てば何かが起こるというか、逆に打たなければ入らないですし、それをやり続けることが大切です。どんどんチャレンジしていくという中では、それもひとつの自分の課題でしたし、今日は結果となって良かったです。

――完封での勝利でした
危ない場面もありましたが、自分の得点よりもゼロに抑えたことの方が嬉しいです。その中でも、相手の左サイドの選手にクロスを何本か上げられてしまいましたし、中に切れ込まれてしまう場面もあったので、そこはしっかり修正して次に生かしていきたいです。今日は相手も必死になって勝点を奪いに来ると思っていて、難しい試合になりましたが、そうした状況でも自分たちのやるべきことをやれば、それが今は結果に繋がっているので、今日も継続できたことが勝利に繋がったかなと思います。

――次の試合に向けて
やることを変えずに、しっかり自分たちのスタイルで臨みたいと思います。

大井 健太郎 選手

大井 健太郎 ――今日の試合を振り返って
勝つことが目標だったので、4連勝できて良かったです。(矢野)貴章の後というのが危ないと思っていましたし、ロングボールの後とカウンターを気を付けるよう意識しました。11人、サブのメンバーも含めて18人、全員が集中して出来ていることが、4連勝に繋がっていると思います。目の前の試合が大事ですし、次の試合もしっかりと良い準備をして、臨みたいと思います。

――取り組んできたことに対して、自信を持ってプレーすることができているのでしょうか?
そうですね。ずっと同じことをやってきて、名波さんがぶれずに方向性を示してくれていました。それをピッチで体現して結果が出ているということは、もちろん練習から自分たちは間違っていないんだと思って取り組むことで、より一層自信にもなるし、それが試合で生きているのかなと思います。

森下 俊 選手

森下 俊 ――今日の試合を振り返って
みんなが頑張って、一試合一試合大事にしていこうと言っているので、それが結果に出て嬉しいです。

――昨シーズンに比べて失点数が減っている要因は?
戦術をみんながしっかり理解していると思いますし、諦めない、さぼらない、集中を切らさないという約束事を守れていると思うので、それが一番の要因かなと。ただ、まだまだだと思うので、もっともっと結果にこだわってやりたいです。

――2点目に繋がった場面では、積極的な前線への攻撃参加が見られました
ああやって何度も前に行けば、相手もズレないといけないと思いますし、そうすることで中も空いてくるので、もっと回数を増やしていきたいです。たとえ使われなくても相手を引き付けられるような後ろからの動きも必要だと思うので、これからも続けていきたいです。

――次の試合に向けて
次の甲府戦も本当に大事になってくると思うので、また一試合一試合大切に戦っていきたいです。

川辺 駿 選手

川辺 駿 ――先制点に繋がった場面を振り返って
(中村)俊さんが引きつけてくれて、(相手の選手が)ボールウォッチャーになっていたので、あとは目の前の選手がだいぶ食い付いてきたので、シュートかパスかと言われると難しいですが、何か起こるだろうと思ってああいったボールを出しました。ただ、試合の内容は決して良いとは言えない試合だったと思います。今までだと、こういう展開の試合で引き分けたり負けで終わってしまうことが多かったのですが、そういう流れも良い方向に来ていると思いますし、とにかく今日は勝つことができて良かったです。

――2点目の場面は、ボールを持ったときにどのような選択肢がありましたか?
前半から自分たちがボールを動かすことができていましたが、相手に合わせてラフなボールが多くなってしまっていたので、あの場面はミヤ君(宮崎)からパスを受けて前にファーストタッチで置いたときに、すでに(森下)俊君が上がっていたので、それに合わせて(スルーパスを)出すだけでした。

――3バックの両サイドの選手が前線に上がる機会が増えているように感じます
自分たちがボールを保持する時間が長くなっていることで、そのおかげでだいぶ3バックの両サイドの選手が上がれるようになったと思います。実際に得点まで繋がっているシーンもあるので、ポゼッション出来ている証拠かなと。自分が前を向いた瞬間にはすでに走り出してくれているので、そういう信頼関係というか、自分の特徴や味方の特徴をより理解し合えるようになった結果だと思います。

――次の試合に向けて
今日はとにかく連勝を続けられて良かったです。次の甲府は守備が堅いと思いますが、クロスからの攻撃やサイドの選手を中心に中に切れ込んで行けば、チャンスも増えてくると思います。

アルビレックス新潟 呂比須ワグナー監督
 

――試合の総括
非常に残念な結果になってしまいました。前半35分までは非常に良い試合が出来ていたのではないかと思っています。チャンスも何回か作ったし、相手の背後のスペースを上手く使ったり、2列目からのダイアゴナルの動きも、よくポジションを取ってくれたのではないかと思います。結局ちょっとしたミスが、前半少なくともクリアミスが7、8回あったのではないかなと。思い切りクリアできずに相手のボールになったり、大事なところでミスが重なっている。それが失点のパターンになってしまっていて。僕たちも何回かチャンスを作っていても決めることが出来ず。打つことももっと必要じゃないかなと。櫻内選手に素晴らしいボレーシュートでやられましたが、ポジションなどもう少し早く判断すればよかったと思います。